劇画界の生ける伝説!バロン吉元の個展を銀座で開催/2月28日(水)の東京イベント



 貸本時代より日本の漫画界を牽引し、1960年代から70年代にかけて巻き起こった「劇画」ブームの全盛期を築いた漫画家・バロン吉元の画業60年を記念し、その画業を紹介する『バロン吉元 画業60年還暦祭「男爵」』が銀座 蔦屋書店にて3月31日まで開催中。

 バロン吉元は人気絶頂であった1980年、すべての連載を終わらせ突如単身渡米、マーベル・コミックで執筆。 帰国後は漫画執筆と並行して絵画制作を開始し、2017年からは2年連続で漫画家としては初となる京都・高台寺での襖絵の奉納を行うなど、漫画を出発点としながらもジャンルの隔たりを越えた創作活動を続けている。



 氏が“画業還暦”という大きな節目を迎える2019年は、文京区・弥生美術館での企画展『画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年』が開催(3月31日まで開催中)。 同時に、自身の初期作から近作までの絵画作品を中心に収録した『バロン吉元画集 男爵』(パイインターナショナル刊)や、代表作である『柔侠伝』(上・下巻、リイド社刊)が新装版として出版されるなど、国内外でさまざまなアニバーサリー企画が進行している。

銀座 蔦屋書店では、60年に及ぶこれまでの軌跡を祝し、氏の漫画・絵画作品の複製画などを展示販売。 また、会期中はバロン吉元氏によるライブドローイング、および即売イベントを3月3日、16日、23日に開催予定。 劇画界のリビング・レジェンドによる作品制作を間近で見ることができ、また購入も可能な貴重な機会をお見逃しなく。

バロン吉元 画業60年還暦祭「男爵」
【期間】2019年2月27日(水)~3月31日(日)終了予定
【場所】銀座 蔦屋書店(中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F)
【URL】https://store.tsite.jp/ginza/event/humanities/4751-1228340213.html
バロン吉元 プロフィル
旧満州生まれ、 鹿児島県育ち。 漫画家デビュー後は、1960年代から70年代にかけて巻き起こった劇画ブームの全盛期を築いた劇画家の1人となり、代表作である『柔侠伝』シリーズ、『どん亀野郎』、『殴り屋』など多数の作品を発表。しかし人気絶頂であった1980年、すべての連載を終わらせ突如単身渡米、マーベル・コミックで執筆。帰国後は漫画執筆と並行し、絵画制作を始める。