美術館や博物館鑑賞が好きな人でも、お出かけの目的は、あくまでも“鑑賞”。1〜2時間の間、展示を楽しんで帰る、という人がほとんどでは。ところが美術館・博物館の中には、半日ゆっくり過ごせる場所が意外に多い。鑑賞しても数時間。そこからランチやカフェに行ったり、また別のお出かけスポットに行ったり、あちこち移動するのが面倒な雨の日こそ普段は通り過ぎてしまっていた館内施設を探検してみよう。展示室で鑑賞するという目的のほかに、さまざまなくつろぎ方、過ごし方ができる施設を持つところも少なくないのだ。 木場にある東京都現代美術館は、国内外の現代アートを常設展と企画展で鑑賞することができる大きな美術館。両方鑑賞するだけでも数時間かかる。ところがこちらは都の施設だけあって、学術的な利用法も充実しているのだ。両方の展示室を鑑賞して、レストランで一休みしたら、ぜひ立ち寄ってほしいのが美術図書館。鑑賞して沸いた疑問や、興味を抱いた作家のことをここで調べて過ごせば、鑑賞した以上の成果を得られるはず。恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館にも、写真・映像専門の図書室がある。もちろんそれぞれの美術館に特化した資料が揃っている。 その東京都写真美術館では、美術作品を“見る”だけでなく、話題の映画も“見る”ことができる映画館が併設されている。映画館と美術館というお出かけスポットが2つも揃っているのだから、こちらで半日過ごしてしまう人も多いのでは。映画を見ることができるのは、皇居前にある東京都国立近代美術館も同様だ。こちらは美術館だけでなく、工芸作品専門の工芸館、そしてクラシック映画を見ることができるフィルムセンターが敷地内に併設されている。ランチからカフェ、ディナーまで楽しめる本格レストランがあるのもうれしい。食事やお茶を落ち着いた雰囲気で味わえるのもミュージアムならでは。もちろんミュージアムショップも忘れてはならない。国立科学博物館や、ジョン・レノン・ミュージアムなど、普通の美術館ではお目にかかれないような専門グッズを販売しているところでは、ただの“おみやげ”以上のアイテムを手に入れることができるはず。 ちょっと雨宿りのつもりで立ち寄ったミュージアム。いつもは見過ごしていた穴場施設を除いてみよう。雨がやんでも居すわり続けてしまうかも。 ※開館情報はイベントなどにより変更の可能性もあります。観覧料金は展覧会ごとに異なる場合があります。