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left:桐島ローランド
ニューヨーク大学写真科卒業後、フォトグラファーとしてファッションや広告など幅広いシーンで活躍中。30歳の記念に、オートバイで47都道府県を巡った“チャレンジャー”でもある。
right:レーサー鹿島
東京FM他の局アナを経てマルチプロデューサー、パーソナリティーへ。米国の頂点インディまで一歩のIRLプロシリーズを走るレーサーでもある。『TRD
Driver's Meeting』:公式サイトwww.toyota-trd.jp
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vol.219
SPECIAL DIALOG DOUBLE TIMER
フォトグラファー桐島ローランドのダブルタイマーなライフスタイル。
オンとオフ……誰しもが心の中に持つ二つのタイマーをきっちりと使いこなし、妥協のない人生を謳歌する、それがダブルタイマーというライフスタイル。フォトグラファー、桐島ローランドのバイクライフは、まさにダブルタイマーそのものだった。レーサー鹿島が桐島の“ダブルタイマー”に迫る。
「転んで出来たあざを見て、思わず微笑んだ
……生きていることを実感してね」
今年の夏、僕と桐島ローランドはオートバイの耐久レースに2度目の挑戦をした。栃木県の「ツインリンクもてぎ」を舞台に今年で8回目を迎えた「もて耐」(もてぎオープン7時間耐久ロードレース)は“世界最大級の草レース”の異名をとるアマチュアライダーにとって憧れのビッグイベント。日本中から150チームが集まりヒートアップした。
一昨年の暮れ、真新しい革ツナギを着てピカピカの1000ccバイクでサーキットを走る有名フォトグラファーを見かけて声を掛けた。「あの日がサーキットデビュー、最新のスポーツバイクを買ったばかりで、単純にうまく操りたくて」。同い年のバイク好きと分かり、さっそくパーソナリティーをつとめるFMラジオ番組へゲストとして招いた。
そこでローランドが「36歳、年男の記念に一緒にオートバイレースに出ませんか?」といきなり提案、情熱に引き寄せられるように「やろう!」とオンエア上で即答してプロデュースを引き受けた。不安と緊張の中で迎えたデビューレースは31位完走、ゴールを担当したローランドのうれし涙を思い出すと今でも胸が熱くなる。
2年目の今年は、「ダブルタイマー」というコンセプトを掲げて参戦した。
オンとオフ……誰しもが心の中に持っている2つのタイマーをきっちりと使いこなすことで、オンとオフの両サイドをより充実させようとの僕の思いを込めた。
「仕事ばかりの毎日で、オンとオフの切り替えも中途半端、堕落した人生を送っているなあと、このままじゃヤバイと不安に感じてた」ローランドは、「レースをやるようになって、ジムに通ってまず痩せた(笑)。体力もついた。あと、以前は小心者で仕事上のちょっとしたトラブルに慌てることも多かったけど、最近は度胸が据わったのか、大きな心でゆとりが持てるようになった」と語る。
“オン”のグレードアップと並行して、“オフ”のレースでも驚異的なスピードでタイムアップを果たしている。今年の予選では昨年のタイムを4秒も短縮、そのタイムはセミプロ級で、プロライダーや関係者を唸らせた。「今、すごくオンとオフのバランスがいいからね」
チームメンバーは、我々とバイク雑誌『MOTO NAVI』編集長で本格レースデビューの河西啓介、プロライダーでジャーナリストでもある丸山浩といういずれも「ダブルタイマー」な4人。20位グリッドからスタートした決勝は、昨年を遥かに上回る速度と安定感で17位フィニッシュ。僕がチェッカーライダーを担当したが、まるで優勝チームのようなガッツポーズで迎えられた。
「もて耐」後、ローランドはさらなる冒険にチャレンジ。8月9〜14日に開催された「モンゴルラリー」、なんと海外ラリーである。正式名称は「北京−ウランバートル インターナショナル・クロスカントリーラリー」、モンゴルの大地を6日間走り続ける過酷なラリーに何を求めて参戦したのか?
「トップライダーたちはサーキットを速く走るためにオフロードでも練習している、だから俺もやってみようかと。オフロードバイクを手に入れたら大会に出たくなって、気がついたらエントリーしちゃってた」
事前の練習はわずかに3日、よくぞ無事で帰ってきた。
「かなり危ない3回を含めて10回は転んだ。だけど、転んでできたあざを見て思わず笑った、思えばもう20年以上も擦り傷すら負わない生活を送ってるから、生きてるなあって実感してね。正直ちょっとうれしかった」
ラリーをよく知る誰もが無謀と心配した初の海外ラリー、終わってみればなんとクラス3位入賞の快挙! 恐れ入った。
帰国直後でまだ本業のカメラを手にしていないという。
「見たことも無い朝夕の綺麗な景色の中、いつ何が目の前に現れて、何が起きるか分からない恐怖と緊張感の連続……今まで見えなかったものがファインダー越しに見えるかも知れない」と目を輝かせる。
「36歳、年男の記念に」と一緒にオートバイレースにデビューした同い年の男が、随分遠くへ行ってしまったものだと若干のジェラシーを感じながら、今後の作品が待ち遠しくてたまらない。
(取材・文/レーサー鹿島)
Moto
GP日本グランプリ開催 王者ロッシに、玉田、中野が挑む!
“ローマ法王と首相の間に位置する人物”と母国イタリアで比喩される人気ライダー、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が今年も日本へやってくる。
世界最高峰のオートバイレース「2005 Moto GP世界選手権シリーズ第12戦 日本グランプリ」は、9月16〜18日、栃木県のツインリンクもてぎで開催される。見どころは、5連覇を狙う王者ロッシ対日本人ライダーの真剣勝負。昨年、地元もてぎで感動の優勝を飾った実力派の玉田誠(ホンダ)、同じく3位に入ったイケメン中野真矢(カワサキ)の意地をかけた熱走に注目したい。紳士と野性をあわせ持つトップライダーたちが醸し出すセレブな雰囲気と最高峰の躍動感をぜひサーキットで味わってほしい!
Moto GPの裏側を描く『FASTER』
Moto GPの裏側に初めて足を踏み入れた話題のドキュメンタリー『FAS TER』がいよいよ日本で公開!
監督:マーク・ニール 出演:ヴァレンティノ・ロッシ、マックス・ビアッジ他 ナウオンメディア配給/1時間43分/テアトル新宿にて9月10日(土)よりレイトショー
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| 極限のスピードに挑み、観客を心酔させるMoto GPが、9月16日から18日までツインリンクもてぎで開催。このGPに、本紙読者10組20名の方をご招待!(18日のみ有効/指定席券付)。また、ドキュメンタリー映画の傑作『FASTER』にも、本紙読者10組20名をご招待。 プレゼントはコチラから |
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てんぷら油で? レースカー走る!
“てんぷら油”で走る異色のレースカーが、8月15日、静岡県の富士スピードウェイで行われた10時間耐久レース「富士1000kmレース」で、驚きのクラス2位入賞を果たした。
「C-FUELエコレーシングチーム」のレースカー、トヨタカローラランクスは、ドイツ仕様のディーゼル車で、燃料はC-FUEL(バイオディーゼル燃料)。家庭や飲食店から回収する“てんぷら油”を精製したリサイクル燃料である。聞き慣れない燃料だが、環境問題への意識が高い京都市では3年前からごみ収集車や市バスなどで使用され、昨年6月には市が運営する精製プラントも開設された。
世界初のレース挑戦となった6月の「もてぎJOY耐」では、元F1ドライバーの片山右京やレーサー鹿島らがステアリングを握り7時間を完走、そして今回、2度目のチャレンジで見事表彰台を獲得した。
温室効果ガスや黒煙を削減、酸性雨の原因となる硫黄酸化物をほとんど発生しないクリーン燃料とモータースポーツのコラボレーションは、車社会の未来を占う挑戦として世界から注目を集めている。
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