【インタビュー】 FANTASTICS、最新作『Flying Fish』で成長聴かせる



――シングル収録曲の「Believe In Love」について聞かせてください。この曲は佐藤さんが主演を務める映画『4月の君、スピカ。』の主題歌です。

佐藤:自分が出ている作品の主題歌をFANTASTICSでというのは、グループを結成してからのひとつの夢でもあったので、思っていたよりも早く実現できてうれしかったです。

――キュンとするバラード曲です。

佐藤:EXILE TRIBEのアーティストがお世話になっている春川仁志さん(作曲)、岡田マリアさんの作詞で、めちゃめちゃ豪華です。それと、映画に合っているのはもちろんですが、ライブをするときに、また新しいFANTASTICSを表現できるのかなって、ワクワクする感じです。

――バラード曲ではボーカルの役割部分が多くなると思いますが、いかがでしたか?

中島:寄り添う声とか、映画館で聴いてくださる方を意識しながら、フレーズの最後の最後まで意識を配りました。とはいえ、この曲は、パフォーマンスするバラードなので、歌いながら一体感を感じられています。それもうれしいです。

――もう、ライブパフォーマンスをお客さんのまえでされているんですよね。

八木:はい。ボーカルも、パフォーマーに寄り添う気持ちで歌い、パフォーマンスする。レコーディングでやったことをライブでやろうとしているんですが、難しいなあって。EXILEさんとか先輩たちがライブでバラードをパフォーマンスしていることがどれだけすごいことなのかって、改めて実感しています。

「EXILEさんに教わるものは、たくさんあった」



――EXILEのドームツアーに帯同してきたことも大きいんだと思いますが、前回のインタビュー時と比べると、みなさん、アーティストの風格が出てきましたね。大樹さん、そう感じませんか?

大樹:確かにそうかもしれません。自分たちではなかなか分からないですけど、先輩方も「デビュー前とは顔つきが全然違う」って言ってくれました。EXILEと一緒にドームのステージに立たせてもらって、あれだけの人数の前で歌い、踊ったんですから。

――パフォーマーのみなさんは、それぞれ自分自身で変化を感じていますか?

瀬口黎弥:最初の公演がデビュー前で、それ以降も経験できて、EXILEさんに教わるものはたくさんありました。

木村慧人:約5万人が見ていらっしゃいますから、遠くのほうまで意識してパフォーマンスすることを学んだ気がしています。パフォーマンスの時に出せるパワーの量というか強さもより大きくなったと思います。それに……今度は単独でもできたらなと思いました。

堀 夏喜:EXILEさんのツアーもそうですが、そのほかにもいろいろなステージでさまざまなお客さんの前でもパフォーマンスをして経験を積んで、アーティストが発信するものの大切さというか責任感はすごく考えるようになりました。それと同時に、個人というよりはグループについて考えるようになりました。

――そう感じたことは大きいですね。

澤本夏輝:その結果というのか、こういった取材や撮影でも、いろんな表情を出せるようにしたいとしっかり意識するようになって。少しずつできるようになってきたのかなって思っています。それが曲にも反映できるようになって、バリエーションが増えたと自分では思います。

――また、次にお話しを聞くのが楽しみになりました。これから『Flying Fish』を聞く機会もたくさんありそうです。

大樹:はい。ぜひ、みなさんにお会いしたいですね。

――ありがとうございました。


(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)
ニューシングル『Flying Fish』は4月3日リリース!

 タイトルトラックのほか、佐藤大樹と福原遥が主演を務める映画『4月の君、スピカ。』の主題歌「Believe In Love」、「Can’t Give You Up」、そして「OVER DRIVE」の英語バージョンを収録。それぞれタイプの異なる楽曲でFANTASTICSの魅力がさまざまなベクトルで発揮されている。【CD+DVD】盤のDVDにはタイトル曲のミュージックビデオを収録している。【CD+DVD】は1852円+税、【CDのみ】1204円+税。rhythm zoneより4月3日リリース。

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