テレビ東京木曜深夜 K-1の地上波レギュラー番組決定

2015.09.21 Vol.

Krush.58 卜部弘嵩が完璧防衛で功也に対戦迫る

2015.09.13 Vol.649
 立ち技格闘技『Krush.58』(13日、東京・後楽園ホール)で「Krush -60kgタイトルマッチ」が行われ、王者・卜部弘嵩がジュアン・シューソンを3R44秒、レフェリーストップによるTKOで破り2度目の防衛を果たした。  1R開始早々に繰り出したキックに会場がどよめいた。  弘嵩は7月のK-1代々木大会後、約3週間タイに渡りみっちりトレーニングを積んできたのだが、その成果がこのキックに表れていた。  続けてロー、、ミドル、ハイのキック、そして膝蹴りを繰り出す。そのどれもがスピード、切れ、重さすべてにおいて前戦のそれとは格段に進歩していた。  ジュアンはチームドラゴンの後輩である伊澤波人を破り「英雄伝説世界57kg級」王者に君臨する選手。決して弱い相手ではない。しかし想定外の弘嵩の進化になすすべもなく、その目には焦りと驚きの色が浮かぶ。  パンチをほとんど出すことなくキックで攻め立てる弘嵩は1R序盤に早くも右ハイキックでダウンを奪う。ラウンド終盤になってやっとパンチの連打で反撃に出たジュアンだが、それをさばくと弘嵩は鮮やかなテンカオを決める。  すでに1R終了の段階でジュアンの右足は弘嵩のインローでミミズ腫れ状態。  2Rも蹴りで圧倒。時折繰り出す左ハイキックにはセコンドから「狙いすぎるな」という指示が飛ぶ。確かに右のキックだけで十分な展開だ。  2R終盤にはパンチの連打から右ハイキック、そして飛び膝と畳み掛けると、その膝でジュアンは左まぶたをカット。おびただしい出血となった。  3Rも開始早々から決めにかかる弘嵩。ジュアンのセコンドがマウスピースをつけ忘れエプロンに上がってアピールするが、弘嵩のラッシュが始まっており、レフェリーは止めるに止められない。なんとかいったんブレイクし、マウスピースを装着したものの、再開後、弘嵩が再びラッシュ。ヒザを連発したところで、出血が激しくなりレフェリーが試合を止めた。

格闘家イケメンファイル Vol.29 新生K-1の申し子 平本蓮(ひらもとれん)

2015.07.26 Vol.647
 昨年『K-1甲子園2014〜高校生日本最強決定トーナメント〜』の王者となり、今年1月にK-1のリングでデビュー。現在3戦3勝と勝ち星を重ね、俄然注目の高校2年生平本蓮。格闘家のDNAは父親から受け継いだものだった。 「小学校4年生になる前のある日、父親に“近くにキックボクシングのジムができたから行くぞ”って言われて半強制的にやらされたのが格闘技との出会いです(笑)。もともと父親はプロボクサーを目指していたんですが、規定の厳しいプロボクサーになる前のCT検査で、ちょっと引っかかるところがあったらしく、ボクシングを続けるのをあきらめたそうです。それまで一生懸命努力してきた夢が一気に消えて絶望したと思うので、その分頑張りたいなという気持ちはあります。自分自身も格闘技が大好きなので、託されているというより、パンチの技術などもすべて父に教えてもらったので、夢を代わりに叶えてあげたいなという気持ちですね」  きっかけは父親でも平本自身、格闘技のおもしろさにのめり込んでいった。 「最初に入ったジムがすごくアットホームで楽しかったのもありましたが、やり始めて1週間ぐらいでスパーリングをやらせられたんです。相手の子は正道会館で空手をやっていてすごく強かったので、思いっきりボコボコにされた(笑)。その時に不思議とやり返したいという気持ちがわきおこり、その子が2時間練習したら、自分は5時間とか、とことんのめり込んだ。そうするとどんどん実力がついてきて、1年後には僕のほうが何倍も強くなっていました。それで努力することの大切さ、そして努力すれば報われるという楽しさを知った気がします。そして始めて1年半後の小学校5年生の時にアマチュアジュニアのワンデートーナメントに出場して、何年もやっている子を差し置いて圧勝で優勝しちゃった(笑)。その時に、俺ってやればできるのかも知れないと思いプロ、そしてチャンピオンを意識しました。ただ、小学校を卒業したあたりからK-1がテレビで放送しなくなったのと、中学時代に体が大きくなって子どもの階級がなくなり、あまり試合に出られないこともありアマチュアボクシングを目指そうかなと思ったこともあったんです。東京オリンピックも決まったし。でもボクシングは素晴らしいスポーツなんですけど、キックボクシングをやっていた自分的には何か物足りなさを感じてしまって…。それで迷っている時に、K-1とK-1甲子園が復活になり、一気に目標が定まり、今につながっています」  こうと決めたら一直線!かと思えば、意外にも多趣味とか。 「ほかにもやりたいことがたくさんあるんです。とにかくいろいろなものに影響を受けやすい(笑)。熱しやすく冷めにくいタイプですね。遊びならスケートボードとか、ギターも弾けますし、料理も好き。器用? 逆ですね。不器用だからどんどんのめり込めるんです。できることはすぐ飽きるけど、できないことほどはまりますね。女性の趣味ですか? 不器用なので生活していてできないことが多いし、普段はぼーっとしているので、リードしてくれる優しい人がいいです(笑)。見た目は同じ年で今人気の広瀬すずさんとかかわいいですね」  9月にはK-1の本選に出場する。 「ずっと夢見てきた舞台ですが、当時あこがれていた舞台とはまた違うと思うんです。新生K-1はまだ生まれたばかりですし、僕もプロ格闘家として生まれたばかり。だからK-1と一緒に成長して行きたいですね。ですから9月は自分らしい試合をします。早くてキレのある攻撃で、きれいなパンチ、きれいな蹴りでKOを取る。モハメド・アリじゃありませんけど、“蝶のように舞い、蜂のように刺す”。そんな戦いをしたいといつも意識しています。バチバチ打ち合う試合も楽しいですが、僕の場合はきれいに戦い圧倒的に勝つ。その姿を見てほしいですね。目標?近いところではファイトマネーでスポーツカーを買いたい(笑)。そして将来的にはK-1とともに自分も大きくなって、ラスベガスとかで試合をしたいなと思います」

格闘家イケメンファイル Vol.25 戦慄のブラジリアンフック 木村”フィリップ”ミノル

2015.05.24 Vol.643
 いつでも闘争心むき出しで、試合の前から相手への口撃が容赦のない噛み付きキャラの木村。しかし、最近はそのキャラが崩壊し、“本当はいい人説”も囁かれているが…。 「まあ、だんだんいい人だっていうのがバレてきているのは感じていますね(笑)。ただ全部作っているというのではなく、記者会見やカード発表で相手を見ると、自然にそうなっちゃう。絶対に倒してやるっていう思いが強い分、気持ちが抑えられなくなって、ガッと言ってしまう。でも注目してもらっている以上、本当の俺がどうであれ、横柄な態度をとって豪快でなければと思うんですね。それは格闘家として大切にしている心構えでもあるので」  ビッグマウスのキャラクターに加え、とにかく試合が面白いと評判の木村。1月に行われた試合で、それまで9年間、対日本人戦無敗のK-1 −65kg初代王者のゲーオ・フェアテックスからダウンを奪い勝利したことは大きな話題をさらった。 「自分でいうのもなんですが、すごいっすよね。ストーリー性無限大です、俺(笑)。どんな試合でも絶対に負けない気持ちでやりますが、人間ですから負けることもある。でもその負けをいかにポジティブに変換して反省し、次につなげるかが大切だと思うんです。ですから昨年11月に大切なトーナメントの1回戦で負けたあと、その時の優勝者ゲーオ選手と1月にすることになった時に、これをストーリーにしてやろうと思った。自分がすぐに負けた試合の頂点に立ったチャンピオンに、次の試合で勝つ。そんなベタなドラマでも無いようなことを現実の世界でやる。そのストーリーを完成させようと思うのが自分の原動力ですね」  21歳という若さながら、格闘技歴は12年目という木村は超ポジティブ。 「きっかけはテレビで見て、魔裟斗さんとかがかっこいいなって思ったこと。男の子って、絶対的な強さにあこがれる時期があると思うんですけど、僕の場合はそれがずっと続いている。リングにいる姿って単純に男としてかっこいいし、どんな展開になったとしてもリングにいる以上、かっこよくしか終わらないと思うんです。それが格闘技の一番の魅力じゃないかな。性格は超ポジティブで自画自賛タイプ(笑)。でも落ち込んだり反省したりすることも結構あるんですよ(笑)。辛いことや嫌なことがいっぱいあるし、日常生活で悩むことも多い。でもそんな時は開き直って堂々と胸を張っていようと。何があっても動じず、胸を張る。それで怒られようが別にいいんだって思うようにしています」  そんな前向きパワーはどこからくるのか。 「海が大好で見ているだけで癒される。三浦半島はパワースポットなので、ゲーオ戦の前にも行って、海と自然からパワーをもらいました。太陽がめっちゃ照っていたので、太陽に向かって“勝ってくるからな!”って叫んで。で、実際に勝ったので勝利の報告にも行きましたよ。“勝ったよー”って(笑)」  それは恋愛にも向けられる? 「基本一目ぼれ系で、ガツガツいくタイプ(笑)。人からはちょこちょこジャブをついて相手が来るのを待ちつつ1回よけて、またジャブを打って、効いたと思ったら攻めるんだよって言われますが、関係ないです。俺はマイク・タイソンなので、最初からガンガンいく(笑)。ガンガン行って、少しでも相手が揺らいだら、一気に仕留める。試合も恋愛も全部一緒です(笑)」  7月4日に開催される「K-1 WORLD GP 2015 〜−70kg初代王座決定トーナメント〜」のスーパーファイト/K-1 −65kg Fightに出場。 「試合前からビッグマウスで大口叩きますが、それを有言実行できるかどうか、その目で確かめに会場に見に来てほしい。今度の試合もKOするって決めているので、お楽しみに。下手な勝ち方をしたら罵声をくれてもいいし、金返せコールもウエルカムなので。その前に記者会見やインタビューもチェックしてもらえれば。木村ミノルは記者会見とKOがお得なバリューセットになっておりますので(笑)。とにかくいろいろな意味で期待は裏切らないので、会場に足を運んで下さい」

武尊が念願のK-1王者に輝く

2015.04.26 Vol.641
「K-1 WORLD GP2015 IN JAPAN〜−55㎏初代王座決定トーナメント〜」が19日、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われ、Krush −58kg級王者の武尊が優勝を飾った。  トーナメントには日本人4人、海外から4人の8選手が参加したが、ベスト4全員が日本人と、この階級での日本人の層の厚さを見せつけた。武尊はその中でも1回戦、準決勝ともにKO勝ちと圧倒的な強さを見せつけ決勝に勝ち上がった。  対するコーナーに立つのはKrush −55kg級王者の大雅。この2人は昨年11月大会でワンマッチで対戦し武尊がKO勝ちを収めている。  大雅としては王者の威信にかけて、トーナメントの優勝と武尊へのリベンジを果たしたいところだったが、いかんせん1回戦、準決勝のダメージが大きく、またしても武尊の軍門に下った。しかし常に先に攻撃を仕掛け、勝利への執念を見せ続けたそのファイト内容は会場のファンに大きな感動を与えた。  試合後、武尊は「全部を出しきったのでなかなか言葉が出て来ない。試合が決まったときからチャンピオンベルトを取ると決めて、精神的にも追い込んでやってきた。これで報われなかったら辞めようと思うくらいの気持ちでやってきたので、本当にうれしくて試合後は涙が止まらなかった」とこの試合にかけた思いを語る。  そして「地元で高校を退学になって、何をすればいいか分からないときに僕を支えてくれたのが格闘技だった。格闘技で夢をかなえようと思って18歳で(東京に)出てきて、弱かった僕を前田先生は一生懸命育ててくれた。正しいことをしていないときもあったんですが、そういう悪いところも指導してもらって、格闘技ばかりではなく精神面でも前田先生にはお世話になった。その感謝の気持ちを最初に先生に言いました」と試合後のリング上での前田憲作K-1プロデューサーとの長い会話を明かした。  大雅については「決勝は全く予想外。あんなに体力が残っているとは思わなかった。大雅選手は本当に気持ちが強かった。いい選手。会見などではいろいろ言っていますが、強いと認めているから。対抗心があるからこそ言っている。本当に強かった。それまでの戦いとは違って決勝では前に出てきてくれたのでうれしかったんですが、"もう来るな!"とも途中で思いました(笑)。だからこそああいう決勝戦になったと思うので、大雅選手には"本気でやってくれてありがとう"と言いたい」と語った。

木村がHIROYAを完全KO

2015.04.25 Vol.641
 K-1ではトーナメントが終わった階級は王者を軸にワンマッチが組まれていく。この日は今後の−65kg戦線を大きく左右する3試合と−60kg王者である卜部功也の試合が組まれた。  当初、−65kgトーナメントには出場しなかったものの、実力者として誰しもが認める野杁正明とトーナメントを制したゲーオ・フェアテックスの対戦が予定されていた。しかし、ゲーオが3月の試合で負った額の傷がいえず欠場。野杁はマサロ・グランダーとの対戦となったのだが、1R終盤にマサロのテンカオで右まぶたから出血。2R40秒でドクターストップによりTKO負けとなってしまった。 「−65kg日本人最強決定戦」とうたわれた左右田泰臣vs久保優太。トーナメントではともにゲーオに敗れており、次期挑戦権をかけた戦いでもあった。序盤は距離を詰めての打ち合いが展開されたが、徐々に左右田のヒザが効き始め、3Rには久保に組み付きでの減点1があり、大差の判定で左右田が勝利を収めた。  1月大会でゲーオを破るという金星をあげ、ただいま絶好調の木村“フィリップ”ミノルとHIROYAの対戦は互いの戦いにおけるポリシーの違いもあって、戦前から激しい舌戦が繰り広げられたが、木村が1Rに3つのダウンを奪ってKO勝ち。試合後のマイクも「今のK-1は階級がいくつもあるんで各階級にスターがいるけど、俺が盛り上げます。K-1復活!」と冴えわたった。  −60kg王者の功也は準決勝で兄・弘嵩を苦しめたハビエル・エルナンデスと対戦。功也はエルナンデスのローキックに苦しめられたものの、ボディーへのヒザ、左右フックの連打で追い詰める。KOこそできなかったものの、ジャッジ3人が功也に30点をつけ、3−0の判定勝ち。大きな山をひとつクリアした。

競技としてのポテンシャルを証明したK-1

2015.04.25 Vol.641
 新生K-1となってから3回目の大会となった「K-1 WORLD GP2015 IN JAPAN〜−55㎏初代王座決定トーナメント〜」。  昨年11月の第1回大会では「−65㎏初代王座決定トーナメント」が行われ、“K-1復活”というキーワードと久保優太、HIROYAといったかつてのK-1で全国に名を売った選手の出場もあり、大きな話題を呼んだ。しかしトーナメントでは山崎秀晃、久保、左右田泰臣という日本のトップ選手が揃ってタイのゲーオ・フェアテックスに敗れ、主役の座を奪うことはできなかった。  今年1月に行われた大会では「−60kg初代王座決定トーナメント」が開催されたのだが、大会前から話題をさらったのは“史上最大の兄弟ゲンカ”といわれた卜部弘嵩、卜部功也の兄弟対決。決勝で実現した2人の対決は、その内容も話題性も文句なしで、会場も大きく沸いた。ただ惜しむらくは、兄弟対決というサイドストーリーがどうしてもクローズアップされがちで、競技としてのポテンシャルを証明することは次回に持ち越された。  しかし今回の「−55㎏初代王座決定トーナメント」はこれといったサイドストーリーも特になく、純粋にK-1という競技の復活を印象付ける大会となった。決勝で対戦した武尊と大雅は試合内容だけで超満員の観衆を熱狂させた。  優勝した武尊はふだんは−58kg級で戦う。しかし11月大会では55kgに階級を落としてまでワンマッチに出場するほどK-1への思い入れは深い。その時は大雅に逆転のバックブローで失神KO勝ちを収めた。  この2人は昨年11月大会で対戦が決まって以降、ことあるごとに舌戦を繰り広げてきた。特に武尊の“口撃”はすさまじいものがあった。ただそれも、試合後の会見で武尊が口にした通り、大雅の実力を認めてこその言葉。大雅は決勝こそダメージを考慮し、玉砕気味のファイトとなってしまったが、準決勝の寺戸伸近戦では持ち前の出入りの早さとテクニックを披露。タフな寺戸をKOで葬り、Krush−55kg王者としての実力を見せつけた。

格闘家イケメンファイル Vol.19 軽量級のレジェンド 寺戸伸近(てらどのぶちか)

2015.02.22 Vol.637
 今年35歳になる寺戸は、40戦以上の戦歴を持つベテラン。しかし、本人の口からたびたび出てくるように、“がむしゃら”で“一生懸命”なファイトスタイルは、見るものに常に新鮮でワクワクする感動を与えてくれる。そんな寺戸、格闘技を始めたのは、自分の意思ではなかったという。 「最近ではベテランと言われることも多くなりましたけど、もともと格闘技を始めたのが遅かったんです。大学3年生、21歳の時に友達に格闘技のジムに行きたいからちょっと付き合ってって言われて。ただの付き添いだったので、運動不足を解消ぐらいの気持ちで、週に1回しか通ってなかったですし。K−1とかは見ていましたが、格闘技には全然興味がなくて、真剣にやっていなかった。今の若い格闘家を見ていると小さなころから空手や柔道をやっていたなど、エリートコースを歩んでいるので、それに比べると僕なんて21歳までまったくの素人ですから(笑)。でも半年か1年ぐらい経ったころ、アマチュアの試合に出ることになって、自分では余裕で勝てるという自信があったのに、そこで負けてしまった。息が上がってしまうぐらいボロボロ。そこからですね、これはちょっと練習しないとやばいぞと(笑)。それは、あくまで今度アマチュアの試合があったら勝ちたいという気持ちで、その時点でもプロになることは考えていなかった。でもそのうちアマチュアの試合を全部優勝できるようになって、初めてプロを目指すことを意識しました。それがちょうど22歳ぐらいで、結局23歳でプロデビューしました」  広島で練習を積みプロとして活動してきたが4年前に上京。 「ずっと広島でやっていたので、それが一番いいのかなと思っていたんですけど、ちょっと伸び悩んでいた時に、広島で一緒にやっていた山本優弥が、いろいろ教えてくれて。優弥は何年も前に東京に出ていたので、練習環境やもろもろアドバイスをくれたりしたので、仕事の都合とかタイミングを見て、今かなみたいな感じで決めました。やはり東京ではいろいろな人がいますから、それまで知らなかった練習などができますし、最初なかなかできないことでもくり返し練習できる。そういうところは良かったなと思っています」  寺戸が思う格闘技の魅力とは 「格闘技はみんな一生懸命練習してリングに上がる本気な戦いですし、そこから決して逃げられない。そういう本気な姿を見て、すごいなと思ってもらえるところもあると思うし、生で見ると怖いぐらいの迫力もある。それは実は選手もやっぱり怖いんです。その作り物じゃないところがいいのかなと。あと、リングの上にいたら華やかな感じですが、リングから降りたら普通の人なので(笑)。アイドルなら会えないかもしれないけど、会場の出入り口もお客さんと一緒だし、格闘家には結構簡単に会えます(笑)。だから本気で戦っていた人を身近でも感じられるのも楽しいと思いますよ」  4月19日にはK−1 WORLD GP 2015〜 −55kg初代王座決定トーナメント〜に出場、1回戦目はチャールズ・ボンジョバーニと対戦する。 「今は4月19日の事しか考えていません。待ちに待ったK−1の舞台ですし、ずっと身近で一緒にやっていた山本優弥がK−1の舞台で活躍していたのを見ていて、いつかは自分も…と思っていたので。今回自分の階級でトーナメントがあるということで、ぜひチャレンジしたかった。外国人選手が4人いますが、日本人の選手も強豪ぞろいなので、準決勝、決勝には日本人が上がってくるんじゃないでしょうか。でも日本人選手はみんな若い(笑)。10代とか20代前半ですから…。当たったら? おやじ刈りに合わないようにしないと(笑)。それは冗談ですが、勝つと負けるしかない勝負の世界ですから、何としてでも勝ちたい。勝つためにリングに上がるし、いつものように、必死に一生懸命やるだけです。箱も大きいですし、たくさんの人にそんな自分の輝いている姿を見てほしいですね」

Krush.49 渡部太基がKOで王座挑戦表明 トルネード尾崎圭司が引退式

2015.01.05 Vol.633
 立ち技格闘技「Krush」の恒例となった年初の昼夜興行「Krush.49」と「Krush.50」が4日、東京・後楽園ホールで開催された。
 昼の「Krush.49」のメーンでは-67kg戦で堤大輔と渡部太基が対戦し、3R2分47秒、渡部がKOで勝利を収めた。昨年10月に約4年9カ月ぶりにKrush戻ってきた渡部はこれで2連続KO勝利。試合後、リング上で「メインをKOで締めることができて良かったけど、まだまだ。こんな形で言うのもなんですけど、今年はベルトが欲しい。牧平選手、会場のどこかにいるんでしょうけど、もっともっと練習して挑戦したい。次でも受けてくれるならやりたいです」と早期の王座挑戦をアピールした。
 この日の第3試合では11月の「Krush.47」でプロ初黒星を喫した西京春馬が良輝と対戦。開始早々の左ハイキックで1R7秒KO勝ちを収め、強烈なインパクトを残した。昨年行われた「K-1甲子園2014」で準優勝の佐野天馬は武居由樹を2-0の判定で下しプロデビュー以来の連勝を9に伸ばした。

K-1-60kgトーナメント組み合わせ発表 スーパーファイトでゲーオvs木村

2014.11.27 Vol.631
 来年1月18日に国立代々木第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015 ~-60kg初代王座決定トーナメント~」会見が27日、都内のホテルで行われ、トーナメントの組み合わせとスーパーファイト3試合が発表された。
 トーナメントは第1試合「島野浩太朗vsハビエル・エルナンデス」、第2試合「卜部弘嵩vsカリム・ベノーイ」、第3試合「山本真弘vsグァニー・バラッジ」、第4試合「卜部功也vsヨハネス・ウルフ」、リザーブファイト「闘士vsアンソニー・カストレジョン」となった。
 島野は「トーナメントで大波乱を起こす。力尽きるまで最後まで全力でいこうと思っている」、弘嵩は「ベノーイはヨーロッパ最強の選手。ずっと戦ってみたいと思っていた。1回戦で戦えてうれしい」、前田プロデューサーが「今でも世界一だと思っている」という山本は「日本のファンのみなさんに素晴らしい戦いを見せたい」、功也は「ドイツの鳥人と呼ばれているようですが、僕がしっかり撃ち落として、トーナメントを制したい」とそれぞれ語った。

格闘家イケメンファイル Vol.10 微笑みスナイパー 久保優太

2014.10.10 Vol.628
 その穏やかな微笑みから物静かな印象の久保優太。しかし、いざ試合となったらめちゃくちゃ強いというギャップに女性ファンが急増中!? 「そんなにいつも笑っているイメージですか? 確かに記者会見とかでも、格闘家っぽいマイクパフォーマンスはやりません。試合前にあまりバチバチやって変なプレッシャーを感じると、日々のトレーニングに支障をきたすんじゃないかと思って。そもそもリングに上がらないとスイッチも入りませんし。だって、普段生活していて人を殴りたいって思ったら危ないでしょ(笑)」  17歳でプロデビューするなど、天才肌の格闘技エリートのイメージが強いが…。 「全然、そんなことありません。小学校2年生の時にテレビのK−1の試合でピーター・アーツ選手を見て、テコンドーを始めたんですけど、めちゃくちゃ弱かった。格闘技のスゴさにあこがれ、自分もその舞台に立ちたいと思っていましたが、ビビリだったんです(笑)。怖かったからディフェンスを一生懸命覚えた。だから今でも防御が得意です(笑)。そんな感じでしたが、とにかく何でも1番がよかった。道場に行くのも1番、練習するのも1番。とにかく誰よりも1番努力をしようと思ってやっていました」  11月3日には、K-1 WORLD GP 2014〜 −65kg初代王座決定トーナメント〜に出場する。 「1回戦はアルメニアのラズ・セルキシアン選手と対戦しますが、僕はトーナメントでは常に優勝することを考えているので、1回戦の相手について、あまり気にしたことはないです。もちろん、1回戦も大事ですし、気が抜ける相手は1人もいませんが、正直誰が相手でも特に何も思わない。1日3試合って相当ハードで、決勝戦になると、骨折した状態でやるような状況になることもある。だから精神力がめちゃくちゃ必要なんです。でも守って試合をしてしまうと、精神的にも引いた試合になってしまう。そこは自分のメンタルをコントロールして、見てくれている人に感動を与えるような試合をしないといけない。格闘家として生きさせてもらっているので、守りに入らずいい試合をすることが大事だと思っています」  自分に自信を持つ久保だが、その裏には絶対的な信念があった。 「実はいろいろあって、1年半ぐらい試合ができない時代があったんです。正直すごく辛かったし、苦労もした時期ではありました。しかし、そんな時でも常に試合前にする練習をしていた。とにかく先が見えなくてもモチベーションを下げずに、ブレない自分でいようと思っていました。そうした中で、自分を信じて支えてくれたトレーナーさんや、助けてくれた方々に感謝の気持ちも生まれたし、今試合ができる喜びを感じることができている。その時の気持ちを忘れずに、ブレない心で試合にのぞめば、いい結果が出ると信じています」  次回の試合とその先に求めるもの。 「とりあえず、次の試合は優勝します。過去トーナメントで、決勝に進出しなかったことがないので、最低でも決勝に残り、最低でも優勝で来るように頑張るだけです。僕は常に自分の限界を超えることを意識している。これまでも試合の時は誰よりも練習してきました。そうするとおのずと気持ちの戦いになった時に、自分に有利に傾くことがあるんです。今後の夢は、自分が格闘技で夢を与えてもらったので、同じように若い人たちに夢と目標を与えられる選手になりたい。僕がピーターアーツ選手に夢をもらったように、自分が目標にされ、あこがれられるような選手を目指したい。まだまだですけど(笑)」

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