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【インタビュー】『木村政彦 外伝』著者・増田俊也「櫻井よしこに教えた大外刈り、柔道を知らない人たちに届けたディテールの凄みについて」

2018.08.31 Vol.Web Original

 最近「木村政彦」の名前を巷で目にすることが多い。「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」と評された木村政彦は、15年間不敗のまま引退した伝説の柔道家だ。木村は、あのヒクソン・グレイシーの父・エリオ・グレイシーにもブラジルで完勝しており、エリオを極めた必殺技「キムラロック(腕緘)」は現在でも、世界の格闘家たちが使っている。

 その木村政彦の不遇な人生に光をあて、今日のブームの火付け役となったのが、作家で『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を著した増田俊也だ。その増田が大宅賞&新潮ドキュメント賞をダブル受賞した同作に続いて、今夏、『木村政彦 外伝』(イースト・プレス)を刊行した。

 2018年は「木村政彦 生誕百周年」。木村の地元・熊本では純米焼酎「キムラロック」が発売され、木村政彦自身が技術・解説した『木村政彦 柔道の技』が復刻されるなど、木村政彦ブーム再燃のなか、話題の『木村政彦 外伝』を執筆した増田俊也に、ベストセラー制作の内側を聞いた。

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