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    <title>路地裏ダイヤモンド</title>
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    <updated>2010-03-07T18:45:07Z</updated>
    <subtitle>吉川晃司の連載エッセイ　蘭心竹生 ～Second Season～</subtitle>
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    <title>第76回　品川区戸越～大田区西馬込</title>
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    <published>2010-03-07T18:14:27Z</published>
    <updated>2010-03-07T18:45:07Z</updated>
    
    <summary>池上梅園への長い旅 　戸越銀座商店街にある昔ながらのプラモデル店『マスダヤ』で懐...</summary>
    <author>
        <name>吉川晃司</name>
        
    </author>
            <category term="品川区" />
            <category term="大田区" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/">
        <![CDATA[<h3>池上梅園への長い旅</h3>

　戸越銀座商店街にある昔ながらのプラモデル店『マスダヤ』で懐かしいプラモを物色しながら、プラモにまつわる吉川の思い出話の続きを聞いてみた。小学生時代、自分で作った潜水艦に強力なモーターを付けてチューンアップし、学校の池で“ひとり推進式”をやったときの悲しい結末とは何か？　「池に浮かべたら、取り付けたモーターが重すぎて、走りながらズブズブ沈んじゃったんだよね。冬で寒かったけど、俺、胸くらいまで水につかって池の中を探したよ。でも見つからなかった。そしたら、夏前に水を抜いて掃除することになって、急いで見に行ったら排水溝みたいなところに半分くらい入ってひっかかってた。もうボロボロで、それを見たときは悲しかったね。ひとりぼっちで沈んでたと思うと、舟がかわいそうになっちゃって…」。手塩にかけた舟に、強いシンパシーを感じた吉川だった。「デコトラって知ってる？　トラック野郎が乗ってた電飾付きのトラックなんだけど、そのプラモも作ったよ。あとはスーパーカーも作ったし……」。プラモの話は終わりそうにないので、そろそろ次に向かうとする。]]>
        <![CDATA[「このあたりに梅園があるはずだから、そこに行かない？」。梅好きの吉川が提案する。梅を見るにはちょうどいい季節。さっそく向かうことにするが、場所を把握しておらず、商店街で聞きまくることにした。しかし最初の店のお母さんには「梅園なんてない！」と言われ、次の店では「向こうのお寺のほう」と、ファジーな説明。近所に住んでいる知り合いを電話でつかまえると、「確か環七の手前」と、アバウトな答え。とりあえず環七に向かって裏道をテクテク歩き出した。大原通り、品川区豊町を過ぎ、下神明まで来ても梅の気配はなく、「『梅園』知ってますか？」と聞くと、「中華料理屋？」と返される始末。「まあ、行くしかないね」。吉川は、「♪小鳥はとっても歌が好き～」というかわいらしい童謡を口ずさみながら軽快に歩を進めた。すると鳥の歌に誘われたのか、チュンチュンという声が。「鳥がいるってことは、もうすぐ梅園じゃない？」。しかしそれはマンションの屋上庭園に集まったすずめ。そうして環七も越え、街頭地図で『梅田小学校』の名前を発見しては「絶対この近くだよ」と確信したのだが、まだ梅園は現れない。その先には電車の整備車庫のような『馬込車両基地』。「ここにどうやって電車を持ってくるんだろう？」。素朴な疑問を話し合いながら角を曲がると、電車の引き込み線があり、疑問は解決。そしてついに『池上梅園』の文字が！。園内には色とりどりの梅が咲き、吉川も写メで撮影。「桜のソメイヨシノはほとんど同じ色だけど、梅は白から赤から色々あってきれいだよね」。ひとしきり散策してから、吉川も初めてだという池上本門寺に入ってみた。ふと見ると、『力道山の墓所はこちら』の看板が。「へぇ、力道山の墓ってここなんだ」。プロレスという形式そのものには思い入れはないと吉川は言う。闘うなら、ショーアップされたものより、「ガチンコで闘うほうが好き」。「でも、力道山っていう人は特別だと思うよ。俺が生まれるずっと前の話だけど、日本が戦後に復興するとき、力道山が空手チョップで、敵だった白人のレスラーを倒してくれる。それで日本人はすっきりして大歓声を送るわけだよね。昔の話だけど、そういう気持ちだけは分かるね。今はそういうヒーローっていないけど、誰かに思いを託すってことは、今も変わらずあると思うよ」。梅はちょうど八分咲き。紙面になるころは満開に咲いているだろう。

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<div class="enlarge">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tr>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/76-1.jpg" rel="lightbox[076]" title="梅園に向かう途中で発見した銭湯。入りたい…"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/76-1.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="梅園に向かう途中で発見した銭湯。入りたい…" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/76-2.jpg" rel="lightbox[076]" title="馬込あたりの路地は階段が道になっていたりする"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/76-2.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="馬込あたりの路地は階段が道になっていたりする" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/76-3.jpg" rel="lightbox[076]" title="歩いていると日本橋を起点にした標識を見かける"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/76-3.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="歩いていると日本橋を起点にした標識を見かける" class="thumb-ph" /></a></td>
</tr>
</table>
</div>]]>
    </content>
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    <title>第75回　品川区戸越銀座</title>
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    <published>2010-02-21T20:13:26Z</published>
    <updated>2010-02-21T20:23:33Z</updated>
    
    <summary>　商店街には『タコ焼き屋』がなければならぬ、というのは吉川の持論である。戸越銀座...</summary>
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        <name>吉川晃司</name>
        
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            <category term="品川区" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/">
        　商店街には『タコ焼き屋』がなければならぬ、というのは吉川の持論である。戸越銀座商店街と第二京浜の交差点で待ち合わせた今回のウオーキング。まずは中延方向に向かって右側の商店街を歩き始めた。「前に映画を撮ったとき、この辺を走ったんだよね」。ここは、吉川が出演した『大停電の夜に』を撮影した場所でもある。出所した男（吉川）が、かつての妻（寺島しのぶ）に会いにくると、両手に買い物袋を下げた妻と再会する。しかしすでに再婚していた妻は、袋を落とし、走り去る。男も全速力で妻を追う。それが戸越で撮影されたシーンだった。
        <![CDATA[　そんな話をしながら歩くうちに、吉川は気づいてしまったのだ。『タコ焼き屋』を見かけないことに。ふと見ると、チェーン店の『タコ焼き屋』がまさに出店準備の工事中。やはり商店街には不可欠のようだが、「東京ではなかなかうまいタコ焼きにめぐり会わない」と嘆く吉川だ。「子どものころに食べてたのはうまかったね。いりこの粉をまぜた出汁で小麦粉を溶いて、タコ、紅ショウガ、キャベツ、万能ネギ、天かすを入れて焼くんだけど、野菜がたくさん入ってて、お好み焼きが丸くなった感じ。東京のみたいにデカくなくてピンポン球くらいだけど、小麦粉のもったりした重さがなくてパリッとしてる」。そう聞くと確かにうまそうだ。今日はとりあえずプリっとしたカキフライをつまみながら、第二京浜を渡りもう一方の商店街へ。店先でおでんを煮ている『後藤かまぼこ店』で珍しい“おでんコロッケ”を購入し、熱々をいただきながら、おでんといえばいつも疑問に思っていたあることを吉川がご主人に聞いてみた。「チビ太のおでんって、何がささってるか知ってます？」。漫画家・赤塚不二夫氏の『おそ松くん』に出てきたチビ太は、いつも手におでん串を持っていた。上から△、○、□の順番で具が差してある。店のご主人は「いやぁ、分からないねぇ」ということだったが、吉川の推測では「コンニャク、大根、ちくわ。東京に来てから、□はちくわぶかもしれないと思ったけどね」。チビ太のおでんに関しては、真ん中が『がんも』とか下が『なると巻き』とか諸説あるが、赤塚氏が他界した今となっては答えを聞くすべもなく、それぞれの心の中に『チビ太のおでん』が残るだけでいいのかもしれない。

「いいねぇ、この店」。ふと見ると、昔ながらのプラモデル店『マスダヤ』が目に入った。「あれと同じの作ったんだよね」。店の奥に『戦艦大和』の大きな箱を見つけた吉川は、誘われるように店内に吸い込まれていった。「30歳ぐらいのころかな。レコーディングでスタジオに3カ月くらいこもってたんだけど、だんだんストレスがたまってきちゃって、5万円くらいで売ってた『大和』を買ってきて作ったんだよね。途中で嫌になったくらいすんごい時間かかったけどね。40歳くらいのころにも、レコーディングで曲作ってて煮詰まった時に、歩いてたらプラモデル屋が目について、今度は車のスカイラインを作った。昔の“ハコスカ”ってやつだけど、3日くらいかかってきれーいに仕上げた。そんな時間あったら曲作れよって話だけど（笑）。まあ、でも無心になれるからね」。子ども時代によく作ったのは、軍艦、戦車、戦闘機など。「戦争に行ったウチのじいさんに、何か描いてって頼むとそういう絵を描いてくれて、真似してるうちに好きになったんだよね」。小学生の時には、自分で作った潜水艦を学校の池に浮かべて“ひとり推進式”をやったそうだが、実はそれには悲しい思い出があったのだ。

<p style="text-align:right;">（つづく）</p>

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<div class="enlarge">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tr>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/75-1.jpg" rel="lightbox[075]" title="外で食べる『カキフライ』もなかなか美味だ"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/75-1.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="外で食べる『カキフライ』もなかなか美味だ" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/75-2.jpg" rel="lightbox[075]" title="プラモデル屋で「これと同じの作ったよ」"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/75-2.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="プラモデル屋で「これと同じの作ったよ」" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/75-3.jpg" rel="lightbox[075]" title="おでんコロッケは薄味でおやつに最適だ！"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/75-3.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="おでんコロッケは薄味でおやつに最適だ！" class="thumb-ph" /></a></td>
</tr>
</table>
</div>]]>
    </content>
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    <title>第74回　渋谷区神泉～港区北青山</title>
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    <published>2010-02-07T17:26:05Z</published>
    <updated>2010-02-07T17:29:07Z</updated>
    
    <summary>若者よ、人生はその先がおもしろい 　渋谷の桜ヶ丘から吉川が次に向かったのは神泉町...</summary>
    <author>
        <name>吉川晃司</name>
        
    </author>
            <category term="渋谷区" />
    
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        <![CDATA[<h3>若者よ、人生はその先がおもしろい</h3>

　渋谷の桜ヶ丘から吉川が次に向かったのは神泉町。246を渡り、路地をぐるぐる周りながら井の頭線の駅にたどり着いた。駅の手前には、「デビュー前にリハーサルをした」という思い出のライブハウス『Lantern』。そして、「ほら、すごいでしょ！」と吉川が指し示す先には井の頭線のトンネル。「都会のど真ん中にこんな古いトンネルが残ってるなんてすごくない？　俺はこのトンネル、美しいと思うんだけどね」。トンネル脇の階段の上には「夜になるとＴシャツ屋になる店」があったりと、なかなか面白い。そこから渋谷方面へ向かい、道玄坂の“ラブホ街”へと突入した。]]>
        <![CDATA[「焼き肉屋が多いね。“肉欲街”って感じだね（笑）」と、吉川は無邪気に笑う。「俺が東京に出てきたころはこんなに開放的じゃなくて、すごい入りにくい場所だったけど、今は普通に女子高生が歩いてる。ライブハウスができたせいもあるだろうけど、どんな情報でも欲すれば何でも手に入っちゃう今の時代って、どうなのかなって思うよ。何でもオープンで明るいことがいいことみたいに言われるけど、俺はそうは思わない。秘すること、容易に手に入らないことがあってこそ生まれるものもあるからね。ラブホ街だって、隠微さがなくなると文化的な香りもなくなってつまんなくなっちゃう。自分たちの時代は遊びにも段階があって、エロ本見るだけでドキドキだったよ。先輩に言われて夜中に自販機に買いにいくと、ガタンって本が出る音が夜中の路上に鳴り響いて、あわてたりして（笑）。でも今は若いうちから何でも手に入っちゃうから、達観してるというか、人生に飽きるのが早いよね。遊び尽くしたと思っても表層だけで、間にからみつく心模様がない。それがないとただの“肉欲街”なんだよ。やっぱりわび、さびがね。おっさんくさいこと言っちゃうけど（笑）」

　道玄坂から渋谷駅に向かい「ハチ公の前を通るのは何十年ぶり」という吉川とハチ公前をスルー。「ハチ公の向き、変わってない？」という話で、調べてみると、駅前整備に伴い北側を向いていたハチ公が駅向きに変更されたのはなんと20年前だった。その後は、のんべえ横丁から宮下公園、キャットストリート、裏原宿と、今回のウオーキングの最初に見た渋谷川が流れていたと思われる道を歩き、「東京も古い街並みを残してほしいよね」などと話しながら、246と表参道の交差点の裏にある青山の公団住宅に寄り道した。外で土いじりする住民がいたり、青山とは思えないのどかさだが、「前は八百屋とかトラックでいっぱい来てたのに、住人が少なくなってる気がする。結局いつかは建て替えられるんだろうね」と、良き場所を惜しむ吉川だった。しかしすべてなくなってしまうわけではなく、246の角にある『山陽堂』書店は、なんとこの地で120年も看板を守り続けている。「店のおかあさんに聞いたら、明治神宮ができる前からやってるんだって。開店は明治24年で、場所は近所で2回ほど動いたらしいけど、東京オリンピックで246が拡張されるまでは大きい本屋だったらしいよ。その話を聞く前までは、こんなとこにちっちゃい本屋があるなと思ってたぐらいだったけど（笑）。やっぱりそういう心意気がいいよね」

　そしてもうひとつ。表参道に面したとあるビルに、その昔、尾崎豊ら音楽仲間に誘われて何度か行ったという『港町十三番地』というカラオケスナックも残っていた。その近くの路地が『ロハス通り』と名付けられていたのは、ちょっと驚きだったのだが。

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<div class="enlarge">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tr>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/74-1.jpg" rel="lightbox[074]" title="神泉町で見つけた吉川も驚愕の“古”民家"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/74-1.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="神泉町で見つけた吉川も驚愕の“古”民家" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/74-2.jpg" rel="lightbox[074]" title="宮下公園にはオブジェのようなすべり台が"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/74-2.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="宮下公園にはオブジェのようなすべり台が" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/74-3.jpg" rel="lightbox[074]" title="表参道に120年の歴史を誇る『山陽堂』書店"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/74-3.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="表参道に120年の歴史を誇る『山陽堂』書店" class="thumb-ph" /></a></td>
</tr>
</table>
</div>]]>
    </content>
</entry>
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    <title>第73回　渋谷区並木橋～桜ヶ丘</title>
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    <published>2010-01-24T18:08:48Z</published>
    <updated>2010-01-24T18:12:09Z</updated>
    
    <summary>ギターと鰺の開きの不思議な関係 　待ち合わせ場所は渋谷の並木橋。川の“暗渠”マニ...</summary>
    <author>
        <name>吉川晃司</name>
        
    </author>
            <category term="渋谷区" />
    
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        <![CDATA[<h3>ギターと鰺の開きの不思議な関係</h3>

　待ち合わせ場所は渋谷の並木橋。川の“暗渠”マニアの中でも熱中度の高い渋谷川に沿って東横線の高架脇を歩き、まずは渋谷駅南口近くの“暗渠”の入り口を見届けた。もともと川をコンクリートで固めて蓋をするのは反対派の吉川だ。「いろいろ理由はあるだろうけど、光とか土とか、それから有機的なものがないと生き物は生きられないんだから、本当は川に蓋をするもんじゃないよね」]]>
        <![CDATA[　線路沿いの路地には、ごみごみした中に珍しいものが点在する。『全日本柔拳連盟本部』という太極拳を教える教室の看板を見ては、「太極拳やってみたい」と興味を示した。「今、スクワットで中腰のまま体重を移動したりして太極拳の真似事はやってるけど、めちゃくちゃキツイ。汗ダラダラになるから、体を作るのにはすごくいいと思う」。聞けば、最近世話になったスポーツトレーナーの人に「驚くほど筋肉が柔らかい」と絶賛されたそうで、「今まで何のケアもしないでやってこれたのもそのおかげで、生まれ持った体に感謝しなきゃいけないね」と吉川。しなやかなステージパフォーマンスの秘密は、こんなところにもあったようだ。

　渋谷の南口から桜ヶ丘のほうへ足を向けると、「若いころはよく通った」という楽器屋街がある。改めてギターとの出会いを聞いてみると、それは小学校低学年のことだった。「姉貴がフォークが好きで、おじさんのギターをもらったかなんかしてアコースティックギターが家にあったんだよね。で、当時はエレキは高くて買えないから、ギターマイクだけ買って、アコギのホールにつけて古いステレオにつないでジャーンとやったら、出力がでかすぎたのが、ガチーンってステレオがダメになって親父に怒られたのがギターの始まり。まあ、それ以前に小学校3年生のとき、町内会の何かのイベントで弾き語りをやったけどね。姉貴のアコギを借りて、歌ったのは中村雅俊さんの『ふれあい』。練習不足でひどいもんだったけど、ガキのころは目立ちたがり屋だったから（笑）」。今思えば、それが人前で歌うことの原体験かも、と吉川は笑った。

　楽器屋のウインドーには、さまざまなギターが並んでいる。「昔はホントによく見て回ったけど、今はギターまわりのことは何でもできる知り合いがいるから、その人に頼んじゃうよね。やっぱりプロの世界だと、店に品物が出る以前に探してもらわないといいものがないというか、一般の人には申し訳ないけど、いいビンテージは本当にビックリするくらい音が違う。俺が一番よく使うのは、金色のゴールドトップっていうレスポールのオールドタイプだけど、あの音も他にマネができるもんじゃない。やっぱり古いものって、職人の腕もあるけど、乾きだよね。木がちゃんと乾いてないとギターは鳴らない。今は機械で乾燥させたものが多くて良くないね。鰺の開きだって、天日で干したのと機械で干したのは味に雲泥の差があるじゃない。そうそう人間が思うほど単純じゃないというか、乾かすなら熱を与えりゃいいだろうっていう、愚かしい考え方ね。多分、一番大事なところが抜けてるんだよ。時間をかけて乾かす中に、どうにもならない何かがあるはずだと思うんだけどね。よく、そういうビンテージをコレクションしてる金持ちもいるけど、それも愚かな行為だと思うよ。楽器は弾いてやらないと何の価値もない。楽器がかわいそうだよね」

　25周年ファイナルとなる2月6日の日本武道館コンサートまであと少し。お気に入りのゴールドトップが、今の吉川のロックを奏でる。

<small>※写真をクリックすると拡大画像が見られます。拡大写真の右側にマウスを重ねると「NEXT」ボタンが現れ、次の写真を見ることができます。</small>

<div class="enlarge">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tr>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/73-1.jpg" rel="lightbox[073]" title="不思議な角度から見る渋谷駅東横線ホーム"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/73-1.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="不思議な角度から見る渋谷駅東横線ホーム" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/73-2.jpg" rel="lightbox[073]" title="店名は“中村カイロ”だが、実はお茶の店だった"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/73-2.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="店名は“中村カイロ”だが、実はお茶の店だった" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/73-3.jpg" rel="lightbox[073]" title="ギターキッズたちが一度は通る楽器屋街"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/73-3.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="ギターキッズたちが一度は通る楽器屋街" class="thumb-ph" /></a></td>
</tr>
</table>
</div>]]>
    </content>
</entry>
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    <title>第72回</title>
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    <published>2010-01-10T15:14:04Z</published>
    <updated>2010-01-10T16:12:41Z</updated>
    
    <summary>2010年はチンギス・ハーンで始まった 　1月7日。青い空にまぶしい太陽が輝いた...</summary>
    <author>
        <name>吉川晃司</name>
        
    </author>
            <category term="番外編" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/">
        <![CDATA[<h3>2010年はチンギス・ハーンで始まった</h3>

　1月7日。青い空にまぶしい太陽が輝いた冬晴れの日、2010年最初の取材に南青山の吉川の事務所を訪ねた。軽いウオーキングでやってきた吉川は、いつもと同じジャージー姿。年末年始の過ごし方を聞くと、「12月28日からスタジオの大掃除と、チンギス・ハーン」という答え。2月2日から江戸東京博物館で始まる『チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展』のナレーションを依頼された関係で、何度か読んでいたチンギス・ハーン関係の書物を再読し、10何時間かの映画を見直していたそうだ。「夜まで掃除をやって、あとはチンギス・ハーン。モンゴル帝国の史書といわれる『元朝秘史』っていうのがあるんだけど、とにかく正月はチンギス・ハーン一色だったね」]]>
        　掃除を念入りにやりすぎて、吸い込んだ埃で肺に雑菌が入り、友達の医者からアドバイスをもらって抗生物質を飲んでやっと治った、というおまけもついてしまったが、NHK大河ドラマ『天地人』への出演に始まり、曲作り、レコーディング、ツアーと続く中で3本の映画に出演し、無人島ロケも強行した“1年走りっぱなし”の体をつかの間休めることができたようだ。「まあ、25周年のアニバーサリーだから、2月6日の日本武道館までは走りきらないとね」。吉川は清々しい表情で話した。

　久しぶりにチンギス・ハーンと向き合い、思いを新たにしたこともあった。「千年にひとりの偉人と言われて、あれだけの領土を手中に収めた人は人類史上他にいない。でも、俺が一番興味あるのは内政。内憂外患というけど、内側の憂いのほうが人間関係は大変で、それをどうしたんだろうって。宗教も言語も違うところを統治していくんだから、やっぱり人心掌握術だよね。ある説によると、チンギス・ハーンって8月18日没らしくて、俺の誕生日なんだよ。それに気づいたとき、ちょっとぞくっとした。まあ、8月25日って説もあるし、18日前後って説もあるんだけどね」

　偉人に思いを馳せるのは、男だからなのか、吉川晃司だからなのか。「生き甲斐だよね。人と闘うことの是非はおいといて、世のために己の力を奮うっていうのは、一番の夢だよ。現代ではそうそうあることではないけど、ぶれない思いというか、使命感みたいなものは常に感じていたい。自分自身としてね」

　25年間、一直線に突っ走って来た。これからその視線がぶれるとも思えず、そういう意味では掃除に明け暮れたとはいえ、いい年の始まりだったようだ。

「母親からは言われるんだよ。あなた、そういう人生で寂しくないのって（笑）」と、吉川は笑う。「非常に女性的な観点から見るとそう思えるんだろうね。“何が面白いのか分からない”って母親は言うわけだよ。母親からすると、俺はすごい残念な息子なのかもしれない（笑）。ひとりで掃除してるのも、気の毒と思ってたみたいで、まあ、心配なんだろうね、なんでこんな子どもになっちゃったのかって（笑）」

　心配な息子は、今年、雑煮を作りそびれた。吉川流の雑煮は、「昆布といりこで出汁を取り、それにカモ、ハマグリでうま味を増し、昔あったような真っ赤な人参と真っ白なダイコンを入れ、茹でてきゅっと結んだ緑の三つ葉を添える」もの。彩りの美しさだけでなく、聞いただけでヨダレが出そうな味が想像されるが、「なじみの魚屋でハマグリが売り切れていて手に入らなかった」という理由で今年はなし。「友達に、お前の雑煮が食いたいって言われたけど、今年な作らないよって」。そのへんで売ってるハマグリでもいいんじゃないか、という妥協は、やはり吉川にはない。2月の武道館、そしてさらに先を見据え、2010年の闘いが始まった。
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    <title>吉川晃司 in『松田優作二十年の曳航　不在証明』</title>
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    <published>2009-12-13T15:16:52Z</published>
    <updated>2009-12-13T14:23:03Z</updated>
    
    <summary>　人によっては「どこか似ている」と言う。本人に問えば「そうではないと思うけどね」...</summary>
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        <name>吉川晃司</name>
        
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            <category term="番外編" />
    
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        　人によっては「どこか似ている」と言う。本人に問えば「そうではないと思うけどね」と答える。12月1日、吉川は、松田優作没後20年として制作された『松田優作二十年の曳航　不在証明』のステージに立っていた。朗読と音楽と歌で構成されたこの舞台で、吉川が務めたのは朗読。松田優作とは終生の友である脚本家の丸山昇一が、優作さんが残した言葉を再構築した台本を片手に、もうひとりの朗読者・阿木燿子と言葉を重ね合った。ほの暗い舞台に用意されたのは、バーカウンターと、コートラックに無造作にかけられたロングコートとハットのみ。音楽を担当したのは、織田哲郎、斉藤ネコ、そして優作さんと音楽活動を行った奈良敏博も参加した。暗さで台本が見えないのか、吉川はスポットライトの光の角度に合わせ、まるで踊るように、クル、クル、と体の角度を変えた。
        <![CDATA[「優作さん？　男としてはジェラシーな存在だよね」。吉川は言うが、実は接点はほとんどなかったということだ。生前の優作さんが根城にしていた下北沢のバー『レディ・ジェーン』には吉川も顔を出していたが、話すことはなかった。「映画とかは全部見てて好きだったけど、この人は群れない人なんだなと思ったし、交わらないタイプの人間なんだと思ったんだよ。孤高が似合うというかね。だから見かけても近寄って行こうとは思わなかった。俺もどっちかっていうとそういうタイプの人間だからね。でも、周りはすごい接点が多くて、今回舞台を企画した『レディ・ジェーン』の大木（雄高）さんは広島出身で俺も懇意にしてたし、優作さんが大好きだった原田芳雄さんとは、デビューの映画での共演で知り合って親しくさせてもらって、奥さんの（松田）美由紀さんとも何度か酒の席で一緒になって、「うちの息子が若いころの吉川君に似てるなと思ってたんだよね」って言われたりして…。だから今回も、俺よりもっとふさわしい人がいるんじゃない？って思ったけど、頼まれたら断る理由がないんだよね」。それに加え、生前の優作さんが吉川について、「おもしろいのが出てきた」と、丸山氏に語っていたという話もある。まだ小さい長男を見ながら、「こいつ吉川みたいになってくれたらた面白いよな」と美由紀さんに語っていた話も聞いた。吉川のコンサートにも何度か足を運び、「カッコよかった」という言葉を残して帰ったこともあった。そして吉川のもとには『探偵物語』の映画化での出演オファーもあったが、「それはやっちゃいかんだろうと思った」と吉川は後に語っていた。

　ステージでは、吉川も1曲『ヨコハマ・ホンキー・トンク・ブルース』を披露した。「優作さんは、不器用かもしれないけど、迎合せず、俺は俺だよっていうのを通して、取り込まれなかった人だと思う。俺もそうやって生きていっちゃう人間だから、そういう人がいたんだっていうのは励みになるよね。生きててほしかったし、共演してみたかったけどね。同じようなキャラクターでやりたかった。かぶってるような（笑）。胸を借りるつもりで真っ向からいって、“太刀打ちできるわけねーだろ”って1回蹴散らされるけど、それが自分の武器や知恵となったころにまた向かっていく。本物と対戦すればこっちも傷つけられるけど、それがどんどん肥やしになってくる。そういう人と相まみえたい」

　冒頭に流れた優作さんの言葉に、「40からですよ、むちゃくちゃするのは、待ってて下さいよ」というものがあった。その40歳で優作さんは旅立った。不在を埋めるのは、それに関わる人たちの熱量しかない気がする。本物は本物を知る。ストライプの地模様が入った黒のスーツが吉川にはよく似合っていた。

<small>※写真をクリックすると拡大画像が見られます。</small>

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<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tr>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/out13-1.jpg" rel="lightbox[out13]"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/out13-1.jpg" width="100" height="150" border="0" alt="out13-1.jpg" class="thumb-ph" /></a></td>
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    <title>KOJI KIKKAWA 25th ANNIVERSARY『LIVE GOLDEN YEARS TOUR』@ OMIYA SONIC CITY</title>
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    <published>2009-11-22T17:43:53Z</published>
    <updated>2009-11-22T21:39:23Z</updated>
    
    <summary>　デビュー25周年のライブを追って訪れた大宮ソニックシティの大ホール。開演予定時...</summary>
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        <name>吉川晃司</name>
        
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            <category term="番外編" />
    
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        　デビュー25周年のライブを追って訪れた大宮ソニックシティの大ホール。開演予定時刻からわずかに5分押しで場内が暗転すると、けたたましい歓声が沸き起こった。印象的なオープニング映像が最新アルバム『Double edged sword』を表す剣の形になると、続けてデビュー曲『モニカ』から現在までのレコード＆CDジャケットが次々に映し出される。吉川の登場を待つ歓声がピークを迎え、『Purple Pain』でステージの幕が切って落とされた。
        <![CDATA[　2曲目でサングラスを外した吉川は疾走感のある曲を次々とたたみかけ、バラードではひとりひとりの思いに届けるような、しなやかに伸びる美声を聴かす。MCは最小限。会場からさまざまに発せられる声に、「今日は俺、そういうつっこみには応えないことにしたから（笑）。時間は限られてるからね、1曲でも多くやりたいから」と宣言。そうは言っても持ち前のやさしさでちょくちょく言葉は交わされたのだが、吉川は野生の馬のごとく“美しき常識はずれ”な様相でロックなステージを繰り広げた。

　今から5年前。思えばこの連載のスタートは、デビュー20周年記念の写真集『風上に乞う』の撮影を行ったネパールへの同行取材だった。「弱い動物は、危険を回避するために自分の匂いを相手に知られる風上には決して立とうとはしない。でも俺は、風上に教えを乞いたい」。そんな言葉を発した吉川は、5年間さまざまな風を浴びながら、変わらないでいることの大切さと難しさを改めて感じたように思える。「子供のころに田舎のあぜ道で語った夢が、25年たって変わってなければまずまずの人生」。ここ最近、路地裏ウオーキングの途上で聞いた言葉だ。吉川にとっての風上は流行の先端を走ることではなく、突飛な何かで耳目を集めることでもなく、常に自分との闘争とチャレンジがテーマだったように思える。今、風の向こうに何かが見えているかい？と。

　ステージ上の吉川は、25周年メドレーをはさみ、「じゃ、次はこれからの吉川をやるから」と、ハードなロックを鳴らしていた。ズシリと重いドラムの音、それに食い込むようにうねるギターの音。吉川は、手に持ったスタンドマイクをグラグラ揺らし、片手はヒラヒラと宙を泳がせながら、長い脚をくねらせてステップを踏む。挑戦と、ちょっとした遊び心を象徴するハイキック用のシンバルは、この日もステージ中央でにぶい光を放っていた。蹴り上げられた回数は2回。アンコールで登場した吉川は『真夜中のストレンジャー』を歌い、語らないはずのＭＣで今の思いを伝えた。「ホントはね、当初『モニカ』よりこの曲がシングル候補だったんだよ。でもなんかそういう運があって、運をうまくつかんでこういうことになってきて、だから、後はちゃんとやんなきゃなって。もう体はいろんなところがボロボロだけど、50周年まで歌おうと」。その言葉に会場から盛大な拍手と「がんばれー！」というかけ声が響く。「頑張れ言うな、頑張ってんだから！（笑）」。44歳の吉川晃司は、軽やかに次の25年への一歩を踏み出した。

<small>※写真をクリックすると拡大画像が見られます。</small>

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<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
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<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/out12-1.jpg" rel="lightbox[out12]"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/out12-1.jpg" width="100" height="150" border="0" alt="out12-1.jpg" class="thumb-ph" /></a></td>
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    <title>第71回　世田谷区上用賀～用賀</title>
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    <published>2009-11-08T15:09:46Z</published>
    <updated>2009-11-08T15:13:25Z</updated>
    
    <summary>馬も運動も歌もすべては“丹田” 「馬ってね、何度も乗るとその人間を覚えてる。俺の...</summary>
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        <name>吉川晃司</name>
        
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            <category term="世田谷区" />
    
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        <![CDATA[<h3>馬も運動も歌もすべては“丹田”</h3>

「馬ってね、何度も乗るとその人間を覚えてる。俺のこと覚えてるなぁと思うと、やっぱりうれしいよね。でね、他の馬に乗ったりすると嫉妬したりもして。そういうの分かったりするとかわいいよね（笑）」。前回、世田谷の馬事公苑からスタートしたウオーキングで、吉川は馬にまつわる興味深い話を聞かせてくれた。公苑の近くにある馬具ショップに立ち寄って乗馬用のパンツを物色しながら、さらに馬の話を聞いてみた。]]>
        <![CDATA[「馬と関わって分かったのは、すべて“丹田”なんだってことだよね」。吉川が言う“丹田”とは、みぞおちの下からへそ下あたりまでのエリアを指すのだが、すべてのコツはそこが中心だったということだ。「ミュージカルでオペラの発声を習ったときもそうだったし、格闘技もそうだし、乗馬も同じで、乗ってるときは丹田が中心になる。ああそうか、スポーツや体を使うときは何でも一緒なんだって。先生にも聞いたんだよね。“馬も丹田ですか？”って。そうよって言われて、なるほどなと。体を使うことはすべてそこに重心を持ってこられるかどうか。そういう事が分かると何をするにしてもある程度の応用が利くし、そのつながりが面白いよね。俺、乗馬始めて3週間で障害を跳び始めて、5～6度目には落馬して肋骨を折って、ちょうど大河の撮影当日は折れてました（笑）。乗馬やってる人からは、そんなに早く跳ぶなんてクレイジーだって言われたけど、撮影現場では馬鹿でかい照明が焚かれたり、カメラのクレーンが動いてたり、甲冑を着て走り回る連中の怒号が響いたり。馬がビビらないほうがおかしいような状況の中、興奮して人の群につっこんだり、機材を飛び越えちゃったりってケースも少なくはない。ってんで。乗馬歴1カ月であろうがなんであろうが、引き受けた以上、生徒には、少々馬が暴れようが跳び跳ねようが落馬しない程度の力はつけさせておかないと教え手のこけんに関わるってんで、厳しかったけど、おかげさまで障害競技が大好きになった。じゃあいっその事、新人戦にでもなんて冗談も出たけど、出場するからには絶対に優勝できるはず！くらいの力をつけておかないと、やっぱり格好悪いよね」

　馬事公苑から用賀に向かう裏道は、人通りも少なく、のんびりしたムードが漂う。乗馬には知り合いを何人も連れていったそうで、一度乗ればみんな馬が好きになるそうだ。「特に女性のリピート率はほぼ100％」と吉川。「理由はよく分からないけど、女の人は馬と直接つながっちゃうみたい。最初は股の間が擦れて痛いけど、ヒップアップになって脚が細くなって、ボンキュッボンの体になる。ただ、みんなじゃじゃ馬になるね（笑）」。

　用賀中町通りから用賀駅に入る手前、新しくなった街並みにも古くから続く店は何軒か残っていて、路地裏の食堂兼和菓子屋『ミナト』で団子を購入。コーヒー休憩しようと喫茶店『珈琲譚』の扉を開けると、コーヒー豆の香ばしい匂いが漂ってきた。「ああ、いい匂い」。吉川は、旨いコーヒーを出す店と確信したときには必ずブルーマウンテンNO.1を注文する。もちろんこの日もそうだった。コーヒーを楽しみ、シンプルなトーストをつまんだ後、吉川が向かったのは用賀駅近くのリハーサルスタジオ。先ほど買った団子はバンドメンバーと休憩中に食べる差し入れだったのだ。スタジオではすでに音楽が鳴り響いていた。リハを重ねて作り上げられた25周年記念の『LIVE GOLDEN YEARS TOUR』は、来年2月6日の日本武道館ファイナルまで続いていく。

<small>※写真をクリックすると拡大画像が見られます。拡大写真の右側にマウスを重ねると「NEXT」ボタンが現れ、次の写真を見ることができます。</small>

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<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
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<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/71-1.jpg" rel="lightbox[071]" title="用賀の裏道で銭湯を発見！ 入りたくなるほどきれいな外観だ"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/71-1.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="用賀の裏道で銭湯を発見！ 入りたくなるほどきれいな外観だ" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/71-2.jpg" rel="lightbox[071]" title="仲町通り近くの『ミナト』では軽食や定食も食べられる"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/71-2.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="仲町通り近くの『ミナト』では軽食や定食も食べられる" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/71-3.jpg" rel="lightbox[071]" title="用賀駅近くの道には百人一首が。「こういうのいいよね」"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/71-3.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="用賀駅近くの道には百人一首が。「こういうのいいよね」" class="thumb-ph" /></a></td>
</tr>
</table>
</div>]]>
    </content>
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    <title>第70回　世田谷区馬事公苑</title>
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    <published>2009-10-25T09:28:11Z</published>
    <updated>2009-10-25T15:44:40Z</updated>
    
    <summary>馬に教えられた人間の勘違い 　待ち合わせ場所の『馬事公苑』に着くと、吉川はすでに...</summary>
    <author>
        <name>吉川晃司</name>
        
    </author>
            <category term="世田谷区" />
    
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        <![CDATA[<h3>馬に教えられた人間の勘違い</h3>

　待ち合わせ場所の『馬事公苑』に着くと、吉川はすでに障害レースを見学していた。馬と人が一体となってバーを越えていく姿は美しく、調和を感じる。

「あの子のお母さんに声かけられちゃった。『乗馬ライフ』見ましたって」。そう言う吉川が指し示す先には、ブロンドの髪をなびかせた女のコがいた。「家族で乗馬をやってる家なんだろうね。障害もやるんですか？って聞かれたから、ちょぼちょぼですってこたえたけど」。吉川が『乗馬ライフ』の表紙に出たのは数カ月前。ロッカーとして写真撮影する時には見られないような柔和な笑顔で、『天地人』で織田信長を演じた時に共演したスィグロという馬と一緒に写真に収まっていた。]]>
        <![CDATA[「あいつはかわいいんだよね。スペインから連れてこられた馬なんだけど、日本に来て少ししたらいきなり甲冑を着た男を背負って、カメラやクレーンがあって火が燃えたりする現場に入れられて、俺が乗ってる間ずっと怖がってふるえてたから。でも動いたら怒られるしね。馬の先生から、暴れると怪我人続出だから、可哀想でもこういったケースでは蹴飛ばすしかないからね、って言われてたからさ。まだ若くて人間でいうとティーンエイジャーくらいなんだけど、そういう修羅場を一緒に過ごしたから何か絆ができたんだね。すごいビビリだけど負けず嫌いで、頑張るんだけど、もともと闘牛士を乗せる闘牛用の馬でサラブレッドじゃないからさ、足はそんなに速くなくて、最初はガーっといくけど全部の馬に抜かれる（笑）。もうぜいぜいいって吐きそうになってるからね。でも、その情けなさがかわいいっていうか、体の作りもちょっとデブちんで、かわいいよね」

　馬事公苑の中は広く、厩舎もあれば日本庭園もあり、馬を歩かせる（走らせる）場所は当然、柔らかな土になっていて、人間の体にもやさしい。サクサク、と土を踏みしめながら、「ここはまた別の障害のレースに使う場所だね」などと、吉川の説明が続く。乗馬を始めたのは信長役を演じたのがきっかけで、「とにかく台本に書いてある馬の場面を、意地でもやってやろうと思った」のが始まりだったが、馬への愛着は深まり、「ハマッたなんてもんじゃない」くらいハマってしまった。

「ひとつは、すごい体力作りになるってことで、あとひとつは、馬は決して自分で操作しようと思ったらダメなこと。馬って、乗っけてもらってるっていう感覚がないとダメで、それが俺はすごくおもしろい。無理に自分の意のままに操ろうなんて馬には通用しないからね。馬は素直だから、通じてない時は人間がどっか間違ってるんだよ。慣れないうちは、手は右に行けって指示してるのに、足では逆の指示を出してることがあったりして、そうなると馬は“はっ？”って（笑）。どっちなんだと思ってるのに、“言うこときかない”って人間が怒るという愚かなことが起こる。馬を困らせてるだけなのに、人間だけが困ってると思う愚かさたるや、自分で情けなくなるよ。障害で飛ぶときも、人間が飛ぼうと思って踏ん張っちゃうと馬の背中を押さえつけることになって、馬にしてみたら“飛びますよー”って言ってるのに、人間が体重かけて落としてるわけ。それを何回もやると、馬は“こいつと一緒にやるとあぶない”と思って飛ばなくなる。人間、そういうことってよくあるじゃない。何かやろうとして力が入りすぎて台無しになるとか。乗馬やってるとそういうことが具体的に感じられて、教えられることばかりだね」。ということで、聞くほどに興味深い馬の話はもう少し続く。

<p style="text-align:right;">（つづく）</p>

<small>※写真をクリックすると拡大画像が見られます。拡大写真の右側にマウスを重ねると「NEXT」ボタンが現れ、次の写真を見ることができます。</small>

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<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tr>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/70-1.jpg" rel="lightbox[070]" title="馬事公苑で障害レースを見学。フォームがきれいだ"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/70-1.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="馬事公苑で障害レースを見学。フォームがきれいだ" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/70-2.jpg" rel="lightbox[070]" title="苑内には自然がいっぱい。たまに馬にも出くわす"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/70-2.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="苑内には自然がいっぱい。たまに馬にも出くわす" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/70-3.jpg" rel="lightbox[070]" title="公苑の隣にあるミニ動植物園。ミニ熱帯魚館もある"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/70-3.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="公苑の隣にあるミニ動植物園。ミニ熱帯魚館もある" class="thumb-ph" /></a></td>
</tr>
</table>
</div>]]>
    </content>
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    <title>無人島の10日間。俺は退化しているのか、進むのか</title>
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    <published>2009-10-11T15:46:17Z</published>
    <updated>2009-10-11T15:55:28Z</updated>
    
    <summary>　10月2日に『中居正広の金曜日のスマたちへ』スペシャルの中で放送された吉川の無...</summary>
    <author>
        <name>吉川晃司</name>
        
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            <category term="番外編" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/">
        　10月2日に『中居正広の金曜日のスマたちへ』スペシャルの中で放送された吉川の無人島生活。VTR終了後、食い入るように見ていた中居の「吉川晃司、なんであんなにカッコイイんだろう」という言葉が印象的だったが、デビュー25周年を機に、「人が太刀打ちできない場所で己の小ささを見つめたい、己を追い込みたい」との思いから始まった10日間の過酷体験について、今週は番外編として吉川に話を聞いた。
        <![CDATA[「とにかく日中はずっとカメラが回ってる状態だからしんどかったね。寝床を作るにも電信柱くらいありそうな丸太をひとりで運んだり、オオコウモリもオオトカゲもいたしね。でも、何より怖いのはアリだって言われて、それはスタッフも一番怖がってた。普通の小さいアリみたいなんだけど、肉を食いちぎる。一斉に襲われたら動物なんて死んじゃうからね。で、ある日、腹が減ったら食べられるように干物にした魚の欠片をカバンに入れておいて、次の日開けたらカバンの中がアリで真っ黒。俺もさすがに悲鳴をあげたよ。ウワァァァァって。まあ、向こうも必死だからね。ウミガメの卵も１メートルくらい深いところに産んでて、よくここまで母ガメは掘るなと思ったけど、それを食べるためにトカゲも頑張ってそこまで掘る。これは命の競争なんだなと思ったね」

　いきなりすごい話だが、吉川は、「都会にいて伸びたゴムみたいになってた五感が研ぎ澄まされてよみがえるのがよかった」と、真っ黒に日に焼けた顔で島の日々を振り返った。

「夜は本当にひとりぼっちで、最初の夜なんか、寒いし、緊張してるし、珊瑚の死骸が波にもまれてガチャガチャいう音がすごくて眠れなかった。サバイバルの専門家に聞いたんだけど、人間って、壁に囲まれれば囲まれるほど安心して野生の力を失っていくけど、まったく何もない空間では恐怖でなかなか寝れないんだって。マタギの人たちも山の中では一面だけ葉っぱを葺いて壁を作って、壁に背を向けて寝るんだって。で、吉川さんが（島で）葉っぱで壁を作ったのは正解ですって言われたけど、最初に教えてくれよと思ったよね（笑）。一晩だけ、雨も降らずに満天の星が見えた夜があって、それはもうハンパじゃないくらいきれいな星空だったけど、あとは風と雨との攻防。濡れた洋服も乾かせなくて、もう神経衰弱だよね。夜中にひとりで何回も叫んでたから。試されてるんだなと思ったけど、いい加減にしてくれって何度も思った。湿った草で火をおこすのにすごい時間かかって、ボッと火がついたときはすごい喜びなんだけど、記録のカメラが湿気と塩気にやられて撮れてなくてがっかりしたりね。とにかく海がきれいで楽しいなんていう余裕は残念ながらもてなかったな。栄養が取れなくて体が動かなくなるし、島にいる間は本当にやってられなかったけど、帰ってみればいろんな意味でよかったよ。人間、耐えるってことをしないとありがたみが分からないからね。ひとりで何かするってことは、いろんな意味で研ぎ澄まされるし、まず自分を守ることをしなきゃいけないわけだから。でも、“文明という名の堕落”と誰かが言ったけど、人間は最も退化した生き物だと思ったね。人間には道具を作る能力があるから、道具や武器を持ってれば一番強いけど、それをはずされたら太刀打ちできない。掌が柔らかすぎるから、木の葉っぱを持っただけで切れるしね。でも動物はそんなことない。腐らせた餌をしかけてトカゲを捕まえたんだけど、なんでトカゲは腐ったものを食べても大丈夫なんだろう、俺たちは進化してるんじゃないんだって、捕まえたトカゲを見ながらずっとそんなことを考えてたね」

　島を離れるとき、吉川は島に向かって「ありがとうございました」と頭を下げた。「たかが10日間だけど」と吉川は言うが、『たかが』が大きな前進になることは、吉川の秘められた心だけが知ってる気がする。

<small>※写真をクリックすると拡大画像が見られます。</small>

<div class="enlarge">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tr>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/out11-1.jpg" rel="lightbox[out11]" title=""><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/out11-1.jpg" width="100" height="133" border="0" alt="" class="thumb-ph" /></a></td>
</tr>
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</div>
]]>
    </content>
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    <title>第69回　目黒区碑文谷～武蔵小山</title>
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    <published>2009-09-27T15:33:48Z</published>
    <updated>2009-09-27T14:45:01Z</updated>
    
    <summary>商店街で買うのは心意気 　碑文谷の『円融寺』から裏通りをぐるりと周り、『平和通り...</summary>
    <author>
        <name>吉川晃司</name>
        
    </author>
            <category term="目黒区" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/">
        <![CDATA[<h3>商店街で買うのは心意気</h3>

　碑文谷の『円融寺』から裏通りをぐるりと周り、『平和通り商店街』に向かうと、とある角で『創作陶器』という看板を出した食器店に出くわした。吉川は興味津々でウインドウをのぞいている。「和食器の店って寄りたくなるんだよね」。さらに進むと、次に出くわしたのは材木店。店の前の材木をコツコツ叩きながら、「オーク材とチーク材って、どっちが北だっけ？　確かオークが北の木で、チークが南の木。どっちも堅い木だよね」。こういうちょっとした知識は、男子ならではの必須事項なのだろう。「この間無人島にロケに行ったとき、竹が生えてたんだけど、日本の堅い竹と違って成長した後も手で折るとグシャっと曲がる。あれはシナチクだね」。お土産話を聞きながらいよいよ『平和通り商店街』に入ると、静かだった住宅街にちょっとした活気がみなぎってくる。銭湯『月光泉』の看板に書かれた“各種シャワー”という文字を目ざとく見つけた吉川は、その言葉がツボだったらしく「各種シャワーって、どんな？（笑）」と楽しそうに笑った。]]>
        <![CDATA[　ここの商店街のメインは、魚屋、肉屋、総菜屋などが軒をつらねた一角。さっそく魚屋をチェックすると、「ここはいい魚置いてる」と満足げ。「尾長鯛っていう魚があったけど、高級魚でウマイんだよ。三宅島とか、あのへんの海域で捕れるんだけど、スーパーとかにはあまり置いてないからね」。そして次の魚屋では店先に並んだサンマをツンツンと指で触り、「今年はサンマが豊漁だけど、これ、イキがいいよ。まだ硬直してないし、くちばしが黄色いでしょ」。さらに奥に進むと、煮物や天ぷらなどの総菜がずらっと並んだ一角があった。「イカゲソの天ぷら食いたい！」。さっそく買ってつまみ食い開始。「軽く揚げてあるからイカが柔らかくてウマイね。どうせ住むなら、俺はこういうとこに住みたいよ」。平和通り商店街がかなり心にささった吉川だった。

「スーパーってのは品揃え豊富だし便利で良いけれど、そのぶん味気ないと思うんだよね。値段は高いし、モノだってこういう店ほど新鮮じゃない。それに、やっぱり商売って“人”でしたいじゃない。売る人と買う人が顔を合わせて仲良くなると変なもの売ろうとしないし、昨日のだから半額でいいやってことにもなる。スーパーとかコンビニにはそれがないから。本当にモノしか売ってない。でも、商店街なんか心意気の“意気”も売ってる。人の思いも一緒に取り引きできるから味わい深いし、やっぱり人ってどこまでいっても人間関係だから、そういうことのおもしろさとか大事さは失いたくないなって思うんだよね」。商店街を抜けた路地を進んでいくと、武蔵小山駅へ通じる通りに出た。それを目黒方向に向かうと、「あれ、すごい！」と、あるものを発見。レトロなその建物をのぞくと、そこは貸しスペースやシェアハウスとしても使われているところで、「シェアハウス体験あり」の看板が出ている。「俺、体験してみようかな（笑）」。コーヒーを注文し、セルフで2階に運び、所狭しと並べられた骨董品の中に座って小休止。さて、無人島、どうでした？　と問いかけると、「いやぁ、大変だった」と吉川。「でも、ギリギリの思いをして、自分の小ささとか、いろんなことを感じたのは、結果としていい経験だったね」。この後、吉川が語った無人島での思いは、次回たっぷりとお伝えする。

<p style="text-align:right;">（つづく）</p>

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<div class="enlarge">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tr>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/69-1.jpg" rel="lightbox[069]" title="どんなシャワーなのかぜひ試してみたい"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/69-1.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="どんなシャワーなのかぜひ試してみたい" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/69-2.jpg" rel="lightbox[069]" title="商店街の路地でじゃれあう猫。絵になる"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/69-2.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="商店街の路地でじゃれあう猫。絵になる" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/69-3.jpg" rel="lightbox[069]" title="食欲をそそる出来たてお総菜がドーン！"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/69-3.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="食欲をそそる出来たてお総菜がドーン！" class="thumb-ph" /></a></td>
</tr>
</table>
</div>]]>
    </content>
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    <title>第68回　目黒区上目黒～碑文谷</title>
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    <published>2009-09-13T21:48:19Z</published>
    <updated>2009-09-13T21:51:27Z</updated>
    
    <summary>古寺には子ども時代の思い出が 　9月7日。過酷を極めた海外取材から帰国したばかり...</summary>
    <author>
        <name>吉川晃司</name>
        
    </author>
            <category term="目黒区" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/">
        <![CDATA[<h3>古寺には子ども時代の思い出が</h3>

　9月7日。過酷を極めた海外取材から帰国したばかりの吉川は、中目黒のスタジオにいた。身体の肉が落ち、日焼けし、本人曰く「帰還兵みたいだった」という姿は、帰国後数日で少しずつ元に戻りつつあったが、その“今”を写真に収めるべく、吉川を撮り続けているカメラマンの細野晋司氏が、さまざまなアングルからシャッターを切っていた。]]>
        <![CDATA[「真っ黒になって帰ってきちゃったよ」と吉川。裸の上半身と、ずり降ろしたジーンズからのぞく腰骨のラインが艶めかしい。「昔は素潜り10メートルぐらいいけたけど、今は7～8メートルぐらいしか潜れなかったね。もう酸欠になりそうになりながら貝を捕ったりしたけど、しんどかったよ」。立ち話をするにつけ、そのロケがいかにハードなものなのかが伝わってきた。それに関しては後日改めて報告するとして、帰国後最初のウオーキングで向かったのは、学芸大学の駅近くにある『飯塚精米店』。ここでは自家製おにぎりを作っていて、街角ランキングでも常に上位に入る人気店だ。「こんな店があるんだったら、さっきスタジオでおにぎり食わなきゃよかったな」という吉川だったが、碑文谷公園の木陰で食べたおにぎりは「うまい！　これなら食えちゃうね。やっぱりちゃんと作ったものはウマイよ」ということで、鮭のおにぎりを完食。「昔、こっち方面に住んでたときはたまにジョギングに来てた」というこの公園には、ポニーの乗馬を体験できる施設や、ウサギなどがいるミニ動物園があり、中央には大きな池がある。日差しの強い午後は空いたベンチが見つからないほど近隣の人たちに親しまれている公園だ。木陰の柵に腰掛けながら、過酷ロケの写真を何枚か見せてもらった。そこにはかなりオドロキの写真があり、興味はさらにつのる。ロケ話を聞きながら再び歩き始めた道の途中で色っぽい雰囲気の小料理屋の看板を見つけると、「いいねぇ、こういうとこでたまにはしっぽりいきたいねぇ…」。そしてセミの鳴き声と風を感じ、「もう秋だね…」とポツリとつぶやいた。

　目黒通りを越え、碑文谷のダイエーの脇を入ると、駐車場に食い込むように建っている小さな焼き鳥屋が目についた。「行くならこういうとこに行かなきゃ！」。買い食いした焼きたてレバーもなかなかの美味。「誰かの結婚式で来たことがある」というサレジオ教会を過ぎ、『円融寺』に向かう。由緒ある天台宗の寺には、古い仁王門があり、その先には歴史を感じさせる木造の本殿があった。「時を経たものって、やっぱりいいね。醸すものが違う。いろんなものを見てきてるんだろうね。あの（高い床の）下には絶対、あり地獄とかの巣があるよ。子どものころ、そういうのを見つけちゃ、葉っぱとか木でちょんちょん突いて、出てくるのをつかまえて遊んでた。赤土にいるオケラとかもね。オケラは甲冑を着てるみたいで、子どもにとってはカッコイイ虫なんだよ」。少年は虫取りが好きだが、吉川もその類にもれなかったようだ。

　次の目的地を『平和通り商店街』と決め、静かな住宅街を進む。「これいいね！」。見つけたのは『珠算塾』の看板。「今、ヨーロッパとかで流行ってるらしいよ。珠算ができると暗算が速くなるし、脳が活性化されるっていうけど、俺は子どものころ、そろばんを車にして遊んでたよ（笑）」。やはり予想通りの少年だったようである。

<p style="text-align:right;">（つづく）</p>

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<div class="enlarge">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tr>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/68-1.jpg" rel="lightbox[068]" title="碑文谷公園のポニー舎を見学「馬はいいよね」"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/68-1.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="碑文谷公園のポニー舎を見学「馬はいいよね」" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/68-2.jpg" rel="lightbox[068]" title="碑文谷ダイエー近くにあるこだわりの焼き鳥屋"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/68-2.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="碑文谷ダイエー近くにあるこだわりの焼き鳥屋" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/68-3.jpg" rel="lightbox[068]" title="この看板は渋い！　今から習っても遅くないのか？"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/68-3.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="この看板は渋い！　今から習っても遅くないのか？" class="thumb-ph" /></a></td>
</tr>
</table>
</div>]]>
    </content>
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    <title>NEW CLASSIC GIG &amp; 44th Birthday LIVE</title>
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    <published>2009-08-23T16:46:09Z</published>
    <updated>2009-08-23T16:49:58Z</updated>
    
    <summary>　44歳になって初めての登場は、黒のTシャツに細身のデニム。広い肩幅と長い手足を...</summary>
    <author>
        <name>吉川晃司</name>
        
    </author>
            <category term="番外編" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/">
        　44歳になって初めての登場は、黒のTシャツに細身のデニム。広い肩幅と長い手足を見せつけながら、吉川は渋谷AXのステージで強烈なロック＆ダンスを披露した。

　8月18日、吉川晃司44歳の誕生日に行われた『25th Anniversary プレミアム バースデイ イベント』には、抽選で選ばれたファンが集結。通常のライブとは異なるフリーイベントとなったこの日、「今日は楽しいお誕生日会のイベントだから」と、爆音を響かせたハードなステージングとは対照的なゆる～いトークを見せた吉川に、会場は熱く盛り上がった。衣装の一部として指輪がどうにも気になるようで、MCをしながら盛んに左手で指輪をぐるぐる回す。「コージー！」「キッカワー！」「アニキー！」などのかけ声に交じって「指輪どうしたのー！」と会場から飛ぶ声に、「なんかちょっと気になるんだよ！」と吉川。「ライジングに出たときに左手の薬指に指輪しててどうしたとか言ってるヤツがいたけど、たまたま右の指に入らなかっただけだから。俺は水球やってたから、指の太さとか長さが右と左で違うんだよ！」。しかし会場からはさらに「どうして左にぃ？」の声。一瞬とまどった吉川は、「そういう気分もあるんだよ（笑）」。「ほーら、もうゆるくなっちゃった」と言いながらも、通常とは違うアットホームな空気を楽しんでいるようだった。
        　通常とは違うもうひとつのことが行われたのは、誕生日の数日前の8月15、16日に出演した『NEW CLASSIC GIG &apos;09』でのステージ。今年で3回目となるこのライブは、クラシックのオーケストラとロックやR&amp;Bがコラボするもので、土屋アンナ、青山テルマに続いて登場した吉川は、音楽の実験に果敢に挑戦。クラシックと見事に融合したステージを作り上げた。挑戦することが何よりも好きな44歳は、「フルオーケストラで歌うのは初めてで、気持ちよかった。こういう試みに呼んでもらって自分にもプラスになったし、うれしかった」と感想を語る。「クラシックって、エロイよね。すごくセクシーだと思った」と吉川。「俺はデビューしたころこそ電子音楽だったけど、今はどちらかというと生が好きで、むしろ生にこだわってどんどんやりたいし、こういうものに挑んでいかないと新しいものが見えてこない。普段は暴れん坊なステージだから、エンターテインメントとして成立させようと思ってすごいプレッシャーもあったんだけど、やってないことをやれたのがよかったし、食ったことない果物入れてミックスジュース作ってみたら“結構ウマイじゃん、こういうの”って感じかな。また果物の割合を変えて作ってみようかなっていうおもしろさだったね」。好奇心という海は、泳いでも泳いでも次々波がやってくる。しかし吉川は泳ぎは得意。これからも無防備ながらひたすらに泳ぎ続けるだけだ。時に太陽に照らされ、時に波に抱かれて満点の星空を見上げながら。

　44歳記念のステージの最後には特大のケーキが運ばれ、ハッピーバースディの合唱の後、強靱な肺活量でロウソクを一気に吹き消すと、さっそく指をつっこんで味見。素手でガシッとケーキをつかみとると、客席先方へポーンと投げた。争って取ったファンは手がベタベタに。そんなやんちゃな男は、この日のステージで2回のシンバルキックを披露。終了後の打ち上げでも、「トゲが足りない日本にシンバルキック！　今年はガンガン飛ばしていきたい」と宣言した。その言葉通り、今年の吉川には新プロジェクトが目白押し。連載では今後も報告＆取材を続ける。
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    <title>第67回　台東区谷中～文京区本郷</title>
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    <published>2009-08-09T23:12:16Z</published>
    <updated>2009-08-09T23:16:11Z</updated>
    
    <summary>25年経っても変わらない、まずまずの人生 　8月3日、月曜日の『めざましテレビ』...</summary>
    <author>
        <name>吉川晃司</name>
        
    </author>
            <category term="台東区" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/">
        <![CDATA[<h3>25年経っても変わらない、まずまずの人生</h3>

　8月3日、月曜日の『めざましテレビ』を見た人は吉川が出演していたことをすでにご存じだろうが、路地裏ウオーキングの取材に訪れたのは、『愛子のあいたいYOU』のコーナーを担当する皆藤愛子さん。1984年2月1日に吉川が『モニカ』でデビューする１週間前が誕生日だそうで、最初から「ガーン！」という衝撃をくらった吉川だった。]]>
        <![CDATA[　谷中商店街を抜けたところにある駄菓子屋で合流した後、案内したのは、江戸ウチワを購入した『いせ辰』と、招き猫職人の作品が並ぶ『GALLERY猫町』。こちらは残念ながら閉館日だったが、ここで買った招き猫は吉川のスタジオに飾ってある。作家が作る一点モノがいたくお気に入りなのだ。しかし、どちらかというと犬派の吉川は、その理由を「俺、秋田犬に似てるでしょう」と説明していた。

　さんさき坂を歩きながらふと見ると、旨そうな和菓子屋『荻野』がある。目指すは団子なのだが、店のおかみさんが吉川を見つけると大喜びで大サービス。サインを書き、おしゃべりしていると、旦那さんも出てきて、路地裏スタッフ＆テレビスタッフ全員に「ウチの名物の団子をどうぞ」と振る舞ってくれた。せっかくのご好意なのでいただくと、柔らかく、みたらしの味もほどよい甘辛加減の旨い団子だった。その後は谷中墓地で徳川慶喜を参り、いかにも細い路地を散策し、言問通りに出たとたんに「ことといきやがれ」と吉川がギャグを言い、古くて粋な鰻屋やバーなどを見学しながら、本郷の東大の近くに『こころ』という渋～い喫茶店を発見して喜び、最終目的地の、金魚を楽しむ納涼喫茶『金魚坂』へ向かった。そこでインタビューを受けた吉川は、25周年の節目ということもあり、さまざまに含蓄のある言葉を繰り出した。曰く、「俺は自分の知らない自分を見せてくれるものにいつもふれていたい。だから、そういうことを気付かせてくれる人に惹かれる。つまり自分と違うタイプ。恋愛もそうじゃない。恋愛って、自分では思いもよらない行動に出ることがあって、俺はどうしたんだって動揺したり、驚いたりするけど、そこで保険をかけると、人間どんどん小さくなっていっちゃう。ハダカでいれば皮膚だって強くなるからね」。物事に対して慎重派かどうかという話題では、曰く、「俺みたいに石橋を叩かないで泳いで渡っちゃうと、たまに思ったより流れが急で流されたり、石がぶつかってきたりする」。そして自身の音楽については、「絶対に変わるもんかと思ってるし、大事なことは変わらないことだと思う」と吉川は話を続けた。「まわりの景色がどう変わろうと、変わらないでいることの難しさ。人間って環境に左右される動物だからね。だから、田んぼのあぜ道を歩いていたときに培った思いを、その後25年経って再会して同じこと言ってたら、まずまずの人生かな」。なーんてね、と言いながら照れる吉川だった。

　吉川のなじみであるこの店は、金魚の養魚場に、食事も楽しめる喫茶店が併設され、金魚関連の小物も多く扱っている。店先では金魚すくいも楽しめるということで、さっそくチャレンジ。「皆藤さんとカップルっぽく見えるといいな（笑）」と言っていた吉川だったが、金魚すくいでも勝負は勝負。並んで座るもいきなり真剣な目つきに。狙ったのは水槽の中で一番存在感のある大きな出目金だった。

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<div class="enlarge">
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tr>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/67-1.jpg" rel="lightbox[067]" title="吉川が招き猫を購入した『GALLERY 猫町』"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/67-1.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="吉川が招き猫を購入した『GALLERY 猫町』" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/67-2.jpg" rel="lightbox[067]" title="和菓子屋『荻野』。だんご、ごちそうさま！"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/67-2.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="和菓子屋『荻野』。だんご、ごちそうさま！" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/67-3.jpg" rel="lightbox[067]" title="『金魚坂』で金魚すくい。1枚で3匹ゲット"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/67-3.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="『金魚坂』で金魚すくい。1枚で3匹ゲット" class="thumb-ph" /></a></td>
</tr>
</table>
</div>]]>
    </content>
</entry>
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    <title>第66回　台東区谷中 初音小路～さんさき坂</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/archives/2009/07/66.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.tokyoheadline.com/cgi-bin/blog/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=4/entry_id=281" title="第66回　台東区谷中 初音小路～さんさき坂" />
    <id>tag:www.tokyoheadline.com,2009:/blog/ranshin//4.281</id>
    
    <published>2009-07-26T20:48:03Z</published>
    <updated>2009-07-26T20:51:42Z</updated>
    
    <summary>25周年も夢の途中だと俺は思う 　7月22日。日本中が皆既日食の話題で揺れたこの...</summary>
    <author>
        <name>吉川晃司</name>
        
    </author>
            <category term="台東区" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/">
        <![CDATA[<h3>25周年も夢の途中だと俺は思う</h3>

　7月22日。日本中が皆既日食の話題で揺れたこの日は、25周年イヤーを迎えた吉川のニューアルバム『Double-edged sword』のリリース日でもあった。朝のワイドショーの取材も入ったこの日、吉川がテレビクルーを案内したのは台東区の谷中だった。]]>
        <![CDATA[　最初に目指したのは、日暮里駅から谷中銀座商店街に向かう途中にある『初音小路』。「映画のセットみたいだよね」と吉川が言うその路地には、昔ながらの食堂や飲み屋が軒を並べている。「初めて来たときから、夜に飲みに来てみたいとずっと思いながら何年か経ってしまった。今度来るときまでなくならなきゃいいけど」。小路の中ごろにある『都せんべい』で好物の「ゴマがめっちゃ入ってる」せんべいを購入。パリッとかじると、香ばしい香りが漂った。

　この界隈に来たときはいつも寄っていたという谷中銀座商店街のうどん屋をのぞき、街のにぎわいを楽しみながら商店街を抜け、左に折れると、昔懐かしい駄菓子屋を発見。10円の『おばけ煙』と30円の『セメダイン風船』を買い、「昔はこういうので遊ぶのが楽しくて、かわいいもんだったよねぇ」といいながらその場で遊び始めた吉川は、今でも十分楽しそうな様子だ。

　次に吉川が足を向けたのは、さんさき坂にある和風小物の『いせ辰』。版画模様の江戸うちわが並ぶ中、「これ買おう」と手に取ったのは『かまわぬ』の文様のもの。吉川は『かまわぬ』が好みなのだ。一本の丸い竹を細かく裂いて骨にした江戸うちわは、竹のしなりがよく、風の送りもやわらかい。竹といえば、この連載の元タイトルでもある『蘭心竹生』の“竹のように生きる”という言葉を思い出した。曲げられても戻る。まっすぐに生きる。25周年にあたり、その思いを新たに聞いてみる。

「まあ、まっすぐ行くには無傷ではいられないわけだけど、俺を応援してくれる人たちも、“こいつはどこまでやるんだろうな”っていうのを見たいんじゃないかなと思うんだよね。でもそれは、“どこかでつぶれるかな”っていう思いも反面あるような気がする。見たいような、見たくないような、それはそれで身近に感じるようなね。でも俺は変わらないというか、変われない。生涯いち歌手だし、毎回が真剣勝負。常に自分を越えてかなきゃ次のものは出せないから毎年どんどんキツイけど、人間は年老いていくのか成熟していくのかどっちかだからね。よく“人生折り返し”とか言うけど、折り返してどうすんだよって。むしろ折り返すなよ、進めよって。人生ってひとつの作品であるしかないわけだから、最後に行き着くまではすべてが途上。夢の途中だと俺は思ってるんだよね。アルバムに関しては、ファンの人たちがどういう吉川を望んでるのか、アニバーサリーとしては感謝の意を表すというか、今までありがとう、これからもよろしくっていう意味を込めて、みんなが好きな速くて激しいやつを多めにしたってのはあるけど、自信を持って作った。だから、あとは体のケアをちゃんとして、見るからに健康であることが大事だと思ってる。もっとちゃんと鍛えてね。いくら精神を語っても、健康じゃなきゃ実現できないからね」

　谷中散策はまだ始まったばかり。この後吉川は、ある和菓子屋で大歓迎を受けることになるのだが、そこに至るテレビ取材の詳細も含め、次回に続く。

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<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/66-1.jpg" rel="lightbox[066]" title="10メートルほどしかない『初音小路』だが、趣きアリ"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/66-1.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="10メートルほどしかない『初音小路』だが、趣きアリ" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/66-2.jpg" rel="lightbox[066]" title="駄菓子屋で『おばけ煙』を大人買い！　しめて100円"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/66-2.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="駄菓子屋で『おばけ煙』を大人買い！　しめて100円" class="thumb-ph" /></a></td>
<td class="thumbnail"><a href="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/66-3.jpg" rel="lightbox[066]" title="職人技が光る江戸うちわ。3150円だが「長くもつよ」"><img src="http://www.tokyoheadline.com/blog/ranshin/images/img/66-3.jpg" width="100" height="100" border="0" alt="職人技が光る江戸うちわ。3150円だが「長くもつよ」" class="thumb-ph" /></a></td>
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