ベストセラー絵本『はらぺこあおむし』で知られる、アメリカの絵本作家エリック・カールの世界を、貴重な原画・作品で伝える展覧会。米国・マサチューセッツ州にあるエリック・カール絵本美術館の全面協力を得て、選りすぐりの絵本原画など約160点の作品を展示する。
展覧会は2部構成。第1部では、カールが世に送りだした80タイトルにおよぶ作品の中から『はらぺこあおむし』や『こぐまくん こぐまくん なに みているの?』など、日本でもよく知られた絵本の原画を展示。第2部では、影響を受けたフランツ・マルク、パウル・クレー、交流のあったレオ・レオニらゆかりのある美術家、作家の作品や、日本の絵本作家いわむらかずおとの共作絵本の原画の他、舞台の衣装デザインや立体作品なども展示。カールのアーティストとしての側面に迫る。
『はらぺこあおむし』が生まれてからおよそ50年。今なお、その輝きは失せることなく、親から子へ受け継がれ続けている。永遠の名作絵本を生み出したエリック・カールの真髄に触れて。