松本が1RKOで初防衛、斎藤は復帰戦でKO勝ち【3・25修斗】

2018.03.26 Vol.Web Original
松本が王者の貫禄
 プロフェッショナル修斗公式戦(3月25日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「世界ライト級チャンピオンシップ」で王者・松本光史が岡野裕城を1R3分7秒、KOで下し初防衛に成功した。  試合はともにジャブとローで出方をうかがう中、松本が一気に踏み込んで右ストレートをクリーンヒット。腰を落とした岡野は体勢を立て直したものの、ケージに詰められ、松本がパンチとヒジを連打したところでレフェリーが試合を止めた。  松本は試合後のマイクで「修斗ファンの皆さん、今日はどうでしたか? 今日偉大なチャンピオンの先輩の一人が引退しました。田村(彰敏)選手お疲れ様でした。歴史あるベルトを巻いているチャンピオンとして、僕は次のステップに進みたいです」とアピールした。

バンタム級転向2連勝の平川智也が安藤達也戦をアピール【2・24修斗】

2018.02.25 Vol.Web Original
平川が海老原にKO勝ち
 プロフェッショナル修斗公式戦「shoot gig tokyo vol.24」(2月24日、東京・新宿FACE)のメーンで平川智也が海老原洋輔を1R2分36秒、KOで破り、バンタム級転向後2連勝を飾った。  平川は序盤、海老原のタックルからのグラウンドに手こずったものの、最後はそのタックルにカウンターでヒザを合わせると、動きの止まった海老原にパウンドの嵐を浴びせ、KO勝ちした。  平川は試合後のマイクで「今回しっかり勝ったので、次、強い奴とやらせてください。自分の中で思っているのは安藤達也。しっかりそこにたどり着くのでよろしくお願いします」と1月大会で約1年ぶりに修斗に復帰し、実力者の土屋大喜を破った安藤との対戦をアピールした。バンタム級はその1月大会で世界王者の佐藤将光がノーランカーの齋藤曜に敗れるなど混沌の度合いを増している。上り調子の2人の対戦が実現すれば、バンタム級戦線を盛り上げることとなりそうだ。

好勝負必至! 土屋大喜と安藤達也が対戦【1・28 修斗】

2017.12.18 Vol.Web Original
安藤は約1年ぶりの修斗参戦
 プロフェッショナル修斗の2018年第1弾となる後楽園ホール大会(2018年1月28日)の追加対戦カードが12月17日の新宿FACE大会で発表された。  元修斗環太平洋ライト級王者の土屋大喜と安藤達也が対戦する。安藤は昨年11月のケビン・クルーム戦以来の修斗参戦となる。  土屋が「すごい相手とやらせてもらえてワクワクしている。ぶっ飛ばしに行こうと思う。すごいカードばかりだが、僕らの試合で大盛り上げしたい」と話せば、安藤も「1年ぶりに試合に出させてもらうんですが、たくさんの人に機会をもらったので、しっかりした試合を土屋大喜さんとして、思いっきりばしっと盛り上げる。さっき(土屋が)ガンガンやると言っていたので、俺もガンガンやりたいと思います。よろしくお願いします」と応じ、拳を合わせた。

佐藤将光と松本光史が参戦。猿田洋祐と世界王者3人がそろい踏み【1・28 修斗】

2017.12.11 Vol.Web Original
佐藤は“ザ・ギロチン”齊藤曜と対戦
 プロフェッショナル修斗の2018年開幕戦(2018年1月28日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが発表された。  すでに参戦が発表されていた世界ストロー級王者・猿田洋祐に続き、世界バンタム級王者・佐藤将光と世界ライト級王者・松本光史の出場が決まった。ともにノンタイトル戦となる。  佐藤は“ザ・ギロチン”の異名を持つ齊藤曜と対戦する。齊藤は11月12日のプロ修斗青森大会で約4年ぶりの修斗参戦を果たし、昨年度新人王・一條貴洋と対戦。相手に何もさせず、代名詞であるギロチン(フロントスリーパー)で勝利を収めた。  齊藤は総合格闘技ばかりではなくグラップリングの大会にも多く参戦。2015年には「D-NET GRAPPLING ALL JAPAN CUP」でUFCファイターの佐々木憂流迦を破り優勝を果たし、同年に行われたZSTの「第二代GT(グラップリング)タッグ王者決定トーナメント」では師匠の戸井田カツヤとのタッグで参戦。決勝で宇野薫、植松直哉組に敗れはしたものの、準優勝。またMMAルールでは元ZSTバンタム級王者の藤原敬典を下すなど、その実力は折り紙付き。修斗のバンタム級戦線をかき回す存在となりそうだ。

佐藤将光と石橋佳大が世界王座をかけて再戦【10・15修斗舞浜大会】

2017.08.22 Vol.Web Original
石橋「佐藤選手と決着をつけるまでは辞められません」
 プロフェッショナル修斗公式戦「舞浜アンフィシアター大会」(10月15日、千葉・舞浜アンフィシアター)の追加対戦カードの発表会見が8月22日行われた。  佐藤将光(世界バンタム級1位)と石橋佳大(世界バンタム級2位/第6代環太平洋バンタム級王者)による「第10代世界バンタム級チャンピオン決定戦」(5分5R)が行われる。  この2人は3月に環太平洋タイトルマッチで対戦し、激闘の末、ドロー。石橋が初防衛に成功した。その後、石橋は修斗代表としてRIZINのバンタム級トーナメントに出場し、7月大会の1回戦でカリッド・タハに無念の逆転TKO負け。佐藤は7月の修斗公式戦で元UFC ファイターのルーベン・デュランに1R KO勝ちと明暗を分けている。  この日は調印式も行われ、2人は揃って登壇。石橋は「修斗環太平洋王者として修斗を代表してRIZINに挑戦したんですが、負けてしまい、修斗ファンの期待を裏切って申し訳ない気持ちもある。でも僕はずっと負けたところから必ず這い上がってきたので、10月15日はより強くなった石橋佳大を見せることを約束します。10月15日はすごいカードがたくさん並んでいますが、僕がお客さんの一人だったら佐藤将光vs石橋佳大の世界戦が一番見たいカード。3月の試合よりもっとすごいことになるはず」  佐藤は「前回引き分けて、その次でリマッチがあるかと思っていた。石橋選手がRIZINに行ってしまったので交わることはないなと思ったんですが、お互いに1試合を挟んで世界戦でやらせてもらえるということになった。ですが…う~ん…(しばし黙考)。自分は自分でこの戦いにすべてをかけて戦いますが、もちろん石橋選手もそのつもりで来ると思うので、前回やった以上の死闘になると思います。しっかり次は5R戦える準備を死ぬ気でして当日を迎えたい」とともに前回の戦いを越える死闘を約束した。  特に石橋はタハ戦の試合後の会見で引退を示唆するような発言もあっただけに去就が注目されていたが「世界戦というのは目標としていたひとつなんですが、やっぱり佐藤選手と決着をつけるまでは辞められません」と佐藤との対戦に改めて闘志をかき立てられた様子。また王座獲得後については「あまり先のことは考えないようにはしているんですが、ベルトを持ってRIZINに挑戦して負けてしまったので、またベルトを持って、そこの舞台を目指して、今度は勝ち名乗りを受けたい」とRIZINへの再出撃を口にした。  一方の佐藤は王座獲得後については「自分は全く考えていない」と言葉少な。最初の挨拶での長い沈黙も、この試合にかける並々ならぬ思いからのもの。対照的な会見でのたたずまいではあったが、ともに再戦にかける覚悟をにじませた。  同大会では世界フライ級チャンピオンシップ「扇久保博正(王者)vsオニボウズ」、世界ストロー級チャンピオン決定戦「澤田龍人vs猿田洋祐」の2つの世界戦が発表済み。この日のバンタム級と合わせて3つの世界戦がラインアップされるという豪華な大会となった。

9・19「VTJ 8 th」パンクラスのISAOが修斗世界王者・斎藤を破る

2016.09.20 Vol.674
 総合格闘技イベント『VTJ 8 th』が19日、千葉・舞浜アンフィシアターで開催された。  メーンでは現修斗世界ライト級王者の斎藤裕と第5代ライト級キング・オブ・パンクラシストのISAOが対戦。ISAOが2-1の判定で勝利を収めた。 「修斗vsパンクラスの王者対決」とうたわれた一戦。ISAOはこれまで弘中邦佳、リオン武、冨樫健一郎といった修斗の王者・世界ランカーを破っており、斎藤にとっては大きな看板を背負っての戦い。  打撃を中心に攻撃を組み立てる斎藤に対し、ISAOは巧みに距離を詰め組み止めると要所要所でテイクダウンを成功させ、パウンドとヒジで攻め立てる。斎藤もケージを利用して立ち上がり、逆にテイクダウンさせる場面も作るなど不利な展開を長引かせることはなかったが、主導権を握っていたのはISAO。2人が48-47、1人が49-47の僅差でISAOが接戦を制した。  ISAOは試合後「斎藤選手が強くて思うようにできなかった。生意気なことを言うと、通過点というか、自分はまだアメリカにリベンジしたい思いがある。内容的にはまだまだだったので、一本かKOで決められるようにやり直してきます」と話した。

9・19「VTJ 8th」でリオン武vs内村洋次郎

2016.08.08 Vol.672
 VTJ実行委員会が8日、都内で会見を開き、「VTJ 8th」(9月19日、千葉県・舞浜アンフィシアター)の新たに決定した4カードを発表した。  冒頭、実行委員会の坂本一弘氏が「VTJらしいヒリヒリとした戦いをお見せできるマッチメーク」と前置きして発表したのは「リオン武vs内村洋次郎」「松本光史vsアレックス・リッチ」「澤田龍人vsアンソニー・ドゥー」「武田飛翔vs山本勇気」の4試合。  リオンは第5代、第8代修斗世界ライト級王者。昨年5月の修斗公式戦以来、約1年4カ月ぶりの復帰戦。内村は初代ZSTウェルター級王者。VTJには2度目の参戦。互いに打撃を得意とし、どちらが勝つにしてもKO決着必至の対戦となる。  リオンは「前から自分の動きができなくていろいろ考えていた。今年に入ってウェイトトレーニングを始めたらだいぶ変わった。格闘技の動きとウェイトトレーニングがリンクする時に試合をしたいと思っていて、今回はタイミングが良かった」と参戦の経緯を語り、内村については「タイプ的に好きな選手で試合をよく見ている。倒したい」と話した。  内村は「2回目のVTJ。前回負けて、トップ戦線から離れる形になってしまった。リオン選手に勝ってトップ戦線に残りたい。ぶっ飛ばします」とコメントした。

4・23修斗 扇久保が2階級制覇 ウェルター級は松本が戴冠

2016.04.24 Vol.665
 プロフェッショナル修斗公式戦「MOBSTYLES Presents『FIGHT&MOSH』」( 4月23日、千葉・舞浜アンフィシアター)のメーンで行われた修斗世界バンタム級タイトルマッチで、挑戦者の扇久保博正が王者・菅原雅顕を5R4分48秒、フロントチョークで絞め落としTKO勝ち。第6代王者に輝いた。扇久保はフェザー級との2階級制覇となった。過去に2階級を制したのはマモルだけ。史上2人目の快挙。  試合は扇久保がラウンドの序盤から左のミドル、ハイキックといった打撃で先手を取り、菅原の打撃に合わせタックルでテイクダウンを奪うとポジションをキープ。パウンド、ヒジで削り、肩固めやフロントチョークで一本を狙うという展開に。しかし菅原も必死のディフェンスで決めさせない。判定決着かと思われた5R終盤、パウンド、鉄槌から逃れようと菅原が体を起こしたタイミングで扇久保ががっちりフロントチョークに取り、絞めあげると菅原が失神。きっちり一本勝ちを決めた。  試合後、扇久保が「今日はちょっと強すぎてつまらなかったと思うけど、前田選手とかいろいろいますが、全員かかってこい!」とアピール。すると、この日ランボー宏輔に2R2分43秒、スリーパーホールドで一本勝ちした前田吉朗が現れ、「おめでとう。お前の挑戦受けたる」と挑発。挑戦者側の思わぬ切り返しに、やや戸惑った扇久保だったが「どっからでもかかってこいや!」と返答。前田は「次は前田と扇久保の世界戦でよろしいか?」とファンにアピールした。  試合後のマイクでは前田に持って行かれた感のある扇久保だったが、試合後の会見では「防衛戦の相手は前田選手しかいないが僕には勝てない。2Rで仕留めます」と、話した。

Abema TVで修斗4・23舞浜大会を無料でLIVE配信。解説に佐藤ルミナと川畑要

2016.04.22 Vol.665
 プロフェッショナル修斗公式戦「MOBSTYLES Presents『FIGHT&MOSH』」( 4月23日、千葉・舞浜アンフィシアター)の前日計量が22日、都内で行われ、全選手が規定体重をパスした。  この日は計量と合わせて会見が開かれ、同大会が「Abema TV」で完全無料でLIVE配信されることが発表された。 「Abema TV」はサイバーエージェントとテレビ朝日が“無料で楽しめるインターネットテレビ局”というコンセプトで展開する新しい動画サービス。  今月11日に開局し、1日1000万視聴を記録するなど好調な滑り出しを見せているという。なかでも格闘技については、「格闘技はスマートフォンと親和性が高い」ということもあり、これまでにもK-1、Krush、アジア最大の格闘技団体ともいわれるONE Championshipなどがラインアップされていた  修斗は先日「UFC FIGHT PASS」での配信開始を発表したばかり。それに続く発表に舞浜大会の主催者で修斗公式戦を多く主催するサステインの坂本一弘代表は「修斗は地方にも選手がおり、北海道から沖縄までアマチュア大会を開催している。MMAファンの皆様がライブで試合を見られるというのは非常に画期的だと思う」と話した。  舞浜大会は王者・菅原雅顕に扇久保博正が挑む世界バンタム級チャンピオンシップと松本光史vs川名雄生で行われる世界ウェルター級チャンピオン決定戦の2つの世界戦が行われる。またノンタイトルながら世界ライト級王者の斎藤裕、そして宇野薫、前田吉朗といった人気選手も出場。解説席には環太平洋初代ライト級王者の佐藤ルミナ氏と格闘技に造詣が深いケミストリーの川畑要を迎えるなど、ケージ上もケージ下も豪華な顔ぶれとなっている。

1・11修斗 斎藤裕が世界ライト級王座獲得

2016.01.12 Vol.658
 プロフェッショナル修斗の2016年最初の公式戦が11日、東京・後楽園ホールで開催され、メーンで行われた世界ライト級チャンピオン決定戦で、同級環太平洋王者の斎藤裕(世界1位)が中村ジュニア(世界3位)を5R3-0の判定で破り、第10代王者となった。  斎藤は1R序盤にハイキックでダウンした中村に襲いかかり、パウンドからバックに回ってのスリーパーで、あわやの場面を演出する。なんとかしのいで組み付いたままスタンドに戻した中村だったが、その後も斎藤はテンカオ、左ロー、ミドルと追撃。立て直してプレッシャーをかけていく中村だが、斎藤の左ジャブが効果的でなかなか距離を詰めることができない。  2R以降、中村は斎藤のパンチに合わせてタックルを敢行。何度かテイクダウンに持ち込むが、斎藤の堅いディフェンスの前に効果的な攻撃を繰り出せない。斎藤はしのいで立ち上がっては打撃で反撃。判定の難しいラウンドがあったものの、アクションの割にポイントを稼げない中村に対し、斎藤は後半のラウンドでテイクダウンを奪う動きも見せ、着実にポイントを稼いだ。  前王者・日沖発が2011年に返上して以降、長く空位の状態が続いた同王座。過去にはアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ、リオン武などそうそうたる名前が並ぶ。  斎藤は試合後「修斗の歴代チャンピオンは素晴らしい人たちが並んでいる。自分もみんなに認められるように、これからもっと厳しい相手と激しい試合をして頑張っていきます」と話した。

7・26修斗 のび太が世界フライ級王座初防衛

2015.07.27 Vol.647
 プロフェッショナル修斗の公式戦が26日、東京・後楽園ホールで開催された。
 メーンで行われた世界フライ級チャンピオンシップは王者・内藤のび太が世界ランク3位の挑戦者・澤田龍人を4R4分46秒、肩固めで破り初防衛に成功した。
 内藤は昨年9月に室伏シンヤから王座を奪取して以来の試合。その間、フライ級戦線はアグレッシブに動いていた。
 まずは昨年のインフィニティリーグ。ここでは飛鳥拳と澤田がしのぎを削り、飛鳥が優勝。澤田は準優勝に終わったものの、リーグ戦を通じその実力をファンに大きく印象付けた。
 その一方、世界のベルトに3度挑み、跳ね返され続けた猿丸ジュンジが復活。2連勝でタイトル戦線に再浮上してきた。
 通常なら飛鳥が世界挑戦!となるところなのだが、内藤と飛鳥はパラエストラ松戸の同門とあって挑戦には至らず。
 そこで飛鳥はターゲットを猿丸に変え、5月大会で対戦するのだが、ここで猿丸が1RKO勝利。3連続KO勝ちで一気に挑戦者に浮上し、内藤も試合後リングに現れ猿丸との防衛戦をアピール。しかし猿丸は試合前から足を痛めており、今大会には出場できないことから、澤田に挑戦権が回ってきた。
 こう書くと“棚ボタ”で挑戦権が巡ってきたように見えるが、澤田も2月大会で当時ランキング1位だった正城ユウキに3RTKO勝ちしており、挑戦は時間の問題。今回は松根良太以来の10代での王者誕生という話題もあり、いわば“タイミングの綾”といったところ。
 入場から龍人コールとのび太コールでホールが揺れる。所属するAACCのキッズレスリングの子供たちが澤田の応援に駆け付け、大声援を送るが、内藤の入場曲である『ドラえもんの歌』がかかると、つい笑顔になってしまうのは仕方のないところ。
 試合前には内藤にドラえもん役の声優の水田わさびと、ジャイアン役の木村昴から花束が贈られる。
 試合は1Rから澤田が積極的に打撃で内藤を追い込む。想定外の展開に防戦の内藤。タックルで展開の打破を探るもアマレス出身の澤田はそれを潰しては離れて打撃で勝負する。しかしラウンド終盤にはタックルを潰されてからもぐって片足タックル。ついにグラウンドで上を取り、いつもの“のび太ワールド”に澤田を引きずりこむ。下からパンチを放ち、なんとか脱出した澤田だったが、内藤は再度タックルから上を取り、細かいパンチの連打でなんとか序盤の劣勢を取り戻す。
 2R以降も離れて戦いたい澤田とタックルからグラウンドに持ち込みたい内藤という図式で試合が進む。打撃を当てるのは澤田なのだが、内藤は時にはパンチを被弾しながらも澤田の手を離さず、時にはパンチを交わしタックルを成功させ、とにかくグラウンドへ引きずり込む。
 グラウンドで澤田が上を取りかけても、すぐに体勢を入れ替え、自分に有利なポジションをキープし、こつこつとパウンドや鉄槌を落とし、バックからスリーパーを狙うなどゆさぶりをかける内藤が徐々にペースをつかんでいく。
 1、2R終了後のインターバルではスタミナ回復に時間をかけ、やや不安げな表情を見せた内藤だったが、3R後のインターバルでは落ち着いた表情に。そして、それまではギリギリに装着していたマウスピースを早めに装着し、臨戦態勢をばっちり整え、4Rへ。
 パンチのフェイントからタックルで先手を取る内藤。澤田にとっては未知の領域となる4R目だったが、スタミナ切れを起こすことなく、パンチを放ち必死に立ち上がろうとする。しかし内藤はとにかく引き倒し、サイドについてパンチを放つなど、澤田を削りながら虎視眈々とフィニッシュへ向けたお膳立てを整える。そして残り時間1分30秒、ついに肩固めにとらえ締め上げる。激しくもがく澤田だったが、残り14秒、無念のギブアップとなった。
 試合後、内藤は「自分なんて生きてても死んでてもどっちでもいいような人間だと思うんですけど、みんな楽しんでくれれば別に僕なんてどうでもいいやと思ったんですけど、去年の9月に言って宙ぶらりんのまんまになってる人が1人いるので、砂辺さんと戦おうかなと思ってるんですけど、よろしくお願いします」とパンクラス・フライ級王者の砂辺光久との対戦を口にした。
 会見では1Rの展開について、開口一番「死ぬかと思いました」と語ったうえで「1R終盤に1回上になれたので、それでちょっとだけいけるかなと思いました。あれ(打撃)が続いていたら…。まあその後もしんどかったですけど…。(フィニッシュになった肩固めについては)あれはぎりぎり。外れたら、結構力を使っちゃっていたので、逆にやられていたと思います。本当はちゃんと打撃もやりたかったんですが、完全に押し込まれた。ホント殴られました。痛かったです。(タックルの場面では)ホントにクラッチを切ったら死ぬと思ったので、僕も必死だった。あんなに打撃でくるとは思っていなかったので、びっくりしたし、すごかった。痛かったです」と振り返った。

Copyrighted Image