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2009年09月28日

 

第69回 目黒区碑文谷~武蔵小山

商店街で買うのは心意気

 碑文谷の『円融寺』から裏通りをぐるりと周り、『平和通り商店街』に向かうと、とある角で『創作陶器』という看板を出した食器店に出くわした。吉川は興味津々でウインドウをのぞいている。「和食器の店って寄りたくなるんだよね」。さらに進むと、次に出くわしたのは材木店。店の前の材木をコツコツ叩きながら、「オーク材とチーク材って、どっちが北だっけ? 確かオークが北の木で、チークが南の木。どっちも堅い木だよね」。こういうちょっとした知識は、男子ならではの必須事項なのだろう。「この間無人島にロケに行ったとき、竹が生えてたんだけど、日本の堅い竹と違って成長した後も手で折るとグシャっと曲がる。あれはシナチクだね」。お土産話を聞きながらいよいよ『平和通り商店街』に入ると、静かだった住宅街にちょっとした活気がみなぎってくる。銭湯『月光泉』の看板に書かれた“各種シャワー”という文字を目ざとく見つけた吉川は、その言葉がツボだったらしく「各種シャワーって、どんな?(笑)」と楽しそうに笑った。


2009年09月14日

 

第68回 目黒区上目黒~碑文谷

古寺には子ども時代の思い出が

 9月7日。過酷を極めた海外取材から帰国したばかりの吉川は、中目黒のスタジオにいた。身体の肉が落ち、日焼けし、本人曰く「帰還兵みたいだった」という姿は、帰国後数日で少しずつ元に戻りつつあったが、その“今”を写真に収めるべく、吉川を撮り続けているカメラマンの細野晋司氏が、さまざまなアングルからシャッターを切っていた。


2009年01月26日

 

第55回 渋谷区猿楽町~目黒区中目黒

あこがれの日本家屋で鴨居にゴン

 並木橋の脇を通り、路地を抜け、“裏”ルートから代官山を目指してたどり着いたのは、代官山アドレスの裏側。八幡通りを横切り、武家屋敷風の駐車場をパスしながらヒルサイドテラス方面に足を進めていたとき、「このあたりにあるバリ風の洒落たレストランに来たことがある。店の外のテラスに水が流れてるようなとこ」とふいに吉川が言う。いつもの吉川からすると洒落た場所に自ら行ったとは意外だが…「NHKでやった『真夜中は別の顔』の撮影でね」というから納得だ。「出演していた大澄賢也さんを水に落とす場面で、なんだかすまなくてね(笑)」


2008年01月29日

 

第33回 目黒区下目黒

公園の猫で考える動物の幸せ

 吉川の路地歩きに特別な法則はないが、「この先に何もないなと思ったら、とりあえず脇道に入ってみる」のが彼の流儀。今回の最初の“曲がり”は、目黒警察の先だった。山手通りを目黒に向かって歩き始めたとたん、カクっと脇道に入る。しばらく歩いて出たところは目黒川。