特殊詐欺の実態に迫った大反響ドラマ「詐欺の子」が未公開シーンを加え特別編を放送



 いわゆる“オレオレ詐欺”などの特殊詐欺を、複数の事実をもとにドラマとドキュメンタリーで描き、大きな反響を呼んだ「NHKスペシャル『詐欺の子』」が、未放送シーンを加え再編集した110分のドラマ番組「『詐欺の子』特別編」として18日、BSプレミアムにて放送される。

 放送批評懇談会ギャラクシー賞(2019年3月度 月間賞)を受賞した話題作。特別編では、詐欺に関わった者や巻き込まれた人々など、登場人物一人ひとりの状況や心情をドラマとしてより深く描く。出演は中村蒼、長村航希、髙橋ひかる、渡邉蒼、濱津隆之、坂井真紀、イッセー尾形、桃井かおり他。

「『詐欺の子』特別編」
【放送】5月18日 BSプレミアムにて23時45分~放送(110分)。
【番組ホームページ】 https://www.nhk.or.jp/nagoya/tv/other_20190518-01_detail/
【あらすじ】舞台は2019年の東海地方。一人暮らしの光代(桃井かおり)に、娘をかたる女から詐欺の電話がかかってきた。以前もだまされた経験のある光代は、警察のオトリ捜査に協力。現れた14歳の「受け子」、和人(渡邉蒼)の逮捕に貢献する。和人を送り込んだのは「かけ子」の大輔(中村蒼)と「見張り」の遠山(長村航希)。幼馴染の2人は詐欺を「老人の『死に金』を社会に還元する義挙」と信じ、和人や玲奈(髙橋ひかる)をはじめとする、未成年の「受け子」を被害者の元へ送り込み、荒稼ぎを繰り返していた。和人の取調べが進み、遠山も逮捕される。様子を窺うため、裁判所へ傍聴しに行く大輔。するとそこに証人として光代が現れた。大輔は光代の証言を聞くうちに、金銭だけでなく、家族間の絆や生命まで奪われて行く被害者の実態を知る…。