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プロ野球MVPに菅野と金子

2014.12.05 Vol.632

 プロ野球の年間表彰式「NPBアワーズ」が11月26日、東京都内のホテルで開かれ、今季の最優秀選手(MVP)にセ・リーグは巨人の菅野智之投手(25)、パ・リーグはオリックスの金子千尋投手(31)がともに初めて選ばれた。最優秀新人(新人王)は、セは広島の大瀬良大地投手(23)、パはロッテの石川歩投手(26)が選出された。

 菅野は12勝5敗、防御率2.33で最優秀防御率を獲得し、チームのリーグ3連覇に貢献した。金子は16勝5敗で防御率1.98の好成績をマーク、最多勝、最優秀防御率のタイトルに輝いた。

ジョージア魂賞年間大賞に日本ハム・大谷

2014.11.27 Vol.631

 プロ野球のシーズン中に“ファン自身が元気づけられた魂あふれるベストプレー”へ贈られる「ジョージア魂賞」の年間大賞の発表と表彰式が27日、都内のホテルで開催された。
 ジョージア魂賞はシーズンを4月上期から9月下期まで12の期間に分け、期間ごとにファンの投稿でプレーを選出する。
 その選ばれた12のプレーの中から、ファンの投票で選ぶ年間大賞には日本ハムの大谷翔平投手が輝いた。対象となったのは4月20日に行われた楽天戦において、この日最速となる154キロを出し、ピンチを脱出したプレー。
 大谷は「気持ちが入っていた。(打つのも投げるのも)どちらも楽しい、すごく成長できた1年でした」と今年1年を振り返り、受賞に関しては「もらえると思っていなかったし、ファンの方に選んでもらったということがすごくうれしい。来年も今年以上の活躍ができるように頑張りたい」と喜びの表情を見せた。
 また今年、ジョージア魂賞のナビゲーターを務めた渡部建とゲストの山田久志、山崎武司、仁志敏久の3氏が選ぶ「特別賞」には9月5日の阪神戦で最年長勝利記録を64年ぶりに更新した中日の山本昌投手と、9月30日の西武戦で引退ロードの中、代打逆転ホームランを放った日本ハムの稲葉篤紀選手が受賞した。
 山本昌は「来年のシーズン中には50歳になりますが、年をとったからといってハンディキャップをもらえるわけではないので、1プロ野球選手として対等に頑張っていけるようにしっかり体を作りたい。今シーズンは調子を保つことが難しかった。体調と調子さえ保てれば、もっともっとやれるはず、と思っています。期待してほしいと思います」とますます盛んなところを見せた。
 表彰式の後に行われたトークセッションでは横浜DeNAの三浦投手がオリックスからFA宣言し来季の去就が注目される金子投手に「来年はどこのチームで投げていますか?」という内角ギリギリの質問を投げると、金子は「僕も分からないです。ユニホームは来ていたいと思います」。それを聞いたゲストでオリックスのOB会長を務める山田氏が「ずーっと気になっている」と追い討ちをかけると「とにかく頑張ります」と苦笑いで交わす場面もあった。

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