
vol.219
芸術の秋+秋祭り=「秋の映画祭」特集
9月になれば、芸術の秋はすぐそこ! 毎年恒例の人気映画祭からユニークな注目上映イベントまで、この秋注目の映画祭をピックアップ!
世界各国からさまざまな映画が集まってくる世界でも有数の映画都市、東京。映画に目の肥えた東京人なら、ロードショー作品だけで満足してはいけません。期間限定で、めったに劇場鑑賞できない作品や、まだ日本ではロードショー公開されていない作品が上映される映画祭こそ、しっかりチェックしてみよう。未公開作品、レア作品に出会えるだけでなく、トークイベントや出演者、監督の舞台挨拶などなど、スペシャルなお楽しみが盛りだくさん。有名ドコロでは東京国際映画祭や、東京国際ファンタスティック映画祭があげられるが、それ以外にも、さまざまな映画祭が開催されるので、これはチェックしておきたいところ。昔見たことのある懐かしい映画に再会したり、友人知人も見たことのないレア作品に出会ったり。芸術の秋を楽しむなら、映画祭は絶対ハズせないぞ!
アジア海洋映画祭 イン 幕張
9月2日(金)〜4日(日)
映画祭のなかには、こんなユニークなコンセプトを持ったものもある。こちらは「海」をテーマにした日本で初めての国際映画祭。アジア各国の海に関わる秀作映画6本がコンペティションに出品、上映される。同時多発テロの影響で観光客が減ってしまったセブ島のツアー・コンダクターの物語『もう一度』。ロカルノ国際映画祭でワールド・プレミア上映され大反響を呼んだ、ある少年のロードムービー『バッファロー・ボーイ』。台湾インディーズを代表する女性監督による感動作『あの夏の日の浪声』。閑散とした冬場の海辺のリゾート地を舞台に、死を願う売春婦と地元の警察官の心の交流を通して現代中国の現実を見つめる意欲作『海鮮』。香港、ベトナム、フィリピン、タイなど、アジアから海をテーマにした映画たちが集まった。コンペの他にも、学生による海に関わる短編ビデオ作品の上映・コンペティション、トークショーなども合わせて開催される。
【会場】シネプレックス幕張、幕張メッセ国際会議場
【チケット】入場料:1作品1000円
【問い合わせ】アジア海洋映画祭イン幕張実行委員会 千葉テレビ放送内事務局:043-231-3116
【URL】http://www.amffm.net/
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東京国際ファンタスティック映画祭2005
10月13日(木)〜16日(日)
今年も“ファンタ”の季節がやってきた! 毎年、世界中から刺激たっぷり、個性バリバリの作品が集合する、東京国際ファンタスティック映画祭。今年はどんな“ファンタスティック”な作品が登場するのか!?
まず、期待のオープニング作品は、昨年日本中の度肝を抜いたスーパー・ムエタイ・アクション『マッハ!』のチームが贈る、超絶アクション最新作『トム・ヤム・クン』。舞台をオーストラリアに移し、ゾウの密輸団に、ムエタイ超人トニー・ジャー演じるヒーローが戦いを挑む。前作を超える驚愕のアクションが炸裂だ。もちろんクロージング作品も見逃せない。ソ連崩壊後のロシア映画界に革命を巻き起こしたとまでいわれる、ロシアのスタイリッシュ・ホラー『ナイト・ウォッチ』。2004年のアカデミー賞でも外国語部門にノミネートされたヒット作。その他のラインアップも刺激的。『24』のエリシャ・カスバート、超セレブのパリス・ヒルトン出演の“館系”ホラー『蝋人形の館』、クリスティーナ・リッチ主演のホラー『カースト(原題)』、昨年全世界で話題を呼んだ『SAW』を思わせる新感覚スリラー『フリーズ・フレーム』。他にも注目作品は目白押し。ファンタの刺激を体感すべし!
映画祭「ドイツ時代のラングとムルナウ」
9月10日(土)〜19日(月)
6月に開催された「ドイツ映画祭2005」に続く、「日本におけるドイツ年」の映画企画第2弾。今回はドイツを代表する巨匠、フリッツ・ラングとF.W.ムルナウに焦点を当て、巨匠2人がドイツ時代に生み出したサイレントの秀作を上映。しかも各作品とも、サイレント上映と、無声映画伴奏の第一人者によるピアノ演奏つきでの上映があるのもうれしい。
フリッツ・ラング作品は、あの名作『メトロポリス』をはじめ、大作叙事詩『ニーベルンゲン』、月旅行を描いたSF『月世界の女』、オペラ「蝶々夫人」を翻案した幻の作品『ハラキリ』など、価値ある作品がズラリ。ムルナウ作品では、18世紀フランスを舞台にしたリアリズムの秀作『タルチュフ』、数あるドラキュラ映画のなかでも最高峰とうたわれる『吸血鬼ノスフェラトゥ』、ドイツ時代最後の作品『ファウスト』など、こちらも超豪華なラインアップだ。
【会場】有楽町朝日ホール
【チケット】当日:一般2200円 学生・シニア2000円
【問い合わせ】9月9日まで…ドイツ映画祭事務局:03-3265-1979 9月10日以降…ドイツ映画祭会場直通:03-3216-2690 ※映画祭開催期間中のみ
【URL】http://www.asahi.com/event/lm/
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ブラジル映画祭
9月2日(金)〜11日(日)
衝撃作『シティ・オ ブ・ゴッド』をはじめ、近年日本でも注目が高まるブラジル映画。そんなブラジルの最新映画が、30作品以上も上映される、注目の映画祭。長編映画では2000年から2004年までの公開作品をピックアップ。リオデジャネイロ市の新聞記者の騒動を描いたアクションコメディー『レデントール』。コパカバーナ海岸にあるアパートメントで暮らす人々の日常を、7日間かけてフィルムに収めたユニークなドキュメンタリー『エジフィシオ・マスター』。他にも短編映画やアニメーション、人気アーティストたちのミュージッククリップまで、今のブラジルをリアルに伝えてくれる作品が大集合だ。
第18回東京国際映画祭
10月22日(土)〜30日(日)
海外のセレブ俳優の来日も注目される秋一番の映画祭。世界12大国際映画祭の1つに数えられるだけに、期待も膨らむ。オープニング作品はチャン・イーモウ監督、高倉健、中井貴一らが出演する、日中最高のスタッフが結集した『単騎、千里を走る』。コンペ作品も16作品(予定)のうち5作品が決定した。空中ブランコに見せられた青年の『バイ・バイ・ブラックバード』、アーロン・エッカート出演の『女たちとの会話』、1938年のベルリンを舞台にヒトラーに心酔する乙女の苦悩を描いた『ヒトラー・カンタータ』、チリの22歳の新人監督による注目作『落第』、エンリコ・オルドイーニ監督作品『13人のテーブル』。続いて決定するコンペ出品作にも注目したい。ちなみにコンペティションの国際審査委員長は、中国映画の巨匠チャン・イーモウ(写真)だ。また、今年は新企画として、ゲーム、アニメ、マンガのキャラクターによるパフォーマンスやグッズ販売などが行われる「TIFF in AKIHABARA 秋葉原エンタまつり」を開催。世界中からOTAKUが集まったりして。
今年はどんな作品、俳優、監督たちがやってくるのか、今から楽しみ!