
vol.194
第77回米アカデミー賞発表!
『ミリオンダラー・ベビー』圧勝
第77回米アカデミー賞授賞式が、2月27日、ハリウッドのコダックシアターで開かれた。レオナルド・デイカプリオ、クリント・イーストウッドなど、世代を超えた実力派が集まった主演男優賞は、昨年6月に亡くなったレイ・チャールズの伝記映画『Ray/レイ』でレイ役を熱演したジェイミー・フォックスが受賞。レイ・チャールズは、先日発表されたグラミー賞でも最優秀アルバムなど8冠を達成、史上初の“アカデミー&グラミー賞ダブル受賞”となった。ジェイミーは、オスカー像を受け取ると感無量の表情。天国のレイに「ありがとう」と声をつまらせ、関係者に感謝の言葉を述べるとともに、黒人俳優の地位をここまであげた先達たちへの熱い思いも吐露した。助演男優賞には『ミリオンダラー・ベイビー』のモーガン・フリーマン。主演、助演を黒人俳優がそろって受賞するのも、アカデミー史上初の快挙だった。
助演女優賞には、レオナルド・ディカプリオ主演の『アビエイター』で、ハワード・ヒューズの恋人となる伝説の女優・キャサリン・ヘプバーン役を演じたケイト・ブランシェット。そして主演女優賞には、『ミリオンダラー・ベイビー』のヒラリー・スワンク。同作は、クリント・イーストウッドが監督賞に、そして作品賞も受賞するなど、圧倒的な支持で今年のアカデミー賞を制覇した。壇上にあがった74歳のクリント・イーストウッドは、「まだまだやることがある」と意欲をみせ、同席した96歳になる母親に感謝の言葉を述べた。
数時間に及んだ式典では、今年度に亡くなった映画人を追悼するコーナーもあり、とりわけマーロン・ブランドの代表作がスクリーンに写し出されると、拍手が鳴り響いた。生前は受賞辞退など、長年に渡りアカデミーとの確執が伝えられたブランドだが、名優の死には誰もが最大限の敬意を払った。
外国映画賞は、日本では4月末に公開予定の『海を飛ぶ夢』。4冠に輝いた『ミリオンダラー・ベイビー』は、日本では初夏に公開される予定になっている。
受賞式の模様は、日本ではWOWOWが独占生放送で中継。WOWOWでは、レイ・チャールズ作品のグラミー&アカデミーW受賞を受けて、5月8日(日)午後6時より、レイ・チャールズライブの放送を予定している。