4・23修斗 フェザー級王者・斎藤がレジェンド宇野を破り初防衛

2017.04.24 Vol.689
 プロフェッショナル修斗公式戦が23日、千葉・舞浜アンフィシアターで行われた。  メーンでは世界フェザー級王者の斎藤裕が初防衛戦に臨み、挑戦者の宇野薫を5R3-0の判定で破り防衛に成功した。  宇野は1999年にかつて舞浜にあった「東京ベイNKホール」を舞台に佐藤ルミナと修斗ウェルター級王座決定戦を戦い、王者に輝いた。翌年、同所でルミナを相手に防衛し、その場で王座を返上。今回はそれ以来、約17年ぶりとなる修斗世界タイトル戦。  宇野、舞浜、タイトル戦、という単語に吸い寄せられたファンも多かったようで、この日は「舞浜…ちょっと遠いな…」とふだんはついつい足が遠のきがちになっていたファンも多く駆けつけた。  試合はタックルからグラウンドに引き込もうとする宇野に対し、組み止めた斎藤が逆にテイクダウンを奪ってはパウンド、ヒジで削る展開が長く続く。  宇野はケージを巧みに使いポジションを変え、下から腕を狙う動きなどを見せるが斎藤は深入りすることなくパウンド、ヒジを落とし続ける。

修斗新時代の幕開け!飛鳥が澤田を破り世界王座獲得

2016.07.22 Vol.671
 プロフェッショナル修斗公式戦(17日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた修斗世界フライ級チャンピオン決定戦で飛鳥拳が澤田龍人を2R4分41秒、KOで破り、第6代王者に就いた。  今大会は後楽園ホールの公式戦でケージを解禁、ラウンドガールの採用、久しぶりの女子の公式戦「浅倉カンナvs檜山美樹子」がマッチメークされるなど新時代を感じさせる大会となった。  今回の決定戦は前王者・内藤のび太の王座返上に伴い行われたもの。  飛鳥は内藤と同門ということで、2014年に行われた同級インフィニティリーグで優勝したものの挑戦を見送り、澤田が先に挑戦した経緯もあったことから、飛鳥にとっては満を持しての試合となった。  同リーグ戦で一度対戦した2人だが、その時は飛鳥がフルマークの判定勝利を収めていた。しかしタイトル戦を経験した澤田は大きく成長。この日はキレ味を増したタックルで主導権を握ると、チョークスリーパーであわやの場面を演出。あと一歩のところまで追い詰めたが、2Rに入ってやや失速したところで飛鳥が一瞬のすきを突いたハイキックで形勢逆転。粘る澤田をパウンドの連打でKOした。

7・17修斗 飛鳥拳が世界フライ級新王者に! 女子の浅倉カンナが一本勝ちで修斗デビュー

2016.07.18 Vol.670
 プロフェッショナル修斗公式戦(17日、東京・後楽園ホール)で、内藤のび太の返上に伴う、修斗世界フライ級チャンピオン決定戦が行われ、飛鳥拳が澤田龍人を2R4分41秒、KOで破り、第6代王者に就いた。  この2人は2014年に行われた同級インフィニティリーグで対戦。飛鳥が判定勝ちし、同リーグを優勝。優勝者にはタイトル挑戦の権利が与えられていたのだが、当時の王者・内藤と同門の飛鳥は挑戦を見送り、澤田が先にタイトル挑戦。そんな経緯もあったことから飛鳥にとっては満を持しての試合となった。  1Rから澤田がタックルで主導権を握る。飛鳥はテイクダウンは許してもケージを巧みに使いすぐに立つのだが、澤田は内藤ばりの執拗なタックルからバックを奪い、チョークスリーパーを仕掛け、あわやの場面を作るなど、飛鳥の劣勢は否めない。  しかし2Rに入ると飛鳥もタックルに徐々に対応。離れ際に放った右ハイキックから左インロー、右フックと畳み掛けると澤田の動きが止まる。澤田が苦し紛れにきたタックルを切るとヒザをついた澤田の顔面にパンチを連打。なおも右足にしがみつく澤田のバックを制すると強烈なパウンドを連打。動けなくなった澤田を見て、レフェリーが試合を止めた。  飛鳥は「最初、凄い劣勢で、心が折れそうだったんですけど、応援してくれるみなさんのことを考えたら、やめるわけにはいかないと思って、必死で勝利をもぎ取りました。ジムの鶴谷(浩)さんはじめ先輩方のいるパラエストラ松戸でなければここまで来れませんでした。ありがとうございます」」と挨拶。  試合後には前王者の内藤がケージに入り、飛鳥を称えた。  フライ級ではこの日、猿田洋祐が初の国際戦でルイス・ゴンザレスを打撃、グラウンドの両面で圧倒。30-27、30-25、30-25という3-0の判定で勝利を収め、次期挑戦者に名乗りを挙げた。

「5月18日をMMA誕生の日に」修斗の創始者・佐山サトル氏も了承

2016.07.16 Vol.670
 プロフェッショナル修斗の公式戦(17日、東京・後楽園ホール)の公開計量が16日行われ、メーンで行われる世界フライ級チャンピオン決定戦に出場する飛鳥拳と澤田龍人はともに1回で計量をパス。  飛鳥は「明日は僕がベルトを巻く姿を見てください。メインにふさわしい試合をして会場を沸かせたい」、澤田は「体調は今まで以上にばっちり。明日は1試合目からまばたき厳禁でお願いします」とともに明日に向けての決意を語った。  今大会は後楽園大会にケージが導入され、また久々に女子の公式戦が行われるなど修斗の新しい歴史を刻む大会となる。  またこの日は17日の大会を主催するサステインの坂本一弘代表が「総合格闘技にとってのエポックメイキングな日である修斗のプロ化第1戦の1989年5月18日をMMA誕生の日とさせていただきたい」と表明した。  これはアントニオ猪木とモハメド・アリが試合をした1976年6月26日が世界格闘技の日と制定されたことを受けてのもので、坂本代表は「これに関して佐山サトル先生に確認させていただき、ご了承を得ることができました。5月18日をMMAの日とすることにご協力願いたい」と話した。

修斗とDMM.comが業務提携。7・17後楽園大会からケージ採用。ラウンドガールも登場

2016.06.03 Vol.667
 日本修斗協会とDMM.comが2日、都内で会見を開き、業務提携することを発表した。これに伴い、アイドル・有名人応援アプリ「DMM.yell」にて修斗ラウンドガールオーディションを開催。ファンからの声で5名を選出し、7月17日の東京・後楽園ホール大会からラウンドガールが登場することとなった。オーディションの詳細はDMM.yell( http://yell.dmm.com/lp/ )。  また修斗の大会チケットも「DMM.E」で独占販売することとなった。7月大会のチケットは6月4日から発売される。DMM.Eのホームページ( http://event.dmm.com/ )でアプリのダウンロードが必要となる。  この日は7月大会の会見も行われ、今大会から後楽園ホール大会ではケージを導入することが発表された。これまでは設置に時間がかかることやコストの問題などで見送られてきたが、現在のMMAの主流がケージに傾きつつあることからこの度の決断となったもよう。  会見には世界フライ級チャンピオン決定戦を行う飛鳥拳と澤田龍人をはじめ参加選手が登壇。  飛鳥と澤田は調印式に臨み、「先輩の内藤のび太選手が海外で凄い試合をしてONEのベルトを持って帰ってきたので、少しでも先輩に追いつけるよう、先輩の巻いていたベルトを巻きたい」(飛鳥)、「一度取り損ねたベルトなので死ぬ気で取りに行きます」(澤田)とそれぞれベルトに向けての意気込みを語った。  今回からバンタム級からフライ級に階級を下げる猿田洋祐は飛鳥と澤田に「勝ったら新チャンピオンとやりたい。新チャンピオンには逃げないでほしい」と宣戦布告した。  1年5カ月ぶりの復帰戦となる石橋佳大は「ずっとケージを意識して練習をしてきたので楽しみ。面白い試合になると思うので、まばたき禁止で全局面に注目してください」、対戦する安藤達也は「どんな状況でもお互い一本KOを狙うような、タイトルマッチよりも盛り上がる試合をします」とそれぞれ語った。  3年ぶりの修斗復帰となる児山佳宏は「突然修斗からいなくなって、またふらっと修斗に戻ってきた感じ。坂本さん怒ってないですか?」とサステインの坂本一弘代表に突然の問いかけ。坂本代表の「怒ってないですよ」の答えに「怒ってないということで安心して戻れます」と会場をなごませた。児山は元環太平洋王者だが、タイトル戦線については「現在2連敗中なので目の前の試合に集中したい」と話した。  また新たな決定カードとしてフェザー級の土屋大喜vs祖根寿麻戦が発表された。

これから始まる「修斗世界制覇」の主人公 飛鳥拳【格闘家イケメンファイル】Vol.48

2016.05.09 Vol.666
 伝説の空手家・大山倍達の半生を描いた作品『空手バカ一代』。1973年にはテレビアニメ化され、大山は架空の空手家“飛鳥拳”として描かれた。そんな空手バカなリングネームを持つのが、修斗のイケメンと名高い飛鳥拳。 「父親が格闘技好きで、何か格闘技をやらせたいということで、6歳の時に空手の道場に入れられました。小学校の時は結構真面目にやっていましたが、実際楽しくなかった(笑)。空手が嫌というより、小学生だったので、友達と遊んでいるほうが楽しかったので。中学に入ると部活でサッカーを始めたので、週1回という割とゆるい頻度で続けていました。そして高校生、17歳の時に今のジムに入り総合格闘技を始めました。もともと父親とPRIDEを見ていて、五味隆典選手にあこがれていたこともあり、挑戦してみようと。17歳で入門し、翌年初めて試合に出て、大学1年生でプロに。アマチュアから一つずつ地道に勝ち星を積み重ねて、新人王まで勝ち上がったという感じです」  2013年フライ級新人王獲得、そしてインフィニティリーグ優勝と順調にキャリアを重ねてきた飛鳥。いよいよ7月17日(日)東京・後楽園ホールで、空位となった世界フライ級チャンピオン決定戦に挑む。相手は、澤田龍人。 「ずっとベルトを持っていた同門の先輩である内藤のび太選手が、ベルトを返上したことで、ようやくタイトルマッチに挑める事になりました。本当はインフィニティリーグで優勝したらチャンピオンに挑戦できるということだったんですけど、当時も王座を保持していたのび太選手が同門だったため、この機会をずっと待っていた。澤田選手とはライバルといわれていますが、そもそも最初に僕が対抗意識を燃やしていたことが、因縁のライバルのようにいわれるきっかけ(笑)。向こうはいわゆるエリートコースで、なんというか…エリートが飛び級してきたみたいな感じで…。僕は普通にアマチュアからやって…とコツコツルートで上がって来たので、なんかムカついた(笑)。そういう反骨心もあり、リーグ戦での初対戦の時は、絶対にぶっ飛ばしてやろうと思っていました。その意地もあって、勝てましたし、このリーグ戦では優勝もしたので、ライバルとはもう思っていません」  ライバルと思っていないといいつつ、格闘技エリートに思うところはあるようで…。 「インフィニティリーグも優勝を争いましたし、今度の試合もベルトがかかっているので、絶対に負けられない。澤田選手はもともとレスリング出身で、レスリングは強い選手ですし、一本やKOが多くとれるところはすごい。僕はいつもKOを狙っているけど、判定が多いので、一本やKOを取れるのは本当にすごいなと思います。前回、僕が勝ったので、向こうは絶対に負けられないという気持ちでくると思いますが、僕も負けられないのは同じ。相手がどうくるかですが、前回みたいにタックルを切って、相手の得意な状態に持ち込ませなければ、間違いなく勝てると思います」  笑顔がさわやかで女性にも人気の飛鳥だが、プライベートは…。 「自分でも困るぐらい趣味がない(笑)。休みの日は、出かけたりもしますが、大したところには行かないし…。何をしているかって言われると、本当に困りますね。好きな女の子のタイプは…すごい優しい人がいいです。自分が性格的にあまり引っ張っていくタイプじゃないので。優しく見守ってくれる感じで、包容力のある人が好きです。タレントさんだったら深田恭子さんとか。包んでくれそうなタイプなので」  7月の試合について読者へメッセージ。 「就職はせず、この道一本で行くことに決めたので、ようやく巡ってきたこのチャンスでタイトルを獲るという事は、絶対に実現させなきゃいけないこと。将来的には海外で試合をしてみたいとか夢はありますが、今は7月に集中するだけです。若いイケメン俳優とか、ジャニーズのアイドルファンは多いと思うのですが、戦う暑苦しい男たちもかっこいいと思うので、ぜひ試合会場に足を運んで、そんな男たちの真剣勝負を見て下さい」

2・11修斗 澤田龍人、猿丸圧勝!今年はフライ級戦線が熱い!

2015.02.12 Vol.636
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO GIG TOKYO Vol.18」(11日、東京・新宿FACE)では、今後のフライ級戦線を大きく左右する2試合が行われた。
 セミでは世界ランク1位の正城ユウキに澤田龍人が挑んだ。
 澤田は昨年デビューし、インフィニティリーグでは2位に終わったものの、 “ゴールデンルーキー”とも称される、今後の格闘技界を背負って立つ存在。
 試合は戦前の予想通り、スピード感あふれるグラウンドの展開に。その中でも主導権を握り続けていたのは澤田だった。1R開始早々に高速タックルでテイクダウンを奪うと、スリーパーであわやの場面を演出。しのがれるもグラウンドで上を取り続け、パウンド、足を取りにくる正城を潰してフロントチョークを狙うなどそつのない動きで正城を完全にコントロール。2Rもバックを取って背中に乗りかけた正城を前に振り落とし、グラウンドへ持ち込むと上をキープ。正城のフロントチョークも慌てることなく首を抜くや、間髪いれずにバックを取ってスリーパーに移行するなど、キャリア豊富なベテランを翻弄した。そして迎えた3R。いきなりタックルを仕掛けた澤田はテイクダウンを奪うとパウンドの連打で、3R16秒KO勝ちを収めた。
 澤田は試合後「ランキング1位の選手に勝てたので、次はタイトルマッチお願いします。自分が修斗、いや格闘技界を盛り上げたいと思いますので、俺から目を離さないでください」と宣言した。
 そのひとつ前の試合では猿丸ジュンジと澤田健壱が対戦。猿丸はここ数年、タイトル戦、挑戦者決定戦と大事な試合を落とし続けてきた。しかし昨年9月の試合で“らしさ”を取り戻し、復活の片鱗を見せていた。
 試合は互いのパンチが交錯する激しい打撃戦。しかし終始、猿丸がプレッシャーをかけ続け、打ち合いになっても固いガードとさばきで危なげのない展開。最後はコーナーに詰め左右フックの連打でダウンさせると仕上げはパウンドと鉄槌の連打。レフェリーが止めて、2R2分4秒KO勝ちを収めた。
 猿丸は「タイトルマッチでいつも負けてて…。でもチャンピオンになるまで絶対あきらめないでこのリングに上がり続けるので応援よろしくお願いします」と挨拶。そして休憩前に昨年のインフィニティリーグで優勝した飛鳥拳が対戦を要望したことについては「ぜひ。打ち勝ってタイトルマッチにつなげたい」と受けて立つ構え。
 澤田、飛鳥という新鋭の台頭に猿丸の復活とフライ級戦線がにぎやかになってきた。そんななか沈黙を守る王者・内藤のび太の胸中やいかに…。

修斗インフィニティリーグで飛鳥と斎藤が優勝

2014.12.22 Vol.633
 東京・新宿フェイスで22日、プロフェッショナル修斗の2014年最後の公式戦「インフィニティリーグ2014優勝決定戦&THE ROOKIE TOURNAMENT FINAL 2014」が開催された。
 インフィニティリーグのフライ級は飛鳥拳、ライト級は斎藤裕が優勝した。
 勝ち方により勝ち点が異なるルールとあって、フライ級は飛鳥、澤田龍人、マッチョ“ザ”バタフライの3人に優勝のチャンスが残された。まずは澤田とマッチョが対戦。ともに1Rで決着をつけることが優勝の最低条件とあって、スピーディーでアグレッシブな展開になったが、澤田がタックルからパウンド、フロントチョークと一本を狙う動きの中で、腕ひしぎ十字固めを決め、勝ち点を9に伸ばし、飛鳥の試合を待つことに。この結果を受け、澤田との直接対決に勝っている飛鳥はATCHアナーキーに2Rまでに一本勝ちを収めれば優勝という条件となった。
 ここまで3連勝の21歳の飛鳥と41歳で2分1敗のATCH。勢いの差は歴然で飛鳥があっさり勝利を収めるかと思いきや、ここで意地を見せたのがATCH。1R後半にはロープを背にした状態で連打を食らうも手を出し続け、レフェリーに止めるタイミングを与えない。2Rも飛鳥の連打を浴びながらもカウンターの左フック一発で飛鳥をぐらつかせる。しかし最後は飛鳥が右ハイキックからのパンチの連打。ATCHに反撃する力は残っていなかった。
 勝ち点9で優勝した飛鳥は「自分が優勝すると思っていた人はいなかったと思う。なめんじゃねえ、と思って戦ってきた」と思いの丈を吐露。来年は同じ勝ち点で並びながらも、2位に終わった澤田とともにフライ級戦線を盛り上げていく。

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