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vol.452(2010. 03/15-03/21)
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岸田國士戯曲賞の最終ノミネートまで残る
パラドックス定数 『ブロウクン・コンソート』

 東京裁判、三億円事件、グリコ森永事件といった戦後の未解決事件や歴史上の著名人を作家・野木独自の感覚で解釈し、濃密な物語を作り上げる。その手法はフィクションとノンフィクションの間を行ったり来たり…。舞台上では時に呼吸をするのもためらわれるほどの重厚な空気が漂う。こう聞くと未見の人には「ええっ?」と思われそうだが、そこを乗り越えると、後は病みつきになることは間違いない。

 物語の緻密さにはもともと評価が高かったが、昨年はそれまでとは趣を変えた作風の「五人の執事」で今年の岸田國士戯曲賞の最終ノミネートまで残った。その脚本力が証明されたということか。

 今回は拳銃密造工場を舞台に、出口も行き場もないほどの人生のどん詰まりに追い込まれ、壊れゆく男たちの物語を描く。

 ここまで散々、野木の「脚本力」を持ち上げてきたが、それもこれも、その重厚な世界に埋没することなく、表現できる劇団員たちあればこそ、ではある。

【日時】3月19日(金)〜22日(月・祝)(開演は金19時30分、土日15時/19時30分、月14時/18時。開場は開演30分前。当日券は開演45分前から発売)
【会場】space EDGE(渋谷)
【料金】全席自由 前売2800円/当日3000円
【問い合わせ】パラドックス定数(03-5791-3220 [HP]http://www.pdx-c.com/
【作・演出】野木萌葱
【出演】植村宏司、十枝大介、西原誠吾、井内勇希、今里真、諌山幸治、小野ゆたか

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vol.451(2010. 03/08-03/14)
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©写真 石黒淳二

伝説の女優マレーネ・ディートリッヒの生涯を描く
『ディートリッヒ 生きた 愛した 永遠(とわ)に』

 ドイツ出身のハリウッド女優にして世界的なシンガーでエンターテイナーであるマレーネ・ディートリッヒ。伝説の女優ともいわれるマレーネの人生は波乱万丈だった。

 当時のドイツはナチスが台頭。それを嫌った彼女はアメリカに進出。『モロッコ』でハリウッド女優として確固たる地位を獲得する。そしてアメリカの市民権を取得し、第二次世界大戦ではアメリカ軍の慰問で戦地をめぐった。名曲『リリー・マルレーン』で多くの兵士を勇気づけたという。

 ディートリッヒを演じるのは元宝塚宙組のトップスターである和央ようか。ディートリッヒの親友エディット・ピアフ役には、和央とは宙組時代にコンビを組み、黄金時代を築きあげた花總まりが3年半ぶりに舞台出演する。

 大戦終結から15年が経ちベルリンに凱旋したディートリッヒに市民は心ないシュプレヒコールを投げつける。娘マリアはベルリンに来たことを後悔するのだったが、そんな彼女らの前でディートリッヒは自らの人生を語り出すのだった…。

 東京公演には英国ロイヤル・バレエ団のゲストプリンシパルの吉田都が特別出演。プレミアムな舞台となる。

【日時】3月12日(金)〜28日(日)(開演は月12時30分、水木13時30分、金18時30分、土12時30分/17時30分、日12時30分。※13日(土)は17時30分のみ。21日(日)は貸し切り。15日(月)、16日(火)、23日(火)、24日(水)は休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前から発売)
【会場】青山劇場(表参道)
【料金】全席指定 S席1万2000円、A席9000円、B席6000円
【問い合わせ】サンライズプロモーション東京(0570-00-3337 [HP]http://www.dietrich.jp/
【演出】釜紹人
【原案・訳詞・作詞】竜真知子
【出演】和央ようか、鈴木綜馬、花總まり、宮川浩、桜木涼介、麻尋えりか、今陽子、横内正、Special Appearance吉田都(東京公演のみ)

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vol.450(2010. 03/01-03/07)
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前回公演より

早稲田大学演劇倶楽部がまたまたすごい劇団を生み出した
ろりえ 『恋2』

 カムカムミニキーナ、ポツドールなど多くの人気劇団を輩出してきた早稲田大学演劇倶楽部がまたまた新たなる才能を生み出した。それがこの「ろりえ」。主宰の奥山雄太を中心に4人の女優で結成。2008年の正式旗揚げ以降、順調に公演を重ね今回が第4回目。昨年5月にNHK総合テレビで放映された「渋谷JK」という小劇場を中心に活動中の劇団によるショートドラマのオムニバスにハイバイ、快快とともに参加。短期間で各所で注目を集める存在となっている。

 キャッチフレーズは「おんなのこにやさしい演劇ユニット」。女の子に対する絶対的なあこがれと、男の子であることへの開き直りをさまざまな角度から描き出す。

 そしてもうひとつの特徴は観客参加型。チラシに書かれている注意書きによると「当日は汚れてもよい服装・無くしてもよい手荷物でご来場ください」とのこと。「なんのことかな〜」とのんきな感じでいるとちょっと大変かも? 噂によると、今までは天井から無数のウサギが降ってきたり、巨大な壁が倒れてきたりしたらしい…さあ今回は?

【日時】3月3日(水)〜7日(日)(開演は水19時、木金土14時/19時、日13時/18時。開場は開演30分前。当日券は開演40分前から発売)
【会場】王子小劇場(王子)
【料金】全席自由 前売り2500円/当日2800円【問い合わせ】ろりえ( [HP]http://rorie.jp/
【作・演出】奥山雄太
【出演】梅舟惟永、志水衿子、徳橋みのり、奥山雄太(以上ろりえ)/岡野康弘(Mrs.fictions)、尾倉ケント(アイサツ)、坂口辰平(ハイバイ)、深谷由梨香(柿喰う客)/高木健(タイタニックゴジラ)、松原一郎、横山翔一(お前と悪戯酒)/中村梨那、三井翔太、本山歩、吉江浩

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