向井理が3年ぶりの舞台出演 パルコ・プロデュース『星回帰線』

2016.09.25 Vol.675
 今春、自ら率いるモダンスイマーズの『嗚呼いま、だから愛。』、休館前のパルコ劇場の最後の作品となった『母と惑星について、および自転する女たちの記録』と新作の書き下ろしが続く蓬莱竜太はいま劇作家として最も脂が乗っている状態。  そんな蓬莱の今年3本目の書き下ろしとなる最新作は、ちょっとした思い違いや感情のすれ違い。嫉妬とはかない願望が交錯し徐々に崩れていく人間関係を濃密な会話劇で描いていく。  かつての恩人に呼ばれ、地方にある恩人の家を訪ねる三島。そこには天体を観測しながら、自給自足の生活を営む生活があった。三島はそこが楽園に思えた。その中に溶け込み受け入れられる三島。しかし、そのことで施設の代表である恩人からの嫉妬を受けることになる。次第にそのひずみは顕著となり、施設に集まるそれぞれの人間関係を複雑にしていく。三島はいつの間にか、かつての恩人と対立することになっていく…。  主人公の三島を演じる向井理は3年ぶりの舞台出演。かねてから蓬莱作品への出演を熱望していたという。 パルコ・プロデュース『星回帰線』 【日時】10月2日(日)?30日(日)(開演は月14時、火木金19時、水土14時/19時、日14時。※2日(日)は15時開演。3・11・17・24日休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】東京芸術劇場 シアターウエスト(池袋)【料金】全席指定 7500円、U-25チケット4000円(観劇時25歳以下対象・当日指定席券引換・要身分証明書)※U-25チケットは、チケットぴあ・前売り販売のみの取り扱い/プレビュー公演(1日19時)4000円【問い合わせ】パルコステージ・インフォメーション(TEL:03-3477-5858[HP] http://www.parco-play.com/ )【作・演出】蓬莱竜太【出演】向井理、奥貫薫、野波麻帆、高橋努、岩瀬亮、生越千晴/平田満

三部作待望の再演。その第1弾 鄭義信 三部作 Vol.1『焼肉ドラゴン』

2016.02.21 Vol.661
 新国立劇場は今年上半期に鄭義信が日本の影の戦後史を描いた三部作を一挙上演する。『焼肉ドラゴン』はその第1弾。  本作は万博に沸く1970年前後の関西の地方都市に暮らす在日コリアン一家と、彼らが営む焼き肉屋に集う人々の日常を通じて、日韓の現在・過去・未来を音楽を交え、おかしくも悲しい物語として描いたもの。  2008年、2011年には日本ばかりではなく韓国・ソウルでも上演されるなど、大きな話題を呼んだ。今回はキャストをほぼ一新しての待望の再々演となる。  焼き肉店の店主らの世代とその子供世代、在日コリアンと日本人、男と女といった立場の違う人間たちが繰り広げる物語は、見る者の感情によって感想は大きく変わってくるだろう。  4月に朝鮮戦争が始まった1950年代を描いた『たとえば野に咲く花のように』、5月には60年代半ばの九州のとある炭鉱町で炭鉱事故に巻き込まれた在日コリアンの家族を描いた『パーマ屋スミレ』が上演される。  きっとなんらかの“気づき”のきっかけとなってくれる三部作だ。 【日時】3月7日(月)〜27日(日)(開演は水木土日13時、金18時30分。月は7日18時30分、21日13時。火は8日18時30分、15日13時。26日(土)は18時30分の回あり。14・22日休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前) 【会場】新国立劇場 小劇場 THE PIT(初台) 【料金】A席5400円、B席3240円 【問い合わせ】新国立劇場(TEL:03-5351-3011 [HP] http://www.nntt.jac.go.jp/ ) 【作・演出】鄭義信 【出演】馬渕英里何、中村ゆり、高橋努、櫻井章喜、朴勝哲、山田貴之、大窪人衛、大沢健、あめくみちこ/ナム・ミジョン、ハ・ソングァン、ユウ・ヨンウク、キム・ウヌ、チョン・ヘソン
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