
vol.192
名ドラマ『東京湾景』で大ブレイク。
最新作はサイコ・ホラー映画『死霊波』
俳優・和田聡宏
INTERVIEW
テレビドラマ『東京湾景』で、仲間由紀恵と共演する彼の姿にときめいてしまった女性も多いのでは? その素顔から新作映画出演情報まで、俳優・和田聡宏に迫る!
撮影の現場で出会った映画の世界。
それを目の前にしたとき、俳優になりたい、と思った。
無造作に結った長髪が、スレンダーな長身によく似合う。実は、美容師から映画俳優へ“転職”したという経歴を持っている。
「美容師をしているときに、塚本晋也監督の『BULLET BALLET』で出演者を募集しているという話を聞いたんです。以前から塚本監督のファンだったので、ちょっと受けてみよう、と」
というと、演技に関する勉強は…。
「まったく無し(笑)。オーディションには塚本監督も来ていて、とても楽しかったのを覚えてます。巨大な隕石が落ちてきたときのリアクションをしてくれとか。その時に初めて“演技”というのをしてみて、本当に楽しかったんですよ。緊張? いや、全然していませんでした。当時、僕はかなりのナルシストだったので(笑)。今思うと、その時の自信って凄いな、と自分でも思いますよ。オーディションにも、受かるものだと思ってましたからね(笑)。“まだですか?”って電話で結果を問い合わせたり。今の自分では考えられない(笑)」
見事、最終選考もクリア。しかし、彼が本当に俳優になろうと決意したのは、撮影現場に立ったその時だった。
「現場で体験した空気、美容師の世界にはない雰囲気に魅了されたんですよ。ちょうどその頃僕は20歳そこそこで、将来これからどう生きていこう、どう歩んでいこうと、ふっと考える瞬間があった。そんなときに映画の撮影を経験してみて、俳優になりたい、って思ったんですよね。もちろん役者として売れるかどうかも分からないし、そのまま美容師の仕事を続けている方が安定した生活が送れるのは確かだし。それでも結局俳優の道を選んだのは、今の自分のままじっとしているのが嫌だったのかもしれないですね」
映画の世界に魅せられて、美容師から俳優へ。2003年公開の映画『ホテル・ハイビスカス』で注目を浴びると、翌年には、ドラマ『東京湾景』で仲間由紀恵の相手役に抜擢。
「基本的には映画俳優を目指しているんですけど、エンターテインメントを追求するということからいえば、今の日本で一番エンターテインメント性が強いのはドラマかもしれない。だから、自分の中ではドラマ、映画の区別はそれほどないですね。人を楽しませるということでは映画もテレビも変わらないですから」
『東京湾景』を見て、彼のファンになったという女性も多い。
「女性ファン…いるのかな(笑)。高校生の頃なんて、見た目で怖がられて近寄ってこなかったですよ(笑)。ボウズにして、もみ上げ伸ばしたりして。美容師になったのも、自分の思い通りにカットしてくれるところが身近になくてそれなら自分でなればいい、と思ったのがきっかけ」
最新出演作はサイコ・ホラー『死霊波』。役どころは奇怪な事件に翻弄されるテレビディレクターというが…。
「実は、ホラー映画は苦手なんですよ。ましてや出演するなんて、どうしようって最初は思ったんですけどね(笑)。でもホラーとして演技をしたわけではなく、監督がイメージしたとおりに、恐怖に翻弄されていく登場人物の心理を表現したつもりです。ホラーは『女優霊』を見てから、どうもダメなんです(笑)。人を怖がらせるというのは究極のエンターテインメントだとは思いますけど…ね」
では、撮影現場で怪奇現象なんて…。
「ないです(笑)。それって、呪われたってことじゃないですか。もしあったら、こんなふうに笑っていられませんよ!」
と、怖がり(?)なところもある和田だが、本作では恐怖に翻弄される主人公を熱演。その末路は恐怖シーン以上に背筋が凍る。
「正気を失う役って、結構似合うんですよ(笑)。あれで一気にファンが減ったかもしれない…役者なので、あんな一面も許してください(笑)。俳優として成長する自分を、見守ってくれたらうれしいです。なぜ自分が役者になったのか、その答えを表現していきたいですね」
クールな風貌に見え隠れする意思の強さ、ひたむきさ。恋愛ドラマでもホラー映画でも、それぞれにその魅力にふれてみたい注目俳優だ。
ただ今劇場では、「ロッテ アルテ<カプチーノ>チョコレート」を『死霊波』来場者に先着順にプレゼント中。実は和田さんも甘いもの好きだそうで、今回は特別に、和田聡宏サイン入りの同商品を読者3名様にプレゼント
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◆『死霊波』…心霊番組を手がけるディレクターの臼井は、霊に取り付かれた少女をお払いする企画のため、山本家を取材する。その頃、視聴者を死の世界に招くという“死霊波”の噂がネットに流れていた…
監督:葉山陽一郎 出演:和田聡宏他 日本出版販売株式会社・バイオタイド配給/1時間17分/渋谷シネ・ラ・セットにてレイトショー公開中
【URL】http://www.pcinema.jp/shiryoha/ |