
vol.206
日本人初のPRIDE王者がここから生まれる!?
新生・武士道は熱戦続出
PRIDE初の日本人王者が、この舞台から誕生する!?
中軽量級に特化して新たなスタートを切った「PRIDE武士道−其の七−」(22日、有明コロシアム)は、初参戦の現修斗ウェルター級王者・川尻達也が完勝するなど大きな盛り上がりを見せた。
全10試合のうち、判定決着わずか3試合。熱戦が続出した今大会のベストバウトは、メーンの五味隆典VSルイス・アゼレードで間違いないだろう。
五味は序盤、飛びひざやフックなど豪快な打撃で攻め込まれ、時おり動きを止められるなど苦戦を余儀なくされていた。しかし武士道が誇る「火の玉ボーイ」は、追い込まれた状況で本領を発揮した。
アゼレードの大振りなパンチを見極めた五味は、カウンターとなる左フックをヒットさせる。そして五味は立て続けに放った右フックでアゼレードを完全に失神状態に追い込み、1R3分46秒でKO勝利をもぎ取った。五味は試合が終わったにもかかわらず、レフェリーの制止を振り切って追い討ちをかけるエキサイトぶり。この結果イエローカードをもらうオマケはついたものの、五味はPRIDE参戦から継続中の連勝記録を「6」に伸ばし、エースとしての責任を果たす逆転勝利で会場を沸かせた。
秋からは73kg級、83kg級のグランプリ開催も予定されている武士道。ミドル、ヘビー級では「外国人天国」のPRIDEリングだが、この日の日本勢は5勝5敗。五味、川尻ら世界トップクラスの選手が集結するこの階級でグランプリが開催されれば、もしかして…。大会のネーミング通り、ナショナリズムを刺激する世界最高峰の戦いが今後、武士道のリングで展開されることになりそうだ。