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3・4 「K-1」-65kg日本代表決定トーナメントの組み合わせ発表

2016.01.11 Vol.658

「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg日本代表決定トーナメント~」(3月4日、東京・代々木競技場第二体育館)で開催されるトーナメントの組み合わせが10日、発表された。
 トーナメントはこれまでHIROYA、木村“フィリップ”ミノル、山崎秀晃、久保優太、左右田泰臣、野杁正明の6人の参加が発表されていたが、この日、組み合わせと合わせて、残る2人として寺崎直樹(第2代Krush -65kg王者)とNOMAN(第3代Krush -65kg王者)の出場が発表された。
 組み合わせは①野杁正明vs木村“フィリップ”ミノル、②寺崎直樹vs. HIROYA、③左右田泰臣vs.山崎秀晃、④久保優太vs NOMAN。①と②の勝者、③と④の勝者で準決勝を行う。

 野杁vs木村はともに対戦を望み、ファンの支持も高いカード。寺崎vs HIROYAは、HIROYAにとっては2014年7月に行われたタイトルマッチのリベンジ・マッチ。左右田vs山崎はともに世界王者のゲーオに苦杯を喫し、リベンジへ燃える者同士。久保vs NOMANはともに再起戦と、それぞれにテーマが盛り込まれた組み合わせとなった。
 各選手はそれぞれ
 野杁「豪華なメンバーが揃ったんじゃないかと思います。このトーナメントは世界ヘの踏み台に過ぎないので、ぶっちぎりで倒して優勝します」
 木村「最高です。1回戦めっちゃずっとやりたかった選手なのでめっちゃわくわくして、めっちゃエキサイトしています。凄い選手と戦えるのが楽しみです」
 寺崎「自分が今ここにいて、えっ寺崎かよって思っている人も多分いっぱいいると思うのですけど、これも自分の運命だと思って、またHIROYA選手と良い試合をして、アラフォーの底力を見せてやりたいと思っています」
 HIROYA「今回のトーナメント、負けてる選手がいっぱいいるので、リベンジの意味が大きくこめられていると思います。その意味も大きいと思いますが、トーナメントをしっかり優勝して、世界でも勝って世界チャンピオンになって、また年末のRIZINのイベントに今年も出場することを目標にがんばります」

Krush.60 山崎がKOで-65kg王座獲得 Krush初の2階級制覇

2015.11.15 Vol.654

 立ち技格闘技「Krush.60」 (14日、東京・後楽園ホール)のメーンでKrush -65kgタイトルマッチが行われ、挑戦者の山崎秀晃が2R2分54秒、KOで王者NOMANを破り、第4代王者となった。山崎は-63kg級との2階級制覇。Krushでは初となる。

 山崎は戦前「格の違いを見せて潰しに行く。ここで良い勝負をしているようじゃダメ」と言っていた通り、1Rから主導権を握り、圧倒。ラウンド終盤、下がるNOMANにパンチの連打から右フックでダウンを奪う。1Rからなかなか自分の距離で戦えないNOMAN に対し、山崎は2Rもパンチをまとめ、優勢に試合を進める。応戦するNOMANだが、山崎はロープに詰め連打。右ストレートでダウンを奪う。なんとか立ち上がったNOMANだったが、山崎は今度はコーナーに詰め連打。NOMANは王者のプライドで立ち続けるもセコンドからタオルが投入され、試合は終わった。

 山崎は「NOMAN選手は人としても選手としても尊敬してる人間なんで。そういう相手からベルトを獲れたのはうれしい」と前王者を称え、「歴代の65kgのチャンピオンに恥じないような戦い方をしないといけない。ひとつ、忘れ物もある。自分はK-1のほうでは自分は取りあげてもらってないですけど、そこは結果出していかないといけないので」と今後について語った。

Krush-65kg級新王者NOMANが「喜んでいる暇はない」

2015.01.05 Vol.633

 立ち技格闘技「Krush.49 & 50」(4日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が5日、都内で開催された。
 会見には「50」のメーンで王者・寺崎直樹を破り、第3代Krush -65kg級王者となったNOMAN、セミで行われた-70kg級王座決定トーナメント準決勝で山内佑太郎に勝利を収めた山崎陽一、「49」のメーンでKrush復帰後2連続KO勝利を収めた渡部太基の3人が登壇。
 最初に登壇した渡部は「俺しかいない。後は決定を待つだけ」と改めてKrush -67kg級王者・牧平圭太への挑戦を表明。牧平についても「俺のほうが(会場を)わかせられるし、いい試合ができる。KrushのチャンピオンはKOできなきゃいけない。俺のほうがふさわしい」と話す。
 宮田充Krushプロデューサーも「挑戦者にふさわしい。資格は十分。あとは牧平選手のスケジュール次第」としており、早ければ3月大会でのタイトル戦の可能性もありそうだ。
 続いて登壇した山崎は前日の山内との試合を振り返り「KOで勝ててとりあえずは良かったが、4月に勝たなければ今回勝った意味がない」としたうえで、「3Rで打ち合いになったときに、最後まで距離を取ってくるのかと思っていたので(山内の)男気を感じた」と語る。2月6日の「Krush. 51」で行われる中島弘貴vs松倉信太郎の勝者と、4月12日の「Krush.53」で王座を争うこととなるが、「どちらが来ても何がなんでも勝つ。しっかり準備して望みたい」と締めくくった。
 新チャンピオンとなったNOMANはベルトを携えての登壇。「素直にうれしいと喜んでいる暇はない、という感じ。僕より強い人がいっぱいいる。その人たちにチャンピオンとして勝たないといけない自覚があるので、練習していかなきゃいけない」と話した。前日の試合後のリングでKrushのリングに上がるにあたって尽力してくれた関係者などに感謝の気持ちを伝えたNOMANだったが「僕が選んだ道は間違っていなかったということが証明できた。ベルトを獲って素直にそう思えた」と振り返った。
 -65kg級は国内外に強豪が揃う。今後の防衛戦についてはHIROYA、野杁正明らの名前をあげたが、試合中に拳を痛めたことからしばらく先のこととなる。

Krush.50 NOMANが-65kg級王座奪取 41歳大月が復帰戦で22歳レオナ破る

2015.01.05 Vol.633

 立ち技格闘技「Krush」の1月4日の夜興行「Krush.50」(東京・後楽園ホール)のメーンでKrush -65kg級タイトルマッチが行われ、挑戦者のNOMANが王者・寺崎直樹を2-0の判定で破り第3代王座に就いた。寺崎は初代王者のHIROYAに続き初防衛を飾ることはできなかった。
 かつて一緒に練習をしていたこともある2人の対戦は“盟友対決”ともいわれ注目を集めたが、ゴングが鳴ってしまえば親も子もないのが勝負の世界。激しい打ち合いを繰り広げ、特に3Rはどちらが倒れてもおかしくない展開に。ともに延長戦を覚悟していたが、小差でNOMANが勝利を収めた。NOMANはリング上で「まだまだ弱い僕ですけど、これからがスタートだと思ってるので、よかったら応援お願いします」と挨拶。会見でも「今日の内容じゃおいしい選手になってしまう。謙遜ではなく、このままじゃ勝てない。もっと練習して頑張る」と語った。
 確かにこの階級には元王者のHIROYA、Krushに戻ってきた野杁正明など強敵ぞろい。果たして第3代王者は初防衛を果たすことができるのか。

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