
vol.197
中村獅童と小栗旬が2人で1役。もう1人の“自分”があなたにもきっといる…
『隣人13号』
小学生のころのイジメをトラウマとして抱えて生きてきた主人公の中に、復讐心に満ちた “もう1人の自分”が生まれたとき、悲劇は起こった−。漫画家、井上三太の人気コミックを気鋭の新人監督、井上靖雄が衝撃の映画化。同じ“井上”だけに、その両者の世界観は見事に合致。原作の不気味さと映像の衝撃度が融合し、新たな“井上”ワールドを作り上げた。
注目は本作に主演する2人。主人公、十三(じゅうぞう)役には映画『あずみ』シリーズや舞台、ドラマと活躍が続く小栗旬。今回はイジメのトラウマを抱え続ける青年を熱演。その端正な風貌で女性を釘付けにしてきた小栗だが、別人格を生み出した弱さやコンプレックスを迫真の演技で表現する。その十三の別人格“13号”役を演じるのは、萬屋一門の風雲児、中村獅童。白濁したコンタクトや特殊メイキャップをし、冷酷で凶暴な殺人鬼13号を怪演。その怪人ぶりは“好青年”獅童を知る人にはかなり衝撃的かも? 本人も会見などで「好感度が下がりそうなので見ないで」と冗談にしているが、それだけにどんな悪役を演じているのか気になるもの。この2人がそれぞれの人格を演じ分ける“2人1役”というユニークな試みが、結果的に本作をリアルなサイコスリラーに仕立てているようだ。
邦画に欠かせぬ2人の注目俳優の“壊れっぷり”はこの映画でしか味わえない。
◆story…小学生時代のイジメの復讐の機会を伺っていた村崎十三(小栗旬)。かつて自分をいじめた赤井(新井浩文)が家族と暮らすアパートに入居し、さらに赤井が勤める建築会社に入る。十三の中に宿った別人格“13号″(中村獅童)は、徐々に凶暴性を増し、ついには十三の手に負えなくなっていく…。
監督:井上靖雄 出演:中村獅童、小栗旬、新井浩文、吉村由美他 メディア・スーツ配給/1時間55分/シネクイント、シネ・リーブル池袋他にて4月2日よりロードショー公開 【URL】http://www.rinjin13.com/
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