大東俊介、渡辺大知がNHKよるドラでゾンビ! 役作りに熱心すぎて「ものすごい破壊力」

写真左から:渡辺大知、土村芳、石橋菜津美、瀧内公美、大東駿介

 NHKよるドラ「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」の会見が17日、都内にて行われ、同作に出演する石橋菜津美、土村芳、瀧内公美、大東駿介、渡辺大知が登壇した。

 ゾンビが大量発生した地方都市を舞台に、アラサー女子と仲間たちのサバイバルを通して彼女たちの欲望や葛藤を描き出す、完全オリジナルの“ジャパニーズ・ゾンビドラマ”。

 生きることへの執着がない主人公みずほを演じる石橋が「私も、何のために生きているのかを明言できないタイプなので、自分と向き合うような気がして、ちょっと怖いな、と思いました」と役への共感を語ると、大東も見どころのシーンについて「ゾンビから逃げてくるという危機的状況なんですけど、ゾンビをないがしろにして自分の身のことや、その時の事情を優先させてしまう人間の愚かさが集約されているシーンだった」と振り返り、いわゆる“ゾンビもの”でありつつ、現代人の抱える問題を浮き彫りにする社会派ブラックコメディーとしての見ごたえをアピール。



 リアルなゾンビメイクも見どころの1つ。中でも大東と渡辺のゾンビっぷりについて、土村は「ものすごい破壊力があって、いつもつい笑ってしまって(笑)。楽しい現場になっているのは2人のゾンビのおかげというくらいパワーを感じます」と絶賛。すると大東が「現場では皆さんが面白がってくれて笑わせにきてる、なんて言われましたが、僕らがどれだけ考えて演じているか分かってほしい(笑)」とうったえ、体内に入ったウイルスがしだいに起こしていく反応を考えて動きを演じていたところ「監督からあれをまたやってと言われて、今はもうこういう状態なのでできませんと言うと“ゾンビのくせに、やってくれればいいのに”と、まるで扱いづらい役者のように言われた(笑)」と激白。渡辺も「僕も自分の中では普段の人間役の芝居と同じで、なぜそういう動きするかという理由を持って表現したつもり。心と体がかみ合っていない感じとか、薄れてしまったけど元の人物が見えると、切なさも伝わるかなと」と語り「これまでにもゾンビ映画やドラマを見たことはあるんですけど、今回は参考にするのではなく(既存のゾンビ作品のイメージを)どれだけ排除できるか、ゾンビを初めて知ったというくらいの気持ちで演じました」と、新たな気持ちでゾンビ役と向き合ったことを明かした。

 放送は1月19日から開始(NHK総合 毎週土曜23時30分〜59分。全8回)。