日本語で歌うドイツのバンド J-WAVEでかかってます!
May. 5. 2008

 アニメ、漫画を中心にした日本のポップカルチャーが熱い注目を浴び、欧米の若者の間では、その要素をどんどん取り入れようというムーヴメントも起こっています。実際、向こうの大学では日本語を専攻する人が増えているそうなんですが、そんな日本ブームの中、ドイツのあるバンドが、日本語で歌うオリジナル曲を作ってしまいました。バンドの名はWIR SIND HELDEN。女性1人、男性3人の4人組で、ドイツではこれまで3枚のアルバムをリリースし、さまざまな音楽賞も受賞しているというドメスティックで著名なバンド。そんな彼らの曲が「SA ITTE MIYO」。日本語的に読むと「さあ、行ってみよう!」というタイトルの曲です。

 確かにこれまでにも、スティクスやクイーンが曲中に日本語を使用したり、クラフトワークが日本語バージョンを出したことはありました。あとインド人の演歌歌手のチャドや、最近話題の黒人演歌歌手、ジェロなどもいるといえばいるんですが、バンドとして母国で活躍しながら、すべて日本語で歌いきる曲を出すというのはそうとう珍しいケースなんじゃないでしょうか。

 彼らはなぜ日本語で歌ったのか? 以前、彼らの曲が日本の某テレビ局の「ドイツ語講座」のテーマにもなっていたので、その番組に触発されたのかもしれませんが、肝心の日本語のアクセント、イントネーションはというと、若干微妙。でもそれは微妙だから悪いというわけではなくて、微妙なゆえに味があってよかったりもしますし、日本人が日本語で歌う曲よりも、歌詞が聞き取りやすかったりもします。英語詞で歌う日本のロックバンドが、英語圏の国でどう聴こえているか、ということにも通じますね。

 とまあ、そんなことはさておき、WIR SIND HELDENによる日本語ロックの新しい夜明けが始まりました。今後、海外で日本の音楽シーンの注目も高まっていくのでしょうか? 音楽の輸出、始まるといいですね。