E.G.family 初の全国ホールツアーに全力投球!

 ガールズエンタテインメントプロジェクトのE.G.familyがホールツアー『E.G.POWER 2019 〜POWER to the DOME〜』をスタートする。22日の大阪・オリックス劇場での公演を皮切りに、全国26都市33公演で展開。プロジェクトとしては初となる全国ホールツアーについて、Dream Ami、Dream Shizuka、鷲尾伶菜、佐藤晴美、MIYUU、須田アンナにインタビューした。
E.G.familyは、E-girls、Dream Ami、Dream Shizuka、Happiness、Flower、スダンナユズユリーからなるガールズエンターテイメントプロジェクト。
——昨年12月に、E.G.family初のホールツアー開催の発表がありました。このメンバーでステージを作るという作業は久しぶりだと思いますが、一緒に作業をしてみて、どんなことを感じていますか?

Dream Ami(以下、Ami):本当に久しぶりです。ホールツアーが決まるまで、みんなで集まる機会はなかったので。だから、私は「みんなとの空気ってどんな感じだったっけ?」というところからからのスタートでした。ただそれまでは何年も一緒にやってきたので、すぐにいつもの空気になれました。

Dream Shizuka(以下、Shizuka):探りながらの期間もありましたし、それぞれの進め方やルールもあると思いますが、感覚が戻ってくるのはすぐでしたね。

鷲尾伶菜(以下、鷲尾):また、こうしてみんなで一緒にいると安心感がありますよね。

Shizuka:一緒にいることで安心するって!

Ami:おお! うれしいですね(笑)。みんなに会って思ったのは、この1年半の間に、それぞれがそれぞれの立場でいろいろなことを感じて、考えて、いろいろなことを背負って、頑張ってきたんだなということです。会議やこうして話しているときも含めて、みんなの発言から感じます。

Shizuka:「E-girls LIVE 2017 〜E.G. EVOLUTION〜」の時と比べて、明確に変わった部分も見えます。一人ひとりが成長して、大人になったなぁと感じました。誰が、どのグループがということじゃなくて、それぞれがちゃんとみんなを引っ張っていってる。以前は自分たち(Dreamのメンバー)が率先して話し出すとか、スタートをどうするか決める感じでしたけど、今はそんなことを心配しなくても想いやアイデアを持っているメンバーがどんどん発言してくれるし。引っ張っていかなきゃという気持ちが、それほど強くなくなった気がしています。

鷲尾:これから自分たちでやっていくんだ、11人の新しいE-girlsを作り上げなければいけないんだと意識するだけで、物事のとらえ方や重大さ、責任感が、こんなに違うんだと改めて感じました。

佐藤晴美(以下、佐藤):うんうん、それはそうだね!

須田アンナ(以下、須田):みんなが会議の場で発言しようという気持ちになったのは成長したってことなんだと思います。

MIYUU:ちゃんと説得力のある発言とか行動をしていかないと、また先輩がたに甘えてしまうと思って、リハーサルに入ったんですが、やっぱり、先輩方の安定感はすごい。すごく刺激になっています。

Ami:その成長は素直にうれしい! 常に思っていることですが、自分もそれに置いていかれないように頑張らなければって思います。刺激しあえる仲間であり続けられるのは本当にありがたいこと。普通だったらグループを卒業したらそこまでで、関係が続くことってほとんどない。そこをE.G. familyとして、みんなで一緒にいられる場所があるので、大事にしたいなと思います。
——ツアーのキックオフソングが次々に配信リリースされています。まずはE-girlsの『EG-ENERGY』が12月に。2019年最初はスダンナユズユリーの『LOOK AT ME NOW』でした。

須田:めちゃめちゃヒップホップで、色に例えると赤黒いようなイメージの曲に仕上げました。ビートとか音とか力強くて格好いいこの曲を気に入って、女の子のパワーや、みんながいろいろな経験から得た自信を楽曲にしようと決めました。楽曲タイトルの『LOOK AT ME NOW』のように、私たちを見て、今の私たちはこの1年半でこれだけの自信をつけましたという意思表示のような、挑発的な歌詞になっています。今までのスダンナユズユリーだったら言えなかったようなことを歌っています。このチャンスを逃したくない!って、3人ですべてを詰め込みました。

——ライブでパフォーマンスしたら間違いなく盛り上がる曲だと思います。次に発表されたのがHappinessの『POWER GIRLS』。

MIYUU:私たちもインパクトがある曲を!と『POWER GIRLS』になりました。ロック調の曲で、力強い女の子の感じが楽曲にも出ています。メンバーも一発でこれだねって。前の作品から1年4カ月もお待たせしたけど、自信を持って「私たちはHappinessです!」って言える曲になりました。Happinessらしさがあって、さらに成長を見ていただける楽曲です。いままで以上に女性らしい動きを入れて作ったパフォーマンスも見どころです。

——Flowerの『紅のドレス』はバラード曲ですね。

鷲尾:Flowerとしては1年半ぶり、5人体制になって初めての楽曲です。最初という意味も含めて、自分たちにはどういった曲がいいのか考えました。ファンの人たちが私たちに求めてくれている楽曲……それはきっとバラードなんだろうなと思いました。それをよりパワーアップさせようと、和楽器を取り入れたりしています。ミュージックビデオもすごいんですよ。“作品”って感じで、初めてサポートダンサーを交えてパフォーマンスをしています。振付は晴美がしてくれました。

佐藤:この曲は、メンバーみんなが好きな曲。1年半ぐらい前かな、リリースも何も決まっていないのに、いつか出したいと思って、みんなで振付を作っていたんです。

——1年半前に踊っていたものは、現在のものとは違っていたりするんですか?

佐藤:変えたところもありますけど、それは最後ぐらいですね。私はストリートジャズしか踊ってこなかったので、基礎という基礎がなくて。コンテンポラリーを見るのは好きなんですが、そこに寄せすぎると伝わりにくくなってしまうので、ストリートジャズと混ぜて、楽曲を殺さないように、いい意味で壊す感じというバランスを意識しました。

——では、佐藤さんが振り落としもして。

佐藤:はい。照れちゃって教えるの苦手なんですけど、頑張りました。

Ami:晴美ちゃんは、踊ってる時と、しゃべっているときのキャラが違いすぎるよね(笑)。

鷲尾:違いますよー! ミュージックビデオの晴美さんは全然違う。びっくりしちゃいます!
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