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ストラッサー起一が「なめんなー!」と怒りの絶叫。対戦相手のイゴール・タナベが3.25kgの大幅オーバー【RIZIN】

2024.03.22 Vol.Web Original

「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」(3月23日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)の前日計量が3月22日、大阪市内で開催された。本戦、プレリミナリーファイト合わせて全15試合、30選手がのうち、イゴール・タナベ(ブラジル/セラヴィー)とアルマン・アシモフ(カザフスタン/Мustafa Ozturik)が大幅に規定体重をオーバーした。

 2人についてはRIZIN側と両陣営とで協議し、試合を行うか、行う場合にはどういった条件のもと行うかを判断することとなった。

 イゴールは公開計量に現れず。規定体重が77.0kgのところ本計量では80.25kgと3.25kgの大幅オーバー。現在、体調面を鑑み、公開計量を欠席した。対戦するストラッサー起一は76.80kgで計量クリア。ただ一人でのフォトセッションの後に「なめんなー!」と絶叫し、怒りを表した。

伊藤盛一郎が顔面を血に染めながらの逆転勝利。そしてフライ級トーナメントの開催をアピール【RIZIN.31】

2021.10.24 Vol.Web Original

盛り上がりを見せるフライ級戦線に踏みとどまる

「RIZIN.31」(10月24日、神奈川・ぴあアリーナMM)で元ZSTフライ級王者の伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)が橋本薫汰(K-PLACE)と対戦し、2017年4月の才賀紀左衛門戦以来となる復活の勝利を挙げた。

 伊藤はZST王座を返上しRIZINに戦いの場を移そうとした矢先にケガに見舞われるなど不運続き。2018年にはZSTで竿本樹生、2019年、2020年にはRIZINでマネル・ケイプ、神龍誠と3連敗を喫し、崖っぷちに立たされていた。

 身長とリーチで劣る伊藤はプレッシャーをかけて距離をつぶしに行くが、橋本は伸びる左ジャブから右ストレートをヒット。このジャブが邪魔な伊藤だったがかいくぐって組み付くも橋本は押し返す。橋本は右ストレートをクリーンヒット。タックルに逃げた伊藤だったが橋本は蹴り上げ。スタンドに戻って伊藤が前に出るが橋本が顔面にヒザを突き上げると、伊藤は腰から崩れ、橋本は鉄槌で追撃。バックを取ってスリーパーを狙うが伊藤がしのぐ。脱出した伊藤はパンチの連打でプレッシャーをかけ、組み付いてギロチンチョークを狙うが、ここでラウンドが終了。ヒザ蹴りで鼻血を出した伊藤は苦しい展開となる。

中村優作が引退危機から「天保山アッパー」引っ提げ復活【RIZIN.29】

2021.06.25 Vol.Web Original

約10カ月半ぶりの再起戦で北方大地と対戦

「RIZIN.29」(6月27日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)のオンラインインタビューが6月25日に行われた。

 昨年8月以来、約10カ月半ぶりの再起戦で北方大地(パンクラス大阪稲垣組)と対戦する中村優作(フリー)が新たなる必殺技「天保山アッパー」でのKO勝ちを予告した。

 中村はDEEP、DREAM、VTJとさまざまな団体で活躍。2016年にはローレンス・ディグリを破り、WSOF GC初代フライ級王座を獲得した。
 
 RIZINには2018年から参戦。その初戦で那須川天心とキックルールで対戦した。昨年8月にはZSTフライ王者の竿本樹生と対戦し、1RでTKO負けを喫し、試合後の会見で引退を口にしていた。

 中村はこの日のインタビューでは「めっちゃ楽しみ。相手は何でもできる選手という印象はあるんですけど、まあ、いけるかなっていう、はい」と笑顔を見せる。

 引退問題については「その(竿本戦)1年前くらいからずっと、腰が痛すぎて、病院に行ったり、いろんな治療を受けたんですけど全然良くならなくて。で、あの試合の時もずっと朝起きるのもつらい状態が続いていて“これ治れへんのちゃうかなあ”と思って、ちょっと考えようかなというのがあったんですけど、休養して、まあいい治療にも巡り合って、かなり腰の状態もよくなったんで、まだちょっといけるかなと。はい」と治療が順調に進んだことから、再びリングに戻る心境となったことを明かした。

ZSTフライ級王者・竿本樹生が初参戦で中村優作にKO勝ち【RIZIN.23】

2020.08.10 Vol.Web Original

竿本の左のオーバーハンドフックに中村が沈む

 今年2月の浜松大会以来、約半年ぶりとなったRIZINの横浜2連戦の2日目「RIZIN.23 – CALLING OVER -」(8月10日、神奈川・ぴあアリーナMM)が開催された。

 RIZINは2月に浜松で2020年をスタート。4月に横浜アリーナでの大会を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大予防による緊急事態宣言などがあり、開催を中止。計画していた仙台大会と大阪大会と合わせて3大会が中止となっていた。今回の2連戦は首都圏では今年初めての大会となる。

 この日はZSTの新旧フライ級王者の竿本樹生(BRAVE GYM)と伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)が揃って出場するも明暗を分けた。 

 第4代で現フライ級王者の竿本は中村優作(チーム・アルファメール・ジャパン)と対戦した。

 竿本は現在はDEEPにも参戦し、10連勝中でプロ戦績は14勝2敗。宮田和幸の秘蔵っ子ともいう存在で、かねてからRIZIN参戦をアピールしていた。

 対する中村はWSOF-GCフライ級王者でRIZINにはキックルールでの那須川天心戦で初参戦。その後、マネル・ケイプには敗れたものの善戦。トップノイ・タイガームエタイ戦では勝利を収めたものの前歯を折られるなど常に話題を振りまく存在となっている。

中村優作が「120%すべらない試合」を約束【6・2 RIZIN】

2019.05.14 Vol.Web Original

トップノイ・タイガームエタイと「日本拳法vsムエタイ」対決
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)の追加対戦カードが5月13日、発表された。新たに発表されたのはMMAが4試合、キックルールの試合が2試合。

 昨年9月の「RIZIN.13」でマネル・ケイプと激闘を繰り広げた中村優作がトップノイ・タイガームエタイとMMAルールで対戦する。

 中村は昨年5月の「RIZIN.10」ではキックルールで那須川天心に挑み、TKO負け。ケイプ戦は序盤は押し気味に試合を進めたものの、最後は一本負けとRIZINでは結果こそ出ていないが、2試合とも会場を大きく沸かせた。

 中村は今年3月には修斗に参戦し、ハワイの「X-1 WORLD EVENTS」のバンタム級王者ロドニー・モンダラにKO勝ちを収め、復活ののろしをあげた。モンダラ戦の前には「RIZINでマネル・ケイプに負けているので、もう一度あそこの舞台に立って勝ちたいという気持ちもある」とも話しており、今回は汚名挽回のチャンスとなる。

 相手のトップノイはムエタイ出身。RIZINデビュー戦ではそのムエタイ仕込みの打撃で修斗のオニボウズにKO勝ちを収めたものの、9月には総合力で勝る浅倉海に判定負けを喫している。

 中村としてはMMA寄りの戦い方をすれば勝機は一気に増すのだが、RIZINを通じて「とうとうRIZINが関西にやってきましたか! これはもう関西イチおもろい試合する僕がイチバン盛り上げなあかんでしょ! 日本拳法vsムエタイ。KO必至の闘いになっちゃいますねー! まぁ勝つん僕です! 120%すべらない試合、皆さんほんまに楽しみにしててください!」とコメント。打撃戦は必至の試合となりそうだ。

修斗の2013年新人王MVPの征矢貴が2年ぶりの復帰戦
 2013年に修斗のバンタム級新人王MVPを獲得した征矢貴が約2年ぶりの復帰戦をRIZINで行うこととなった。征矢は2016年に修斗で行われたインフィニティリーグでは2位になるなど修斗バンタム級のホープだったが、2017年に清水清隆に敗れて以降、体調を崩したこともありリングを離れていた。

 対戦相手の川原波輝は現在はDEEPを主戦場とする打撃系ファイター。今年3月には敗れはしたもののストロー級タイトルマッチでチャンピオンの越智晴雄と壮絶な打撃戦を繰り広げ、会場を沸せた。征矢、川原とも一発で相手を倒せる打撃を持っているだけに、KO必至の打撃戦が見られそうだ。

 RIZINを通じ征矢は「まず始めに今回の出場に伴い、心強く背中を押してくださった修斗関係者の皆様、サステイン代表・坂本さんありがとうございます。そしてRIZINという素晴らしい舞台に呼んでいただきありがとうございます。激しい打撃戦になると思いますが、最後、川原を気絶させます」

 川原も「体重差とかもう俺に関係ない。自分が呼ばれた理由分かってる。いつも通り絶対引けへん。バッチバチのドつき合いするんで征矢選手! 生きるか死ぬかの打ち合いしようぜ! 打撃にビビって タックルで逃げんなよ!」とコメントした。

 また参戦が発表されていた朝倉海は、練習中に負傷し「眼窩底骨折」と診断されたため、ドクターストップがかかり欠場となった。

中村優作が“スピード5”の高速パンチで1RKO勝ち【3・24 修斗】

2019.03.25 Vol.Web Original

一撃必殺のパンチが炸裂
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第2戦 Supported by ONE Championship」(3月24日、東京・ニューピアホール)で約1年半ぶりに修斗参戦を果たしたWSOF-GC世界フライ級王者の中村優作が「X-1 WORLD EVENTS」のバンタム級王者ロドニー・モンダラと対戦。1R1分57秒でKO勝ちを収めた。

 中村は序盤から日本拳法特有の遠い距離からの踏み込みで速いパンチを放っていく。しかしモンダラのミドルがローブローとなり試合が中断。この時にコンタクトレンズも外れてしまうアクシデントも発生。レンズを装着しなおしての再開となったが、一瞬の踏み込みからの左ストレートがクリーンヒット。ダウンしたモンダナに追撃のパウンド。必死に中村の足にからみつくモンダナだったが、中村が構わずにパンチに鉄槌の連打を浴びせたところでレフェリーが試合を止めた。

約1年半ぶり参戦の中村優作がいつもの笑顔で計量パス【3・24 修斗】

2019.03.23 Vol.Web Original

「恩返ししたい」と漢気参戦
 プロフェッショナル修斗「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第2戦 Supported by ONE Championship」(3月24日、東京・ニューピアホール)の前日計量が3月23日、東京都内で開催された。

 セミファイナルで約1年半ぶりの修斗参戦を果たすWSOF-GC世界フライ級王者の中村優作は無事計量をパス。フォトセッションでもいつもの笑顔を見せ、好調な仕上がりを感じさせた。

 対戦相手のロドニー・モンダラはハワイの「X-1 WORLD EVENTS」のバンタム級王者。今年1月には修斗の元環太平洋ライト級王者・土屋大喜を相手に防衛戦を行い、KOで防衛に成功している強豪だ。

 中村は今回の修斗参戦については「(サステインの)坂本さんにはWSOF-GCの参戦でもお世話になった。それで2年前にも修斗に出させていただいたが、去年はRIZINへの参戦が決まって修斗に出られなかった。僕にできることはそんな大したことはないかもしれないけど、少しでも坂本さんと修斗に恩返しをしたいと思って今回参戦させていただいた」と話した。今後についても「オファーしていただけるなら続けて参戦したいと思っている」とのこと。

 修斗で勝ち続ければONE Championshipへの参戦も見えてくるのだが、中村は今回の参戦が「恩返し」の意味合いが強いこともあり「そこはまだ考えていない」とした。そして「正直なところ、去年、RIZINでマネル・ケイプに負けているので、もう一度あそこの舞台に立って勝ちたいという気持ちもある。なので、まずこの一戦を大事に戦っていきたい」などと話した。

 修斗へ継続参戦となればタイトル戦線に絡んでくる実力者なだけに、今回のモンダラ戦は注目度の高い一戦となりそうだ。

WSOF-GC世界フライ級王者・中村優作が緊急参戦【3・24 修斗】

2019.02.14 Vol.Web Original

 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第2戦」(3月24日、東京・ニューピアホール)の新たな対戦カードが2月14日、発表された。WSOF-GC世界フライ級王者の中村優作(チーム・アルファメールジャパン)が緊急参戦する。

劇作家・岩井秀人が見たRIZIN「胸を打たれた中村優作の“振り返り笑顔”」

2018.10.07 Vol.Web Original

 2004年に行われた魔裟斗と山本KID徳郁の試合は生で見ていた。体重差を感じさせない山本KIDのいつもと変わらない動物的な「一瞬でも気を抜いたら天国へどうぞ♡」な雰囲気は、テレビの前で息を止めさせられた。

 不思議なリズム感の男であった。試合を決める一撃は、何が起きたのか分からないようなスピードで繰り出され、相手の体はたった今、自身の全組織に訪れた大きな災いを認識できないまま、全ての筋肉を弛緩させ脱力し、まっすぐにマットに沈んだ。一瞬の静寂ののち、狂喜する観客。レフリーが倒れた選手のマウスピースを抜きに走り、広いホールの壁に観客の叫び声が渦巻く中、針の先を針の先に刺すような繊細なタイミングで打ったカウンターのスピードは何処へやら、晴れた日の午前中にコーヒーでも飲み、喫茶店を出て「さて、これからどうしようか」とでも思っているかのように、少し一息ついて、山本KIDはゆったりと歩いていた。圧倒的勝利の後の佇まいとは到底、思えなかった。彼は、何を見ていたのだろう。勝利だけを目指して戦っていたようには、どうも思えない。

 通常、カウンター狙いのグラップラーは、小刻みに拳を揺らし、その揺れのテンポに相手の攻撃のタイミングが合った時、カウンターが繰り出される。山本KIDの拳には、この小刻みな揺れが全く見られない。揺れというより、もっと大きな円のようなものを描いていることが多かった。なぜなのだろうか。これは少し突飛な考察だが、通常の選手のカウンターを狙うテンポの刻みが8ビート(つまり1小節に8拍)だとすると、それに対する山本KIDのそれは64ビートぐらいだったのではないだろうか。64ビートなんて聞いたことないけど。カウンターのタイミングを狙う「刻み」が「刻み」に見えないほどのスピードで起きていたために、全く別の動きに見えたのではないだろうか。もはや「刻み」ではない、「流れ」のような感覚でタイミングを見ていたのではないだろうか。とにかく、通常の選手とは明らかに違う感覚で試合を捉え、その中でまた独自の感覚で打撃が繰り出されていたように思う。

堀口恭司が9秒でKO勝ち。RIZINがキックトーナメント開催で堀口vs那須川戦実現に現実味【5・6 RIZIN】

2018.05.07 Vol.Web Original

イアン・マッコールにカウンターの左フック一閃

 格闘技イベント「RIZIN」の2018年第一弾大会となる「RIZIN.10」(5月6日、福岡・マリンメッセ福岡)のメインで行われた堀口恭司vsイアン・マッコールの一戦は1R9秒で堀口が電撃KO勝ちを収めた。

 ともに距離を取ってけん制する中、マッコールが踏み込んでワンツーを放つが、堀口はこれをかわすとカウンターの左フック一閃。まともに食らったマッコールはダウン。追撃のパウンドにいったところでレフェリーが試合を止めた。

 堀口は「左のカウンターを狙っていた」と手短に試合を振り返るとリングサイドで試合を見ていた那須川天心に「那須川君、やろうよ。その立ち技最強トーナメント、俺も出ます」とアピールした。

那須川天心「中村選手は他の選手には通用しても僕には通用しない」【5・6 RIZIN】

2018.04.23 Vol.Web Original

EVOLVEでの武者修行を経て「やってきたことは間違いじゃなかった」
「RIZIN.10」(5月6日、福岡・マリンメッセ福岡)に出場する那須川天心が4月23日、千葉の「TEPPEN GYM」で公開練習を行った。

 那須川はシンガポールのEVOLVEジムでの武者修行と20日にフィリピンのマニラで行われた「ONE Super Series」の観戦のため、約10日間、東南アジアに滞在。帰国したばかりだったが、2分のミット打ちと2分のマススパーリングを行い、軽快な動きを見せた。

 練習後の会見では今回のEVOLVEでの武者修行について「観光なんて全く行かなかった。MMAとムエタイをミックスしたようなミット打ちをさせてもらった。めちゃくちゃいい刺激をもらった。こんなにいい環境があるんだと思った。日本のみんなにも行ってもらいたい。サムエーなんかとにかく蹴りが速くて見えなかった。でも収穫はあった。見ているだけでも勉強になった」などと振り返った。とはいえEVOLVEの練習環境やそこで出会った選手たちに圧倒されるばかりではなく「通用する部分はたくさんあると感じた。もっと通用しないと思っていたが、やってきたことは間違いじゃなかったと思った。そこにプラスアルファで技術面とかいろいろなところから吸収できればもっと強くなれるんじゃないかと思う」と話した。

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