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岸田政権発足:教育ビジョンなき政治の風景【鈴木寛の「REIWA飛耳長目録」第10回】

2021.10.11 Vol.746

 日本のリーダーが変わりました。昨年9月に首相に就任した菅義偉氏が自民党総裁選に出馬をせず、岸田文雄氏、河野太郎氏、高市早苗氏、野田聖子氏の4人で争われ、岸田氏が総裁に就任。第100代の内閣総理大臣に選出されました。

 話を総裁選に戻します。今回は四者四様、それぞれの個性がぶつかり合って、政策的な論戦はそれなりに盛り上がりました。年金制度のあり方について河野氏がドラスティックな改革案に言及すると、財源に関して他の候補者たちから増税の可能性を提起されて、選挙開始後に新たな「争点」として浮上したあたりは、何かと政策が後回しになり、数合わせに終始しがちだった歴代の総裁選と比べても興味深い出来事でした。

 あらかじめ想定されていた争点は、喫緊の最重要課題であるコロナの感染拡大防止策とコロナで打撃を受けた経済の再生でした。その一方で、総裁の任期は3年。総選挙で与党を勝利に導けば、さらにその先も見えてきます。何が言いたいかというと、出遅れていたワクチンの大規模接種が大幅に巻き返し、出口戦略が具体的に語られる段階です。つまり感染が収束した後の日本をどうするか。教育者としては10年後の人づくりについて、それぞれの候補者がどう考えているのか、論戦を気にしていました。

 報道を見る限りでは、奨学金制度の減免や卒業後の年収に応じた方式にするなどの改革案、学費や生活費で困窮する学生たちへの支援など、安倍政権時代に私が大臣補佐官を務めていたときに議論し、すでに着手した毎年7000億円を投じた苦学生への給付型奨学金や授業料無償化政策などを追認するような発言に終始し、新味に欠けていました。果たして、各候補は、すでに始まった支援策を知った上で議論しているのだろうか?という疑問すらわきました。これらの政策に加えて、今後、どうしたいのかを聞きたいところでした。

 岸田氏の公約集をみても分配政策の観点から、教育費の支援といった言及にとどまり、具体的な数字もなく、未来に向けた考えがわかりません。例えばAIが人間の知能を超えるシンギュラリティがあと二十年ほどで訪れる可能性がある中で、知識詰め込み型の旧来型教育からどう転換するのか、岸田氏の問題意識を知りたいところでした。

 正直、野党も似たようなもので中長期の教育ビジョンが全く語られていないのが実情です。衆議院の解散総選挙を前に永田町の光景を寂しくみている日々です。

 

徳井健太の菩薩目線 第112回 『オールナイトニッポン0』で感じたファミリー感とかなしさ

2021.10.10 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第112回目は、オールナイトニッポン0について、独自の梵鐘を鳴らす――。

初めてニッポン放送『オールナイトニッポン0』の単独パーソナリティーを担当させていただいた。平成ノブシコブシも芸歴21年を迎え、齢も40を越しました。そこでようやく、オールナイトニッポンが気付いてくれたんだとしたらありがたい。一回きりとはいえ、特別な体験だった。

実を言うと、俺も吉村もオールナイトニッポンを聴いてこなかった……というか、ラジオ文化で育ってこなかった。俺は、『ごっつええ感じ』をはじめテレビの中の笑いで育ってきたから、熱心に深夜ラジオを聴くといった習慣がないまま、今にいたる。

そのため、オールナイトニッポンのパーソナリティをするということが、どれくらいすごいことなのかピンときていなかった。ところが、アナウンスされるや、芸人やスタッフ、方々から「出るんですよね!?」、「すごいじゃないですか!」、「話すこと決めてるんですか!?」なんて具合に、あらゆる反応が飛んできて驚いた。祭り感が、すぎる。

「なんかよくわからないけど、すごい感じがするなぁ」。そんな感覚のまま、当日、ニッポン放送に向かい、入り口で検温と消毒を済ませる。どこに向かえばいいんだろうと考えていると、警備員さんが歩み寄ってきて、

「4階ですよ」

と粋な声で案内してくれた。もう、さっそうと。スマートに。

普通であれば、「出演者様ですよね?」とか「番組は何ですか?」とか聞いてくる。ところが、この時間に来るということは、オールナイトニッポン0の出演者一択。しかも、今日はノブコブがパーソナリティ。すべてを把握しているようなトーンで「4階ですよ」の一言。俺には、(がんばってください)と心の声が聞こえるくらい、警備員さんすらオールナイトニッポンの一員という感じがした。

そのファミリー感たるや、恐れ入った。

俺たちの前、つまり1~3時はオードリーがパーソナリティーを担当している回だったので、打ち合わせの最中、ずっと彼らのラジオが流れていた。

台本には、「オードリーさんありがとうございました。ここからは平成ノブシコブシのオールナイトニッポン0です」と書かれている。前のパーソナリティが今まさにしゃべっているオールナイトニッポンを聴きながら、 打ち合わせをし、時間を過ごす。これを毎週やっている。同じ空間に、生で居続ける。そりゃファミリー感も生まれる。同じイベントを共生している感じが、すさまじいんだ。

おそらくあの警備員さんも、オールナイトニッポンを聴いているんだろう。入り口からオールナイトニッポンのファミリー感を創り出す一員という感じがしたし、あのウキウキ感は今まで見たどの警備員さんより、番組の一部という感じがした。これがオールナイトニッポンなのかと、俺は震え上がった。

平成ノブシコブシは、ラジオ童貞じゃない。以前にも、ラジオのパーソナリティはやっている。オールナイトニッポンとはいえ、ゲストの一回。なのに、周りは「すごいっすね!」と喝采を浴びせ、現場に到着するとビリビリとファミリー感を感じさせる。

ただラジオの仕事をするだけのに、俺たちはこれから何かとんでもないことをするんじゃないのか――、そんな気持ちになってしまい、 本番直前、俺も吉村もすごい緊張しちゃった……。出たこともないのに、 M-1決勝の出番待ちってこんな感じなのかなって、巡り合うことのなかった未来すら想像してしまった。冗談じゃないよ。

そんな状況だったのだけど、放送はお楽しみいただけたんだろうか?

放送後も、オールナイトニッポンの残響は聞こえてくる。まず、同じラジオなのかってくらい評判が違う。賛辞の声もあれば罵倒の声もある。でも、とにかく数がすごい。

少し前にやっていた文化放送『卒アルに1人はいそうな人』は、俺自身はとても好きなラジオ番組だったけど、誰が聞いていたのかわからないくらい評判や反響の類が、一切、俺の耳には届いてこなかった。そして、俺の曜日だけ、Youtubeに違法にアップロードされていなかった。

約10年ほど出させていただいたMBSラジオ『オレたちゴチャ・まぜっ! 〜集まれヤンヤン〜』ですら、「徳井さんが話していたこの前のラジオの~」みたいなことは起こらなかった。10年、ほぼ皆無。

ところが、オールナイトニッポンは、誰かがYouTubeに上げる、書き起こしのようなテキストがある、Twitterでも転がされる――。

たった一回なのに、こんなに反応があるのは、なんてさびしいんだろうと思った。

日の当たらないところで、何百回、何千回、何万回とやっている人たちだっているのに。同じことを。そう考えると、俺はたった一回も大事にしたいと思ったし、誰も見てないかもしれないことを反芻していくことも大事にしようと、あらためて思った。特別な体験とは、そういうことを再認識させてくれるから、特別なんだ。

GENERATIONS 関口メンディーの「メンディーのコラムンディー」第38回 ときめくモノだけでいい!

2021.10.07 Vol.Web Original

皆さん、こんにちは! 全力コラムニストのメンディーです!! #初めて名乗りました

「何でも”全力”って付けてみたらちょっとは面白くなるんじゃね?」という安易な考えが露呈してしまいました。お恥ずかしい限りです。では気を取り直して、今日も元気に全力でコラムを書いていきたいと思います。#学ばない男

是非お付き合いください!

 

▼ときめくモノだけでいい

僕は最近ものすごい勢いで断捨離をしています。洋服やスニーカーなどを中心にアクセサリー、古本のコレクションなどジャンルは様々です。人にあげたり、捨てたり、売ったり。思い立ったが吉日。「手放したい!」と思ったら即行動に移すことで、みるみるうちに家にモノが無くなっていきました。

引っ越して以来、洋服で窓が隠れるほどパンパンだった衣装部屋に日の光がさした時、この上ない解放感に包まれました。

押し入れに収納するために購入した数十個のコンテナも中を整理したら、ほとんどが必要なくなりました。

生活のために必要なものって実はあまり無い。

自分に必要なモノだけ、それがあることで人生がトキメキ、豊かになるモノだけを残せばいい。シンプルに生きることが一つの目的になっているのかも知れません。

「何かを得るためには何かを捨てなければならない」こんな言葉がありますが、まさにその通りだと思います。捨てることで余白が生まれる。”新しい自分”を歓迎する準備といってもいい。物がたくさんあると「選ばないといけないコスト」が生まれます。なるべく低コストで力を発揮したい時にベストパフォーマンスが出来るような環境整備は大切だと感じています。

 

▼シェアエコノミー

近年”シェアエコノミー”なる言葉が生まれました。

「シェア=分ける」「エコノミー=経済」という意味です。

つまり、所有しなくたってみんなでシェアすれば良くね?という考え方です。

車、自転車、洋服など様々なモノがシェアできます。

以前海外で話題になっていた「Bird」のようなシェア型電動キックボードが最たる例です。

僕の家の近くにも企業名は忘れてしまいましたが、電動キックボードがコンビニの横に併設されていましたね。

わざわざ所有しなくても、必要な時に必要な分だけ借りるという社会ができています。

このような社会の流れをみて、改めて感じることがあります。

 

▼ただ持っているだけのモノは負債

それはただ所有しているだけで価値を生んでいないモノは負債だということです。

スニーカーや洋服のコレクションも実際に着て自分が豊かになったり価値を生んでいれば良いですが、そうでないのであれば家のスペースを奪っているだけの負債になります。

こういう考え方になった要因として、シェアエコノミーの一般化もそうですが、自分で勉強をして「投資」をするようになったことが大きいです。

なぜなら、シンプルに所有していて価値を生むものは投資で、生まないものは負債だからです。

投資というと日本では怪しいとか怖いという認識が強いですが、海外では当たり前のように学校教育に組み込まれています。

そして何も投資はお金のことだけではありません。

読書や知見をアップーデートするための体験にお金を使うことも立派な自己投資です!

投資という感覚は自分を明らかに成長させてくれています。

 

ただ持っているだけの負債は経済の流れを止めてしまいます。

自分には必要がないけど、それに価値を感じてくれる人はたくさんいる。

そういう人たちにどんどんモノというバトンを渡していく。

そうやって流動性を生み出して、経済を回すことで何が起こるか。

「ありがとう」が生まれます。

経済が回るところには「ありがとう」がある。

モノの流れを独り占めして、せきとめるところには何も生まれません。

世の中に対しての”良い行い”とは何なのか。

改めて考えたいと思います。

 

 

※GENERATIONS 関口メンディーの「メンディーのコラムンディー」は、毎月第1・第3木曜更新予定

結局、やっぱり愛と正義だよね!秋田を舞台に繰り広げられるSF映画『光を追いかけて』【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2021.10.06 Vol.web Original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 この1週間も小室さんと眞子さまの結婚が発表されたり、緊急事態宣言が解除されたり、キングオブコントが近年まれにみる面白さだったりといろいろなことがありました。

 それを横目に脚本を書く毎日なんですが、今回は結構苦戦。お絵描きに逃避する時間が続き、なかなか面白いイラストが仕上がっています。

 いや、しっかり仕事しろ、俺。

 ということで今週も始めましょう。

THE RAMPAGE 浦川翔平『BUZZらないとイヤー!』 第12回 R&BがBUZZる秋、今年の注目は?

2021.10.05 Vol.Web Original

THE RAMPAGE  from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍する一方で、DJ Sho-heyとして、TikTokerとして、日々バズることについて思いを巡らす浦川翔平が、いろんなバズりのバズったワケを探る!  さて、今回のテーマは「音楽の秋」。音楽周りのBUZZについて聞きます!

 

――今回の『BUZZらないとイヤー!』は「音楽の秋」をテーマにしようかと思いまして……。

いいですよ! しましょう!

――早速ですが、音楽周辺でBUZZっていろいろあると思うんですが、そのなかで、いま、翔平さんが気になっているものを教えてください。

毎年のことですけど、秋になるとR&Bの楽曲がBUZZり出します。人肌が恋しくなるのかな(笑)。最近TikTokでよく見るのが、2000年代初頭であるとか、90年代のR&B楽曲の投稿。オリジナルとは別のアーティスト、アーティストではない人もいらっしゃいますが、楽曲を打ち込みなおしてアレンジしたものだったり、別バージョンを作って歌ったりされています。

本当にいろんな曲が投稿されていますが、「Lay It Down(Steelix Remix)」はよく見ますね。Loyd(ロイド)というアメリカのR&Bシンガーの楽曲ですが、このリミックスが国内外でBUZZってます。これをきっかけに、例えば、Nelly(ネリ―)の「Dilemma」だったり、Usher(アッシャー)の「U Remind Me」だったり、90年代や2000年代初頭にBUZZった楽曲が再BUZZりするのではと思っています。

ーーTikTokでのBUZZってリバイバルものが多く目につきます。

リバイバルと言えるのは以前ヒットした曲でもあということだと思いますから、まず、いい曲だって事だともいます。耳なじみがある曲だったりもするでしょうから、まったく新しい曲と比べて広がりやすさはあるかもしれないです。ひとつの曲も、まずは音だけを投稿する人がいて、それをアレンジする人、エフェクトを効かせる人、歌ったり、踊ったり、いろんな形の投稿で広まっていきます。なかにはオリジナルを知らない人もいるだろうし、これはいい曲だからって広がっていくのはおもしろいですよね。

とはいえ、新しい作品のBUZZもたくさんありますよ。和田アキ子さんとフレデリックがコラボレーションした「YONA YONA DANCE」の広まり具合はすごい。今はその楽曲を使った投稿は1万はくだらないと思います。

Dream Ayaのフォトコラム【フォトバイアヤ】第86回 喫茶檸檬

2021.10.01 Vol.Web Original

富士吉田に素敵な喫茶店がOPENした。

〝喫茶檸檬〟

東京渋谷のデザインオフィス「れもんらいふ」がプロデュースした喫茶店。

秋元梢と行ってきました。

お店に着くや否やアートディレクターの千原さんがお出迎え!!

 

喫茶檸檬のエプロンは梢が監修したとのことで、、、流石すぎるデザインと拘り。

 

欲しい。普通に欲しいと思ってしまったよ。笑

そしてそして美味しいご飯も食べれる喫茶店と聞いていたので当日お腹を空かせていきました。

檸檬拉麺

 

富士おじや

 

2つともペロリと完食。

本当に美味しかった。。。。

檸檬拉麺のレモンは瀬戸内のレモンを使用されていたので

本場の国産レモンの風味に感動。

食後は梢と富士吉田を散策。

実は梢の写真を撮る機会が今まであまりなかったのです。(いつもご飯食べるか飲んでるかだったから笑)

今回初めて一緒に遠出したのでたくさんシャッター切ってみました

哀愁漂う路地裏と梢

 

ゴミ袋の列に並ぶ梢

 

 

月光仮面と共に

 

梢にカメラを向けて思ったこと!彼女はカメラじゃなくてちゃんとカメラの向こうにいる私を

見てくれてる。。。

私が一番好きな〝会話しながら撮影する〟この事をわかってくれてるかのように

びっくりするぐらい自然にシャッターを切らせてくれていました。

梢といつか色んなところに行って写真撮りたいなぁ。

と心の底から思いました。

徳井健太の菩薩目線 第111回 みなおかの名物企画「買うシリーズ」で購入した約80万円の高級時計を質屋に売った理由

2021.09.30 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第111回目は、思い入れについて、独自の梵鐘を鳴らす――。

 

「徳井さんて、肌着とか来ないんですか?」

数年前、仕事で共演したやす(とにかく明るい安村)から言われた一言。自覚はしていた。自分の脇を見ると、素肌に直接着たパーカーに、じっとりと脇汗がにじんでいる。やすも、気になって指摘してくれたのだろう。これじゃ仕事に集中できなかっただろうに。

少し恥ずかしくなった俺は、肌着というものを初めて意識した。緊張感を伴う仕事が増えれば、今後、脇汗をかく機会も増えるかもしれない。「これからは着用しよう」。さっそくユニクロの真っ白な肌着を10着ほど購入し、脇汗対策にいそしんだ。

あれからどれくらい経っただろう。

先日、麻雀を打っていると、突然、「徳井さん、ワクチン打ったんですか?」と聞かれた。なぜ脈絡もないこのタイミングで? これが噂のワクチンハラスメントか――などと思っていると、彼は俺の腕を指さす。

伸びきった肌着がTシャツの下から顔を覗かせていて、あたかも二の腕にガーゼがかぶさっているような状態になっていた。正体の主は、あのとき買った10枚のうちの一枚だった。

「恥ずかしい」

と思った。 ただただだらしなく伸びきった肌着がTシャツを突破して、求めていない自己主張しているその様子は、羞恥心を掻き立てるに十分すぎる。俺が、終始ハラスメントしていたようなもの。

家に帰って、よくよく肌着を見てみると、だらしないのなんのって。真っ白だったはずなのに、オフホワイトのように変色していて、よれよれ。着丈は膝上まで伸びていて、湯葉でできたハイパーミニを着用しているような俺が鏡に映っていた。

俺も芸能界の末席にいる人間。こんなみすぼらしい格好を人に見られたのでは、あまりに申し訳ない。数日後、仕事で飛行機に乗る機会があったので、空港のユニクロに立ち寄り、同型の新品肌着を探したものの見つからない。約7年の間に販売休止になったらしく、仕方なく巷を席巻しているエアリズムなるものを買ってみた。

真っ白な肌着。再び、同じものを10着買うことにした。

そのことを当コラム担当編集A氏に告げると、「なぜまた同じもの10着買う?」と言われた。曰く、「白は乳首が透けるから、どうせ10着買うんだったらブラックやネイビーも買ったほうが着回しがきくじゃないか」と。

なるほど、その発想はなかった。でも、俺としてはコカコーラをレギュラー、ライト、ダイエット……それぞれ三種類ずつ買わないのと一緒の感覚。「コーラとエアリズムは違う」と言われたものの、「これだ」と思ったものを徹底して買ってしまう。同じものを買い続けているのは、俺の中で“ゴールが見つかっている”からであって、歯磨き粉も缶ビールも同じものしか買わない。肌着のゴールが、ユニクロなんだ。

俺が服に対してまったく無頓着なことは、以前『「モテたい」よりも「面白いと言われたい」という欲が、服装に表れる』でも説明した通り。カジュアルな場所は T シャツでいいし、フォーマルな場所はジャケットを着とけばいい。世の中なんて、それでどうにでもなる。

時計に関しても、まるでこだわりがない。以前、『とんねるずのみなさんのおかげでした』内の「買うシリーズ」で、80万円ほどの高級時計を買った。でも、2~3年もすると「腕時計なんて必要ないな」と気がつき、質屋に売り飛ばした。

「とんねるずさんの番組で買った思い出の品でしょ!? “「買うシリーズ」で買った時計”ってだけで付加価値がすごいじゃない。なんで売れる!?」

再びA氏が異を唱える。でも、その発想もなかった。

腕時計なんて付けていなくてもどうにでもなる。とんねるずさんのことを好きなことと、とんねるずさんの番組で買った腕時計は別腹。

着用していたときから何度か忘れて帰ってくることがあった。「忘れるってことはいつか失くすな」と感じていた。だったら失くす前に、お金に変えた方がいいと思い、質屋へ走った。質屋の買い取り価格は、20~30万円ぐらいだったような気がする。

思い出がないのか、はたまた思い入れがないのか。とにかく生きていて、そういった感傷にひたる機会があまりない。相方である吉村は、「あのときはこうだったよなー」とか、「この店、潰れたんだ!? ここにはあんなものがあって」みたいな話をするのが好きだけど、俺は思い入れがないからか、そういう話に興味が持てない。すでに無いものについてあーだこーだと話すより、今あるものについて話した方がいいと思ってしまう。

そう考えると、俺が新宿や渋谷が好きな理由もなんだかわかった。次から次へと新しいものができていく新宿や渋谷は、思い入れが幅を利かしてくるなんてことが少ない。だから、俺は好きなんだ。思い入れがないと、エアリズム白を10着即決購入できるように、案外、決断も早くなるのかもしれない。迷わなくていいかもしれない。

“全員、人間”純文学のようなストロングスタイルの映画『空白』に、震えてきた!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2021.09.29 Vol.web Original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 緊急事態宣言が解除されるらしいですね。仕事柄、このニュースを一番気にしなきゃいけないんでしょうが、今週は自民党の総裁選とか小室圭さんの帰国とかふるさと納税返礼品のホタテ水着のニュースとかいろいろあって困ります。

 小室さん、こっそり人生相談に投稿してくれないかな〜と思っている今日この頃です。あ、菅さんも…。

 では今週も始めましょう。

Girls² 小田柚葉の「柚葉24じ」第10回 Girls²の中のコンビって?!

2021.09.28 Vol.Web Original

こんにちは!柚葉です🍋

今日は何について語ろう!!??

とっ!

メンバーに相談したところ!!🙄

Girls²にあるペア紹介とかどう?という案を頂いたので!!💡

今日は!

私が思うGirls²のペア紹介をしていきたいと思いま〜す😂

まずは、自分を含めたペア5組を母上とゆずはこの子の印象強いんじゃない?!っていうのを決めてみました!!

まぁ紹介します!笑

1組目〜〜

 

「ゆずらん」

おはスタ木曜日で共に1年間頑張った相棒💪

 

2組目〜〜

 

「ゆずとあ」

通称おふざけコンビ笑

どんどん行くよ〜3組目!

「ゆずみさ」

一緒にディズニー行ったなぁ😂

 

4組目!

 

ゆずとあらんの「east²」

ガル学。〜ガールズガーデン〜で集結した3人!

実はプライベートで遊んだりと意外と仲良かったり…?笑

 

ラスト5組目はやっぱり?!

みんなわかるよね(。´´ิ∀ ´ิ)ニヤニヤ💕

オールスター集結!超豪華群像劇『マスカレード・ナイト』の、ココが凄い!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2021.09.22 Vol.web original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 最近、SNSを眺めていると、なかなか変わったお悩みを抱えている人がたくさんいるな~と思ったりします。

 いや、たまにはお悩み相談もやりたいな、と思いまして。

 最近このコラムを知った方の中にはもともとはお悩み相談していたってこと知らない方もいるんじゃないかと思って、ちょっと呟いてみました。

 さあ、今週も始めましょうか。

THE RAMPAGE 浦川翔平『BUZZらないとイヤー!』第11回 ハワイアンパンケーキで話題のコナズ珈琲がBUZZる理由<後編>

2021.09.21 Vol.Web Original


THE RAMPAGE  from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍する一方で、DJ Sho-heyとして、TikTokerとして、日々バズることについて思いを巡らす浦川翔平が、いろんなバズりのバズったワケを探る!   新しい店舗がオープンするたびに行列ができると話題の「コナズ珈琲」を訪問! 前編ではBUZZってると噂のハワイアンパンケーキをパクリ。コナコーヒーのアロマに癒されているうちに時間を忘れて……

 

――大変です、翔平さん! 満喫すぎて予定していた取材時間がそろそろ……

沼田店長(以下、沼田):ご注文の「ガーリックシュリンプ&フレンチフライ」です。

――あっ! これ、頼んでましたね…

浦川翔平(以下、浦川):来ましたー、これです。食べたかった! 

店長:お好みですけど、殻もそのまま食べていただけます。

浦川:ワァオ!にんにく香る……エビがプリプリ! 

―― ガーリックシュリンプはハワイのソウルフードですが、パンケーキからのガーリックシュリンプって順番が(笑)。

浦川:これを求めていたんです、もう数週間。

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