発案者と「令和」以外の5案も早速流出

新元号を書き上げた八景島シーパラダイスのオタリアのレオ(写真:つのだよしお/アフロ)
 新元号が「令和」と発表された4月1日には各メディアが号外を発行。各地で争奪戦が繰り広げられた。中にはそのままオークションに出品する者もおり、5000円といった高値が付くものもあった。

 出典となった万葉集ゆかりの地では早くも新元号の“聖地巡礼”で訪れる観光客が増え、問い合わせも相次いだという。
 令和は奈良時代に福岡県太宰府にあった大宰府長官の大伴旅人邸で開かれた「梅花宴」(梅の花を見る宴会)で詠まれた32首の歌の序文から採用された。宴会が開かれた地である大宰府政庁跡にある坂本八幡宮は2日朝から大勢の人でにぎわった。

 また出版各社も「万葉集」関連本の増刷を次々と決めるなど出版界にも「令和」による経済効果が波及した。

 この元号の発案者や他にどんな候補があったかは誰もが気になるところなのだが、早速2日には令和は3月中旬に文化勲章受章者で国際日本文化研究センター名誉教授の中西進氏らに追加委嘱した案だったことが分かった。

1 2>>>