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井上真央「早く気づいてあげられたら良かった」実母が経験した帯状疱疹のエピソードを明かす

2023.07.20 Vol.Web original

 俳優の井上真央と風吹ジュンが出演する帯状疱疹(たいじょうほうしん)疾患啓発の新テレビCM「家族で話そう、帯状疱疹。」シリーズ、『母さんちょっと疲れてるのかな?』篇、『色々調べてくれる娘』篇の放映が7月20日から全国でスタートした。

 帯状疱疹は50歳を過ぎると発症が増え始め、80歳までに約3人に1人が発症するといわれている病。CMでは、身近な疾患だからこそ、家族で話し合いながら理解を深めることの大切さを伝えている。

 新CMは、風吹ジュン演じる母と井上真央演じる娘が、穏やかな日常を舞台に、母のちょっとした変化に気づき、心配になって帯状疱疹について調べる娘と、心配されることで娘の成長をしみじみと感じる母、それぞれの目線を描くというもの。風吹と井上が織り成す家族の優しさや温もりあふれる演技に注目だ。

 撮影後のインタビューで井上は「母が(帯状疱疹に)かかったことがありまして、それがきっかけで私自身もけっこう調べたり、関心を持ったりするようになりました。もうちょっと早く気づいてあげられたら良かったなとか、自分自身ももっと知っていたら色々教えてあげられることがあったなって思ったので、周りの体調だったり家族の変化に敏感にいたいなと思いました」と、経験を明かした。

 CMのテーマにちなみ、「最近家族と話したこと」を問われると「母は花とか観葉植物がすごく好きなので、お花屋さんで“あ、きっとこれ好きだろうな”って思うものは買ってみたりしています。この間も何かちょっと不思議な観葉植物があったので、それを買ってあげたりとか。あとは植え替えとか。知識はたぶん母のほうがあるのですが、この土とこの土を調合してっていうのを聞きながら、やってあげました」と井上。

 一方の風吹は「私はもう孫がいるので、息子も娘も孫の話が中心になってしまう。(息子や娘が)夫婦共稼ぎで忙しいので、保育園のお迎えとか学童のお迎えを経験しました」と孫育ての日常を明かす。「やっぱり働くお母さんたちが迎えに来て、子どもたちが喜ぶ姿とかを見て、本当に協力してもらわないと子育てってできないんだなって。だから、もっと役に立つようにがんばろうって思いました」と話し、家族みんなで育児に奮闘する様子を明かした。

 新テレビCM「家族で話そう、帯状疱疹。」シリーズは7月20日から全国で放映開始。

みんなで楽しむ、家族の夏映画『ルドルフとイッパイアッテナ』

2016.08.02 Vol.671

 斉藤洋(ひろし)原作のロングセラー児童文学をフル3DCGアニメーションとして映画化。ひょんなことから飼い主のもとを離れ東京にやって来てしまった黒猫ルドルフが街のボス猫イッパイアッテナと出会い、成長していく姿を描く。子供だけでなく大人にもいろいろな“気づき”をイッパイ与えてくれる、友情と冒険の物語。

『ルドルフとイッパイアッテナ』
監督:湯山邦彦、榊原幹典 声の出演:井上真央、鈴木亮平他/東宝配給/8月6日より全国東宝系にて公開  http://www.rudolf-ippaiattena.com/

井上真央、玉木宏と日本酒をPR「大人になった!」

2016.04.22 Vol.664

 

 井上真央と玉木宏が21日、都内で行われた『松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒』新CM発表会に出席した。

 2人は揃って新CMに出演。出演が決まったことについて井上は「お酒のCMは大人になったなって感じがします。プライベートでも飲んでいたお酒ですし、うれしいです」と笑顔。玉木も「新しい日本酒ということで飲んだこともあったし、知っている商品だったのでうれしかったですね」とコメントした。

 日本酒のCMであることに関連して、お酒との付き合い方を聞かれた井上は「毎日飲んでいますね。いっぱいじゃなくて、一杯ですけど」。玉木の「1カ月に1回ぐらい…」という返答に井上は目をまん丸にしたが「毎日飲むとか、一人飲みとか、さっきからおじさんみたいですね」とつぶやいた。

「澪」はスパークリング日本酒。甘さのある「澪」と、すっきりした「澪」<DRY>の2種がある。玉木は「日本酒というと和食のイメージがありますが、フレンチやイタリアンにも合いそうですね」と、お勧めしていた。

野田秀樹が“全部”をぶつけてきたNODA・MAP新作公演『逆鱗』

2016.01.29 Vol.659

 NODA・MAPの新作公演『逆鱗』の公開舞台稽古が28日、池袋の東京芸術劇場プレイハウスで行われた。
 本作では松たか子が7年ぶり、阿部サダヲが13年ぶりにNODA・MAP出演を果たし、前作『MIWA』から瑛太と井上真央が連続出演など豪華なキャストが話題となっている。
 物語は、かつて沈没船の窓越しに人間と交わした約束を果たすために人間のふりをして地上に現れた人魚と、海中水族館の「人魚ショー」で人魚のふりをする人間が出会い、大きく動き出す。
 チラシではタイトルの「逆鱗」の文字の一部が裏返しにされているなど、観劇前から謎が散りばめられていたのだが、舞台は見る者の予想をはるかに超える展開を見せている。
 また野田秀樹特有の言葉遊びやアナグラムが、かつての夢の遊眠社時代を思わせるような勢いで飛び出し、最近の作品で多く見られる社会問題との対峙の仕方もより強めのものとなっており、野田秀樹がまさに “全部”をぶつけてきた作品という印象だ。
 東京公演は1月29日から3月13日まで池袋の東京芸術劇場プレイハウス。その後、4月3日まで大阪、北九州でも上演される。前売り券は完売しているが、すべての公演で当日券が発売される。

今年は春から池袋『逆鱗』NODA・MAP

2016.01.11 Vol.658

 野田秀樹率いるNODA・MAPの約2年ぶりとなる新作。松たか子が7年ぶりのNODA・MAP出演、前作『MIWA』から瑛太と井上真央が連続出演など豪華なキャストが話題だが、いつにもましてなにやら深く考えさせられそうな作品となりそうだ。

 タイトルの『逆鱗』はチラシで見ると「逆」のつくりの部分や「鱗」の魚へんや米の部分を裏返しにするなど、随所に謎を散りばめ、なにやら意味ありげな表記になっている。

 物語は、かつて沈没船の窓越しに人間と交わした約束を果たすために人間のふりをして地上に現れた人魚と、海中水族館の「人魚ショー」で人魚のふりをする人間が出会い、大きく動き出す。

 タイトル表記の意味は多分この鏡合わせのような存在の2つのキャラクターに起因するものなのかもしれない。加えて、作品中に世相や政治的な出来事に対するメッセージを織り込むことの多い野田の今回のメッセージは「怒り」? それとも…と、初日の幕が開けるまでもいろいろ考えてしまう。チラシを手に取ったときから、すでに見る側の物語は始まってしまっているのかもしれない。

 前売りはいつもどおり完売だが、当日券もいつもどおり毎公演発売する。

『花燃ゆ』が新章突入の井上真央「命がけで伝えたい」

2015.06.05 Vol.644

 井上真央が3日、江戸東京博物館で開催中の『2015年NHK大河ドラマ特別展「花燃ゆ」』の開会式に出席した。

 吉田松陰自賛肖像や吉田松陰の絶筆、高杉晋作らの血判状、長州奇兵隊士の肖像写真、井上がドラマで演じる文へ宛てた久坂玄瑞の手紙など貴重な資料を展示する。井上は「(内容が)充実していて、ドラマ『花燃ゆ』を愛して下さる方々の気持ちがびしびし伝わってきました。あの時代、日本を命がけで守ろうした人たちがいて、それを命がけて支えようとした家族がいたことを、知ってもらいたいという決意が伝わってきました。その想いを受けて、私自身も命がけでこの作品に取り組まなければと思いました」と、話した。

 現在、名を美和に改め、毛利家の奥で奮闘しているところを撮影中。男ばかりの現場は一転、女ばかりになったそう。「華やかな衣をまとった人がいっぱいで、新しい作品に挑んでいるような気持ちです。奥ってこんなに殺伐としていたのか、もっとドロドロしていたのではと、みんなで妄想しながらやっています」と、笑った。

 7月4日まで同所で。

NODA・MAP最新作『MIWA』は全公演で当日券あり!!

2013.10.07 Vol.601

 NODA・MAPの最新作『MIWA』が池袋の東京芸術劇場プレイハウスで現在上演中だ。
 同作は野田秀樹が同じ長崎県出身である美輪明宏の半生をモチーフに描いた「全く出鱈目な美輪明宏物語」。
 事実に沿う部分とフィクションの部分が入り乱れ繰り広げられる、まだ生存する人間の伝記的な物語。そんな不可思議な試みを可能にしたのは美輪という存在の特殊さであり、野田の美輪に対するリスペクトの賜物だろう。
 劇中、過去に美輪の周囲にいた人物を思わせる役名の人物や実在した人物が登場するたびに、美輪が生きた時代がどれだけ刺激的で激動の時代だったかを改めて感じさせる。
 また、かつての野田作品で使われた思い出深い言葉遊びのセリフが突然飛び出すなど、野田の作品に込めた共通するテーマや思いといったものを感じさせる作品となっている。
「MIWA」役の宮沢りえ、古田新太、池田成志といったNODA・MAP出演経験のあるベテラン陣に加え、今回は瑛太、井上真央、小出恵介といった若い俳優たちが初参加。いつもとは一味違う野田ワールドが構築されている。
 東京公演は11月24日まで。その後、大阪、北九州で上演される。前売り券は完売だが、全公演で当日券は販売される。

野田秀樹の新作『MIWA』で宮沢りえが美輪明宏を!?

2013.08.22 Vol.598

 NODA・MAPの第18回公演『MIWA』の記者発表会が22日、都内のホテルで開催され、作・演出の野田秀樹、主人公のMIWAを演じる宮沢りえら9人が顔を揃えた。
 この作品はその名のとおり「美輪明宏」をモチーフに描かれる作品。
 美輪はシャンソン歌手、俳優として活躍。昨年の紅白歌合戦に出演し『ヨイトマケの唄』を歌った姿は記憶に新しい。その美貌と同性愛者ということもあり、今ではジェンダーすら超越した存在。
 野田は今作について、前作の『エッグ』を書いている時に聞いた満州に住んでいる方々の生き様からヒントを得たようで「僕は1955年生まれで戦争は全く想像がつかない世界。頭の中では分かっていたつもりが、実際に聞くと本当にすごいことなんだと思いました。そこで、一人の戦前に生まれて生きてきた人の一生を書いてみたいと思い、そのときに真っ先に誰が舞台でビジュアル的に面白いか考えたときに美輪さんが浮かびました」とその経緯を語った。
 また美輪については「化物と言われる人はいっぱいいると思うんですが、美輪さんは絶対にバレない。ずっと化物でいられる人。今77歳なんですが、この年までずっと化物のままというその凄みを今、作りながら感じています」と話した。
 美輪は会見には姿は見せなかったが映像で「今回一番かわいそうなのは宮沢りえちゃん。(出演者には)ご愁傷様」とコメントを寄せた。
 また野田はMIWA役に宮沢を起用したことについて「男性が演じるのは無理だと思った。女性が演じれば、違うものとして見てもらえるだろうと思った。逃げですね」と、その意図を語った。
 前日に放送されたNHKの特番で美輪と対談した宮沢は「無限に思いとか言葉が広がっていらっしゃっている方。ずっとお話していたいと思った。今は美輪さんという怪物を演じるにあたってプランはゼロ。野田さんを信じて稽古の中で見つけていきたい」と語った。
 共演はNODA・MAP常連の古田新太、池田成志に、初出演の瑛太、井上真央、小出恵介ら豪華な顔ぶれ。
 10月4日から11月24日まで池袋の東京芸術劇場 プレイハウスで上演。その後、大阪、北九州で12月8日まで上演される。

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