
vol.192
男性バレエダンサーだけが踊る
美しい“白鳥の湖”再演スタート!
03年に行われた来日公演が、再追加公演までソールドアウトし、日本のバレエブームをさらに後押しした、ロンドン発のメガヒットバレエ「白鳥の湖(スワンレイク)」が、22日、東京・Bunkamuraオーチャードホールでスタートする。
本作は、95年に初演されてから、超ロングランを記録。バレエ作品としては異例のブロードウエイにも進出、バレエ作品なのにミュージカルの最高峰トニー賞を受賞した作品。ニコール・キッドマンやジョージ・クルーニーなど、ハリウッドセレブにも熱狂的なファンがいる。
この作品の面白いところは、優美な白鳥を可憐なバレリーナが踊るのではなく、男性が踊るところ。パワフルで力強い白鳥の群れを見ていると、可憐ではかない恋物語だったはずの「白鳥の湖」とは別物と思えてくる。とにかく、じっと見ていると、あまりの迫力に押し倒されそうな迫力のある作品である。この迫力を体感すると、以前本紙とのインタビューで、アダム・クーパーが語ったように、「白鳥とは本来獰猛な生き物である」といったことも真実味を帯びてくる。
ストーリーは、両親や側近に守られて暮らしている王子が自由奔放に生きている白鳥(ザ・スワン)に憧れ、王子は彼のようになりたいと思う。彼に惹かれながらも、本心に向き合えない王子は心を悩ませるというもの。気鋭の演出家マシュー・ボーンの作品だけに、演出、美術、衣装なども斬新。バレエという枠を突き抜けて違う時限にまで達してしまっていることは明らかだ。
本公演は、東京・Bunkamuraオーチャードホールで、3月12日までと4月6日〜27日までの2期間にわたって行われる。4月19〜27日までは、オーケストラ演奏で公演される。公演の詳細は、http://www.swanlake.jp