紗倉まな 処女作『最低。』で小説家デビュー

2016.03.14 Vol.662
 もともとは雑誌の取材で会った編集者に「小説を書きませんか?」と声をかけられたのがきっかけ。初めて小説を書くにあたって、題材は身近なものにしたほうが書きやすいと思った? 「以前エッセイを出していたので、業界とは別のことを書きたいなって思っていたんですが、小説としての処女作なので今の私にしか書けないものを書くべきなのでは、という意見をいただきました。確かに私は社会人経験がこの業界でしかないので、やはり私に書けるのはこれしかないかなって思いました」  4つの物語。第1章は北海道の釧路出身のAV女優のお話。出てくる子たちのエピソードや設定は、AVの世界で実際にあるようなもの? 「登場人物については、この業界に絶対いるだろうなっていう女性が書けたような気はします。土地に関しては、北海道がもともと好きだったうえに、好きな作家さんの作品の舞台が北海道とか東北が多かったので、どんどん北海道に興味を持つようになりました。そして実際に行ったりしているうちに、いつか小説を書くならここ出身の主人公で書きたいなって思うようになりました。釧路にはプライベートでも行ったことがあるんです。釧路湿原に行ったんですが、あの感じがすごく好き。冬で、雪があって、壮大な景色過ぎて一人で涙して帰ってきたくらい。湿原まではタクシーで行ったんですが、運転手さんに“この子一人で釧路湿原に行くなんて、ひょっとして自殺するんじゃないか?”って思われたみたいで、すごく気を使ってくれて(笑)、帰るまで待ってくれていたんです。 “大丈夫です、自殺しないんで。見に来ただけなんで”って(笑)」  人気AV女優がAVを題材に小説を書くと聞くと、エピソードは体験したこと、登場人物は分身というふうにとらえられがちだが、この作品は決してそういう造りにはなっていない。 「最初プロット通りに書いていったんですが、定型文のようなものになってしまったんです。なので、次の段階では自分が好きな台詞を入れるときにはどういうシーンだったらこの子は動いてくれるかな?といったことを考えて書くようにしていったら、書きながら登場人物が動いてくれるようになりました」  紗倉と登場人物が二人三脚で動いている感じ。 「歩み寄ってくれた気はします。相性が悪い子もいましたが、すっと書けた子もいた。第1章の彩加は釧路から、第2章の桃子は札幌から東京に連れてきた。第3章の美穂は撮影で三島に連れていきました。みんなを私の事情でいろいろと振り回してしまいました(笑)」  タイトルはなぜ『最低。』に? 「小説の中にも1個も最低というワードは出ていないし、話の流れ的にも“そんなに最低かな?”と感じる方もいらっしゃると思います。でも、どの仕事にも表と裏があるように、この業界にも明るいところと暗いところがあって、この仕事を選んだからには、なにかしら誰かを傷つけて、頑張ってる方がいらっしゃると思うんです。エッセイでは自分のことばかりで、主に業界の明るいところを書いていたんですが、今回は私ではない、全く違う4人の女性の話を書きたかった。そしてその子たちだったら、暗い部分についてどう思いながら活動しているんだろうって考えた時に、“最低”というつぶやきは心の葛藤や親などに対しての罪悪感、恋人に対しての裏切りのような感覚などが、あふれ出ている言葉なのかな?と思って、このタイトルにしました」  周囲の感想は? 「ふだん本を読まれる方からはいろいろな感想を聞かせていただいているんですが、いつもイベントなんかに来てくださるファンの方は活字が好きじゃない方が多いみたいです(笑)。アダルト関連だと年齢制限があるんですが、こちらはないので中高生の男女のグループがよくサイン会に来てくださっています。そういった意味でも感想の幅はだいぶ広い、いつもとは違うなって実感しています」  時間が許す限り、徹底的に校正などにこだわってしまい、出版社に缶詰になって作業した時期もあったという。 「クリスマスは角川さんにいました。三が日は実家に帰ったんですが、空気の読めない母親の“遊びに行こうよ”という誘惑との戦いでした(笑)。母親からはLINEで感想が送られてきたんですが、長すぎるのと連投されまくっていて、ちょっと読む気にならなくてまだ読んでいないんです(笑)」  今後、小説家や物書きとしての活動も増えてきそう。2作目も早く読んでみたい。 「できたらいいなとは思っているんですが、小説を書いてみて人生経験がそんなに豊富じゃないということを実感しましたので、今後は自分のプライベートを充実させることができたらいいなとは思っています。最近はずっと、休日があってもぐうたらして家に閉じこもって、ルンバを飛ばして寝るというだけの日々だったので、次の本を書くときはいろいろなところに行って、感性を養ってからやりたいなって思っています」  この小説で初めて紗倉まなを知る人も多い。そして紗倉にはこれをきっかけに今後さまざまな分野での活躍が期待される。 「エロ屋としての活動がほとんどなので、本屋さんで見られた方も誰だろう?って思っていると思います。私はこうなりたいというビジョンが明確にあるわけではないので、いただける評価のまま、いただけるお仕事があるなら、そのひとつひとつに挑戦していきたい。やりたいことは全部できたらいいなと思ったりもしているので、“何でも屋” になりたいと思っています」  自らを“エロ屋”と称する紗倉の考える“何でも屋”は紗倉のツイッターを見てもらえればなんとなく分かる。AV作品に関するつぶやきと小説に関するつぶやきが入り乱れ、ちょっとしたカオス状態! 小説をきっかけに紗倉のエロ屋の部分にも興味を持った人は、せっかくの出会いなので取りあえず一本見てみることをお勧めしたい。 (THL・本吉英人)

「穴あけ」で難関資格・東大大学院一発合格! 河合薫

2016.03.14 Vol.662
 気象予報士としてニュースステーションなどに出演していた河合薫が画期的な勉強本を出版。受験生や資格取得を目指す社会人に注目されている。 「この勉強法はノートの左半分に自分で穴を開けた問題を書き、右半分にその答えを書くというとてもシンプルなもの。高校受験の時、帰国子女だった私は、現代国語が360人中359番という成績で、大学入試も進路変更を余儀なくされるほど。そこで編み出した勉強法が、その後の人生でもとても役に立ったので、少しでも参考になればと本を書きました」  同勉強法で大学受験、国際線CA、第1回気象予報士、東大医学系大学院学術博士と難関大学や企業、資格を突破。それを生かせる分野で活躍している。 「実はこのやり方は、大人であればあるほど、知識を深められる。大人は穴あけ問題を作る時に、“どうしてそうなるんだろう”“この言葉の意味は?”など、疑問を持ちます。それをどんどん書き足していくと、その問題の周辺情報が広く分かると同時に、深く掘り下げた知識を得られる。私はこれを“知識のアメーバ化”と呼んでいます。それにより取得した“生きた資格”は実践でも非常に役立ちます」  今、働いている人にこの勉強法をどのように活用すればいいのかアドバイスを。 「20代、30代前半は仕事の基礎知識を作る時期なので、この本の前半部分の問題を作るところから始めてみてください。教科書を選び、毎日5分でいいから問題を作ることをルーティン化する。毎日の積み重ねが大切です。30代半ばの人は、3年間でいいので死ぬほど頑張れと(笑)。とにかく1章から3章までを必死にやって、知識を自分のものにしてほしいです。30代後半から40代の方は、3、4章目のアナロジーと企画の立て方を参考にしていただければ。そこに皆さんがやりたいと思っていることのヒントがあると思います」

野村周平 × 間宮祥太朗 映画『ライチ☆光クラブ』で“14歳の美少年”に!?

2016.02.07 Vol.660
熱狂的なファン層を持つ、古屋兎丸のロングセラー漫画「ライチ☆光クラブ」がまさかの実写映画化! けがれた大人たちの世界を否定する、14歳の少年たちがたどる衝撃の運命とは。独創的な世界観を見事に体現した、野村周平&間宮祥太朗が登場!

小森隼 × 中務裕太 GENERATIONS from EXILE TRIBE INTERVIEW

2016.01.11 Vol.658
 昨年1年間を振り返ってGENERATIONSにとってどんな年だったのか。 中務(以下、中)「一番うれしかったのは初の単独ツアーです。ホールというすごい近い距離だったので、改めてファンの皆さんの顔を見られたのはとてもうれしかったですし、もっともっと大きい会場でファンのみなさんに喜んでいただけることをしたいなという夢が広がった1年でした」 小森(以下、小)「いろいろと感じる年でした。毎年さまざま経験をさせていただいて、それこそ2014年だとEXILE TRIBEとしてドームのステージに立つなど、毎年毎年違うことをやらせてもらい、多くの事を吸収できた。先輩方抜きでツアーをしたり、日本以外の国でライヴをしたり、これまでの経験では感じることのできなかったものを感じられた1年だったので今年はその感じたことを生かせればいいなと思います」   1月27日(水)にはニューシングル『AGEHA(アゲハ)』がリリースされる。 中「これまでで一番のパーティーチューンで、聞いていてもすごくテンションが上がりますし、僕たちも踊っていてもすごく楽しめる楽曲です。めちゃくちゃアップテンポで、過去最高にノリノリな曲。まさにアゲアゲです(笑)。アゲハというタイトルは、サビの歌詞にある“I GET HIGH!!”が“アゲハ”に聞こえるから付けられたタイトルなんですけど、アゲアゲっていう意味も含まれているんじゃないかな(笑)。ぜひミュージックビデオを見て、曲と踊りを楽しんで下さい」 小「曲自体すごくアップテンポの楽曲で、ダンスチューンっていうよりパーティーチューンな感じなので、僕らの世代や、そのちょっと上の方々が聞いても一緒に盛り上がれるような曲です。ちょっと若めというか、僕たち世代が一歩背伸びしたような大人っぽいアダルトな雰囲気も入っています。ミュージックビデオも女性の方がエキストラで出演しているシーンもあるので、そこも楽しみにして下さい。また、裕太君が言ったみたいに、サビに“I GET HIGH!!”って入っているので、とにかくみんなで盛り上がってもらえればうれしいですね」  曲やミュージックビデオ、そして歌詞にも注目してほしいという。 中「サビの部分の歌詞が好きなんです。“加速する時代駆け抜けていこう We ‘re singin’ I GET HIGH!! 踊るように自由に舞えばいいWe ‘re singin’ I GET HIGH!!”。とかすごく自分たちに当てはまるなという感じがします」 小「サビ前のBメロ近くの“逃げ腰のプライドなんていらない 殻を破ったら踊り明かせ”のところが音的にもちょっと沈んだトーンで、振りもちょっと決めている感じの部分でもあるので、そこはGENERATIONSらしさというところでみると、新しい魅力でもあるかなと思います。もちろん歌詞もすごくいいです。また今回僕と裕太君がMVでアクロバットに挑戦しているんですけど、そこに関しては2人だけの計り知れない緊張感がありまして(笑)。撮影も長時間でしたし、また早朝に撮ることが多く、なかなか体のエンジンがかからなかった(笑)。その中で成功させたいという気持ちと不安も少しあったので、2人で楽屋の外にある廊下で練習したりとか、お互い声をかけあったりしていました」 中「ミュージックビデオの撮影ではみんな緊迫していました。今回は世界さんとTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの4人もMVに出演していただいて、ダンスの掛け合いじゃないですけど、ダンスバトルのようなシーンも織り交ぜながらだったので、そのシーンやソロダンスシーンの作り込みや追い込みを各々やっていましたね」  昨年は全国ホールツアーと世界ツアーを成功させて、今年は夢だと言っていたアリーナツアーも決定。 小「アリーナツアーについて具体的な話はまだないんですけど、春にはスタートします。昨年は1月に『Sing it Loud』をリリースして、それで弾みをつけてホールツアー、ワールドツアーを回らせていただきました。そういう意味では『AGEHA』も1月にリリースし、そこから1年が始まって、アリーナツアーにつながっていくのかなと思います。昨年はホールツアーで細かい場所を回らせていただいて、今度は規模を大きくして、またいろんな人に見ていただける。GENERATIONSというフィールドが広がったんだなというのを感じていただけるようなツアーにしていきたいと思います」 中「アリーナツアーはずっと夢だったので、今回やらせていただけるのはとてもありがたいこと。もちろん自分たちの力だけじゃなくて、事務所と先輩方の力のおかげというのは絶対あるので、このアリーナツアーで今まで経験してきたことを存分に発揮して、ちょっとでも事務所と先輩たちに恩返しできたらと思っています。また、このアリーナツアーをただ夢を叶えたというだけで終わらせるのではなく、それをまた次の夢につなげられるようなものにできたらなと思います」  今年はどんな年になりそう? 中「2016年は初の単独アリーナツアーもありますし、GENERATIONSとしても4年目に入るので、ここからもっともっとたくさんの夢を叶えられるように、頑張っていきたいと思います。また、ファンのみなさんの支えあってだと思うので、しっかり恩返しできるように、2016年は突っ走っていきたいなと思います」 小「2016年は2015年に吸収したことを生かせるような年にしたいなと思うのと、チャレンジする気持ちを忘れずに、常に挑戦者で何事にもアタックしていきたいなと思います。ファンの皆さんのサポートもすごく後押しになるので、ぜひ今年も応援をよろしくお願いします」

島崎遥香 新たな恐怖が幕を開ける―! 映画『劇場霊』主演

2015.11.08 Vol.654
伝説のホラー映画『女優霊』を生みだし、世界的にJホラーの存在を知らしめた鬼才・中田秀夫監督が、同作を超える恐怖に挑んだ最新作『劇場霊』がいよいよ公開。中田監督に見出された新たなミューズとなったのは、AKB48のメンバーとして幅広く活躍する島崎遥香。女優としての魅力を開花させた初主演作を語る!

「全世界空手道選手権大会」開催迫る 緑 健児 新極真会代表 INTERVIEW

2015.10.11 Vol.652
 4年に一度のフルコンタクト空手世界最高峰の大会『第11回オープントーナメント 全世界空手道選手権大会』が10月31日〜11月1日に開催される。かつてこの大会を制し、現在「全世界空手道連盟 新極真会」の代表を務める緑健児代表に大会の見どころを聞いた。

大島優子 AKB48卒業後、初の主演映画『ロマンス』で見せた”初めての顔”

2015.08.24 Vol.649
『紙の月』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞ほか映画各賞を受賞。女優として高く評価される大島優子。そんな彼女が、『ふがいない僕は空を見た』のタナダユキ監督に望まれAKB48卒業後、初の主演映画で本領発揮!

生駒里奈「小道具のグロテスクな人形に興味津々」

2015.08.10 Vol.648
 乃木坂46の第1期生で、中心的なメンバーとして活躍中の生駒里奈主演の映画『コープスパーティー』が公開中。 「ホラーはあまり見ません。一人で見ると夜中に思い出して眠れなくなるので、あえて避けています(笑)。でも撮影は全然怖くありませんでした(笑)。むしろ小道具とかお人形がすごくリアルで、それに興味津々でした。血糊も楽しかったですし(笑)。お化け系は苦手ですが、グロテスクなのは割と平気なので、普段なかなか見られないものをいろいろ見られて、すごく面白かったです」  意外と肝が据わっている生駒だが、演技には苦手意識があったとか。 「あまり経験がなかったので、不安だったんですけど、主演という機会は二度とないと思ってやりました。なんとか最後まで演じきれたので良かったです。下手は下手ですが、また機会をいただけたら、ちゃんとチャレンジしていきたいなと思います」  次回は恋愛映画とか? 「うーん、お仕事じゃないと経験できないので、それもいいかもしれませんが、そういう意味では、青春を経験していないので、学校生活をエンジョイする青春ものにもあこがれます。でも経験できないことに興味があるので、一番やりたいのは殺される役(笑)。死人は絶対に経験できないですから、挑戦してみたい!」  ホラーが苦手でも楽しめるポイント。 「一人で家にいたら幽霊が出たという映画なら実際に起こりそうで怖いかもしれませんが、異世界での出来事なので、逆に安心して見ることができると思います。あと、イケメンと美女がたくさん出ているので、目の保養にもなります(笑)」  映画公開のタイミングで発売されたニューシングルでは7作ぶりにセンターにカムバック。 「いい時にたくさんの素晴らしい機会をいただいたなと思っています。多分、二度と自分がセンターの時に自分の主演作品が公開されることはないと思うので、両方ともたくさんの方に見て、そして聞いていただければうれしいです」

映画『海街diary』是枝裕和監督 Interview

2015.06.07 Vol.644
2013年、『そして父になる』でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した是枝裕和監督が、吉田秋生の名作漫画を、豪華キャストを迎えて映画化。是枝監督と役者たちが紡ぐ風景一つひとつに、誰もが自分の“海街”を思い出す。

SPECIAL INTERVIEW 野村萬斎

2015.05.24 Vol.643
 狂言師で世田谷パブリックシアターの芸術監督を務める野村萬斎が構成・演出、そして出演する『敦−山月記・名人伝−』が初演から10年の時を経て再演される。萬斎のライフワークともいえる「古典と現代の融合」が具現化された作品だ。

関口メンディー&小森隼 INTERVIEW

2015.05.09 Vol.642
2012年に現在の7人で、メジャーデビューを果たしたGENERATIONS。今年2月には2ndアルバム、5月13日には8thシングル『Evergreen』を発売。さらに現在、デビューした時からの夢だった、初の単独ライブツアー「GENERATIONS WORLD TOUR 2015 “GENERATION EX”」も行っている。第一の目標を達成した、メンバーの関口メンディーと小森隼がニューシングル、ライブツアー、今後の夢を語る。