
vol.210
欧州王者撃破!ブラジルとドロー!!
ジーコジャパン予選敗退も世界が驚いたコンフェデ杯
各大陸の王者が集まるコンフェデレーションズカップの舞台で、ジーコジャパンが堂々の戦いを見せた。16日のメキシコ戦は1−2で惜敗したものの、続く19日は欧州王者ギリシャを完封し、1−0で勝利。迎えた22日の1次リーグ最終戦は、世界王者ブラジルとの戦いとなった。
試合は日本のチャンスからスタートした。キックオフ直後に、加地が右サイドを突破し強烈なシュート。これがブラジルのゴールネットを揺らしたものの、微妙なオフサイドの判定で「幻のゴール」になった。
思わぬピンチで火がついたブラジルは、「本気モード」に突入。素早いパス交換で主導権を握ると、前半10分、ロビーニョが先制弾を突き刺した。しかし、今のジーコジャパンはここで終わらない。前半27分、中村が見事なミドルシュートを決め同点に。その5分後にはロナウジーニョにゴールを許したものの、ブラジル相手に気後れすることのない戦いで、後半に望みをつないだ。
そして迎えた後半、勝たなければならない日本は、積極的に同点、逆転を狙っていく。後半13分には川口が顔面で決定的なシュートを防ぐなど、ジーコジャパンの気迫はブラジルを上回っていた。それが実を結んだのは、試合終了直前だった。
後半43分、中村のFKがゴールポストを直撃。跳ね返ったボールを、後半開始から投入されていた大黒がボレーで合わせ、再び同点に追いついた。その後、ロスタイムにも大黒が「あわや逆転」のシーンを作り出したが、結果は2−2のままドロー。決勝トーナメント進出を逃がした。ジーコ監督は「あの(加地の)ゴールが取り消されなければ、3−2で勝っていた」と、無念さを表した。それでも4バックが欧州王者、世界王者に通用するなど、結果以上の「収穫」を手に入れた満足感が、悔しさを語る表情からはにじみ出ていた。
「チームの精度を高めて、(ドイツに)戻ってくる」。指揮官は1年後のさらなる“サプライズ”を誓った。