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主婦アカウントで密かに話題!お得すぎるドラッグストアショー、サンプルどんだけもらえんの?【検証】

2019.03.16 Vol.Web Original

 ドラッグストアに出店するメーカーが一同に集う商品展示会「ジャパンドラッグストアショー」が17日まで幕張メッセで開催中だ。毎年3月に行われるこのショーが、Instagramの主婦アカウントで話題に。話題の火種はこのショー内で配られる各メーカーのサンプルが豪華すぎるという噂だ。両手にいっぱいのサンプルを持ち帰れるという噂は本当なのか? 実際に行ってきた。

ハラハラドキドキが止まらない!?『グッド・デス・バイブレーション考』サンプル

2018.04.19 Vol.705

 作家・演出家・俳優の松井周が主宰を務めた劇団「サンプル」は2017年6月の劇団公演『ブリッジ』を最後に劇団としては解体。松井はその後もテレビドラマなどへの脚本提供といった執筆活動や俳優としての活動を続けていたのだが、今回、松井の一人ユニット「サンプル」を再始動することとなった。

 再始動第一弾となる今作は新作・書き下ろし。現代の「家族」「死」の在り方を問う現代版“楢山節考”といった趣の作品となる。

 物語は閉ざされた地域で暮らす元ポップスターの父と、介護と子育てに疲労する娘と孫の家族を中心に描かれる。そこは貧困家庭の65歳を過ぎた人間は肉体を捨てることを強く望まれる社会。別の集落からやってきた孫の嫁、隣人、謎の男が加わることで家族の形が少しずつ変化していく。そんな中で彼らはどうやって生きていくのか…。

 そして女優の戸川純が12年ぶりの舞台出演を果たす。まさかの組み合わせに幕が開くまでハラハラドキドキが止まらない!?

サンプル『グッド・デス・バイブレーション考』
【日時】5月5日(土・祝)〜15日(火)(開演は平日19時、土は5日18時、12日14時/18時、日は6日休演、13日14時。※15日(火)は14時開演。11日(金)は休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ(日本大通り)
【料金】全席自由席・整理番号付 前半割(5〜10日)前売一般3500円、当日一般4000円/後半(12〜15日)前売一般4000円、当日一般4500円/U24(24歳以下) 2000円/高校生以下1000円 ※高校生以下割引とU24チケットはチケットかながわのみで取り扱い(前売のみ・枚数限定・要証明書)。
【問い合わせ】チケットかながわ(TEL:0570-015-415=10〜18時 [HP] http://www.kaat.jp/ )
【作・演出】松井周
【出演】戸川純、野津あおい、稲継美保、板橋駿谷、椎橋綾那、松井周

本作をもって劇団を「変態」サンプル『ブリッジ』

2017.06.12 Vol.692

 青年団の若手自主企画公演を経て2007年に劇団として旗揚げした「サンプル」が今回の公演をもち、いったん劇団としての活動を休止。今後、その名称は主宰を務める劇作家で演出家、そして俳優の松井周の個人ユニットを指すこととなる。

 サンプルは結成当初は通常の演劇公演を中心に活動してきたが、時が経つにつれ、劇場ではない場所での作品作り、サンプル・クラブに代表されるコミュニティー作り、そして松井の好奇心を形にした雑誌作りなど活動が多岐に渡ってきた。

 劇団という枠ではくくり切れなくなった今、劇団の展開を試行するなかで10周年の節目を契機に劇団を「変態」させ、第二形態を目指すこととなったという。

 今回の作品のテーマは「宗教」。コスモオルガン協会という架空の新興宗教団体の信者たちを描く宗教劇。彼らを通じて集団と宗教、現代という時代に宗教に何ができるのか、といった問題があぶり出される。

 今後、サンプルに所属していた劇団員たちが松井の作品に出演することもあるだろうが、多分今まで通りではない。また過去の公演は1つとして映像化はされていないだけに、これまでのサンプルを感じる最後のチャンスとなる。

時代と世代を超えて”性”について描かれた作品『蒲団と達磨』 サンプル

2015.02.22 Vol.637

『蒲団と達磨』で岩松了は1989年に岸田国士戯曲賞を受賞した。この岩松の初期の作品が約25年ぶりに上演されるという。それだけでも興味は尽きないところなのだが、演出をサンプルの松井周が担うということで、大きな話題を呼んでいる。

 松井は岩松の作品に大きな影響を受けており、またこの2人、東京芸術劇場の「自作自演」という劇作家が自作を自分でリーディングするという企画の第1回目の出演者で、そのときに岩松は同作を松井の目の前でリーディングしているという過去もある。

 舞台はある夫婦の寝室。祝い事のあと、いつになく他人が出入りする密閉空間で、言外に潜む危ういそれぞれの秘密、我慢、爆発寸前の中年の性欲が濃厚に描かれる。

 松井はこれまでサラ・ケイン、マイエンブルクといった海外戯曲を演出することはあったが、国内の既成戯曲を手掛けるのは初めて。彼自身、岸田戯曲賞受賞者であり、このところ外部への脚本提供も続いたことから、劇作家として評価されることも多かったが、今回は演出家としての魅力を十分に発揮してくれるだろう。

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