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チェ・ゲバラの息子、カミーロ・ゲバラ氏が語る 「チェが写真家として残したもの」

2017.08.21 Vol.696

 キューバ革命の英雄チェ・ゲバラが自ら撮影した写真、約240点を日本初展示する写真展が9日から27日まで恵比寿にて開催。本展に全面協力したチェ・ゲバラの息子であるカミーロ・ゲバラ氏が来日。父エルネスト・ゲバラについては幼いころのかすかな記憶しかないというカミーロ氏は父のことを“チェ”の愛称で呼ぶ。

「チェは若いころから写真が好きで、本当に多くの写真を残しているんです。今回の写真展で展示する約240点の写真は、年代別に分け、それぞれの時代を代表する作品を選びました。南米をバイクで旅行したときのものから、キューバで革命活動に携わるようになってからのもの、もちろん日本に来たときの写真もあります。彼が他の被写体を撮影した作品がほとんどですが、中には特別な記念に自分を入れて撮ったものもありますよ。今でいう“セルフィー”ですね(笑)」

 来日時には広島に訪問したゲバラ。

「そのときの写真はとてもシリアスなものです。チェはよく旅先から家族にあてて葉書を送ってくれたのですが、広島から届いた葉書はいつになくシリアスな内容がつづられていました。きっとチェは広島で相当なインパクトを受けたのだと思います」

 本人が撮影した写真からは、人間ゲバラのまなざしがリアルに感じられる。

「人はみな彼を英雄と呼びますが、彼は我々と同じ一人の人間です。家族や友人に囲まれ、上品なユーモアのセンスも持ち合わせていた人でした」

 ゲバラ没後50年を迎えた今年、革命家のまなざしを今一度、振り返ってみては。

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