青木が肩固めで王座奪還。「俺たちはファミリーだ!」【3・31 ONE】

肩固めががっちり決まった(撮影・蔦野裕)
「35歳になって、好きなことやって、家庭壊して、一人ぼっちで格闘技やってんだ」

 アジア最大の格闘技団体「ONE Championship (ONE)」の日本初大会となる「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技館)のメーンで行われた「ONEライト級チャンピオンシップ」で挑戦者の青木真也が王者エドゥアルド・フォラヤンを1R2分34秒、肩固めで破り王座に返り咲いた。

 2人は2016年に王者・青木にフォラヤンが挑戦する形で対戦。フォラヤンがTKOで勝利を収め王座を獲得している。

 1R、青木は左のハイ、ミドルとキックを主体に試合に入る。しかししかしストライカーのフォラヤンは左の蹴りに右ストレートを合わせ、前に出た青木に左フックを浴びせるなど打撃で応戦。

 ここで会場に大青木コールが起こる。

 青木はフォラヤンが出した左の蹴りに合わせ組み付くとケージに押し込む。足をかけてテイクダウンを狙うがフォラヤンがしのぐと青木は吊り気味にテイクダウンに成功し上を取る。ハーフマウントの体勢から肩固めに移行。ケージ際で動きが制限される中マウントに移行し絞め上げるとフォラヤンが落ち、腕から力が抜けたことを確認したレフェリーが試合を止めた。

 青木はケージに上り歓声に応えると試合後のケージ内でのインタビューでは「あのね、35歳になって、好きなことやって、家庭壊して、一人ぼっちで格闘技やって。どうだお前ら、うらやましいだろう! 俺はな、こうやってな、明日もこつこつ生きていくんだよ」とメッセージを送る。そして「最後に一言な。俺たちはファミリーだ!」絶叫した。
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