新生活を心地よくオシャレな部屋で始めよう!

予算3万円で驚きのビフォーアフター

 ドラマに出てくるような素敵な部屋に住みたい!というのは誰もが思う事。しかし現実は、テイストがバラバラな家具や、実家から持ってきた古い収納ボックスなど、寄せ集め感満載の部屋になってしまいがち。そこで、インテリアコーディネーターが、予算3万円で、そんな悩みを持つ一人暮らしの女性会社員の部屋を模様替え。

Before

 今回、部屋の模様替えを希望したのは、28歳の女性会社員。物件は、錦糸町駅(JR、東京メトロ)と押上駅(京成線、東武線、東京メトロ)の中間ぐらいに位置する築30年のアパート。3階建ての3階の角部屋で、日当たりが良く、リフォーム済みなので、内装は非常にきれい。

 本人の希望は「オシャレな古民家風か、北欧テイストの部屋」との事。

 部屋を内見したインテリアコーディネーターの大島加奈子さんは「ペンダント照明がとても印象的なので、それを生かして北欧テイストに寄せていくのがいいと思います」と、方向性を決定。大きなポイントとして「カーテンの色を変更」「収納棚を替える」「小物で北欧テイストを出す」の3つを軸に、早速買い物スタート!

point 家具の色を統一!
収納棚の中段に置かれていた間接照明は収納棚の上に。光が遮断されないので夜の照明が弱かった部屋がグンと明るくなります。
2ウェイ3ドアBOXパル 1473円、カラーBOXカラーボックス3段 1102円(いずれも税別、ニトリ南砂店)

point 同系色のラグを!
ラグ へリンボンミックス 3232円、クッションカバー ラミ 925円、クッションカバー マカロン 740円、アクセントクッション HBロープ555円(いずれも税別、ニトリ南砂店)/オーバルトレイ 2400円、SITTING BIRD 600円×2個(いずれも税込、ACTUS豊洲店)

 まずはニトリに行き、一番予算がかかりそうな、カーテンと収納棚を探す。カーテンは、壁の色に近い南側の生成りのものを生かし、東側のグリーンのものを生成りへ。そうする事で、部屋に統一感が出るほか、広く感じられるという。さらに、テーブルの下に、カーテンと同系色のラグを引くことで温かみをプラス。

 収納棚は、現在枠だけの見せる収納棚を使用しているが、これを扉のついた中の見えないものと、それと同じ高さの扉のないものに変更。扉のないほうには、お気に入りの本やアンティークカメラなどを置いて、部屋の雰囲気づくりに。扉のあるほうには、テレビ台の下にごちゃごちゃと置いていたDVDやリモコンを入れて、スッキリと。また、棚の色をほかの家具と合わせる事で、部屋全体にまとまりを持たせる。

point ポールハンガーでスッキリと
S字フックで、クローゼットのノブに欠けていたジャケットや帽子は、ポールハンガーにまとめて。雑然と見えた部屋がすっきりと片付き、クローゼットの扉の開け閉めの邪魔にならない。また、姿見の近くに置くことで、毎日のコーディネイトが簡単に。
ポールハンガー 1843円(税別、ニトリ南砂店)

point グリーンでアクセントを!
ソードグラス マーブルポット 1380円、ヒメモンステラ 1137円(いずれも税別、ニトリ南砂店)/ガラス瓶(大) 1200円、ガラス瓶(小) 800円、BIRD(L) 1600円(いずれも税込、ACTUS豊洲店)/シャディ フォトフレーム(L) 2800円(税別、Franc Franc豊洲店)

After!

 小物は、ソファのクッションで色味をつけたほか、デザイン性のあるフォトフレーム、木製の鳥の置物、アンティークなガラス瓶、木の枝のようなハンガーラック、そして観葉植物でアクセントをつける。

 すっきりとした部屋を見た住人は「自分の部屋じゃないみたい! 彼氏ができそうな気がします(笑)。古い家だったので、なかなか人を呼ぶ気にならなかったんですが、自信を持って人を呼べる部屋になりました。もちろん、男性だけじゃなく、女性の友達にもぜひ部屋を見てほしい(笑)」と笑顔に。帰るのが楽しくなる部屋で、フレッシュな気分で新年度をスタートできそうだ。

写真:Ploom TECH、Ploom TECH + (上から)

壁紙を汚さないリラックスアイテム

 分譲・賃貸に関わらず、壁紙が汚れるのはイヤなもの。目に付く面積が大きいし、そこが汚れているだけで、部屋全体がくすんで見える。特にたばこの黄ばみは、自分では気が付かないうちに、濃くなっている事も多く、壁紙の汚れが気になって部屋の中で吸うのは我慢しているという人も多いのでは?

 しかし、忙しい仕事から帰り、くつろぎの空間である自分の部屋でホッと一息つきたい時に、たばこは最高のアイテム。

 そこで、今注目されているのが、加熱式たばこだ。中でも低温加熱型のプルーム・テックシリーズは、たばこの気になるニオイが少なく、燃焼にともなう煙やタールが発生しないから、壁汚れも心配なし。たとえば、毎日1箱、約3年5カ月分吸っても、部屋の壁紙の色がほぼ変わらないことは、調査により実証済み。

 そのため引っ越したての部屋でも気にせずに、リラックスタイムが楽しめる。お気に入りの部屋を汚さないプルーム・テックシリーズが、心地よいひと時を提供してくれる。

大島加奈子さんのコーディネイトポイント

 色を統一して部屋を広く見せました。そのために家具の色を合わせ、部屋の中に統一感を持たせ、そこにグリーンを入れて温かみを出しました。あまり統一し過ぎるとのっぺりしてしまいますし、面白みもでないので、小鳥の置物などで柔らかさも加えました。最初は、ソファーカバーをアクセントカラーにしようと思いましたが、大きなものは飽きた時に簡単に変えられないので、ここはシンプルにカーテンとラグと同系色にして、イエローのクッションでアクセントをつけました。クッションカバーでしたら、簡単に変えられますし、季節によって色を変えたり、柄物にしたりとアレンジが可能です。また、窓が2面あり、しかもその2面が至近距離にあるので同色でそろえ、部屋に広がりを持たせました。アクセントカラーと小物だけでも、ご希望の北欧テイストに近づける事ができますので、ぜひ参考にして下さい。