アイスショー・羽生結弦 ~直球勝負~【AFLO SPORT Presents PHOTOIMPACT-プロの瞬撮-】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

撮影/文章:西村尚己(2018年5月25日 Fantasy on Ice 2018 幕張公演)

羽生選手を撮影するのは約半年ぶりだ。

前回は忘れもしない昨年11月9日、大阪でのGPシリーズNHK杯。
公式練習中に転倒、大けがをしたショッキングな場面だったが、
競技者・羽生結弦の不屈の精神を垣間見た。

そして今回はアイスショー。
エンターテイナー・羽生結弦が勢いよくリンクに飛び出すと会場のボルテージは最高潮に達した。
激しくも華麗な動き、額に流れる大粒の汗、乱れた髪、そして満面の笑み。
会場を埋め尽くしたすべてのファンに向けて全力投球、直球勝負するその姿は、とても清々しい。

そんな羽生結弦を捉えるのに余計な撮影テクニックは不要だ。
私も直球勝負。とにかく画面いっぱいに笑顔を狙った。

※前回の記事はコチラ… http://www.tokyoheadline.com/405757/

■カメラマンプロフィル

撮影:西村尚己

1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも、どうしてもプロの世界で挑戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか

アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している

■アフロスポーツHP

Photographer


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