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美憂を破ったハム・ソヒ「試合をしてうれしかったけど寂しかった」【10・12 RIZIN.19】

2019.10.13 Vol.Web Original

浜崎への挑戦権をかけた一戦でTKO勝ち

「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で行われたスペシャルワンマッチでROAD FC女子アトム級王者のハム・ソヒと山本美憂が対戦。2R4分42秒、TKOでソヒが勝利を収め、現RIZIN女子スーパー・アトム級王者・浜崎朱加への次期挑戦権を獲得した。

 試合は美憂のタックルを攻略したソヒが最後はグラウンドで美憂をコントロールし、鉄槌の連打で2RにTKO勝ちを収めた。

 試合後のリングでソヒは「今日の試合は、うれしいけど、寂しいです。美憂選手と試合をすることになりワクワクしたけど、試合をしてうれしかったけど寂しかった」などと神妙な表情で語った。

 試合後の会見でも「勝ってうれしい部分もありますがちょっと寂しい感じがします。試合する前から強いすごい選手だと思っていたけれども、実際に試合してみて、考えていたより強くてすごい選手だと思いました」と試合を振り返りつつ「寂しい」という言葉を口にした。

ハム・ソヒが山本美憂破り、浜崎への挑戦権を獲得【10・12 RIZIN.19】

2019.10.12 Vol.Web Original

MMAの実績で上回るソヒがTKO勝ち

「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で行われたスペシャルワンマッチでROAD FC女子アトム級王者のハム・ソヒと山本美憂が対戦。2R4分42秒、TKOでソヒが勝利を収めた。

 ソヒは7月のRIZIN初参戦でDEEP JEWELS アトム級王者の前澤智にTKO勝ちを収め、そのリングで美憂との対戦をアピール。リングサイドで試合を観戦していた美憂がリングに上がり、握手し対戦を受諾。その後、現RIZIN女子スーパー・アトム級王者・浜崎朱加への次期挑戦者決定戦として行われることが発表された。

 ソヒはかつて日本を主戦場に活躍。2013年にはDEEP JEWELSフェザー級王座を獲得。2014年には韓国人女性ファイターとして初めてUFC参戦を果たすなど、MMAでの実績では美憂を大きく上回る。

 対する美憂は2016年のMMA転向直後は黒星が先行したものの、現在4連勝。前戦では2017年に行われた「女子スーパーアトム級トーナメント」優勝者の浅倉カンナを破るなど着実に実績を重ね、今回の対戦にこぎつけた。

山本美憂「私が倒す相手としか見えていない」と必勝宣言【10・12 RIZIN.19】

2019.10.11 Vol.Web Original

闘病中のファンからの激励に勝利を約束

「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の前日計量が11日、大阪市内で開催された。

 RIZIN女子スーパー・アトム級王者・浜崎朱加への挑戦権をかけて戦うハム・ソヒと山本美憂はともに規定体重をクリア。好調な仕上がりを見せた。

 美憂は計量後にハムについて「私が倒す相手としか見えていない」ときっぱり。

 この日は闘病中のファンからの激励を受けた美憂は「“明日は頑張ってください”ってプロテインバーとかいただきました(笑)。私のグローブをオークションで落としてくれて、それを手術室までもっていってくれたりしてくれた。(彼のためにも)負けられない。1~2度お会いしたことはあるが、ちゃんとお話をしたことはなかった。今日会えて良かった。体調や天候次第では難しいと思っていたが、頑張って来てくれた。絶対に負けられない」と改めて勝利を誓った。

髙田延彦が「ハム・ソヒvs山本美憂」で美憂の勝利を予想

2019.10.08 Vol.Web Original

美憂の「フィジカルの強さ」を強調

 元総合格闘家でRIZINの解説を務める髙田延彦が10月7日、弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏とともにMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演。「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で対戦するハム・ソヒvs山本美憂戦について美憂の勝利を予想した。

 髙田はハムの実力は認めながらも「最近の美憂は進化している。美憂が下になることはあり得ない。打撃をかいくぐって倒して、上からガンガン殴れば十分チャンスはある」と話す。

 その美憂の進化については「余計なことをいろいろやろうとはしていない。自分が今まで培ってきたことに、プラスアルファでこれをやれば勝てる、というように悟ったのではないか。それがこの2~3試合出てきた」などと解説。そして「世界最高峰のレスリングテクニックを持っているし、普通では考えられないフィジカルの強さがある。それが彼女の1番の武器。ハム選手であっても今回は美憂にやられちゃうかもしれないね」などと話し、浜崎朱加vs山本美憂のタイトル戦の実現に期待した。

 同番組は、元総合格闘家の体育会系・髙田と、トークバラエティー番組「バイキング」(フジテレビ系)などでコメンテーターを務める東京大学法学部出身の横粂氏が「今現在、髙田延彦が気になっている時事ネタ」を徹底討論するワイドショー番組。

 次回は10月21日に生配信の予定となっている。

髙田延彦 RIZINライト級GP優勝候補にジョニー・ケース【髙田横粂の世相談義】

2019.09.24 Vol.Web Original

「ケースは打撃もレベルが高く総合の経験も豊富で有利」
 元総合格闘家でRIZINで解説を務める髙田延彦が9月23日、弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏とともにMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演。「RIZIN.19」(10月12日、エディオンアリーナ大阪)で開催される「RIZINライト級グランプリ」でジョニー・ケースを優勝候補に挙げた。ケースは1回戦でホベルト・サトシ・ソウザと対戦する。

 髙田は「過去の試合を見ても穴がない。相手のサトシ選手は柔術の世界チャンピオンクラス。万が一、胴衣を着てやったら話にならないが裸の総合格闘技なのでケース選手のほうに一日の長がある。どちらも優勝候補とみられている者同士の一戦だが、ケースは打撃もレベルが高く総合の経験も豊富で有利。サトシは下手に打ち合わないほうがいい。注目はケースのパウンドにどれだけサトシが耐えてさばけるか。グラウンドではサトシは本当は上になりたいが、柔術家なので下になるのには慣れているし、自分が背中をマットにつけても強い。そうするとケースが上になるケースが増えるので、上からの強いパンチが打てる。しかし油断していると下から一本取られるケースも生まれかねない。サトシが強いパウンドをさばきながら下から極められるかが勝負の分かれ目になると思う。タイプが違う2人なのでそういうところも見どころ」などと一進一退の好勝負を予想した。

浅倉カンナ「負けるのが怖いと思った。でももう大丈夫」【8・18 RIZIN.18】

2019.08.09 Vol.Web Original

初めての連敗に「出たくなかった」でも「決まったらやるしかない」
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)に出場する浅倉カンナが8月9日、千葉・柏の所属ジム「パラエストラ柏」で公開練習を行った。

 浅倉はアメリカのアリーシャ・ザペテラと対戦する。ザペテラはレスリングで高校時代には2度オハイオ州王者に就き、3度のナショナルチャンピオンにも輝き、リオオリンピックの代表候補に選出されるほどのレスリングの強豪。

 現在、RIZINでは2連敗中で、前回はレスリングの世界選手権優勝者である山本美憂に敗れた浅倉にとってはなんとも嫌な対戦相手だ。

 練習後、浅倉は現在のコンディションについて「今回の試合は負けるのが怖くて、その分、試合に向き合ってここまで来れた。かなり順調」とコンディションに関しては問題はないよう。

「負けるのが怖い」ということについては「今まで連敗することはなかった。勝ち続けてプレッシャーというのはあったが、負けが続くほうがプレッシャーというか、不安や怖さが増えるので、今回の試合は正直何回も出たくないなと思った。今までは負けた後でもすぐに試合が決まったほうが自分も気持ち的には上がったんですが、今回は落ち込みすぎて、なかなかそういう気にはならなかった。決まったらやるしかないんで、そこは気持ちが切り替えられて“やれるな”って思いました。その分、短期間でどれだけ悪かったところを直せるかという濃い練習ができたので、いい結果が出るんじゃないかと思います」などと2連敗のショックが尾を引いていた時期があったことを明かした。

浜崎朱加がハム・ソヒvs美憂戦に「普通にファンとして楽しみ」【8・18 RIZIN.18】

2019.08.07 Vol.Web Original

「RIZIN.18」でタイのアム・ザ・ロケットと対戦
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)に出場するRIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加が8月7日、都内で公開練習を行った。

 浜崎はセミファイナルでタイのアム・ザ・ロケットと対戦する。アムはムエタイで80戦以上の戦績を誇る一方で、柔術でも黒帯を持つ立って良し寝て良しのファイター。

 この日は所属するジム、AACCの阿部裕幸代表との2分間のマススパー。アムを想定して阿部代表は蹴りが多め。その蹴りをきっちりガードしてからパンチにつなげるシーンが多くみられる内容となった。

 練習後の会見ではアムについて「スピードと爆発力がすごいというのと極める力もあって打撃だけじゃなくて寝技も侮れない相手。ムエタイベースの選手は初めてなので、リズムをつかむまでに時間がかかるかなというのはある」などとと警戒した。

 その一方で試合については「(前回同様)打撃もちょっと試しながら寝技でしっかり決められればベストかな」などと話した。

あいがBellator参戦の強豪相手に「勝って終わらせたい」【8・18 RIZIN.18】

2019.08.06 Vol.Web Original

柔術がベースのタバサ・ワトキンズと対戦
「RIZIN.18」(8月18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)に出場するあいが8月6日、都内にある所属ジムのKRAZY BEEで公開練習を行った。

 あいは昨年大晦日の「RIZIN 平成最後のやれんのか!」で川村虹花を相手にプロデビューに臨み、1RにグラウンドパンチでレフェリーストップによるTKO勝ちを収めデビューを飾った。

 今年はDEEP JEWELSで國保小枝にパウンドの連打で1RTKO、山口さゆりにスリーパーホールドで2Rに一本勝ちと現在プロ3連勝。

 今回はアメリカのタバサ・ワトキンズと対戦する。ワトキンズは柔術をベースとしたファイターでアマチュア時代にはRIZINにも参戦したことがあるシーナ・スターにアームバーで一本勝ちを収めている。2017年にプロデビューを果たすと3連勝。2月のBellator215では6月の「Bellator222」でRENAに一本勝ちしたリンジー・ヴァンザントと対戦し、TKOで敗れてプロ初黒星。ここまで5戦3勝2敗で2つの一本勝ちを記録するなど極めの強さが売りのファイターだ。

ハム・ソヒが前澤に壮絶TKO勝ち。山本美憂に対戦アピール【7・28 RIZIN.17】

2019.07.29 Vol.Web Original

強烈なひざ蹴りのラッシュ
「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でRIZIN初参戦を果たしたROAD FC女子アトム級王者のハム・ソヒがDEEP JEWELSアトム級王者の前澤智を相手に戦慄のKO勝ちで初陣を飾った。

 サウスポーのソヒのプレッシャーに対し、的を絞らせないように動き回る前澤。ソヒがプレッシャーをかけコーナーに追い込むが体を入れ替え逃げる前澤。

 ソヒがパンチからヒザでコーナーに追い込み、組み付くと首と腕を固めヒザを打ち込んでいく。ここは腕を抜いて脱出した前澤だったが、ソヒのプレッシャーは止まらない。

 ラウンド終盤、ソヒの左のパンチからの右ヒザがボディーに入ると前澤の動きがガクッと落ちる。コーナーを背に座り込んだ前澤の顔面にソヒがヒザのラッシュ。前澤の動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。

 ソヒは試合後のマイクで「チャンピオンに挑戦したい気持ちも強いですが、まず山本美憂選手と試合がしたいです。お願いします」と美憂との対戦をアピール。リングサイドで試合を観戦していた美憂は促されてリングに上がると「私もハム選手の試合を見て、試合がしたいと思いました。よろしくお願いします」と応じた。

 この対戦が実現すればスーパー・アトム級王者・浜崎朱加への挑戦権をかけた戦いとなる。

初防衛の浜崎朱加が山本美憂に警戒感【6・2 RIZIN】

2019.06.02 Vol.Web Original

序盤はフレイの打撃に苦戦
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)でRIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加が初防衛戦に臨み、ジン・ユ・フレイに判定勝ちを収め初防衛戦に成功した。

 フレイはかつて浜崎が巻いたInvicta FC世界アトム級の現王者で“最強の挑戦者”ともいえる難敵。

 1Rから打撃における距離、主導権の奪い合いが展開される。

 浜崎は打撃で勝負に出るが、フレイは強烈な左ロー。浜崎の右のパンチに合わせたフレイのクロスを被弾した浜崎の唇がはれる。

 手数では負けていない浜崎の左フックがフレイの顔面をとらえる場面もあったが、フレイの打撃はパワフル。2Rには浜崎の左にフレイがカウンターの左フックをクリーンヒット。そしてフレイの左ローで浜崎の右足は徐々に赤くはれダメージが蓄積されてくる。

美憂がカンナに判定勝ち。アーセンと初の親子そろい踏み【6・2 RIZIN】

2019.06.02 Vol.Web Original

急成長したMMA力を披露
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)で浅倉カンナ(パラエストラ松戸)と山本美憂(KRAZY BEE / SPIKE22)が対戦。21歳と44歳という年齢差がクローズアップされた試合となったが美憂が3-0の判定で勝利を収めた。

 1R、浅倉の右ローを美憂がキャッチしてテイクダウンを狙うが、浅倉はコーナーに逃げ、テイクダウンは免れる。浅倉はまたもローを繰り出すが、そこに美憂が右のパンチを合わせる。

 今度は美憂のフックをかわして浅倉がカウンターのタックル。美憂はがぶりこらえるが、浅倉がテイクダウンを取り切り、上を取る。しかし美憂はすぐにポジションを入れ替え、立ち上がる。浅倉はすぐにタックルにいくが、ここでも美憂はコーナーを背にこらえる。

 浅倉は右差しから引きずり倒そうとするが、こらえる美憂。離れて打撃の攻防となるが、ともに決め手を欠き、1Rは終了。

 2R、浅倉のローに美憂がパンチを合わせる。浅倉がフェイントからタックルに行くが、美憂は倒れない。組み合いからヒザを放ちあう2人。

 離れて打撃の攻防となり、センターを取った美憂の周りを回りながらチャンスをうかがう浅倉。浅倉がタックルに行こうとするとパンチを合わせる美憂。浅倉がローからタックルに行くが、美憂はがぶってつぶすとコーナー際で上を取る。

 立ち上がろうとする浅倉に、美憂がバックからパンチの連打。浅倉は立ち上がるがバックをキープされたままで、なおもパンチを食らってしまう。しかしコーナーを背に正対した浅倉は首投げてグラウンドに持ち込み美憂の右腕を取りに行くがゴング。

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