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2010年02月15日

 

和央ようかさん主演の『ディートリッヒ―』要チェックです

 こんにちは中井です。

 今まではこの1カ月に見たお芝居からピックアップして観劇リポートをお届けしていたのですが、今月はちょっと気になる作品をご紹介します。

 先月の14日に私が製作発表の司会を務めた『ディートリッヒ~生きた 愛した 永遠に~』(青山劇場 3月12~28日)というオリジナルのミュージカル作品です。

 ドイツ出身の女優にして世界的シンガー。美しいだけでなく、その凛とした生き方に男性に限らず女性からも多くの支持を受けているマレーネ・ディートリッヒの生涯を描いた作品なんですが、マレーネ・ディートリッヒってみなさん分かります? 分かりますね。じゃあ先に進めます。

 今回、宝塚で長く男役のトップを務めた和央ようかさんが主演を務めます。6年という近年まれにみる長きにわたってトップを張り続けた和央さんは、2006年の宝塚退団後も舞台を中心に活躍され2008年にはミュージカル『シカゴ』にも出演されています。和央さん目当てだけでも劇場に足を運ぶ価値は十分なのですが、今回はそこに大きなサプライズが。宙組時代に和央さんの相手役を務めていた花總まりさんがこの作品で舞台復帰を果たすこととなりました。この2人は宝塚ファンの中では“伝説のコンビ”といわれているんです。そんな2人がディートリッヒと、生涯にわたってディートリッヒの親友だったエディット・ピアフ役を演じるなんて、本当に楽しみです。

 2004年にはコンビで「第29回菊田一夫演劇賞」を受賞するなど実力のあるお2人だけに、昔を知らない人にもぜひ見てほしい作品です。

 加えて現在、英国のロイヤル・バレエ団のゲストプリンシパルであるバレリーナの吉田都さんが東京公演のみ出演。華を添えます。吉田さんはバレエ以外の一般的な演劇作品に出るのは今回が初めてで、こちらも貴重な舞台となるでしょう。

 共演陣も実力と華やかさを兼ね備えた豪華なメンバー揃い。なかでも注目は史上最年少で宝塚の振付を手掛ける振付家の桜木涼介さん。ルックス・実力ともにそろった桜木さんの名前、覚えといてください。

 もう字数が少なくなってしまったんですが、1月25日発行号で対談させていただいた長塚圭史さんの阿佐ヶ谷スパイダースpresents『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』。「物語からの脱却」とは演劇の可能性そのものだなと感じました。しかし観ているこちら側も緊張感いっぱい。ふだん使わない脳みそをフル回転して観ました。

中井の気になる!! ◆『農業少女』池袋・東京芸樹劇場 小ホール1 3月1~31日) ◆冨士山アネット『家族の証明∴』(こまばアゴラ劇場 3月6~10日) ◆『象』(初台・新国立劇場 小ホール 3月5~30日) ◆『マクベス』(三軒茶屋・世田谷パブリックシアター 3月6~20日) ◆カフカの『変身』(ル テアトル銀座 3月6~22日) ◆『ヘンリー六世』(彩の国さいたま芸術劇場 3月11日~4月3日)


Profile

中井美穂 (なかい・みほ)
95年、フジテレビ退社後フリーアナウンサーに。現在『旅の香り』(テレビ朝日系・日曜18:56~)、『タカラヅカ cafe break』(MXテレビ・月曜22:00~)に出演。2007年1月スタート『世界陸上~We Love アスリート~』(TBS・金曜25:25~)でのMC、また8月25日~9月2日に開催される『世界陸上大阪大会』でもメインキャスター務める。『STORY』(光文社)連載コラムも好評!