樹木希林ワールドが渋谷に出現/3月21日(木・祝)の東京イベント

2019.03.21 Vol.Web Original

 昨年9月に逝去した女優・樹木希林の展覧会『樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展』が西武渋谷店にて」4月7日まで開催中。2017年に、樹木がそごう・西武の広告モデルを務めたことをきっかけに本イベントが実現。「わたしは、私。」というキャッチコピーを体現する樹木の生き方に触れることができる展覧会となっている。  本展覧会では〈女優・樹木希林〉ソーンと〈一個人・内田啓子〉ゾーンに分けて、多くのゆかりの品や写真約120点、総展示数約220点を展示。

日本とアメリカ、それぞれの映画賞が評価したのは!?【春の日米アカデミー賞大特集・前篇】

2019.03.12 Vol.716

第42回日本アカデミー賞は『万引き家族』が総なめ

1978年に第1回日本アカデミー賞授賞式が開催され今年で42回目を迎えた日本最大の映画賞。その年(12月16日から翌年の12月15日まで)に東京地区における商業映画劇場にて規定以上の期間、有料で初公開された作品を対象に優れた作品に優秀賞を授与。その中から部門の最優秀作品を決定する。今年は、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルムドールを授賞した是枝裕和監督の『万引き家族』が前評判通り賞を総なめ。作品賞をはじめ監督賞、脚本賞など8部門で最優秀賞に輝いた。(撮影・星野雄飛)

最優秀主演女優賞に輝いた安藤サクラ

昨年『三度目の殺人』でも作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞で最優秀賞を受賞していた是枝監督。今年はプレゼンターとして脚本賞、監督賞、作品賞と、そのたびに自身の受賞を気恥ずかしそうに発表し会場から笑いと拍手を送られる一幕も。また、最高賞となる最優秀作品賞のプレゼンターとして登壇していた是枝裕和監督は発表の前に衣装部門やヘアメイク部門の新設を提言し、賛同の拍手を送られた。

今年の司会は西田敏行と昨年、最優秀主演女優賞を獲得した蒼井優

俳優部門では、最優秀主演・助演男優賞を『孤狼の血』が、最優秀主演・助演女優賞を『万引き家族』がそれぞれダブル受賞。『Shall we ダンス?』『うなぎ』で連続受賞して以来21年ぶりに最優秀主演男優賞を受賞した役所広司は「かつて2年連続でこの賞を受賞して以来、頂いていなかったので、つくづく受賞するのが難しい賞なんだと思いました」と喜びを見せ、ロケを行った広島県呉市の災害復興を願った。最優秀助演男優賞は同じく松坂桃李が受賞した。『万引き家族』で最優秀主演女優賞に輝いたのは第39回に『百円の恋』で受賞して以来2度目となる安藤サクラ。第一子出産から間もない時期に行った撮影を振り返り、子育てと女優業の両立の難しさを語りつつ「こうして賞を頂き、自分の中できちんと気持ちに決着をつけて、映画の世界に戻ってきたいと思いました」と宣言。捜査官に問い詰められ涙をこぼす印象的なシーンについて安藤は「是枝監督がイジワルというか、台本にない質問を(捜査官役の池脇千鶴に)させたんです」と明かすと、是枝監督は「あのセリフは台本に無かったんですけど、安藤さんからリリーさんの役は“父ちゃん”と言っているけど私についてはどうなのかという問いがあってあのセリフを足した。安藤さんからの問いがなければあのシーンはなかった」と明かし受賞を称えた。最優秀助演女優賞は同じく『万引き家族』の故・樹木希林に贈られた。複数の部門で受賞し、そのつど“家族一丸”となってコメントし会場を盛り上げた『万引き家族』チーム。優秀主演男優賞のインタビューではリリー・フランキーが「さっき希林さんが来てるじゃんと思ったら細野晴臣さんだった」と同作で最優秀音楽賞を受賞した細野を引き合いにするなど、会場を笑わせた。

プレゼンターとして登場した広瀬すず

2018年の日本映画界をにぎわせ監督賞や作品賞でも優秀賞を受賞していた『カメラを止めるな!』は最優秀編集賞と話題賞を受賞。最優秀編集賞を受賞した上田慎一郎監督は「仲間でお金を出し合って7年前に買ったMac Proを使って、自宅でほぼ1人、まな板2枚分くらいのスペースで編集作業をしました」と振り返った。さらに話題賞を受賞し「お客さんに選んでいただく賞を受賞できて本当にうれしい。この作品の生みの親は僕たちかもしれないが育ての親はこの作品を応援してくださった皆さん。全員でこの賞を受け取りたい」と胸を張った。

『万引き家族』で見事8冠を達成した是枝裕和監督

話題賞を受賞した『カメラを止めるな!』チーム

『うなぎ』以来21年ぶりに最優秀主演男優賞に輝いた役所広司

いつになく暴走ぎみの西田敏行の司会っぷりに二宮和也もタジタジ

樹木希林プロデュース作主演・浅田美代子や前“ぼくりり”、吉本坂46が沖縄国際映画祭に意気込み

2019.03.04 Vol.Web Original

「島ぜんぶでお~きな祭 第11回沖縄国際映画祭」概要発表会見が3日、都内にて行われ、故・樹木希林が初プロデュースを手掛けた『エリカ38』主演の浅田美代子や、地域発信型映画『誰にも会いたくない』に主演するたなか(前職ぼくのりりっくのぼうよみ)、吉本坂46らが登壇した。

黒木華「たぶん一緒にいる」樹木希林への思いを語る

2018.10.13 Vol.Web original
 映画『日日是好日』初日舞台挨拶が13日、都内にて行われ黒木華、多部未華子、鶴田真由。原作者の森下典子、大森立嗣監督が登壇した。  黒木演じる主人公が、茶道を通して成長する姿を描く感動作。先月15日に亡くなった樹木希林が、主人公を導く茶道の先生役で出演している。  樹木が闘病しながらも心血を注いだ本作。初日の舞台挨拶に立てなかった樹木との出会いについて登壇者たちが語った。大森監督は「(7月31日に行われた)京都の完成披露でお会いしたときに随分、お痩せになってるなと。今日お会いできると思っていたので、すごく残念です。ひと言でいうのは難しいけど、出会えてよかった。(希林さんとお仕事ができたことが)僕の財産になっていくと思います」と語った。樹木とのお茶室での2人きりのシーンを「なんてありがたい時間なんだろうと過ごしていたのを覚えています」と振り返った黒木は、樹木へ「初日を迎えましたよー!」と語りかけ「たぶん一緒にいると思います」と笑顔を見せた。

樹木希林“企画”試写会で黒木華&多部未華子が爆笑秘話を明かす

2018.10.03 Vol.Web Original
 映画『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』特別試写会イベントが3日、都内にて行われ、黒木華、多部未華子、原作者・森下典子らが和服姿で登壇した。  本作は人気エッセイスト森下が茶道教室に通った20年を綴ったロングセラーを『さよなら渓谷』の大森立嗣監督が映画化した話題作。先月15日に亡くなった樹木希林が茶道教室の先生役で出演している。

『万引き家族』全員集合!「納豆ご飯のような」家族団らんを生披露

2018.06.09 Vol.Web Original
 映画『万引き家族』公開記念舞台挨拶が9日、都内にて行われ、出演のリリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、池松壮亮、子役の城桧吏と佐々木みゆ、そして是枝裕和監督が登壇した。  第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞し、世界から注目を集めている本作。冒頭、監督は「本当は、もう少し小さく生んで小さな声で届けていく作品を作ろうとしていましたが、結果的にこんなに広く、遠くまで届けることができたのは、スタッフとキャストがとてもいい形でこの作品を支えてくれたおかげだと思っています」と挨拶した。

カンヌ受賞の啓示だった!? 樹木希林「カンヌへ向かう飛行機に雷が…」

2018.05.21 Vol.Web Original
 第71回カンヌ国際映画祭の授賞式が日本時間5月20日(現地時間5月19日夜)に行われ、コンペティション部門に正式出品していた是枝裕和監督の『万引き家族』が最高賞にあたるパルムドールを受賞した。  日本時間5月14日に行われた公式上映では、約9分に渡るスタンディングオベーションが起こるなど海外メディアからも絶賛が相次いでいた本作。授賞式の檀上で是枝監督は「さすがに足が震えています。この場にいられることが本当に幸せです。そしてこの映画祭に参加するといつも思いますが、映画をつくり続けていく勇気をもらいます。そして、対立している人と人を、隔てられている世界と世界を映画が繋ぐ力をもつのではないかという希望を感じます。今回みなさんにいただいた勇気と希望をまず一足早く戻ったスタッフとキャストに分かち合いたいですし、作品が選ばれたにも関わらず、ここに参加できなかったふたりの監督たちとも分かち合いたいですし、これから映画をつくり、ここを目指す若い映画の作り手たちとも分かち合いたいと思います。ありがとうございます」と感激を語った。

樹木希林、カンヌでスタオベに大照れ

2015.05.27 Vol.643
 映画『あん』のプレミアム試写会が26日、都内にて行われ、樹木希林、永瀬正敏、河瀬直美監督、原作のドリアン助川が出席した。
 本作は、元ハンセン病患者だった老女と人々との心の交流を描いたドリアン助川の同名小説を、河瀬監督が日仏独合作で映画化した作品。先日行われた第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門のオープニングフィルムとして正式出品され、絶賛された。
 この日の試写会には、特別来賓として高円宮妃殿下がご出席されたほか安倍昭恵首相夫人、JOC会長の竹田恒和氏らも出席。主人公の老女を演じた樹木は冒頭「平成になってハンセン病が世に受け入れられるようになりましたが、それよりもずっと前、昭和23年に高松宮宣仁親王が、マスクも防御服も着用せずにハンセン病の方と握手なさったことがありました。国よりも先にそういったことに対し道を開かれたことに感謝して、今日はこの場に立っております」と述べた。
 真剣な表情の樹木だったが、カンヌでの上映の感想を質問されると「上映が終わった後、明るくなる前に退場したかったんですが、素敵な洋服を着た河瀬さんがまるでバレリーナのように会場の拍手に応えていて、私の顔を見て、こちらに来るんじゃないかと思っていたら案の定、手を差し伸べてくるんです。勘弁してと思いました。気恥ずかしくて」と、思い出したように照れ笑い。河瀬監督が「樹木さんが応えてくれたら、スタンディングオベーションは30分になっていたかも」と茶目っ気たっぷりに返し、会場も和やかな笑いに包まれた。永瀬も「海外の知人からたくさん連絡が来て、あらためてこの部門のオープニングを飾ることはすごいことなんだと思いました」、ドリアン助川も「形式ではない、心からの拍手を感じた」とカンヌでの手ごたえを振り返った。
 映画『あん』は、5月30日より全国公開。

「やり残したことはない」樹木希林、最新作は遺作狙い!?

2014.12.12 Vol.632
 映画『あん』の製作発表会見が11日、都内にて行われ、主演の樹木希林と、河瀬直美監督が登壇した。
 とある街にひっそりとたたずむどら焼き屋を舞台に、絶品のアンコを作る元ハンセン病患者の老女・徳江と、そのアンにひかれ店を訪れる人々の人間模様を描く。原作はドリアン助川。
 この日は会見場に入りきらないほど殺到したマスコミに、樹木も「こんなに盛況なのはトム・クルーズさん以来だそうです」とビックリ。前回、河瀬監督作『朱花(はねづ)の月』に出演したときよりセリフが多くて大変だった、と樹木。「河瀬監督との仕事はごまかせないからしんどかったです」と冗談を交えつつ「役者なら一度は河瀬さんとの仕事をおやりになるといいんじゃないかと思います」と、監督への信頼を明かした。そんな樹木に河瀬監督も「長年一緒に仕事をしていきたカメラマンが本番で初めて涙した。それくらい迫るものがあった」と樹木を称えた。
 映画のキャッチコピーになぞらえ「やり残したことは?」と質問された樹木は「やり残したことは何もない」と樹木。「ただこの仕事の後、もっと心してやらなきゃいけなかったんじゃないかと思いました」と思い入れのほどを明かした。実際にハンセン病の療養所を取材するなど、仕事に打ち込む樹木の体調を心配する声が記者からあがると「それが狙い」と樹木。さらに「公開がまだ先なのに、今、会見をやっても忘れられちゃうんじゃないかと監督に聞いたら、監督いわく(関係者が)樹木さんの遺作として売り出したいんじゃないですか、って。死ななかったらどうするのよ」とぼやき、会場を爆笑させた。
 作品は撮影を終え、これから編集作業に入るという。『あん』は2015年6月公開。(c)映画『あん』製作委員会

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