
vol.215
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| 上段左より豊原功補、チェ・ミンソ、吉田栄作、勝地涼、安藤政信、谷原章介 下段左より小滝祥平プロデューサー、トレヴァー・ジョーンズ、ウィリアム・アンダーソン、寺尾聰、中井貴一、真田広之、佐藤浩市、阪本順治監督、福井晴敏
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『亡国のイージス』
ジャパンプレミア
「ぜひ2回見てください」
「いや、3回目と5回目が一番面白いよ!」
27日、この夏の超大作『亡国のイージス』(30日公開)のジャパンプレミアが東京国際フォーラムで開かれた。多くのファンが待ちわびる中、出演者たちが次々とレッドカーペットに登場。観客に手をふるたびに歓声が起きる。全員での撮影を終え、開場へ移動を始めると、ファンの間から勝地涼に「リョウく〜ん!」という声が。それを聞き付けた真田広之、佐藤浩市、中井貴一らが、ファンを真似て渋い声で「リョウく〜ん」と勝地をからかう。中井が勝地の腕を取り、ファンに向かって手を振らせると、今度は真田が勝地の肩をつかみ、ファンの方へぽーんと押し出した。そしてひとりファンの前に立たされた勝地は、深々と頭を下げたのだった。「素晴らしい共演者の方々と関われたことを幸せに思います。この映画で、少しは成長できたような気がします」。先輩にかわいがられる後輩・勝地は、撮影の感想をそう言葉にした。
舞台あいさつで再び全員で登壇した出演陣も口々に“このチーム”での仕事は素晴らしかったと感想を述べた。「日本映画も、こういう作品を撮れるようになった。これは最初の一歩」と中井。「優しい目、厳しい目で見て楽しんでください」と佐藤。「2回見なきゃ本当の良さはわからない」と、原作者の福井晴敏が言えば、阪本監督は、「実は、3回目と5回目が一番面白いんです(笑)」。その間、客席からの名前を呼ぶ声援に苦笑する安藤政信や谷原章介を、余裕の笑顔で見守る大御所たち。終了のアナウンス後、期せずして全員で手をつなぎ、男たちはその手を高く掲げた。真田は舞台袖で、退場するひとりひとりとハイタッチ。そして最後は阪本順治監督とがっちりと抱き合っていた。
オールスターキャストで製作された見ごたえたっぷりの人間ドラマは、平和な今を生きるひとりひとりに「考える」ことを提起する。これはやっぱり複数回見るしかない! 7月30日より丸の内ピカデリー1他、全国松竹・東急系にてロードショー公開中