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デンサヤームがマルコス・リオスの顔面切り裂きTKO勝ち。急きょ任されたメインイベントを締めくくる【KNOCK OUT】

2024.02.26 Vol.Web Original

 KNOCK OUTの2024年の第1弾大会となる「KNOCK OUT 2024 vol.1」が2月25日、東京・後楽園ホールで開催された。

 今大会ではメインイベントでKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者の龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)とシュートボクシング(SB)の前SB日本フェザー級王者・川上叶(龍生塾)の一戦が行われる予定だったのだが、龍聖がインフルエンザによりドクターストップがかかり欠場に。メインイベントでは常連外国人選手のマルコス・リオス(アルゼンチン)とデンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)が対戦し、ど迫力のバトルを展開。デンサヤームがヒジでリオスの顔面を切り裂きTKO勝ちを収めた。

 リオスはキックボクシングマニアの間で“南米最強”の異名を取る強豪。初来日となった昨年3月は鈴木千裕に1RでKO負けを喫したものの、2度目の参戦となった12月にはバズーカ巧樹と対戦し、ヒジでバズーカの顔面を切り裂きTKO勝ちを収めついに本領を発揮した。

“山田ツインズ”の兄・山田彪太朗が王座獲得で双子王者誕生。「ここまで育ててくれたお母さん、ありがとう」【SB】

2023.05.01 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズの第2戦となる「SHOOT BOXING 2023 act.2」(4月30日、東京・後楽園ホール)で行われた「SB日本フェザー級タイトルマッチ」で“山田ツインズ”の兄・山田彪太朗(シーザージム)が王者・川上叶(龍生塾)に2-0の判定で勝利を収め、悲願の王座獲得を成し遂げた。

 山田は昨年11月にフェザー級次期挑戦者決定トーナメントを制して今回のタイトル挑戦権を獲得した。弟の虎矢太が3月に植山征紀をKOで破りSB日本スーパーバンタム級王座を獲得しており、兄としてはどうしても負けられない一戦だった。

 川上は昨年4月に王座決定戦で魁斗を破り王座獲得し、バンタム級に続いて二階級制覇を達成した。昨年12月に行われた「RISE WORLD SERIES/SHOOT BOXING KNGS 2022」では元KNOCK OUT-REDフェザー級王者の安本晴翔と対戦し、下馬評を覆して判定勝ちを収め、シュートボクサーの強さを満天下に知らしめた。今回が初防衛戦だった。

RISEとSBの対抗戦は4勝4敗。RISE王者・宮﨑小雪がMISAKIに判定勝ち。SB王者・川上叶は安本晴翔を破る番狂わせ【RISE×SB】

2022.12.26 Vol.Web Original

 RISEとシュートボクシング(SB)が協力して開催した「RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」(12月25日、東京・両国国技館)でRISEとSBの対抗戦が8試合行われ、4勝4敗の痛み分けに終わった。

 第9試合ではRISE QUEENアトム級王者・宮﨑小雪(TRY HARD GYM)とSB日本女子アトム級王者・MISAKI(TEAM FOREST)による現役王者対決が行われ、宮﨑が2-0の判定で勝利を収めた。

 MISAKIは現在6連勝中で前戦ではタイ人ファイター相手にKO勝ち。宮﨑も7連勝中で前戦では初の国際戦で勝利を収めている。

 もともとMISAKIが宮﨑との対戦を希望し、2人はカードが決まる前からSNS上で激しいやり取りを展開。カード発表会見ではMISAKIの「RISE女子は華がない」という発言に宮﨑はもちろん、会見に出席していた小林愛三も「カチンときた」と発言。公開練習などでも激しい舌戦を繰り広げ、この日の対戦を迎えた。

 1R、サウスポーの宮﨑とオーソドックスのMISAKI。ともにロー、ジャブからパンチにつなげていく。宮﨑も足を使うことなく打ち合いに応じる。距離が詰まり組み合う場面も。

SBルールで川上叶vs安本晴翔、植山征紀vs大﨑孔稀。ルール問題でバチバチ【RISE×SB】

2022.11.16 Vol.Web Original

 RISEとシュートボクシング(SB)が協力して開催する「RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」(12月25日、東京・両国国技館)のカード発表会見が11月16日、都内で開催された。

 今大会ではSBルールでSBの選手とRISEの選手が対戦するカードも組まれているのだが、この日も2試合を発表。ルール問題を発端に両陣営がバチバチと火花を散らした。

 フェザー級ではSBの川上叶(龍生塾)と安本晴翔(橋本道場)が対戦する。

 安本はこれまでINNOVATIONスーパーバンタム級、WPMF世界フェザー級、WBCムエタイ日本統一フェザー級、KNOCK OUT-REDフェザー級王座を獲得。現在15連勝中でプロ戦績は30戦26勝(15KO)1敗2分1NCと日本のフェザー級のトップファイターといえる存在。RISE初参戦となった7月のメールダード・サヤディ戦では1Rにダウンを奪いKO勝ちのジャッジが下されたが、試合後にダウンがパンチのダメージによるものか、前腕部によるダメージによるものか否かが検証された結果、ノーコンテストに。仕切り直しとなった10月の山川賢誠戦では1RでKO勝ちを収め、改めてその実力を見せつけた。

川上叶が延長にもつれ込む接戦の末、日本フェザー級王座獲得で2階級制覇に成功【SB】

2022.04.11 Vol.Web Original

「SHOOT BOXING 2022 act.2」(4月10日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで行われた「SB日本フェザー級王座決定戦」で川上叶(龍生塾)が延長にもつれ込む接戦の末、2-0の判定で魁斗(立志會館)を破り、王座を獲得した。

 川上は2019年11月にSB日本バンタム級のベルトを獲得しており、今回で2階級制覇となった。

 対する魁斗は昨年2月に笠原友希に敗れて以降、他団体での試合が続き、その中でRKS、ホーストカップでタイトルを獲得。今回は3本目のベルト獲得を目指したが、あと一歩届かなかった。

 1R、サウスポーの川上は左ミドル、左ロー、左ストレート。魁斗はローからパンチのコンビネーション。川上が距離を詰めてスピードの速いパンチで攻め込むが、魁斗もパンチの連打から蹴りにつなげ反撃。残り10秒を切ったところで川上の左インローがローブローとなり一時中断も。オープンスコアはジャッジ3者とも10-10。

シーザー武志会長が選手たちに檄!コロナ禍で会場から離れたファンを呼び戻す激闘を要望【SB】

2022.04.09 Vol.Web Original

「お金を払っても会場で見たいと思うような試合をしてくれないと駄目」

 シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズ第2戦「SHOOT BOXING 2022 act.2」(4月10日、東京・後楽園ホール)の前日計量が4月9日、都内で開催された。

 メインイベントで行われる「SB日本ライト級タイトルマッチ」で対戦する王者・西岡蓮太(龍生塾)は62.5kg、挑戦者・笠原弘希(シーザージム/同級1位)も62.5kgでともに規定体重をクリアした。

 西岡は2018年に村田聖明とのSB日本ライト級王座決定戦を制してベルトを獲得。2020年にはKNOCK OUTで「無法島GP初代KNOCK OUT64kgトーナメント」に出場し、1回戦で小川翔、準決勝で鈴木千裕、決勝戦でバズーカ巧樹を下してKNOCK OUT64kgの初代タイトルも獲得した。その勢いを駆って同年10月にはRISEで行われた「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」に出場するも原口健飛に敗戦。その後、長年痛めていた左手首の手術に踏み切り、リハビリも含め長期離脱となり今回は約1年5カ月ぶりの復帰戦となる。

 対する笠原は現在6連勝中。昨年の12月大会ではKNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太と対戦し、一進一退の攻防を繰り広げた末にジャーマンスープレックスを決めて判定勝利を収めている。これまでSB日本スーパーフェザー級、SB日本フェザー級で王座獲得しており、今回は三階級制覇をかけての挑戦となる。

 計量後に行われた会見では日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長が「コロナ禍でファンの方々が会場に来ることを敬遠している。選手がもっともっと頑張って、ファンの方々が映像だけでなく、お金を払っても会場で見たいと思うような試合をしてくれないと駄目だと思う。明日出場する選手に言っておくが、1Rからすきあれば倒しに行く。そういう戦いを見せないとコロナ禍で離れたお客さんは帰ってこない。それを肝に銘じて戦ってほしい」と異例の檄を飛ばした。

大崎一貴が王者対決でSB日本王者・川上に判定勝ち【RISE】

2020.11.15 Vol.Web Original

王座獲得後の初試合

「RISE143」(11月14日、東京・後楽園ホール)のメインで行われたRISEとシュートボクシング(SB)の王者対決で第2代RISEスーパーフライ級王者の大崎一貴(OISHI GYM)がSB日本バンタム級王者の川上叶(龍生塾)に3-0の判定で勝利を収めた。

 大崎は9月大会で初代王者の田丸辰を破り、王座を獲得。今回が戴冠後の初試合となる。

 対する川上は昨年11月に王座を獲得。今年4月に開催予定だったRISEの大阪大会で石井一成と対戦の予定だったが新型コロナウイルスの影響で大会自体が流れ、今回は仕切り直しのRISE初参戦となった。

那須川天心が新型コロナで閉塞感のある日本に「僕の試合でみんなに勇気や感動、元気を与えたい」

2020.03.13 Vol.Web Original

4・12 RISE大阪大会でウクライナの23戦無敗男と対戦

 RISEが3月13日、都内で会見を開き「RISE WORLD SERIES 2020 1st Round」(4月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)に出場する那須川天心(TARGT/Cygames)と石井一成(ウォー・ワンチャイプロモーション)の対戦カードを発表した。

 那須川はウクライナの“ザ・ロケッティア”アンドレイ・メゼンツェフ(ムエタイスピリットジム )と対戦する。

 メゼンツェフはウクライナ出身の20歳。プロ戦績23戦21勝(13KO)2分の無敗のファイターでISKAムエタイ世界フライ級とWMF世界55㎏級王座を持つ。

 那須川は「今年に入って初の試合となるんですけど、いろいろな選手に断られてなかなか相手が決まらなかった。候補はたくさんいたんですけど、“その中で一番強い選手をお願いします”とRISEの関係者の皆さんにお願いして決まった結果。受けてくれたアンドレイ選手には感謝しかない。無敗の選手なんですが、試合を見た感じでは今の僕の相手ではないという感覚はある。だからといって気を抜くことはないですし、今年最初の試合ですので、ここでしっかりと皆さんが期待している以上の試合ができればと思っている」などと語った。

 改めてメゼンツェフの印象については「骨が強そうな選手だと思う。一発一発も硬い。負けてない選手だけのことはあるなという感じはしました。でも、今回は自分自身との戦いである試合だと思っていて、ちゃんと差をつけて、アッと驚くような試合をしたいと思っている」などと話した。そして「アッと驚く」という試合については「“僕の試合はまだか?”という声がたくさんあって、“天心ロス”という状況になっていると思うので、久々の試合ということでそこを爆発させて、もっともっと試合を見たいと思わせる状況にさせたい。今は新型コロナウィルスの影響で、選手が来られなかったり、日本に元気がないと思う。僕の試合には元気を与える力があると思うので、しっかりとみんなに勇気や感動、元気を与えたいと思っている」などと続けた。

復帰戦のMIOが課題の残る判定勝ち【9・15 SB】

2018.09.16 Vol.Web Original

KO勝ち宣言も3-0の判定勝利
「SHOOT BOXING 2018 act.4」(9月15日、東京・後楽園ホール)で復帰戦に臨んだMIOはフルコンタクト空手で多数の入賞経験を持つ女子高生キックボクサーの山口遥花と対戦。3-0の判定で勝利を収めた。

 前日の会見で早い回でのKO勝ちを宣言したMIOだったが、1Rからアグレッシブに攻撃を仕掛ける山口に顔色が変わる。左フックが相打ちになるなど、ともに激しく打ち合う。2Rに入ると体格で勝る山口はプレッシャーをかけて距離を詰めてはフック、ミドルを放つ。しかしMIOはそこで組み付いて前方への投げでシュートポイント1を奪う。

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