VOL.020
雲の間から降り注ぐ一筋の光。まるで天使が降りてくるようだということから「angel's ladder」(天使の梯子)と呼ばれるこの光景を前に、1週間に渡って1枚のアルバムを取り上げる「Aohata Morning Tracks」のコーナーで、僕はルチアーノ・パバロッティの追悼記念アルバムを紹介していました。
陽気で屈託ない性格から世界中の人に愛されたパバロッティ。パーティーの席で隣り合わせた故ダイアナ妃に向かって「そのお料理美味しそうですね、一口いただいても?」と話しかけたり、それでいて、彼女の葬儀では、悲しみのあまり、歌の依頼を断らなければならなかったり。
「イタリアの太陽」と呼ばれ、「百年に一度の声」と称されたパバロッティですが、こういった逸話や大好きな花が僕と同じ向日葵だったというところに親近感を覚えながら、その「神に祝福された声」とともに、街に降り注ぐ天使の梯子を彼がゆっくりと上っていく姿を想像するのでした。