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2010年11月29日

 

冬のはじまりと食のこだわり

 やっと寒くなってくれました。でもなんか、四季がない。春と秋がない…」というつぶやきから始まった今月の『エッジ・オブ・ハート』。秋を飛び越して急激に寒さが増し、11月なのに年末並みの冷え込みとなった午後、いつにもまして飄々とした様子で現れた吉川晃司。「紅葉が結局は遅くて、東京のイチョウ並木、まだ黄色いじゅうたんになってないんだよね。秋になればギンナン拾いに行ってるのに、今年は行けない…。秋の楽しみが減っちゃった」とこぼすのだった。

 続けて読者からのお便りでも多かった冬の味覚についての話題になる。「冬に食べたくなるものっていったら鶏団子鍋」という吉川。「“お相撲ちゃん”に教わったんだけど、鶏肉に、レンコンを半分すりおろしてもう半分はみじん切り。そして海老のすり身をたくさん入れる。これがミソで、鶏団子がふわふわになるんです。あとはゴマ油、ニンニク、ショウガをたくさん。ゴマ油を入れるから中華風になるんだけど、これがうまい」。ひと冬になんどか食べるそうで、「鶏団子だけでもいいけど、鍋にネギを敷き詰めて食べるのもいい」とのこと。番組では言わなかったが、しいたけ、タケノコもみじん切りにして入れると良いそうだ。また、「鶏肉の代わりにイワシでもいいね、つみれになるけど。包丁2刀流でミンチにすればいい」。

 そしてもうひとつが「これがないと正月が越せない」というナマコ。「実物を見ると最初に食べたヤツは立派だと思う(笑)」という見た目がグロテスクなナマコであるが、正月となると「最近は高いんで結構な出費になっちゃうんだけど」バケツいっぱいに買ってきて自分でさばいて食べる。「このわたなんて生で塩してそのまま食べてもいい。良くできたもので、夏野菜は体を冷やすって言うでしょう。ナマコは体を温める。利尿作用もあって、むくみ防止にもいいんだよ」。

 自分でナマコを調理する人も少ないので、ナマコを選ぶときのアドバイスを聞く。「ナマコには赤、青、黒とあるんだけど、うちの田舎では高いんだけど赤が多かった。だから選ぶなら僕は赤。小ぶりのもののほうがおいしいと思うな。気をつけなきゃいけないのが、水をいっぱいに吸わせてるような魚屋さん。水を吸って大きく重くなったナマコを計り売りするところは要注意」とのことである。

 こうして食の話も盛りだくさんの『エッジ・オブ・ハート』。番組を聞き終わるとお腹が空いた気がしてしまう人は決して少なくないのでは。音楽に食にと、気ままでロックな吉川の言葉は今日も電波に乗って飛んでいく。

今月のオンエアリスト

■吉川晃司『Black Trigger』
『Double-edged sword』収録。歌詞も曲もアグレッシブな1曲
■吉川晃司『Rambling Rose』
1994年『Cloudy Heart』より。「セールスではこのアルバムが1番だった」
■ビル・エヴァンス『枯葉』
■ビル・エヴァンス『デコイ』
上はピアニスト、下はサックス奏者
■44マグナム『I'M ON FIRE』
広島のライブハウス「ウッディストリート」でのバイト中に遭遇
■DaiKichi~大吉~『HEART∞BREAKER』
大黒摩季とのユニット。年末公開の劇場版『仮面ライダー』の主題歌
■吉川晃司『SPEED』
1996年。年末のライブに向けて。「たぶんこれはやると思う」

JFN『D.N.A.~ロックの殿堂~』吉川晃司“エッジ・オブ・ハート”……日本に「ロック」という言葉が誕生して数十年。激動の時代を駆け抜けてきたミュージシャンたちがDJとして登場。吉川晃司は毎月第4週に登場。全国14局で放送。※東京での放送はありません。ポッドキャスティング版も配信中!(http://www.jfn.co.jp/dna