
vol.216
『エリザベスタウン』で現代劇初主演
オーランド・ブルーム来日!
「剣を使わず、馬にも乗らず、鎧を着なくても済む作品で、そのうえ監督がキャメロン・クロウ。こんな素晴らしいことはないよね」。初めての現代劇に主演するオーランド・ブル−ムは、10月公開予定の主演作『エリザベスタウン』への出演についてそうコメントした。オーランドは現在、バハマで『パイレーツ・オブ・カリビアン』の2と3を同時に撮影中。その合間をぬい、同作のプロモーションのために来日。成田空港では、つめかけたファンに延々とサインを続けたオーランドだが、「本当はもっとたくさんの人にサインをしたかった」と話すなど、ファンに対する気持ちは人一倍。3日に行われた記者会見でも、ファンへの感謝の気持ちを言葉にした。「僕は演じることを心から愛しているけど、それができるのはファンのおかげだと思ってます。『キングダム・オブ・ヘブン』そして今回の『エリザベスタウン』と、まだ若い僕が主役を演じることができるのは、ファンが僕を応援してくれているから。僕をキャスティングすれば、きっと多くのファンが見に来てくれる。製作サイドの人たちもそれを狙っている部分はあると思う。だから僕は、本当にファンのみなさんに感謝しているんです」。
さまざまな質問が飛び交う会見だったが、その笑顔でファンだけでなく集まったマスコミ陣もとりこにしたオーランド。
お気に入りのシーンを聞かれると、相手役のキルスティン・ダンストと「墓地を歩く場面」と前置きし、「歩いてる途中で虫の死骸を見つけて、それをキルスティンに見せたんだ。その後、枯葉を拾ってくしゃくしゃにして、いたずらでキルスティンの服の中に入れたら、彼女はさっきの虫だと思って本気でキャーキャー驚いたんだよ。それは演技の場面じゃなかったんだけど、監督がカメラを回していて、使われちゃった。だからあれは完全なアドリブなんだよ(笑)」といたずら好きな一面も見せた。
同作は、仕事を解雇され、恋人に別れを告げられ、あげくは父親を亡くし、生きる気力をなくした男が、故郷への帰路に出会う人、遭遇する出来事を通して再び人生を取り戻す物語。笑いと涙の豊潤なストーリーテリングに関しては天才的と称されるクロウ監督が、独特のスタイルで見事に人生の機微を描きだした。「どんな人でも、失敗したり、家族を亡くしたりという経験はあると思う。だから誰もがこの主人公に感情移入できるし、そこからどうやって立ち直るか、自分の人生をどう生きるかを考えられる作品だと思う」とオーランド。旅するシーンで、ケンタッキーの美しさを満喫したオーランドは、撮影後、愛犬とふたりで車でロスまでドライブして帰ったそうだ。10月の公開までもう少しお待ちを。