
vol.202
ミス・インターナショナルから女優へ ミュージカル『Annie』出演
川原多美子
青山劇場の舞台で、川原多美子が弾けている。2004年度のミス・インターナショナル日本代表として1年間活動した後、新たに足を踏み入れた芸能界。オーディションを受けて大抜擢され、今年20周年を迎えたミュージカル『Annie』に出演、ハスッパだけど憎めない女、リリー役を天真爛漫に演じている。新人ながら、舞台映えする天性の資質は抜群。歌も踊りも未経験でのスタートだから、1月から子役たちと一緒に稽古を重ねて初日を迎えた。
「初めてもらった拍手は感動的だった。本当にうれしいし、清々しい気持ちになれた。私の方がお客さんからエネルギーをもらうみたいで、お稽古の時には出来なかったことが出来るようになったり、今までと違う感覚が生まれてきて、本当に楽しいです」
本番後の劇場の片隅。インタビューに答える川原は、カーテンコールの感動がおさまらない様子で話す。この舞台の主役は子供だが、荻野目慶子、名高達男、岩崎良美など、ベテランも名を連ねる。
「今までテレビで見ていた時は、俳優の方々は演じているのが普通のように思えたけど、実際に接してみると、みなさん本当にすごい! だから暇さえあれば、“荻野目さ〜ん”って、いろいろ教えてもらってるんです」。もともと努力するのは苦にならない性格。学生時代はバスケットをやり、阿波踊りをやり、徳島に3度も踊りに行った経験がある。「熱いのが好きなんですよ。みんなで目的を持って何かを作り上げていくための努力は、全然苦にならないですから」。スタートは切られた。もうやるしかない、と心に決めた。「休みはいらない。あっても使い道ないから(笑)」。新人・川原の初舞台を見たある関係者は、「あのコすごいね、宝塚出身なの?」と評したそうだ。ミュージカル『Annie』は5月8日まで青山劇場にて。その後、大阪、名古屋公演も行われる。