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      <title>ZukaZuka行くわよ♪</title>
      <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/</link>
      <description>中井美穂の感激・観劇エッセイ</description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2008</copyright>
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         <title>『SISTERS』は地方に追いかけてでも観るべき舞台</title>
         <description>　こんにちは。中井です。観劇に夏休みなし。今月もたくさんの舞台を観てきました。

　衝撃的だったのは『SISTERS』。

　作・演出の長塚圭史さんは、男性なのになぜ娘の立場から見た親子の話、姉の立場から見た姉妹の生々しいせりふが書けるのでしょう？　同じパルコ劇場での『マイ・ロックンロールスター』で初めて長塚作品に触れ、一気にその世界に惹かれた私ですが、数年の間にこんな作品を書く人になったことに驚き、これからもっといろいろな戯曲を書いて私たちを驚かせてくれる人だということを確信しました。

　それにしても主演の松たか子さんは凄かった。松さんの長ぜりふの迫力に客席も緊張して…。女であり、女優であり、演じるという点で狂気の人でもある彼女だからこそ、実現した作品でしたね。ラスト近くに、ある仕掛けが施されるのですが、それによって、登場人物たちの足元が不安定になるのと同時に、観ているこちらの気持ちも不安定になって……。ドキドキしました。東京公演を観られなかった方は、地方に追いかけてでも観るべき舞台だと私は思います。

　緊張感では『羊と兵隊』も負けていませんでした。主演の中村獅童さんは、いつものイメージとはまったく違う抑えた役でしたが、おそらく素の獅童さんが持っているであろう繊細で柔らかな雰囲気が感じられ、私は今までで一番色っぽいと感じました。作・演出は岩松了さんで、例によって説明ぜりふはなく、唐突にダンスのシーンが出てきたりして、確かに分かりにくいのですが、最近何作が続けて岩松作品を観て、少しその世界への接し方が分かってきました。以前はいちいち「それ、どういう意味？」と好戦的になりがちだったのが、考えずに舞台の空気に身を任せることで、言葉でないもの、空気や雰囲気で何かを感じさせようとしているんだということが分かってきたのです。そうすると、表面には表れてこない静かで深い感情が伝わってくるんですよね。

　反対に躍動的だったのは『道元の冒険』。何役も早変わりし、膨大なせりふを喋る役者さんたち、お疲れさまでした！　でも、道元役として周囲のパワーをひたすら受け止めていた阿部寛さんが実は1番大変だったのかも。井上ひさしさんの戯曲は、ちょっと難しいというイメージがあるのですが、こうしてなじみのある役者さんが出演され、蜷川幸雄さんが演出されることで身近になりますね。とてもいいコラボレーションだと思いました。</description>
         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2008/07/sisters.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Mon, 21 Jul 2008 22:05:43 +0900</pubDate>
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         <title>「退団」で2人のデュエットが観られなくなるのは残念です</title>
         <description>　こんにちは、中井です。今月は、小さな劇場で1カ月のロングランという公演を2本観ました。

　ひとつはモダン・スイマーズの『夜光ホテル』。下北沢のoff offシアターで、客演に萩原聖人さんを迎えた男性ばかり5人の作品でしたが、「男子の集団を書かせたらやっぱり蓬莱竜太は上手い！」と、改めて感心させられました。かつてドラマで活躍していた役者さんが舞台に出るようになるのは珍しくありませんが、この作品は、萩原さんが「この作家とやりたい」と思い、蓬莱さんも「この役者にこういう役を書きたい」と感じたことが仕上がりに出ていたと思いました。それによって劇団員の方も刺激を受け、一層の緊張感が生まれたのではないでしょうか。吉田秋生さんのマンガの主人公のようなヒーローが、萩原さんにピッタリでした。

　もう1本は、森下のベニサン・ピットで公演した阿佐ヶ谷スパイダースの『失われた時間を求めて』。不条理劇で、観終わって「なんじゃ、こりゃ!?」と思いましたが、「わからない！」と突っぱねたくなるのではなく、「なんだったのだろう？」とじっくり考えたくなる難しさでした。長塚さんは秋から1年間イギリスに行くそうですが、その前に劇団としてこういう作品を見せてくれたのは意味があったと思います。できればもう 1回観たかった。

　宝塚月組の『ミー・アンド・マイガール』は、ハッピーな気持ちになって劇場から帰れるミュージカルでした。作品自体はスタンダードで日本でもよく上演されていますが、宝塚で前回上演されたのは13年前、天海祐希さんのさよなら公演でした。今回、瀬名じゅんさんと彩乃かなみさんが主演で、彩乃さんがこの舞台で退団というタイミングでした。

　お二人ともイメージにぴったりで、一途にお互いを想う純粋な姿に心が温かくなりました。花組時代から好きだったお二人のデュエットダンスをもう観ることができなくなるのが本当に残念です。そういえばこの舞台には、17年前の宝塚初演時にも出演されていた未沙のえるさんが同じ役で出ていらっしゃいました。主演の役者さんが輝くためには、こうしたベテランの方の力が本当に重要。それが内部にあるのも宝塚の魅力でしょう。

　宝塚は『ベルサイユのばら──ジェローデル編』も良かったですよ。全国公演用の演目で、私は千葉の市川で観たのですが、どこの会場でやっても“宝塚の世界”なのは、訓練された生徒さんたちの力量のたまものです。</description>
         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2008/06/2.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Tue, 17 Jun 2008 23:37:34 +0900</pubDate>
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         <title>若い演劇ファンにもぜひ観てほしいピーターさんの舞台</title>
         <description>　こんにちは、中井です。GWもせっせと劇場通いをしていた私ですが、その収穫の中から選りすぐりで、今月も感想をお送りします。

　まずは『越路吹雪物語』。池畑慎之介(ピーター)さんが、実在した歌手・越路吹雪さんの半生を演じるミュージカルです。シャンソン歌手として絶大な人気を誇った越路さんに、見た目も歌もピーターさんがそっくりで大評判を呼んで再演を重ね、これがファイナルです。

　私も3度目で内容は分かっているのに、同じシーンでジーンとし、むしろ一層の感動を味わいました。それはピーターさん、高畑淳子さん、長谷川稀世さんといったキャストの素晴らしい演技力が、一層の深みを増していたからだと思います。

　母はこの舞台を観て「コーちゃん（越路さんの愛称）が生きてた！」と感激していましたが、現役時代の越路さんを知らない私は、いまや本物よりピーターさんのほうが親近感があるほど。そんな役に巡り合うのは役者にとって大きな幸運だと思いますが、物真似にならない演技力、歌唱力が問われるはずで、それを見事に表現しているのがさすが。同じ時代に生きているのですから、若い演劇ファンも、ピーターさんの舞台をぜひ観てほしいです。

　実在の人物といえば、宝塚宙組の『黎明の風──侍ジェントルマン　白洲次郎の挑戦』は、サブタイトルにある通り白洲次郎さんをフィーチャーした物語でした。

　白洲さんの断片的な知識は持っていても、何をした人なのかよく知らなかった私は、終戦直後の日本内閣のブレーンだったこと、マッカーサーと互角に渡り合ったことなどをこの舞台で詳しく知りました。歴史上のエピソードはまとめ過ぎなところもありましたし、足の長いヅカの娘役の人たちにモンペは似合いませんでしたが、こうしたテーマに挑戦した意気込みには拍手を送りたいと思います。

　宝塚は「王子様とお姫様の話を1年中やっている」と思われがちですが、こうした骨太の作品も手がけているんですよ。それに何といっても、吉田茂首相を女性が演じてそっくりだなんて、他のジャンルではありえないこと。宝塚の懐の広さ、引き出しの多さを改めて確認しました。

　同じく戦後、日本映画界に吹き荒れた労働紛争を採り上げた猫のホテル『けんか哀歌』にもシビレました。登場人物たちの“表現者の業”が、猫ホテの役者さんの個性と重なって、やっぱりこの劇団はいいメンバーが揃っているなと感動。楽しませていただきました。</description>
         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2008/05/post_16.html</link>
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         <category>感激</category>
         <pubDate>Tue, 20 May 2008 06:32:16 +0900</pubDate>
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         <title>「それは言わない約束でしょ?」タブーを犯すポツドール「顔よ」</title>
         <description>　こんにちは、中井です。暖かくなって、劇場通いが一層、楽しい季節ですね。

　今月もたくさんのおもしろい舞台に出合えましたが、まずはポツドールの『顔よ』。顔の美醜を扱った作品でしたが、この問題はタブーも多いし、つくる側も観る側もしんどいテーマだと思います。タブーを犯すのはポツドールの得意技ですが、今回も「それは言わない約束でしょ？」の約束が次々と破られるんですね。

　言う人、言われる人、どちらの立場に立っても痛い。役者さんの緊張感あふれる演技で、その痛みが心にヒリヒリ刺さります。でもこのヒリヒリは、舞台でしか味わえない貴重な感覚です。

　サモ・アリナンズの『洞海湾』も、ヒリヒリする話でした。ただこちらは、裏のない笑いがたくさん絡むんです。暴力シーンは多いし、人はたくさん死ぬし、話はひどいと言えばひどい(笑)。でも、宇多田ヒカルのデビューのころの物真似とか、コンプレックスの当てぶりとか、笑いが体当たり系で、ちょっと古いんです。

　でもその古さやむき身な感じが、話をいい具合に救ってくれる。だから後味が全く悪くありませんでした。座長の小松和重さんをはじめ上手な役者さんも多くて「上手くて楽しくてひどい話ってあるんだな」と。サモアリはこの公演で活動休止とのこと、残念ですが、松尾スズキさんの作・演出で、素晴らしい公演が打てたと思います。

　そして『どん底』もおもしろかったです、とっても！　私は原作を知らないのですが(ナースチャという名前の娼婦を、ずっと「ナースちゃん」と呼ばれていると勘違いしていたくらいです)、この作品は本当に群像劇なんですね。どんな状況をどん底と感じるかはその人次第ですが、過去も価値観もさまざまな人が登場して、何がどん底か、何が救いかもまちまちです。

　最終的にほとんどの人は同じ場所にいるんだけれど、幸せになったように見えたり、その逆だったり、変わらないように見えたり。20人近い登場人物が、全員ちゃんと印象に残っています。それは上演台本と演出のKERAさんの力で、改めてKERAさんのすごさを感じました。

　同時期に宝塚を退団したふたり、朝海ひかるさんの『トライアンフ・オブ・ラブ』と、湖月わたるさんの『カラミティ・ジェーン』がこれまた同時期にあったのも興味深かったです。いずれも宝塚時代には見られなかった面をうまく引き出せて、今後がますます楽しみです。</description>
         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2008/04/post_15.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Wed, 23 Apr 2008 06:11:36 +0900</pubDate>
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         <title>親孝行兼ね博多座『二月花形歌舞伎』－－若手公演の楽しみ方を再確認</title>
         <description>　こんにちは、中井です。いよいよ春本番ですね。私はひと足お先に、福岡で春を感じました。母と博多座で『二月花形歌舞伎』を観てきたのです。母はこの数年、市川亀治郎さんの追っかけ(笑)で、親孝行も兼ねて行ってまいりました。

　そして行った甲斐がありました！　この公演は、１月恒例の浅草歌舞伎が、同じ若手メンバーで初めて地方公演を実現させたもの。私は浅草歌舞伎も観たのですが、演目をすべて変えられるところは、さすが歌舞伎です。

　特に良かったのは『蜘蛛糸梓弦(くものいとあずさのゆみはり)』。

　亀治郎さんが六役早変わりしたのですが、ひと役ひと役が丁寧につくり込まれ、昔から伝わる作品を自分のものにしようという亀治郎さんの執念を感じました。それに、こういうケレン味あふれる演目を若い人が演じると、すっぽんに飛び込む動作ひとつにもスピード感があって、作品本来のスペクタクル性が存分に感じられ、引き付けられました。

『車引』もそう。松王丸の中村勘太郎さん、桜丸の亀治郎さんが花道から走ってくるシーンがあるのですが「血気盛んな青年が、急を聞いて駆けつけるなら、これぐらい勢いがあるだろうな」と納得できたのです。彼らはこの先も『車引』をやると思いますが、どれだけ成長したかを観るのも、歌舞伎の楽しみのひとつ。そのためにも、こうした若手公演はお勧めですよ。

　もうひとつ興奮したのが『空白に落ちた男』でした。水と油というパントマイムのユニットで活躍されていた小野寺修二さんというダンサーが、クラシックバレエで世界的に活躍した首藤康之さんを主演に迎えたダンス公演で、分類するならコンテンポラリーダンス。でも、ものによっては難解になりがちなコンテンポラリーダンスが、ストーリーも分かる、笑える、自分の日常とつながっていると感じる、楽しい内容だったのです。

　ダンスの水準も高く、世界ツアーに回れるのに、と思いました。ベニサン・ピットで１カ月のロングラン、という公演形態もいいですよね。

　公演形態といえば、夜8時からきっかり１時間半の、コント・オムニバスを上演した親族代表も素敵です！　こういう公演がもっと増えてくれると大人はうれしいのですが。『発電所』は5人の作家さんが書いた5本のコントで、どれもちょっとずつ意地が悪く、本当におかしかった。知らない作家さんの今後の作品も、ぜひ観てみたいと思いました。</description>
         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2008/03/post_14.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Tue, 18 Mar 2008 07:18:49 +0900</pubDate>
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         <title>寝たきり老人が突然元気に…いろいろなことを考えさせられた三田村組</title>
         <description>　こんにちは、中井です。仕事でもプライベートでも北へ行くことの多かったこの冬ですが、東京では相変わらず、小劇場から大劇場まで出かけまくっています。

　今月、特に印象深かったのは三田村組の『天井』です。三田村組は、三田村周三さんというベテランの方が、気の合う俳優仲間に声をかけ、公演のたびに若い劇作家に脚本と演出を依頼する形を取っているそうで、『天井』はモダンスイマーズの蓬莱竜太さんの作・演出でした。

『天井』は、寝たきり老人が突然元気になる話です。元気になるのは本来はいいことなのですが、まわりの人は老人がずっと寝たきりだと思うから、果たせない約束もするし、他の人の前では見せない秘密や本音もさらけ出すし、老人が間もなく死ぬという想定のもとに人生の予定を立てています。だから老人が元気になっても、家族や周囲の人は単純に喜べない。一方で老人は、体力だけでなくエゴも復活して、昔以上にわがままに振る舞うようになる──。とても皮肉な話ですが、どっちの立場も身につまされますよね。蓬莱作品には珍しく、悪い人がたくさん出てきましたが、どの人の気持ちもそれなりに分かるんですよ。再び寝たきりになった老人は、結局、「見飽きた」と言っていた天井を見つめて亡くなります。それに気付いたのが、１番使えないと言われていた介護士だったのも効いていましたね。観た後でいろいろなことを考えさせられた作品でした。

　それと劇団☆新感線の『IZO』も良かった。いつもの極彩色てんこもりの「いのうえ歌舞伎」を期待していくと、肩透かしを食ったかもしれませんが、丁寧に時代劇をつくっていると感じました。青木豪さんの書いたせりふも美しくて、特にラスト15分で気持ちが持っていかれました。主演の森田剛君の“野良犬感”もとても良かったし、戸田恵理香さんはこれが初舞台とは思えない腹の座り方で、これからもどんどん舞台に出てほしいと思う、いい女優さんでした。その青木さんが演出し、イキウメの前川知大さんが脚本を書いた『ウラノス』。どちらも大好きなクリエイターで「このふたりが組んだらいったいどうなるの？」と楽しみだったのですが、今回は残念ながら、ものすごい化学反応は見られなかったように思います。私の期待が大きすぎたのかもしれませんが、次!! に期待です。
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         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2008/02/post_13.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Tue, 19 Feb 2008 07:37:43 +0900</pubDate>
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         <title>コミックが原作の場合は役者の似具合が重要デス!!</title>
         <description>　こんにちは、中井です。『テニミュ』で始まった私の2008年、観劇数のカウンターはいい感じで増加中です。

　と言いつつ、タイトルが『ZUKAZUKA』なのに、しばらくヅカ（宝塚）の話をしていなかったことを反省。今回は星組『エル・アルコンー鷹ー』の感想からお話ししたいと思います。

　これは、青池保子さんの人気コミックが原作。『テニミュ』もそうですが、アニメやマンガが原作の舞台って、役者さんがどれだけ役に似ているかが重要だと思うんです。ヅラやメイクのノウハウが豊富なヅカは、その点で安心。しかも今回の主役は、安蘭けいさんと遠野あすかさんで、歌も踊りも演技も安定した実力のトップコンビでしたから、話の芯をバッチリ伝えてくれていました。

　ただ、長い原作をほとんど見せる構成で、展開がかなり忙しく、やや詰め込み過ぎの感は否めず。黒髪ロン毛と金髪巻き髪の男性ふたりが永遠のライバル関係という、私の萌えポイントはしっかり刺激され、大満足だったのですが(笑)。

　毎年1月恒例の『浅草歌舞伎』も満足させていただきました。この何年かはメンバーが固定していることもあり、役者さんの成長ぶりがよく分かります。若くてきれいだから「可愛いお姫様」といった役がすんなりこちらの意識に入ってきますし。何より、どの方からも「歌舞伎が好きでたまらない」という気持ちが伝わってくるのがいいですね。同世代の役者さんたちがこうして切磋琢磨し合って、未来の歌舞伎はますますおもしろくなるのでしょう。

　若くてきれいと言えば、やはり『テニミュ』。今回は、主人公側の青春学園が沖縄の比嘉中学と対戦する話だったのですが、もし原作の対・比嘉戦を普通に読み流した人がいたとしても、舞台版を観たら、もう1度原作版を読み返したくなったと思うし、比嘉中ファンにさえなったのでは、と思います。それくらい脚本も役者さんも、三次元化を見事に成功させていました。だって青学はベンチに12人いるのに対して、比嘉は5人。それでも空間はちゃんと埋まっていましたし、メンバーそれぞれの試合も見応えがあったんですよ。

　最後にギンギラ太陽&apos;Sの『翼をくださいっ！さらばYS－11』。いつも毒舌ズカズカの私ですが、たまにはこんなふうに、悪意のない素直に感動できる作品に触れるのもいいなと、心が洗われました。日本の航空事情の知識もいろいろ知ることができました。もうすでに、ほとんど忘れてしまったんですけどね…。</description>
         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2008/01/post_12.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Tue, 22 Jan 2008 07:19:23 +0900</pubDate>
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         <title>ディテールを積み重ねて自然に見せてくれたグリング</title>
         <description>　こんにちは、中井です。このところ観劇活動が充実、当たりの作品も多くてうれしい限りです！
　
　まずはグリングの『Get Back!』。やっぱり作・演出の青木豪さんは上手いですね。長年一緒に仕事をしてきたマンガの原作者と作画担当者が別々の道を選ぶという話を、誰もが共感できる作品に仕上げていました。夫婦、恋人、同級生、会社の同期など、同じスタートラインに立っていたふたりが、いつの間にか能力の差が開いて、それをお互いにわかっているけど言えない。

　そういう経験ってありますよね。

　それを、ディテールを積み重ねて自然に見せてくれました。主演の片桐はいりさんはエキセントリックな役を演じることも多いと思うのですが、この作品では、強いけれど本当は優しい人がハマッていました。やはり客演の高橋理恵子さんも素晴らしかったですね。話の本筋とは関係ないけど、ポイントで顔を出す“フツーの人”を見事に演じていらっしゃいました。

『野鴨』も印象に残っています。イプセンの戯曲を、庭劇団ペニノのタニノクロウさんが演出されたんですが、以前、THLの紹介記事で読んでから「庭劇団？」と気になっていたんです。この作品は、小さな劇場全体が森のようにつくり込まれていて、客席数も少なく、すぐ横を役者さんが通って、全体的にとても贅沢でした。物語自体は「この人とは友達になりたくない」と思う人ばかりが出てきて、いかにもイプセン(笑)。今度はぜひ、ペニノ本体でタニノさんの世界をのぞいてみたいです。

　そしてナイロン100℃の『わが闇』もおもしろかった！　3時間20分という長さを感じませんでした。ナイロンはいつも「劇団っていいな」と思わせてくれますね。今回も劇団員の方がみんな「この人じゃないと出来ない」という役で、イヤな性格の役でさえ、見終わったあとにイヤな印象が残らないんです。あ、ナイロンはパンフレットも好きです。毎回、「今度はどんな内容？　どこから読もう？」とワクワクしながら広げています。

　最後に『死ぬまでの短い時間』についても。岩松了さんの世界はまだ「うん、わかる！」とは言えませんが、「もう1回見て、もっと理解したい」と初めて思いました。私も成長しているんです(笑)。
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         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2007/12/post_11.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Tue, 18 Dec 2007 10:46:38 +0900</pubDate>
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         <title>イケテツさんの優しさに触れた気がする「表現・さわやか」</title>
         <description>　こんにちは、中井です。今月は舞台を見てたくさん笑いました。
　まずは真心一座　身も心も『流れ姉妹～ザ・グレートハンティング』。欠点があるとしたら、次はいつ見られるか分からないこと。それぐらいサイコーでした。千葉雅子さんと村岡希美さんの姉妹はいいですね。でもゲストレイパーの高田聖子さんに心底、惚れました。大衆演劇の一座の座長で男役なんですけど、出てきた途端、目と心が奪われました。普通に男性としてかっこよかった！“演劇という名の興行”と言いますか、大衆演劇ならではの俗っぽさも、うまく醸し出していたのではないでしょうか。作品と劇場のサイズのバランスも良かったですね。赤坂レッドシアターだったのですが、新しい劇場でおもしろいお芝居がかかると、東京の演劇は活気づいてるな、という気持ちになります。
　表現・さわやかの『ポエム』は、毒も裏もない、誰も傷つけない純粋な笑いを突き詰めていました。お芝居と言うより、どのシーンもコントとして成立させようとする姿勢に、私は好感を持ちます。出演者全員をおもしろく見せようとする作・演出のイケテツ(池田鉄洋)さんは優しい人ですね。それにしても、猫のホテルという劇団に所属して、そこも好きだけどもうひとつ場所を持ちたいと劇団をつくるのは、大変でしょうけど続けてほしいと思いました。身も心もで、千葉さんは猫ホテでは見せない“女の顔”を出して素敵ですが、それぞれが刺激しあえばお互いのために発展的だと思います。
　ONEOR8の『ゼブラ』は、劇団の代表作にするべく再演した、とパンフに書いてありましたが、それが納得できる作品でした。ワンオアは、役者でなく作品で見せるタイプの劇団で、いつも周囲の割りを食ってニッチもサッチも行かなくなった人が主人公。そこをリアリティーで追いすぎると見ていて疲れるのですが、今回は本筋と関係のない葬儀屋兄弟が、いい感じで空気を柔らかくしてくれました。勝手な希望ですけど、あの葬儀屋兄弟のエピソードで番外編をつくってほしい。
　そして最後は笑福亭鶴瓶さんの『らくご』。歌舞伎座で行われた特別興行でしたが、鶴瓶さんのお葬式という形で始まる構成には笑いました。もちろん落語にも。加えて改めて感じたのは、歌舞伎座という場所の独特な力でした。建て替え工事をするそうですが、中の雰囲気は極力残してほしいと思います。</description>
         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2007/11/post_10.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Fri, 23 Nov 2007 23:48:23 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>早乙女太一君を見に生まれて初めて大衆演劇に!!</title>
         <description>　こんにちは、中井です。今月最大の収穫は、生まれて初めての大衆演劇でした。

『旅の香り』というテレビ番組で、今、大注目の俳優・早乙女太一君とロケに行くことになり、その前に太一君の舞台を拝見しようと、浅草大勝館という劇場へ出かけました。これは何もかもが新鮮な体験でした。

　まず演目が日替わりで、しかも当日まで何が掛かるか分からないことにびっくり！　それだけレパートリーが多く、役者さんたちもそれに対応できるということなのですが、それってつまり、お客さんは演目ではなく役者さんを見に来るということですよね。そういう気持ちに応えるのか煽るのか、上演中も写真撮り放題、花道＝客席の通路で、こらちが戸惑うくらいすぐ近くを役者さんが通るサービスぶり。終演後は太一君をはじめ役者さんがお客さんをお見送り。そこでは役者さんの写真を撮ったり、サインをしてもらったりできるんですよ。お芝居も楽しく、太一君が天才女形と言われている理由もよく分かりました。

　女形っていろんなものをプラスしていくものだと勝手にイメージしていましたが、太一君は、お化粧もしてるし着物もかつらも着けているのに、とてもシンプル。芯が座っているというか、女性を演じても男性を演じてもブレがないと感じました。来年3月に宮本亜門さん演出の『トゥーランドット』に出演されるのが待ち遠しくなりました。ちなみにロケ中も礼儀正しく、素顔もとってもきれいでしたよ。

　大衆演劇つながりになりますが、シェイクスピアを上演する旅の一座を描いたシアターナインスの『シェイクスピア・ソナタ』もよかったです。岩松了さんの舞台で、ほぼ初めて(笑)おもしろいと思いました。役者としての岩松さんも魅力的ですね。作・演出家が自分の作品に出演すると、舞台上にいてもどこか作家の目、演出家の目を感じることが多いのですが、岩松さんは自由で、見ていて気持ちよかったです。高橋克実さんと伊藤蘭さんが演じた夫婦も興味深かった。おふたりが上手だから成立した関係なのでしょうね。

　若手ではイキウメの『散歩する侵略者』が印象的でした。前作も大好きで、傑作という噂のこの作品の再演を楽しみにしていましたが、期待にたがわぬ出来でした。役者さんでは主人公を演じた安井順平さんが、得体の知れない人物を淡々と演じて素晴らしかった！　劇団員ではなく普段は芸人さんですが、大成功のキャスティングだったと思います。</description>
         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2007/10/post_9.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Thu, 18 Oct 2007 00:10:36 +0900</pubDate>
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         <title>世陸で大忙しだったけど…『テニミュ』はしっかり観る</title>
         <description>　こんにちは、中井です。実は私、困っています。8月後半から9月の頭まで、『世界陸上』の仕事でずっと大阪に滞在していたので、先月はほとんどお芝居を見られなかったのです。残念ながら日本人アスリートの活躍は、思うような結果に結びつかないことが多かった今回の世陸ですが、大会自体はおかげさまで盛り上がり、また、日本での開催ということもあって、キャスターとしてはとてもやりがいのある仕事となりました。そんなわけで、うまく時間が合えば、大阪演劇事情をのぞいてみたいという淡い夢も消えました。

　と、言いながら、山積みの仕事の合間を縫って大阪で(も)観たのが『ミュージカルテニスの王子様アブソリュートキング立海フューチャリング六角』、はい、『テニミュ』です。先月もさんざん書かせていただきましたが、主人公が在籍する青学テニス部のメンバーがこの『feat.六角』というシリーズでほぼ全員卒業するので、なんとも寂しく、先にあった東京公演を6回も見たというのに、大阪公演も2回見てしまいました。

　最初は演技も歌も踊りもおぼつかなかったのに、というか、おぼつかなかったからこそ、舞台1回ごとにグングン成長する姿に、腐女子ゴコロがくすぐられるのです。

　考えてみると、『テニミュ』は甲子園に似ている気がします。こう言うと怒られてしまうかもしれませんが…。確かにいくつかの舞台を踏んでいる上手な俳優さんもいるのですが、決してプロの技ではないんです。

　でも1回戦ごとに成長があり、その裏には大変な努力があり、本番で伸び伸びできる子もいれば、良さが出せない子もいるけど、みんなが必死で、それがストレートに伝わってくる。そして今回も、脚本も手がける三ツ矢雄二さんの歌詞が素晴らしい！　「なんのこっちゃ　チャチャッと潰す」とか、短いフレーズがいちいちすごいんです。

　それにしても、私が『テニミュ』を見始めた2年前と変わったと思うのは、会場でもらうチラシです。『テニミュ』の出演者同士、卒業生同士をキャスティングした公演のお知らせが最近一気に増えました。“テニミュ特需”と“BL（ボーイズ・ラブ)ブーム”に乗っかって、キャストを若い男優さんで固めた舞台がたくさんつくられるようになったんですね。彼らにしてみれば、チャンスが増えるから悪くない状況だけど、競争は激化するから単純に喜んでばかりもいられないはず。

　どんどん増えていく『テニミュ』経験者の中から何人が生き残れるのか。ひとりでも多くの子が大きく羽ばたくのを見たいものです。</description>
         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2007/09/post_8.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Tue, 18 Sep 2007 02:01:40 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ファンの心理をうまく突く「テニミュ」と「宝塚」</title>
         <description>　こんにちは、中井です。猛暑日が続いた今年の夏、皆さんはいかが過ごされましたか？

　私は、この3年ほどハマッている『ミュージカル「テニスの王子様」』、通称『テニミュ』に通い、東京公演だけで6回観ました(笑)。『テニミュ』は1年半か2年でキャストが入れ替わる卒業システムで、今回の公演で3代目青学(せいがく＝主人公が所属する学校)メンバーが、ひとりを除いて卒業します。演技も踊りも歌も、「上手くなってきたな」と思うころにメンバーを変えるこのシステムは、彼らの成長過程に想いを重ねるファン心理をうまく突いていて、おかげでこのリピート率です。ハイ、乗せられてます(笑)。

『テニミュ』のずっと前からハマッている宝塚、その卒業生が集まった『DANCIN’ CRAZY』も、ヅカファンの心理をうまくつかんだステージでした。近年のOGの中でも、特に踊りで評価の高い紫吹淳さん、湖月わたるさん、朝海ひかるさんらに加えて、大浦みずきさんという世代がやや上の踊りの名手が参加されたことに大きな意味がありました。というのは、現役だったらありえない顔合わせなんです。さらに、私は大浦さんの宝塚時代を知りませんが、非常に期待されながらケガでできなかった踊りがあって、幻となっていたその曲を今回踊ったということで、客席で泣いている方も多かったんですよ。

　女性の役も男優さんが演じる、蜷川幸雄さん演出のオールメール・シリーズは、成宮寛貴さんと小栗旬さん主演の『お気に召すまま』で、ひとつの完成形を見たのではないでしょうか。今回は再演でしたが、成宮さんはこれまで観たどの作品よりも上手くなっていて、本当に“男性に扮した女の子”に見えました。愛らしさだけでなく、恋する女の子ならではの勝気さまで出ていて良かったですね。対する小栗君は、じっとしているより動いているほうが魅力的。舞台中央の大きな木に登ると、その枝の揺れと、青年期特有のどこか危うい揺れ感が重なって、それだけでドキドキさせられました。同シリーズの『間違いの喜劇』の美術も森でしたが、森の中って“迷い込んで出会う”イメージがあります。

私はこれから森ではなく、世界陸上の仕事で大阪に行ってきます！</description>
         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2007/08/post_7.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Tue, 21 Aug 2007 00:29:42 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>『少女とガソリン』ー濃厚な作品を小空間で体験できる幸せ</title>
         <description>　こんにちは、中井です。今月は世界陸上の取材で海外出張があったため、あまり本数は見られませんでした。でも、数は少なくても内容はとっても充実していましたよ。

　まずは阿佐ヶ谷スパイダースの『少女とガソリン』。今回は土地や血が持つ力が描かれていましたが、長塚テイスト濃厚な展開に「この人たちが揃ったら、つまらないわけがない！」という役者陣が絡んで、期待にたがわぬおもしろさでした。これが初舞台の下宮里穂子ちゃんも良かった。「よくぞ見つけてきた」という逸材でしたね。土地や血の力が目覚めていく過程が、女優としてまだ無色の彼女とうまくシンクロしたと思います。

　こういう濃い作品を、スズナリという小さい空間で体験できるって幸せですよね。この作品は「暴走する男たちシリーズ」第3弾で、前2作の上映会を同じ場所で開催したり、劇場を外側から飾りつけたり、スパイダースのスズナリに対する想いを感じました。

　コクーン歌舞伎『三人吉三』は、中村勘太郎君と七之助君が成長著しかったです。6年前の『三人吉三』とは逆の配役で“実は双子だった恋人同士”を演じていたのですが、歌舞伎によくある「ありえないでしょう」という設定を「もしかしたら、あるかも」と思わせてくれる色気が加わっていました。まじめなシーンで桟敷席の中を歩く時も芝居がブレず、感心しました。ひとつだけ残念だったのが、客層が歌舞伎座とほとんど変わらない印象だったこと。せっかくコクーンという場所でやるんだし、作品全体もおもしろいのですから、もっと若い人が観に来られるといいですよね。安いチケットの日を設けるなど、何か工夫できないかな、と思いました。

　そしてオペラ、イタリアのパレルモ・マッシモ劇場の来日公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』と『道化師』も素晴らしかったですよ。2作ともペリズモ・オペラというリアリズム追求型の作品で、内容が嫉妬によって生まれる悲劇なので、決して観たあと明るい気持ちにはなりませんが、悲劇の合間に流れる曲がめちゃくちゃ美しい！　真に美しいものは人を悲しくさせると私は思うのですが、それを改めて確信した作品でした。
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         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2007/07/post_6.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Tue, 17 Jul 2007 01:49:01 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「春風亭小朝独演会」で実感!!　落語は観る側の想像力も試されている</title>
         <description>　こんにちは、中井です。

　さて、観たばかりで印象が強く残っているグリングから話を始めます。青木豪さんの作品はプロデュース公演の『獏のゆりかご』で経験していましたが、活動母体になっている劇団のグリングは初めて。お茶の間が舞台になった、その家のおばあさんのお通夜の話で、設定は小劇場の作品に多いパターンです。でも、登場人物の関係が分かってくるにつれて、主人公の奥さんの苛立ちとか、程度の差こそあれ親子間にある誤解とか、非常に共感できてくるんですよ。とても個人的な話なのに「そうだよね」「こういう人いるよね」と、うなずく回数が増えてくる。そして父親を憎んでいた長男が、自分に子供が生まれることを伝え、それを聞いた父親が息子の嫁に「よろしく」と頭を下げるシーン、いやぁ、グッと来ました。

　もうひとつグッと来たのが『春風亭小朝独演会』。小朝師匠が7年ぶりの歌舞伎座での独演会で、共演者の林家正蔵師匠と林家いっぺい君共々、歌舞伎にゆかりのある演目でした。小朝師匠は『中村仲蔵』と『文七元結』で、トリの『文七』が素晴らしかった。歌舞伎の人気演目を、たったひとりで立ちもせずに演じるわけですが、それができちゃうし、しかも遜色ないんですよ。お芝居だったら当然ある「この人の演技が」「あの人の着物が」という余計な情報がないせいか、とても集中できました。もちろんそれは、小朝師匠がこちらを惹き付けてくれるからなんですが。落語って、噺家さんの技量と同時に、観る側の想像力も試される怖い芸だと実感しました。

　それからナイロン100℃の『犬は鎖につなぐべからず』もおもしろかったです。岸田戯曲賞はよく耳にするけど、そこに名前が残っている岸田國士のお芝居はほとんど知らなかった私。2月に『禿禿祭』で『命を弄ぶ男ふたり』を観て、難しい話じゃなくて“センス”を書いている人なんだと思っていたのですが、その岸田さんの短編を8本コラージュするという試み自体が、まずおもしろいですよね。ひとつひとつ知っている人は「よくつなげたな」と思ったのでしょうが、ひとつも知らない私はすごく自然で。これを劇団の公演として打つなんて、KERAさんの冒険であり、自信の表れでもあるんだろうな。
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         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2007/06/post_5.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Mon, 18 Jun 2007 00:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>終演後に「美穂さん、泣き過ぎ！」のメールが…</title>
         <description>　こんにちは、中井です。先月も舞台の収穫、たくさんありました。

　まずはモダンスイマーズの『回転する夜』。これを見て私はミシェル・ゴンドリーという監督の映画を思い出しました。共通点は“同じ時間を何度も巻き戻す”。映像ならではの手法だと思っていたのに、モダンに舞台でも出来るんだと教えられました。あるシチュエーションが、微妙に変化しながら繰り返され、こちらの頭が回転しそうになりましたが(笑)、一風変わった構造にプラスして、ラストで心から主人公に「良かったね」と言える内容で、またもや作・演出の蓬莱竜太さんにヤラレました。

主人公が音を立てて成長するポイント、その見せ方が心憎いんですよね。劇団☆新感線の高田聖子さんが客演されていて、素敵な女優さんであることを再確認。主人公に１番巻き込まれる役なのに、そのたびにちゃんと軸を合わせていて素晴らしかったです。


女優さんつながりでは、ＣＭディレクターとして有名な山内ケンジさんが作・演出した城山羊の会の『若い夫の素敵な微笑み』に主演された深浦加奈子さんも、とっても良かったです。

若い男性と再婚してアゲアゲなオープニングと、その夫を実の娘に寝取られて嫉妬に苦しむ中盤の表情の差はさすが。深浦さんは舞台なのにアップに見えるし、どこかザラッとしたフィルムの質感が出せる、日本で希少な女優さんです。高田さんといい、深浦さんといい、ある年代以上の女性を魅力的に書ける作家さんがいるって、舞台のひとつの大きな魅力だと思います。


宝塚は星組の舞踊詩『さくら～妖しいまでに美しいおまえ』とミュージカル『シークレット・ハンター～この世で、俺に盗めぬものはない』。安蘭けいさんの男役トップ、遠野あすかさんの娘役トップのお披露目でしたが、春恒例の初舞台生50人の一斉お披露目も兼ねていて、大変華やかでした。

安蘭さんは歌も踊りも演技も見事で、醸し出す雰囲気がまさに宝塚伝統の男役の色気そのもの！　お芝居もさることながら、フィナーレのラテンメドレーは安蘭さん中心に星組らしさにあふれていました。ファンの方々も待ちに待った安蘭さんのトップお披露目に、私も胸を打たれました。


終演後、知り合いの方から「美穂さん、泣き過ぎ！」とチェックのメールが。いやー、恥ずかしかったです(笑)。</description>
         <link>http://www.tokyoheadline.com/blog/zukazuka/archives/2007/05/post_4.html</link>
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         <category>観劇</category>
         <pubDate>Tue, 22 May 2007 03:12:02 +0900</pubDate>
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