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元貴乃花親方に激似の谷川聖哉が「K-1の横綱になる」と宣言【3・21 K-1】

2021.03.22 Vol.Web Original

「まだ小結くらい。ベルトを獲って名実ともに“K-1の横綱”に」

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)の一夜明け会見が3月22日、東京都内で開催された。

 クルーザー級のスーパーファイトでRUI(K-1ジム福岡チームbeginning)を破り、K-1ジャパングループでの初勝利を挙げた谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が「K-1の横綱になる」と宣言した。

 会見に出席した谷川はフォトセッションで相撲の突き押しのパフォーマンスを見せ、第一声で「疾風の空手家改めK-1の横綱・谷川聖哉です」と挨拶。「昔からずっと貴乃花親方に似ていると言われてきた。試合中も関根勤さんが“貴乃花に似てるな”と言っているのが聞こえていたので(笑)。それに昨日今日でSNSで“貴乃花に似ている”といったDMをたくさんいただいたので、ポーズを取ってみました。ありがたいことです」と話した。

 試合については「RUI選手からダウンを取って勝てたのは、最低限の課題はクリアできたのかと思います。当初の予定では足を使って、自分の攻撃だけ当てて相手の攻撃はもらわない戦い方をしようと思っていたが、足を肉離れしてしまいフットワークが使えなかった。でもパンチが思ったより見えていて、打ち合っても大丈夫かと思ったが、距離が詰まってしまってしっかりパンチを効かせることはできなかったかなと思う。今回はボクシングのスパーリングの数を増やした。自分は蹴りだったらクルーザー級の誰にも負けないと思っているので、パンチへの対処がかなりできてきて、それが勝因かなと思う」などと振り返った。

終始主張は食い違ったまま…貴乃花親方が日本相撲協会を退職

2018.10.05 Vol.web Original

 大相撲の貴乃花親方=元横綱、本名・花田光司=が9月25日、日本相撲協会に引退届を提出した。

 親方はその後、東京都内で会見し、内閣府へ提出した協会運営の不備を批判する告発状をめぐる協会との見解の溝を埋められなかったことなどを理由に挙げた。

 親方は今年3月9日、昨年秋に弟子の貴ノ岩に対し元横綱・日馬富士がケガを負わせた傷害事件に絡んで告発状を提出したことを発表。しかし同18日に弟子の貴公俊の暴行事件が発覚したことから、23日に告発状を取り下げた。

 親方によると協会側は「告発状(の内容)は事実無根」とする見解を伝え、親方にも認めるよう要求したという。さらに無所属だった親方にある協会幹部が「一門に属さないと部屋は運営できず、事実無根と認めないと一門に所属できない」と圧力をかけたという。親方は「真実を曲げて告発状を事実無根とすることはできなかった」と述べた。また騒動が長引くことで「弟子を委縮させたくなかった」とも話した。一方で「無念というか、悲しい思いです」と悔しさもにじませた。
 これに対し協会は「事実無根」という見解を持っているものの、親方に認めるように求めてはいないという。また「圧力をかけられた」という主張についても協会は否定した。

 部屋に在籍している力士や床山らについては貴乃花親方と千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)が26日に会談を持ち、千賀ノ浦部屋へ移籍することで合意した。千賀ノ浦親方はかつて貴乃花部屋付きで独立した。

 千賀ノ浦親方は貴乃花親方の退職については「本人が決めること。意志が固い」と話した。

 親方が辞める場合は引退届ではなく「退職届」が必要なことから協会は25日の段階では受理しなかったが、10月1日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、貴乃花親方の弟子の千賀ノ浦部屋への移籍を承認し、親方の退職届を同日付で受理した。
 親方は協会側からの話し合いの呼びかけには応じず、八角理事長(元横綱・北勝海)は「このような形で協会を去るのは残念」と述べた。

 貴乃花親方と協会の主張は終始食い違ったまま、問題が解明されることもなく「平成の大横綱」が角界を去ることとなった。

相撲協会理事選で貴乃花親方2票、八角理事長11票

2018.02.09 Vol.703

 日本相撲協会は2月2日、東京都墨田区の両国国技館で1期2年の任期満了に伴う理事候補選挙を行った。

 貴乃花親方(元横綱)の弟子、貴ノ岩に対する元横綱日馬富士の傷害事件から始まり、貴乃花親方と協会側との軋轢が表面化。その後も春日野部屋の過去の傷害事件が発覚するなど不祥事続きの角界とあって、大きな注目を集めるなか行われたが、前日の届け出には定員10人のところに11人が立候補。貴乃花一門からは貴乃花親方と阿武松親方(元関脇益荒雄)の2人が出たが、貴乃花親方は2票にとどまり落選。5期連続の当選を逃した。初出馬の阿武松親方は8票を獲得し当選した。

 貴乃花一門は無所属で関係の近い親方も合わせ持ち票が11票とされる中、阿武松親方に候補者を一本化。無投票での理事選を避けるためあえて強行出場した貴乃花親方だったが支持を広げることはできなかった。貴乃花親方は立候補を届け出た1日に部屋のホームページを更新。相撲協会の現状に「組織としての公益性や透明性が大きく問われている」と危機感をあらわにし、「自由に意見を交わせる風土を作り上げることを私の目標としたい」などと訴えていた。

 一方、八角理事長(元横綱北勝海)は11票、部屋の過去の傷害事件が発覚した春日野親方(元関脇栃乃和歌)は9票で当選した。

評議員会でも貴乃花親方の理事解任決議

2018.01.05 Vol.702

 大相撲の元横綱日馬富士(33)による暴行事件で、日本相撲協会は昨年12月28日、東京都墨田区の両国国技館で臨時理事会を開き、協会の巡業部長でありながら秋巡業中の暴行問題の報告義務を怠った貴乃花親方(45)=元横綱、本名・花田光司、東京都出身=の理事解任を決議した。1月4日に行われた臨時評議員会でも全会一致で承認され、貴乃花親方は2階級降格で役員待遇委員となった。降格とはなったものの、2月に行われる理事候補選挙への立候補は認められた。暴行事件を起こした元日馬富士は12月28日に略式起訴され、1月4日に罰金50万円の略式命令が出された。

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