今週のTOKYO HEADLINE
vol.216
(2005.08/08-08/14)
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BEAUTY vol.216

beauty empress

ビューティーエンプレス『美の帝国』
世界のセレブリティを魅了し続ける「ダミアーニ」

最高級宝飾とブラッド・ピットとの贅沢なコラボレーション

(文・取材/大津美彩緒)
 

ブランド・ヒストリー


 時を超えて、人々を魅了している自然美に宝石がある。特にダイアモンドを中心として、ルビー、サファイア、エメラルドのプレシャスストーンは、富と権力の象徴として歴史やロマンを創っている。太古の昔から、その国の最高位のシンボルとして、王冠、王位の笏(しゃく)、ローブなどを飾ってきたように、宝石は現代においても、人々の豊かさのシンボルである。

 昨年80周年を迎え、世界のセレブリティたちに高い評価を得ている宝飾ブランド・ダミアーニは、1924年にイタリアのヴァレンツァに起原を発する。ヴァレンツァは、イタリアにおいて最も数多くのジュエリー職人が集まる宝飾工房村である。
 創始者のエンリコ・グラッシ・ダミアーニの造るジュエリーは、優れた宝飾技法で顧客の要望を贅沢に表現。クラシックとトレンドを上手に持ち合わせた繊細なデザインとオリジナリティーあふれる作品は、傑作としてジュエリー業界のみならず、当時の貴族から注目を集めるようになる。
 ヨーロッパを中心として、名高いジュエリーブランドであることをさらに発展させ、“世界のダミアーニ”に到達させたのは、二代目のダミアーノ・グラッシ・ダミアーニである。
 ダミアーノは、1958年に父エンリコから小さなアトリエを譲り受ける。父の宝飾制作におけるオリジナル技法を受け継ぎ、貴族のためだけのジュエリーではなく、より多くの人々に注目されるように仕掛ける。
 ダミアーニコレクションは、日々の生活の中で、その日の服装やTPOに合わせてジュエリーを楽しむ成熟したイタリアンマダムから若い層まで人気が広がり、ライフスタイルの中で最も多くの人々から愛されるブランドとして確立。類まれなビジネス感覚と伝統、クオリティー、人柄の信頼性を裏づけに事業は目覚しい急成長を遂げる。
 1976年から宝飾デザインコンテストの最高峰であるダイアモンド・インターナショナル賞を受賞し続け、ついに、イタリア最大ジュエリーメーカーと銘打つ。

 このダイアモンド・インターナショナル賞は、1996年のダミアーノの急逝以降2000年までの間に欧米ブランドとしては、最多受賞の18回を誇る。
 1990年代に世界的ブームになった「白いジュエリー」※の仕掛け人は、ダミアーニであるといえる。1994年のホンコンライト、1996年のブルームーン、1996年のサハラ、1998年のホイールズは、その中でも代表作である。
 ダミアーニのデザイン特徴を、世界のセレブリティは、身につける人の個性を主張する存在感あふれるフォルムと時代の先を行く感性を取り込んだモダンで洗練されたデザインと称え、さらなる人気を得る。そして、イタリアの伝統的宝飾技法を駆使した完璧な手仕上げと、それゆえの優れた着用性に親子代々、魅了され続けているのである。

 ダミアーノの死後、3代目グィドー・ダミアーニが経営を引き継ぎ、世界主要都市にダミアーニ直営店ブティックを次々とオープンさせる。現在では、イタリア国内で6都市に直営、8都市にコーナー展開、ヨーロッパ3都市、アジア5都市、アメリカとグローバルなビジネス展開を開始。2004年、ニューヨーク出展も果たした。
 社名を2000年末には、ダミアーニ・グループと改めて、国際的に躍進している。
 ダミアーノの妻で会長のガブリエラ、長男でCEO兼社長のグィドー、長女で副社長兼クリエイティブディレクターのシルヴィア、二男で同じく副社長のジョルジオとファミリービジネスの結束は堅い。
 ビジネスのみならず、イタリア文化遺産の保護として、歴史的芸術作品や建造物の修復を援助するなど、社会に大きく貢献している。
 現在ヴァレンツァの工房には、先鋭クラフトマン約500名が働き、ダミアーニジュエリーの魅力であるクオリティーの高い立体的なボリューム感とフィット感、イタリア職人技の完璧な手仕上げ、伝統とモダンを融合、調和させた身につける人の個性と魅力を引き出す存在感あるデザインで数多くのコレクションを世界中に送り届けている。

※「白いジュエリー」=敷き詰めたダイアモンド、プラチナやホワイトゴールドなど、少し離れて見ると、全体的に白く輝いているように見えることから、白いジュエリーといわれる。



 

ブラッド・ピットとのコラボレーション「ディ・サイド・コレクション」


 ダミアーニのジュエリーは、前出のグウィネスはもちろんのこと、ペネロペ・クルス、日本においては、神田うのさん、松島菜々子さん他数多くのスターを飾るジュエリーであることで有名。

 ハリウッドセレブリティの代表的存在、ブラッド・ピットとダミアーニとの運命的な出会いは、副社長兼クリエイティブディレクターのシルヴィア・ダミアーニと遇うことから始まる。ブラッド・ピットは、ローマに滞在している際に、ダミアーニのブティックに立ち寄る。もともとダイアモンド・インターナショナル・アワードを受賞していることを知っていたブラッド・ピットは、以前からダミアーニジュエリーを大変気に入っていた。そして、当時の恋人の指輪を探すためにダミアーニ・ローマ店に入り、シルヴィアと出会う。その時に誕生したのが “プロミス”。さらに、ダミアーニの代表的なコレクションとなった“ディ・サイド”を共同制作する。同じデザインのリングを世界中のカップルのために制作し、ブラッド・ピットデザインのダミアーニジュエリーは、さらに注目を浴びることになる。そして新作を増やし続けるこのコレクションは、ユニセックスなデザインとして世界中の人々に愛されることになる。

 周知の通り、ハリウッド映画におけるブラッド・ピットのナチュラルで個性溢れる演技は、数多くの代表作品において大成功を収めている。文化のさまざまな分野において広く活動し、才能を発揮しており、特に造詣が深いのはデザインと建築学で、積極的に研究段階から技術面における知識や表現方法を学ぶ本格派。映画作品の俳優としての演技表現と同じように、豊かな感受性と創造性に素晴らしい才能を発揮している。アートをライフスタイルのあらゆるシーンに合わせて表現する姿勢は、研ぎ澄まされた特有のファッション・センスからも伺い知ることができよう。彼自身、ダミアーニの持つ独自のセンスは、自分と限りなく近いものとして深い共感を覚え、ダミアーニのジュエリーデザインやコレクションの企画制作に深く関わっていきたいと願い、その願いを数々の彼のジュエリー作品に力強く表している。

 “ディ・サイド”コレクションへのクリエーション意欲は、また特別なもの。昨年の5月16日、六本木ヒルズクラブにおいての80周年記念エクスクルーシブ・パーティーでは、グィドーやジョルジオと共に今後の活動やデザインについて熱く語り、ハリウッドスターのファッションリーダーとの贅沢で類を見ないコラボレーションの未来を、ますます楽しみにさせた。

 世界の先頭を行くファッションリーダーと共に、ダミアーニの革新的デザインと確かなクオリティーは、永遠にレッド・カーペットを歩く主役たちを魅了し続けるであろう。



 

ユベントスジャパンツアー2005


 積極的なイベント協賛活動は、常にビッグスケール。80周年記念では、もっともエクスクルーシブな地中海ヨットレースに出場。最大級である80フィートものダミアーニ社のヨットでのセイリングはまさに圧巻で、スピード、ダイナミック、パッション、most of allを表現し、ブランドクリエーションの壮大さを象徴させる。
 そして、世界的アーティスト、ルチアーノ・バヴァロッティのファイナル・ワールドツアー・イン・ジャパンを特別協賛。ダミアーニ社は、常に高いプレステージのブランドであるということを、そのスタイルとエレガンスを持ってイベント協賛という形で、巧みに表現している。
 今年は、「ユベントス ジャパンツアー 2005」のオフィシャルスポンサーを務める。スタジアムのVIP受付をダミアーニジュエリーで飾り、会場内大型ハイビジョンには、ブラッド・ピットのデザインで一斉を風靡した「ディ・サイド・コレクション」のCFを放映。6月1日・横浜Fマリノス戦(日産スタジアム)、6月7日・F.C.東京戦(味の素スタジアム)でユベントスが快勝。2005年新作「インフィニート」コレクションのラウンドシェイプペンダントと「ディ・サイド」コレクションのオニキスペンダントを、チームの選手全員に贈呈してツアーを盛り上げる。本国からCEOのグイドー、女優の杉田かおるさん、豊田真帆さんの手から各戦のチーム選手に渡され、「ユベントス ジャパンツアー 2005」は一際注目を集めることになった。
 そもそもダミアーニ社では、親子3代続くユベントスチームのファン。スポーツ観戦といえばサッカーで、幼少のころからの憧れのチームである。片やジュエリー、そしてサッカーと戦う世界は違いながらも、厳しい世界で勝ち残ったイタリアが誇る伝統の象徴といえよう。

 世界でも3本の指に入る有名なデザイナー、Reichel&PughとMaCognaghy のヨットのデザインと設計。レースのクルーには、同じく世界的に有名なセイラーのM.Cicchetti(世界タイトル8冠)、De Luca(世界タイトル2冠、ヨーロピアンタイトル8冠、アメリカズカップのタイトル、30年間にわたるオリンピック出場)、N.Clelon、V.Vascotto、A.Barovierというそうそうたるメンバーが名を連ねる。



常にアドバタイジングを飾るセレブレブリティたち
 時代をつかむダミアーニ“スピリッツ”は、第三世代である現在のCEO兼社長のグィドーに引き継がれ、さらなる発展を続けている。セールスプロモーションの要として、特にアドバタイジングに関する戦略は、革新的かつ行き過ぎない品格あるヴィジュアルが注目されている。国際的スターの起用による広告宣伝は、1998年から2年間、ヨーロッパをはじめとして、コスメティックブランドのカバーやミラノコレクションのマヌキャンとしても活躍していた話題性のあるスター、イザベラ・ロッセリーニを起用。2000年には、ブラッド・ピット、2001年キアラ・マストロヤンニ、ナスターシャ・キンスキー、ミラ・ジョヴォヴィッチ、2002年ジェニファー・アニストンと続く。

 リンドバーグをはじめとする、名立たる超一流カメラマンが収めた広告ヴィジュアルは、たった一枚の写真にもかかわらず、ダミアーニが打ち出すその年のクリエーションと常にカバーを務める世界的大スターが醸し出す演技力で、見る者にさまざまなロマンスやストーリーを想像させるスリリングなもの。スターが身に着けるジュエリーを強調しながらも、スター自身の演技力ある表情や、人の手や顔の一部分や小物使い、時には被写体全体を写さないことによって、さまざまなイメージをかき立てさせられる。

 2004年から、グウィネス・パルトロウをカバーに迎えた。グウィネスがワールドワイドな広告キャンペーンに起用されるのは初めてのことで、2004年以降の数年間はダミアーニのミューズであり、スポークスパーソンとしての活躍が期待される。

 春のアカデミー賞授賞式で、彼女がダミアーニジュエリーを身につけて、式典を輝かせた。そこでダミアーニが、名誉と共に世界中から注目を浴びたことは記憶に新しい。


エレガントの迷宮--あなたのライフスタイルに光を注ぐメッセージ

神様に願いを叶えてもらうために…

 表参道の交差点を渡り行く人を眺めながら、神様の真似をしてみる。一人一人に向かって、「あなたが、今日も幸せでありますように」と。

 これは、大変な労力である。神様なら機敏に、目に入る人全員に向けて、あっという間にパワーを注ぐことができるのだろうか? 緊急事態で我先に願いを叶えたい人は、どうすれば良いのか…。私は、輝かせることをオススメする。

 まずは、見た目。光ものを身に着けてほしい。極端な例をいえば、交差点で金のスーツを着て歩く。その時、心臓発作で倒れたら、神様が周りの人に素早くそれを察知させることができる。当然、早い救助が可能になる。顔も、夏なら身体もツヤを出すようにする。清潔感のあるツヤ肌は、健康的で美しく、周りの人に好感を与える。女性ならラメを使ったメイクを施し、唇はいつもグロスでツヤツヤに。男性もムースやワックスで髪にツヤを出すようにしたい。ツヤは光を放ち、目立つことで、生命力や前向きさを表現できる。毎日自分を光るようにするのは、意外と手間や勉強、センスが必要。会社などの組織、人間関係、TPOに合わせた光を放つ必要がある。同類の人間に嫌われては、神様どころの話ではない。

 努力の結果、いつの日か内面からも光を放つようになり、間違いなく神様に素早く願いを聞いてもらえると思う。


大津 美彩緒 おおつ みさお

元ファッション専門誌エディター。フランス留学後、最先端美容医療、化粧品・サプリメントの企画開発プロデューサーとして活躍。イベントやコラムの執筆でエレガントなライフスタイルを推奨。女性のためのポータルサイトBeauty・fan:http://beauty-fan.netでは、真摯なオピニオンが人気となり、首都圏2万人の女子大生の美のお姉さま役に。
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