岩田剛典、河瀨監督最新作でカメムシの洗礼を受け“森の人”に!?

2018.04.27 Vol.Web Original

 映画『Vision』の完成報告会が26日、都内にて行われ、出演する永瀬正敏、夏木マリ、岩田剛典(三代目J Soul Brothers/EXILE)、美波と河瀬直美監督らが登壇した。  ジュリエット・ビノシュ演じるフランス人女性が、幻の薬草を求めて奈良・吉野の森を訪れ、そこで孤独な山守の男と出会い、心通わせていく姿を神秘の森の美しさとともに綴る物語。 『あん』『光』に続き今回、河瀨監督と3度目のタッグを組んだ永瀬は「(河瀨監督の現場は)毎回違っていて新たな発見があります」と明かしながら「“河瀨メソッド”といいますか、実際に撮影で使う家に、クランクインの2週間くらい前から、可愛い犬と一緒に暮らしまして、智の血や心を自分のものと入れ替える作業をさせていただきました」と、演じる人物として過ごした時間が役作りに生かされたことを語った。

樹木希林、カンヌでスタオベに大照れ

2015.05.27 Vol.643
 映画『あん』のプレミアム試写会が26日、都内にて行われ、樹木希林、永瀬正敏、河瀬直美監督、原作のドリアン助川が出席した。
 本作は、元ハンセン病患者だった老女と人々との心の交流を描いたドリアン助川の同名小説を、河瀬監督が日仏独合作で映画化した作品。先日行われた第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門のオープニングフィルムとして正式出品され、絶賛された。
 この日の試写会には、特別来賓として高円宮妃殿下がご出席されたほか安倍昭恵首相夫人、JOC会長の竹田恒和氏らも出席。主人公の老女を演じた樹木は冒頭「平成になってハンセン病が世に受け入れられるようになりましたが、それよりもずっと前、昭和23年に高松宮宣仁親王が、マスクも防御服も着用せずにハンセン病の方と握手なさったことがありました。国よりも先にそういったことに対し道を開かれたことに感謝して、今日はこの場に立っております」と述べた。
 真剣な表情の樹木だったが、カンヌでの上映の感想を質問されると「上映が終わった後、明るくなる前に退場したかったんですが、素敵な洋服を着た河瀬さんがまるでバレリーナのように会場の拍手に応えていて、私の顔を見て、こちらに来るんじゃないかと思っていたら案の定、手を差し伸べてくるんです。勘弁してと思いました。気恥ずかしくて」と、思い出したように照れ笑い。河瀬監督が「樹木さんが応えてくれたら、スタンディングオベーションは30分になっていたかも」と茶目っ気たっぷりに返し、会場も和やかな笑いに包まれた。永瀬も「海外の知人からたくさん連絡が来て、あらためてこの部門のオープニングを飾ることはすごいことなんだと思いました」、ドリアン助川も「形式ではない、心からの拍手を感じた」とカンヌでの手ごたえを振り返った。
 映画『あん』は、5月30日より全国公開。

「やり残したことはない」樹木希林、最新作は遺作狙い!?

2014.12.12 Vol.632
 映画『あん』の製作発表会見が11日、都内にて行われ、主演の樹木希林と、河瀬直美監督が登壇した。
 とある街にひっそりとたたずむどら焼き屋を舞台に、絶品のアンコを作る元ハンセン病患者の老女・徳江と、そのアンにひかれ店を訪れる人々の人間模様を描く。原作はドリアン助川。
 この日は会見場に入りきらないほど殺到したマスコミに、樹木も「こんなに盛況なのはトム・クルーズさん以来だそうです」とビックリ。前回、河瀬監督作『朱花(はねづ)の月』に出演したときよりセリフが多くて大変だった、と樹木。「河瀬監督との仕事はごまかせないからしんどかったです」と冗談を交えつつ「役者なら一度は河瀬さんとの仕事をおやりになるといいんじゃないかと思います」と、監督への信頼を明かした。そんな樹木に河瀬監督も「長年一緒に仕事をしていきたカメラマンが本番で初めて涙した。それくらい迫るものがあった」と樹木を称えた。
 映画のキャッチコピーになぞらえ「やり残したことは?」と質問された樹木は「やり残したことは何もない」と樹木。「ただこの仕事の後、もっと心してやらなきゃいけなかったんじゃないかと思いました」と思い入れのほどを明かした。実際にハンセン病の療養所を取材するなど、仕事に打ち込む樹木の体調を心配する声が記者からあがると「それが狙い」と樹木。さらに「公開がまだ先なのに、今、会見をやっても忘れられちゃうんじゃないかと監督に聞いたら、監督いわく(関係者が)樹木さんの遺作として売り出したいんじゃないですか、って。死ななかったらどうするのよ」とぼやき、会場を爆笑させた。
 作品は撮影を終え、これから編集作業に入るという。『あん』は2015年6月公開。(c)映画『あん』製作委員会

“カンヌ常連監督”が放つ待望の最新作! 『2つ目の窓』

2014.07.19 Vol.622
 カンヌ国際映画祭において、1997年『萌の朱雀』でカメラドール(新人監督賞)を受賞、2007年には『殯の森』でグランプリ(審査員特別大賞)を受賞した、河瀬直美監督の、最新作がいよいよ公開。 「目に見えるものだけがすべてじゃない。目に見えないものをスクリーンに焼きつけたい」とデビュー当時からそう語り続ける監督。これまで生まれ故郷の奈良を舞台に、目に見えないさまざまな思いを綴ってきたが本作では、いまなお自然と神と人が共存する奄美大島を舞台に、島で暮らす少年と少女の姿を描く。河瀬監督が主人公として起用した若手の2人にも注目だ。  父と別れた母と2人で暮らす多感な高校生・界人役には、歌手のUAと俳優の村上淳の息子である村上虹郎。映画初主演となる本作で俳優デビューを果たした。ちなみに今回、父・淳とは親子役で共演している。島の“神”であるユタを母に持つ少女・杏子役には『理想の息子』の吉永淳。他、杉本哲太、松田美由紀、渡辺真起子らベテランが脇を固める。  母親の“女”の顔に嫌悪感を抱く界人。“神”でありながら病で死を迎えようとする母の思いを受け入れられない杏子。それぞれに行き場の無い思いを抱える2人が、大自然の中で気づいた“命”の真実とは…。  生と死をあるがままに受け入れ、命を次の世代につないでゆく。少年と少女の目を通して、その悠久の営みの奇跡に触れる感動作。河瀬作品の撮影を数多く手がけるベテランカメラマン・山崎裕がとらえる、島の海や森の情景にも引き込まれる。

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