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2010年01月11日

 

第72回

2010年はチンギス・ハーンで始まった

 1月7日。青い空にまぶしい太陽が輝いた冬晴れの日、2010年最初の取材に南青山の吉川の事務所を訪ねた。軽いウオーキングでやってきた吉川は、いつもと同じジャージー姿。年末年始の過ごし方を聞くと、「12月28日からスタジオの大掃除と、チンギス・ハーン」という答え。2月2日から江戸東京博物館で始まる『チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展』のナレーションを依頼された関係で、何度か読んでいたチンギス・ハーン関係の書物を再読し、10何時間かの映画を見直していたそうだ。「夜まで掃除をやって、あとはチンギス・ハーン。モンゴル帝国の史書といわれる『元朝秘史』っていうのがあるんだけど、とにかく正月はチンギス・ハーン一色だったね」


2009年12月14日

 

吉川晃司 in『松田優作二十年の曳航 不在証明』

 人によっては「どこか似ている」と言う。本人に問えば「そうではないと思うけどね」と答える。12月1日、吉川は、松田優作没後20年として制作された『松田優作二十年の曳航 不在証明』のステージに立っていた。朗読と音楽と歌で構成されたこの舞台で、吉川が務めたのは朗読。松田優作とは終生の友である脚本家の丸山昇一が、優作さんが残した言葉を再構築した台本を片手に、もうひとりの朗読者・阿木燿子と言葉を重ね合った。ほの暗い舞台に用意されたのは、バーカウンターと、コートラックに無造作にかけられたロングコートとハットのみ。音楽を担当したのは、織田哲郎、斉藤ネコ、そして優作さんと音楽活動を行った奈良敏博も参加した。暗さで台本が見えないのか、吉川はスポットライトの光の角度に合わせ、まるで踊るように、クル、クル、と体の角度を変えた。


2009年11月23日

 

KOJI KIKKAWA 25th ANNIVERSARY
『LIVE GOLDEN YEARS TOUR』@ OMIYA SONIC CITY

 デビュー25周年のライブを追って訪れた大宮ソニックシティの大ホール。開演予定時刻からわずかに5分押しで場内が暗転すると、けたたましい歓声が沸き起こった。印象的なオープニング映像が最新アルバム『Double edged sword』を表す剣の形になると、続けてデビュー曲『モニカ』から現在までのレコード&CDジャケットが次々に映し出される。吉川の登場を待つ歓声がピークを迎え、『Purple Pain』でステージの幕が切って落とされた。


2009年10月12日

 

無人島の10日間。俺は退化しているのか、進むのか

 10月2日に『中居正広の金曜日のスマたちへ』スペシャルの中で放送された吉川の無人島生活。VTR終了後、食い入るように見ていた中居の「吉川晃司、なんであんなにカッコイイんだろう」という言葉が印象的だったが、デビュー25周年を機に、「人が太刀打ちできない場所で己の小ささを見つめたい、己を追い込みたい」との思いから始まった10日間の過酷体験について、今週は番外編として吉川に話を聞いた。


2009年08月24日

 

NEW CLASSIC GIG & 44th Birthday LIVE

 44歳になって初めての登場は、黒のTシャツに細身のデニム。広い肩幅と長い手足を見せつけながら、吉川は渋谷AXのステージで強烈なロック&ダンスを披露した。

 8月18日、吉川晃司44歳の誕生日に行われた『25th Anniversary プレミアム バースデイ イベント』には、抽選で選ばれたファンが集結。通常のライブとは異なるフリーイベントとなったこの日、「今日は楽しいお誕生日会のイベントだから」と、爆音を響かせたハードなステージングとは対照的なゆる~いトークを見せた吉川に、会場は熱く盛り上がった。衣装の一部として指輪がどうにも気になるようで、MCをしながら盛んに左手で指輪をぐるぐる回す。「コージー!」「キッカワー!」「アニキー!」などのかけ声に交じって「指輪どうしたのー!」と会場から飛ぶ声に、「なんかちょっと気になるんだよ!」と吉川。「ライジングに出たときに左手の薬指に指輪しててどうしたとか言ってるヤツがいたけど、たまたま右の指に入らなかっただけだから。俺は水球やってたから、指の太さとか長さが右と左で違うんだよ!」。しかし会場からはさらに「どうして左にぃ?」の声。一瞬とまどった吉川は、「そういう気分もあるんだよ(笑)」。「ほーら、もうゆるくなっちゃった」と言いながらも、通常とは違うアットホームな空気を楽しんでいるようだった。


2009年02月09日

 

番外編 吉川が姜尚中氏とトークショー!

「今日は革ジャンを着てくるはずだったけど…」

 2月4日、吉川晃司と姜尚中氏という異色のトークイベントが恵比寿ガーデンホールで行われた。

 194回を迎える『コーセーアンニュアージュトーク』で顔を合わせたふたりだが、実は1週間ほど前まで面識はなく、「お会いしたことはないけど、『朝まで生テレビ』に出演されてるのを見てたからね。発言の内容も、非常に好きな方ではありますよ」と吉川は話していた。それから数日後、顔合わせの意味も含めて初めて会ったふたりは、なんと「(午前)3時ごろまで飲んでたよね」と、姜氏が明かすなど、すっかり意気投合した様子。ステージに登壇した姜氏の登場テーマは意外にもロックの名曲『BORN TO BE WILD』。好きな曲だそうで、「この間飲んだ時、今日は革ジャンを着てくると言ったんですが…」と姜氏。吉川も「そういえば俺も革ジャン着てくると言いましたよね(笑)」と、酒の席ではワイルドに盛り上がったことをうかがわせた。


2008年08月25日

 

ついにクランクイン 吉川晃司の織田信長が始まる

 髷姿の武将が、白く美しい馬に乗り、城の庭を闊歩している。優美な身のこなしに、時折見せる鋭い眼光の馬上の男は、吉川演じる織田信長。吉川がここ1カ月ほど乗馬訓練を重ねていたのは、この役のためだった。

 吉川が織田信長を演じるのは、来年のNHK大河ドラマ『天地人』。『天地人』は、戦国の世にあって兜に『愛』を掲げた武将、直江兼続(妻夫木聡)の人生を、信長など個性的な人間たちとの出会いを通して描く物語だ。クランクインが報道陣に公開されたのは8月19日。岐阜城で信長と兼続が初めての対面を果たすシーンなどが撮影された。「信長を前に、緊張感のあるいいシーンが撮れたと思います」と妻夫木。吉川のことは「小学校のころからテレビで見てました」ということで、撮影の合間にはふたり並んで笑顔で談笑する場面も見受けられた。


2007年10月24日

 

番外編  in PERUその3

ペルーの時は大きく流れる

 ペルーへの旅は、吉川にさまざまなことを感じさせるものになった。最初に降り立ったクスコでは、過去スペインがこの国に行った暴力的かつ傲慢な行為を目の当たりにし、普段から「どちらかというと反体制的」な心を揺さぶられた。独立したとはいえ、今も白人支配に虐げられている現地の人々に会い、語り継がれる“伝説の黄金郷”とは、ペルー人の誇りの在処なのだという思いを強くした。


2007年10月08日

 

番外編  in PERUその2

“パイティティ”とは誇りの在処

 9月28日に放送された番組を見た人は分かると思うが、ペルーでのロケは過酷を極めたものだった。「ひとつの山を越える間に四季があった」と吉川が言うように、高低差だけでなく寒暖差も激しい山をいくつも超えた。しかも狭い道の片側は1000メートルもの谷底。


2007年09月24日

 

番外編  in PERUその1

クスコ~パロトア村~マチュピチュ~チョケキラオへ

 8月31日~9月15日まで、吉川はテレビ東京の特番のロケでペルーに出向いていた。かつて栄華を誇ったインカ帝国がスペイン人に滅ぼされ、黄金を略奪され、現在は主なきマチュピチュなどの遺跡が世界遺産に登録されているあのペルーである。